2009/12/23

世田谷一家殺害事件再考その87(警視庁新情報公開)

毎年年末になると、捜査本部から新しい情報が流されるのですが、今年はひと味違うようです。
何か動きがないかと警視庁のHPを見てみると、ここ数年更新されていなかった、この上祖師谷三丁目一家4人強盗殺人事件のページが更新されている事に気づきました。

驚いた事にページの先頭部分に今まで発表された情報を4ページにまとめた、PDFファイルがリンクされています

この内容がちと、今までの警察発表では考えれない程詳細です。
遺留品についてもいままで、同じページで公表されていましたが、このPDFには、品物の値段や製造時期まで書かれています。

 

私は以前から、報道情報を警察がまとめて発表してくれれば情報の混乱が無いのにと思っていましたが、それが現実になったようで、非常にうれしいです。

とりあえず、今回一番うれしかったのは例の蛍光染料についても書かれており、「商品名」が出ていました。

どうも、ネットで調べてみても、ローダミン6とか出てきて何のこっちゃ、と思っていたら、ネット上で出ているのがこの商品名でした。

これで、こちらの調査も進める事ができます。

この事件に興味のある人はぜひ、このPDFをお読みください。捜査本部の意気込みを感じます。

さて、事件から9年が過ぎようとしています。
この事件を考えようと始めたこの「ASKAの事件簿」も、もう5年になります。
この機会にもう一度、この事件をゼロから考え直してみようと思います。

今回注目のPDFにも犯人の行動については書かれていません。
逆に言うと、いままで報道された犯人の行動についての情報がそれほど正しくない可能性もあります。
この事件簿を始めた頃の私は報道された情報を比較的正しい物として受け入れていた傾向があったかもしれません。

進入路が2階風呂場の窓と言う事をそれほど疑っていなかったと思います。
ですが、この5年間、いろいろな事件を追ってきた事で報道情報がそれほど正しくないと言う事も分かりました。

もう一度、ゼロからこの事件を考え直してみようと思います。

そこで、みなさんにお願いがあります。
この事件に関係ない事でもかまわないので、情報を提供していただけないでしょうか?
例えば、蛍光染料ですが「こんな事に使っています」とか蛍光染料を扱う時に「こんな道具を使っています」とか。

あるいは、被害者のみきおさんは「こんな趣味もありました」とか「こんな仕事もしてました」なんて事とか、事件に直接関係ない情報でも気づいた事でかまいませんので情報提供をお願いいたします。

| | コメント (13)

2009/12/08

東京都武蔵村山女性殺人未遂事件

東京都武蔵村山市で8月、道路に張られたロープに原付きバイクの女性が引っ掛かり重傷を負った事件で、殺人未遂容疑で逮捕された米軍横田基地所属米兵の子供4人(15~18歳)のうち、高校1年の少年(15)が「車やオートバイを運転する人のびっくりする顔が見たかった」と供述していることが、警視庁組織犯罪対策2課への取材で分かった。

組対2課によると、4人は基地内にある高校の在学生と卒業生で、少年3人と少女1人。警視庁は11月24日に逮捕状を取り米軍側に少年らの引き渡しを求めていたが、今月5日に逮捕した。横田基地側は「上官の承認を得るのに時間がかかった」と説明しているという。

 

今年6月以降、現場付近で同様に道路にロープが張られたり、工事用のカラーコーンが置かれたりするいたずらが5、6件確認されていたことがわかった。

けが人は出ていないが、警視庁は関連を調べている。

同庁幹部によると、同庁がこれまでに確認したのは、女性会社員が重傷を負った事件同様、道路をふさぐようにロープが張られたケースや、道路の中央部にカラーコーンが置かれたり、道路に鉄くずがまかれたりしていた事案という。

