遅ればせながら逮捕の時の状況と逮捕までの逃走についてメモしておきます。
日付 |
情報 |
備考 |
2007/03/26 |
事件発覚、逃亡開始 |
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この後、2008/2月までの足取りは不明 |
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2008/2月 |
神戸市北区の土木会社に住み込みで働く |
井上康介の偽名を使用 |
2008/3月 |
JR池袋駅周辺での目撃情報が報道される |
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2008/06/26 |
神戸市北区の土木会社から失踪 |
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2008/7月 |
舞鶴市の企業で働く |
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2008/08/19 |
大阪府茨木市の土木作業会社に勤務 |
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2009/10/11 |
大阪府茨木市の土木作業会社から失踪 |
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2009/10月中旬 |
福岡県内の医療機関で鼻の整形をしようとしたが断られる |
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2009/10/24 |
名古屋市内の病院で鼻の整形手術を受ける |
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2009/11/05 |
整形後の写真を公開 |
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2009/11/05 |
大阪府茨木市の元同僚が通報 |
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2009/11/10 |
大阪のフェリーターミナルで逮捕 |
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時系列情報はこんなところですね。
事件発覚から2008年2月までの足取りは今でも不明です。この点については今後の自供を待つしかないでしょうね。
逃亡中に何度か整形しているようです。今分かっているだけでも
日付は不明ですが、
・ホクロの除去
・まぶたの一重を二重に
・厚い下唇が薄く
・鼻を高く(これは2009/10/24の名古屋での手術)
土木作業などで働きながら、逃亡資金と整形の資金を得ていたようです。
今の所、支援者がいたかどうかは不明です。
逮捕のキッカケは2009/10/24の名古屋での手術でカルテにホクロの除去の痕跡があった事で容疑者では?と疑問が持たれた事がキッカケだったようですね。
逃亡中の状況については
大阪府警や建設会社によると、容疑者は昨年8月19日、大阪市西成区でこの会社が作業員を募集した際、「金が必要だ。助けてほしい」と申し込んだという。給料は月額25万円程度。家賃と食事代を差し引いた10万~15万円を手渡しで受け取っていたが、今年10月11日の給料支給後、会社に「用事があるので出かける」と言い残したまま、行方が分からなくなった。
寮では黒縁めがねに赤い野球帽を身につけ、食事の際も帽子を取らなかった。
普段は半ズボンに白いサンダル姿が多く、休日は寮で、格闘技の漫画や洋画などのビデオを見ていた。同僚らに「目標があるので金をためたい」と話し、寮を出るまでに70万~80万円をためていたとみられる。腹巻きに現金を入れて移動することもあったという。
姿を消す数カ月前に仕事仲間とボウリングに行き、集合写真を撮った際は人影に隠れるようにしていた。同僚は「訳ありだなと思ったが、ボウリング後のカラオケでは、英語の歌を上手に歌い驚いた」と語った。
逮捕時の状況としては
県警行徳署捜査本部によると、容疑者は11月10日午後7時ごろ、大阪のフェリーターミナルで身柄を確保されたが、ターミナルに設置された防犯カメラの映像から、同日午後3時前には正面玄関に到着していたことが明らかになった。
沖縄・那覇行きの便は午後11時発の「琉球エキスプレス」のみだったため、出航時間まで待機しようとしていたとみられる。
ターミナルでは、受付担当の男性社員が午後5時半ごろ、1階のチケット販売所付近で、容疑者に似た男を確認。それから約1時間を過ぎても、チケットを購入しに来なかったため、男性社員が2階の待合室を見回りに行くと、ベンチで、サングラスにマスク姿でうつむいている男を発見し、110番していた。
通報を受けた大阪府警の警察官が待合室に駆けつけた際、容疑者はベンチに横になるような格好で寝込んでおり、「かなり疲労していた」(捜査幹部)という。
警察官が取り囲んでボディーチェックをしたときも、抵抗する様子はなかった。
容疑者はターミナルに現れる前の10日午後1時40分ごろ、同じフェリー会社の神戸市内の営業所を訪れ、応対した社員に「(沖縄便は)今日は出ないんですか」と質問。大阪発の便しかないことを知ると、待たせていたタクシーで走り去っていた。そのまま大阪に向かったとみられ、常に移動を続ける生活を続けていたらしい。
逃亡する為にした整形が逮捕のキッカケになったか、何でも裏目に出る事ってのはあるからね。
同僚が「訳有り」と思っても、特に詮索しないあたりが良い意味での日本人らしさなのかな。
仕事も半年から2ヶ月程で転々としているようですし、土木作業の経験も2008年2月の神戸の会社で得たようですから、逃亡開始から2008年2月の神戸の会社までの約1年の足取りは興味のある所ですね。
最後が疲れて居眠りしていた時に逮捕された。
これまで、働きながら逃亡を続け、写真に写る時にも気を使い、休日は部屋でビデオや漫画を見て過ごすように目立たないように気を使って生活していたのに、最後は気力体力が切れたのかな?
この事件がなければ、両親の仕送りで何不自由なく生活できただろうに、逃亡の為に土木作業で汗を流す事を容疑者自身はどう思っていたのかな?
(多分、容疑者は額に汗して生計を立てるなんて事は夢にも思わなかったでしょう)
自首していれば、そんな生活をする事もなかったでしょうが、自首するより逃亡を選んだ容疑者の心中はいかに?
ただ、今の報道ではハンガーストライキみたいな事をしているようだし、取調べにも黙秘しているようだし・・・・全てを話すような心境では無いようだね。
支援者がいたのか?どうかもこれからの取調べに期待しましょう。
参考リンク
千葉英会話講師殺害事件その11
千葉英会話講師殺害事件その13
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