発表によると、逮捕されたのは、同基地内在住の無職少年(18)と男子高校生(15)、同市在住の女子高校生(17)と男子高校生(15)の姉弟。

無職少年は基地内の米軍家族向け高校の卒業生で、ほかの3人は同校に在学する遊び仲間だった。調べに対し、4人は現場にいたことは認めたうえで、無職少年は「4人で相談してロープを張った」と、男子高校生は「無職少年が張った」と供述。姉弟は「自分たち以外の2人がロープを張る様子を一緒に見ていた」と、それぞれ食い違った説明をしているという。

 

15歳から18歳なら、普通にケガをする事ぐらい予想できるはずだよね。
「びっくりする顔が見たかった」と言われても、「本気で言っているの?」と聞き返したくらいだ。

逮捕に時間が掛かっていたので、逮捕できないのではないかと少々心配してましたが、逮捕できてよかった。

| | コメント (1)

2009/12/06

兵庫県加古川市女児殴打事件

12月6日、小学1年の女児(6)を殴り重傷を負わせたとして、兵庫県警網干署は傷害容疑で同県加古川市平岡町新在家のアルバイト工員、男性容疑者(30)を逮捕した。

同署によると、「間違いありません」と容疑を認めているという。

逮捕容疑は9月19日午後0時25分ごろ、同県姫路市網干区興浜の市道で、近くに住む女児の腹部を2回殴り、肝臓から出血する重傷を負わせたとしている

容疑者は自宅前で遊んでいた女児の腕を引っ張り、女児が逃げたため約50メートル追いかけて殴った。女児との面識はなかったという。

同署によると、姫路市などでは9~10月中旬にかけて、別の女児ら3人が腹部を殴られる同様の事件が起きており、関連を調べるとの事。

殺人事件ではないがちょっと、気になる事件です。
なにしろ、場所があの加古川ですからね。

続報を待ちましょう。

| | コメント (1)

福岡市博多区女性変死事件

10月25日午前4時ごろ、福岡市博多区博多駅南のマンションで女性が死亡しているのを福岡県警の捜査員が発見する事件が起きている。

 

県警によると、同日午前1時半ごろ、名古屋市の中署に男性(27)が現れ、届け出た。同署から連絡を受けた福岡県警の捜査員がマンション12階の男性の部屋を調べたところ、ベッドの上にあおむけの状態の女性の遺体が見つかった。
腐乱し死後かなり時間が過ぎているとみられるという。県警は捜査員を中署に派遣し男性から事情を聴くとともに、女性の身元確認と死因の特定を進めている。

 

マンションは13階建てでJR博多駅の約2キロの住宅街。

福岡県警博多署は10月27日、遺体の身元を死体遺棄容疑で逮捕された無職男性容疑者(27)の妻(26)と確認した。
妻は胸の骨などが折れ、やけどの跡があったことなどから、同署は容疑者が暴行を加えた疑いもあるとみて、殺人や傷害致死容疑も視野に捜査している。

福岡県警捜査1課などは12月5日、妻に熱湯をかけるなどの暴行を加えて殺害したとして、殺人容疑で、夫の無職男性容疑者(27)=死体遺棄などの罪で起訴=を再逮捕した。

同課によると、「お湯をかけたが、死んでもいいとは思わなかった」と殺意を否認しているという。同課は、容疑者が3年にわたり日常的に妻に暴行を加えていたとみて調べている。

逮捕容疑は、博多区博多駅南の自宅マンションで9月19~20日、妻と口論となり、顔を殴ったり、体にやかんの熱湯をかけたりするなど2度にわたり暴行。
重度のやけどを負わせたのに放置し、27日ごろにやけどによる敗血症などで死なせた疑い。 

容疑の通りなら、酷い・・・酷すぎると言っていい。
何が酷いと言えば、重傷の被害者を死ぬまで放置した事だ、文字取り死ぬまで苦しみぬいたその苦痛は想像を絶するだろう。

捜査の行方に注目しましょう。

| | コメント (0)

2009/12/03

千葉英会話講師殺害事件その13

続報と逮捕後の様子です。
1)12月2日、殺人と強姦(ごうかん)致死の両容疑で再逮捕された。
遺体から採取した体液を鑑定したところ、DNAの型が容疑者のものと一致したとの事。

2)11月10日に逮捕後、県警の取り調べに黙秘している。

3)逮捕後2週間以上もお茶などを飲むだけで絶食を続けてきたが、同24日から食事を取るようになった。弁護士からパンを差し入れられて食べる事もあるようだ。
食事は逮捕されてから13日間とらず、医師から1度、栄養剤を注射された。しかし11月24日昼に出された和食弁当を初めて平らげ、それ以降は毎回食事を取っているという。

 

4)取り調べに対し、容疑や事件についてはうつむいて黙秘してきた。身上などについては逮捕直後は短く答えていたが、今は何も話さない。接見した弁護士によると、差し入れたノートに取り調べの内容を書き込んでいるらしい。

5)県警は健康状態を観察する必要があるとして、同日に行徳署から千葉市内の拘置施設に身柄を移した。現在の健康状態に問題はないらしい。

さて、こんなところですね。
予想はしてましたが容疑に強姦致死がつきましたね。
相変わらず、黙秘しているようです。

逮捕後の絶食の件はちと、興味深いですね。
容疑者の性格を物語っていると言うか・・・

ホントにそのまま餓死するつもりなら、文字通り死ぬまで続ける事もできた。
もちろんそんな事を警察が許すはずもないので、医学的な栄養補給はするでしょう。

だけど、結局は心が折れて、食事を取り始めますよね。
多分、絶食の件は逮捕後に思い付いて実行したんでしょう。良く考えればそれで状況を大きく変える事などできないからね。

ノートの件もそうですね。冤罪事件などでどんな取り調べがあったのかを記録しておくケースはあると思うけど、こんな酷い取り調べでしたとかね。
ただ、今回の事件の場合はそういう目的ではないだろうね。

容疑者は「臆病」で「短絡的」なタイプなのかな?
(容疑者を誹謗中傷しているわけではありません。)
今後の対応に備えてやれる事をやろうとして、思いつきで行動しているように見える。
それは、逃亡中の行動にも出ているんじゃないかな。

参考リンク
千葉英会話講師殺害事件その12

| | コメント (12)

2009/11/28

大阪府阪南市老夫婦殺害ドラム缶遺棄事件

11月25日午前11時ごろ、大阪府阪南市新町の駐車場で、ドラム缶に入った成人男女の遺体が発見される事件が起きている。

駐車場の管理人の男性(58)から「駐車場に見慣れない車があるので来てほしい」と府警泉南署に通報があったらしい。

署員が駆けつけたところ、シャッターで閉じられた屋根付き駐車場の中に車が止められ、そばにドラム缶2本があり、中からそれぞれ成人の男女とみられる遺体が見つかったとの事。

府警捜査1課は26日、5年前に行方不明になった大阪府和泉市府中町の元繊維製品販売会社社長の男性、当時(74)と妻当時(73)と確認した。

殺人・死体遺棄事件として泉南署に捜査本部を設置。捜査本部は被害者の乗用車を盗んだとする窃盗容疑で、知人だった建設作業員の男(42)を逮捕した。

男は被害者夫婦の家出人捜索願が出された3日後、車庫の賃貸契約をしており、男から当時の経緯を詳しく聴いている

捜査本部によると、男は被害者夫婦の失跡が発覚した平成16年12月4日ごろに、夫婦の自宅にあった乗用車を盗んだ疑いが持たれている。この乗用車は遺体が発見された阪南市新町の車庫に放置されているのが見つかった。

26日に行われた司法解剖で、歯の治療記録から身元を確認。
死因はともに鈍器で頭部を強打されたことによる脳挫傷との事。
被害男性は頭蓋骨(ずがいこつ)が砕けるほど殴られ、妻は頭蓋骨だけでなく、肋骨(ろっこつ)を数カ所、右大腿(だいたい)部の骨も折れていた
死亡推定時期は平成16年12月ごろだったようだ。

捜査本部などによると、被害者の長男が16年12月4日に、被害者宅を訪ねたところ、妻とともに姿が見えず、隣接する事務所には数カ所に血痕があったため、和泉署に家出人捜索願を提出したとの事。

この3日後の12月7日には、遺体が見つかった阪南市新町の車庫の管理人宅に、知人の男が「車庫を借りたい」と事前に電話してきたうえで訪問したようだ。
保証金と1カ月分の賃料計6万2千円を支払い、車庫のかぎを受け取ったという。男はその後、賃料を支払うことなく連絡が取れなくなった。鍵も返さなかったらしい。

この車庫は今月になって新たな借り手が見つかったため、管理人らが中を調べたところ、見慣れない乗用車とドラム缶を発見したようだ。
府警が25日、ドラム缶から砂とともに詰められた男女の遺体を発見。中身が3分の2ほど残った砂袋も車庫にあったとの事。

この車は被害者の所有で、車内で血痕を確認した。
夫婦が行方不明となった直後の16年12月4日には、この車が自宅付近から国道26号を南下し、阪南市へ向かう形跡があったことが確認されていたようだ。
捜査本部は夫婦が自宅わきの会社事務所で激しく殴打された後、車で運ばれ、遺体を車庫内でドラム缶に詰められ遺棄されたとみているとの事。

 

変わった事件ですね。
変わっていると思うのは、犯人の行動です。
今の段階では容疑者が犯行を行ったかどうかは分かりません。

犯行を行った人間は、被害者を殺害後、有料駐車場に遺体を被害者の車で運び、そこでドラム缶にそれぞれの遺体を詰めた。

問題はここで、遺体の遺棄場所が有料駐車場と言うのが私は気になっています。
遅かれ早かれいずれ、遺体は発見されるのにどうして、そんな場所に遺棄したのだろうか?

車自体は被害者の物が使えたのに、どうして別の場所に遺棄しなかったのか?

もし、逮捕された容疑者の犯行であるならば、実名で有料駐車場も契約しているしね。
容疑者にもいつか、遺体が発見されれば逮捕される事は予想できたと思うけどね。

それから、妻の暴行が激しいね。肋骨や大腿骨まで骨折とは、怨恨の矛先は妻だったのかな。

そのあたりの事情はこれからの供述を待つしかないね。

 

09/11/29追記
捜査関係者によると、妻の遺体の胸や肋骨(ろっこつ)には、生前に殴られるなどして、できたとみられる多数の骨折が確認された。司法解剖の結果、夫妻はいずれも頭部を鈍器で殴られたことによる脳挫傷が死因とされているが、夫は頭部以外に大きな傷はなかった。

また、夫妻の殺害現場は血痕が見つかっている自宅横の会社事務所とみられているが、2人の血痕の場所などから、夫は2階で、妻は1階で襲われた可能性が高いという。

捜査本部は28日午前、ガレージ内にあった夫妻の乗用車や高級腕時計を盗んだとして、窃盗容疑で逮捕した堺市西区、建設作業員、男性容疑者(42)を大阪地検堺支部に送検した。容疑者は「盗んでいない」と容疑を否認している。

捜査関係者によると、同府和泉市の元会社社長・男性(当時74歳)と妻のきよさん(同73歳)は2004年12月3日夜から行方不明になったが、同7日、親族の携帯電話に、男性の携帯から「しばらく休むが、心配しないで」という内容のメールが届いた。親族が男性に電話をかけ直したが、「運転中で電話に出られません」とのアナウンスが流れ、連絡は取れないままだったという。この状態は少なくとも12月下旬まで続き、その後、電源が切れた。男性の携帯は見つかっていない。

09/12/03追記
捜査本部によると、大阪府和泉市の夫婦が行方不明になった平成16年12月当時、自宅からは高級腕時計2個や妻名義の乗用車のほか、通帳などもなくなっていた。

一方、容疑者が借りていた阪南市新町の車庫で見つかった妻の乗用車の車内には通帳やカードが入ったかばんが置いてあったことが判明。
ともに金を引き出されたり、使用されたりした形跡はなかったという。容疑者は車を車庫まで運転したことや腕時計を質入れしたことについて、「知り合いに頼まれた」と説明しているが、盗み自体は否認している。

| | コメント (4)

2009/11/23

千葉英会話講師殺害事件その12

遅ればせながら逮捕の時の状況と逮捕までの逃走についてメモしておきます。

 










































日付 情報 備考
2007/03/26 事件発覚、逃亡開始  
  この後、2008/2月までの足取りは不明  
2008/2月 神戸市北区の土木会社に住み込みで働く 井上康介の偽名を使用
2008/3月 JR池袋駅周辺での目撃情報が報道される  
2008/06/26 神戸市北区の土木会社から失踪  
2008/7月 舞鶴市の企業で働く  
2008/08/19 大阪府茨木市の土木作業会社に勤務  
2009/10/11 大阪府茨木市の土木作業会社から失踪  
2009/10月中旬 福岡県内の医療機関で鼻の整形をしようとしたが断られる  
2009/10/24 名古屋市内の病院で鼻の整形手術を受ける  
2009/11/05 整形後の写真を公開  
2009/11/05 大阪府茨木市の元同僚が通報  
2009/11/10 大阪のフェリーターミナルで逮捕  

 

時系列情報はこんなところですね。
事件発覚から2008年2月までの足取りは今でも不明です。この点については今後の自供を待つしかないでしょうね。

逃亡中に何度か整形しているようです。今分かっているだけでも
日付は不明ですが、
・ホクロの除去
・まぶたの一重を二重に
・厚い下唇が薄く
・鼻を高く(これは2009/10/24の名古屋での手術)

土木作業などで働きながら、逃亡資金と整形の資金を得ていたようです。
今の所、支援者がいたかどうかは不明です。

逮捕のキッカケは2009/10/24の名古屋での手術でカルテにホクロの除去の痕跡があった事で容疑者では?と疑問が持たれた事がキッカケだったようですね。

逃亡中の状況については
大阪府警や建設会社によると、容疑者は昨年8月19日、大阪市西成区でこの会社が作業員を募集した際、「金が必要だ。助けてほしい」と申し込んだという。給料は月額25万円程度。家賃と食事代を差し引いた10万~15万円を手渡しで受け取っていたが、今年10月11日の給料支給後、会社に「用事があるので出かける」と言い残したまま、行方が分からなくなった。

 

寮では黒縁めがねに赤い野球帽を身につけ、食事の際も帽子を取らなかった
普段は半ズボンに白いサンダル姿が多く、休日は寮で、格闘技の漫画や洋画などのビデオを見ていた。同僚らに「目標があるので金をためたい」と話し、寮を出るまでに70万~80万円をためていたとみられる。腹巻きに現金を入れて移動することもあったという。

 

姿を消す数カ月前に仕事仲間とボウリングに行き、集合写真を撮った際は人影に隠れるようにしていた。同僚は「訳ありだなと思ったが、ボウリング後のカラオケでは、英語の歌を上手に歌い驚いた」と語った。

逮捕時の状況としては
県警行徳署捜査本部によると、容疑者は11月10日午後7時ごろ、大阪のフェリーターミナルで身柄を確保されたが、ターミナルに設置された防犯カメラの映像から、同日午後3時前には正面玄関に到着していたことが明らかになった。
沖縄・那覇行きの便は午後11時発の「琉球エキスプレス」のみだったため、出航時間まで待機しようとしていたとみられる。

 

ターミナルでは、受付担当の男性社員が午後5時半ごろ、1階のチケット販売所付近で、容疑者に似た男を確認。それから約1時間を過ぎても、チケットを購入しに来なかったため、男性社員が2階の待合室を見回りに行くと、ベンチで、サングラスにマスク姿でうつむいている男を発見し、110番していた。

 

通報を受けた大阪府警の警察官が待合室に駆けつけた際、容疑者はベンチに横になるような格好で寝込んでおり、「かなり疲労していた」(捜査幹部)という。
警察官が取り囲んでボディーチェックをしたときも、抵抗する様子はなかった。

 

容疑者はターミナルに現れる前の10日午後1時40分ごろ、同じフェリー会社の神戸市内の営業所を訪れ、応対した社員に「(沖縄便は)今日は出ないんですか」と質問。大阪発の便しかないことを知ると、待たせていたタクシーで走り去っていた。そのまま大阪に向かったとみられ、常に移動を続ける生活を続けていたらしい。

 

逃亡する為にした整形が逮捕のキッカケになったか、何でも裏目に出る事ってのはあるからね。

同僚が「訳有り」と思っても、特に詮索しないあたりが良い意味での日本人らしさなのかな。

仕事も半年から2ヶ月程で転々としているようですし、土木作業の経験も2008年2月の神戸の会社で得たようですから、逃亡開始から2008年2月の神戸の会社までの約1年の足取りは興味のある所ですね。

最後が疲れて居眠りしていた時に逮捕された。
これまで、働きながら逃亡を続け、写真に写る時にも気を使い、休日は部屋でビデオや漫画を見て過ごすように目立たないように気を使って生活していたのに、最後は気力体力が切れたのかな?

この事件がなければ、両親の仕送りで何不自由なく生活できただろうに、逃亡の為に土木作業で汗を流す事を容疑者自身はどう思っていたのかな?
(多分、容疑者は額に汗して生計を立てるなんて事は夢にも思わなかったでしょう)

自首していれば、そんな生活をする事もなかったでしょうが、自首するより逃亡を選んだ容疑者の心中はいかに?
ただ、今の報道ではハンガーストライキみたいな事をしているようだし、取調べにも黙秘しているようだし・・・・全てを話すような心境では無いようだね。

支援者がいたのか?どうかもこれからの取調べに期待しましょう。

参考リンク
千葉英会話講師殺害事件その11
千葉英会話講師殺害事件その13

| | コメント (1)

2009/11/22

沖縄県うるま市中2男子集団暴行死事件

沖縄県警うるま署は20日、中学2年の男子生徒(14)を集団で殴って死なせたとして同級生の男子5人(いずれも14歳)を傷害致死容疑で逮捕する事件が起きている。

共犯として同級生で13歳の3人を補導しており、近く傷害致死の非行事実で児童相談所に送致する方針。8人とも「間違いありません」と認めている。

発表によると、8人は共謀し、17日午後5時頃から8時頃の間、うるま市具志川の空き地で、同市内の中2男子生徒(14)の腹や背中を殴ったりけったりするなど暴行し、18日午前3時頃、搬送先の病院で出血性ショックで死なせた疑い。

8人のうち4人が米盛君を200~300メートル離れたスーパー駐車場に運び、119番。
4人は当初、同署に対し、「被害者と5人で空き地のプレハブの屋根に登って遊んでいた。雨が降り出したので移動するためにみんな飛び降りた。気がつくと(被害者が)地面にうずくまっていた」と説明した。

同署は、被害者の体に複数の打撲痕があるとの通報を病院から受け、司法解剖した結果、内臓損傷による出血性ショック死と判明

4人に改めて事情を聞いたところ、「口裏を合わせた」と犯行を認め始めていた。

集団暴行死事件はどの事件も酷いな。
今回も3時間もたこ殴りにしてたんだろ?そりゃ死ぬでしょ。

被害者だって、その途中で「もう止めてくれ」と懇願しただろうに・・・

09/11/22追記
県警が傷害致死容疑で逮捕した5人の加害少年が、被害者を暴行した動機について「調子に乗っていたから」「生意気だった」などと供述していることが22日、県警への取材で分かった。
被害者や加害少年らが通う市立中学の校長らによると、被害者は加害少年らと遊び仲間だったが、保護者から4月以降、「(被害者が)人間関係で悩んでいる」と数回相談があったという。
県警は、暴行に加わっていたとされる別の同級生3人(いずれも13歳で触法少年)についても任意の事情聴取を続けている。 

| | コメント (1)

群馬県前橋市小学男児殺害未遂事件

20日午後2時45分ごろ、前橋市駒形町の市立駒形小学校(児童数405人)西側の路上で、下校途中の同小2年の男児(8)が、男に包丁で顔などを数回切りつけられ、左ほおとこめかみ、左手に軽傷を負う事件が起きている。

 

男は自転車で逃走した。
群馬県警捜査1課は付近に緊急配備をかけ、目撃情報などを基に捜査を開始。約1時間45分後、同小近くの自宅にいた無職、男性容疑者(34)に事情を聴いたところ、容疑を認めたため身柄を確保した。

同5時40分に殺人未遂容疑で緊急逮捕。
同課によると、「子供なら殺せると思った」と供述しているという。凶器の包丁(刃渡り約18センチ)は同小近くのゴミ箱から発見された。

現場はJR駒形駅から南に約800メートルの住宅地。男児は1人で下校する途中で、西側の校門を出て道路を渡っていたところ襲われたという。

子供を狙ったのはより、可能性の高い方を選択したと言う事だと思うが、根本的な問題として、どうして人を殺したかったのか?が知りたいよね。

2011/02/27追記
殺人未遂罪と銃刀法違反に問われた近くの無職、男性被告(35)の裁判員裁判が25日、前橋地裁であり、検察側は懲役10年を求刑した。判決は3月1日に言い渡される。

検察側は論告で「(死刑になりたいという)自分の望みをかなえるために起こした通り魔的犯行で、卑劣極まりない」と指摘。
統合失調症を患っていたが、事件前後は自分で行動をコントロールしているとして「判断能力の著しい減退はみられない」と主張した。

一方、弁護側は「統合失調症の影響で、事件の重大性を理解できないまま短絡的に実行した。適切な治療環境を与えることを優先すべきだ」と述べ、情状酌量を求めた。
この日の公判では、男児の父親が被害者参加制度を利用して意見陳述し「家族は心に深い傷を負い、一生消えることはない。被告を許すことはできないが、事件の大きさを受け止めて更生してほしい」と述べた。

2011/03/02追記
殺人未遂罪と銃刀法違反に問われた現場近くの無職、男性被告(36)の裁判員裁判で、前橋地裁は1日、懲役7年(求刑・懲役10年)を言い渡したようだ。

裁判では統合失調症を患う被告の責任能力が争点になったが、判決では「幻覚や妄想に支配されての犯行とは異なり、統合失調症の影響は間接的または限定的で完全責任能力があった」と認定したようだ。

判決によると、被告は、01年の池田小事件をまねて死刑になる「間接自殺」を計画。
裁判長は「身勝手で自己中心的な動機から事件を起こし、被害者への精神的打撃は甚大。社会に与えた影響も看過できない」と述べた。

一方、量刑にあたり
(1)統合失調症に対する適切な支援がなされていなかった
(2)男児と家族に反省の態度を示している

などを考慮したという

| | コメント (0)

2009/11/10

千葉英会話講師殺害事件その11

続報です。容疑者が逮捕されました。

事件後、捜査員を振り切って2年以上逃亡していた男性容疑者が逮捕された。
容疑者は偽名を使い、顔も整形し逃亡し続けたが、最後は通報により逮捕された。

とりあえず、今回は速報と言うレベルでの記事にしましょう。
後日整理して記事にしようと思います。

事件当日、何が起きたのか?
どうして、殺害する事になったのか?

逃亡中の生活なども知りたい、仕事はしていたようだが、逃亡資金がどうも多いように見える。どんな仕事をして収入を得ていたのかな?

全て話して欲しいね。

参考リンク
千葉英会話講師殺害事件その10
千葉英会話講師殺害事件その12

| | コメント (8)

より以前の記事一覧