2024/05/01

愛知県岡崎市乳児遺体遺棄事件

2010年2月20日午後9時10分ごろ愛知県岡崎市戸崎元町の「業務スーパー岡崎店」の正面入り口南側の店外で、カートを整理していた男性店員(19)が、放置してあったカート内の買い物かごの中の紙袋に不審なものが入っているのを見つけ、店長(30)を通して県警岡崎署に通報する事件が起きている。
同署が調べたところ、乳児2体が見つかり、死体遺棄事件として調べている。

スーパーによると、カートは通常、入り口前の屋根のある部分に置いてあるが、屋根のない部分にも10個程度を予備として置いてあり、
店員が午後10時の閉店前にこの予備のカートを片付けていて紙袋を見つけた。同署によると、店員が昼ごろに片付けた時には不審なものはなかったという

同署によると、遺体はいずれも身長約30センチで衣服はつけていなかったらしい。
冷凍された状態で、性別は不明。外見からは外傷は見つからなかったようだ。

2遺体は1体ずつ何重にもビニール袋に包まれ、さらに別々の紙袋に入れられたうえ、店の買い物かごに入れられてカートの上部に置かれていたとの事。
ビニール袋の上部は縛られ、一部に血痕がついていた。

県警岡崎署が21日に遺体を司法解剖した結果、生後間もない男女で、死後2日以内に冷凍された可能性が高いことが分かった。

同署によると、遺体はいずれも目立った外傷はなく、死因や死亡時期は特定できなかっが、生後間もなく死亡し、直後に冷凍されたと推定される。

女児はほぼ成熟児だが、男児は妊娠9カ月の早産とみられ、同署は双子ではなく別々に生まれたとみている。母親が同じかどうかも分からないという。

外国の場合はよく分からないが、日本では乳児の遺体遺棄事件は珍しくない印象だ。
特に乳児遺体が発見されるとそれが1体でなく複数の遺体が同時に発見される事も多いと感じる。
私の印象だと、遺体は容疑者の自宅から発見される事が多いのだが・・・

出産直後に死亡した乳児をそのまま冷凍したんだろう。
しかし、誰にも知られず出産し近くに冷蔵庫がある場所を考えると自宅なんだろうね。

問題はそのままにしていれば、事件が発覚する可能性は低かったと思うのだが、今回はあえて遺体を発見されるように遺棄している。
スーパーのカートの中に置けば必ず発見されるだろう。従業員がかたづけるはずだからね。

遺体を発見して欲しかったのかな?
犯人は何らかの理由で遺体を保管し続ける事が出来なくなったんだろうな。
例えば、結婚とかね。
人知れず遺体を遺棄する事もできただろうけど、誰かに我が子を弔って欲しかったのかもしれないね。

このあたりは容疑者が逮捕されれば事情も分かるだろう。続報を待ちましょう。

2010/10/03追記
県警捜査1課と岡崎署は1日未明、同市鴨田町の無職、女性(49)、長女でフリーターの女性(24)の両容疑者と土木作業員の長男(19)を死体遺棄容疑で逮捕した。県警によると、49歳女性容疑者は「自分が産んで冷凍庫に入れたが長男と長女が捨てに行った」、女性(長女)容疑者と長男は「紙袋に入ったごみを捨てに行ったが遺体とは知らなかった」といずれも容疑を否認しているらしい。

また県警は9月30日に団地の女性容疑者宅を家宅捜索し、生後間もないとみられる男児の腐乱した遺体を発見。乳児3人が死亡した経緯や遺棄した動機などを調べるとの事。

容疑は共謀し、女性(49)容疑者が産んだ乳児2遺体を2月20日ごろ、岡崎市戸崎元町の「業務スーパー岡崎店」出入り口南側に置かれていた買い物カート内に遺棄したとしている。

県警によると、女性(49)容疑者宅は、女性(長女)容疑者と長男、次女(21)、次男(13)との5人家族。厚子容疑者は遺棄された2人を自宅で産み、冷凍庫(縦横40センチ、高さ90センチ)に入れていたと供述しているが、産んだ時期については「次男の前」「次男の後」「分からない」などとあいまいな供述をしているという。女性(49)容疑者は05年12月に夫と死別しており、別の男児を含め3人とも「私と夫の子ども」と供述している。遺棄された2人はDNA鑑定で女性(49)容疑者が母親と判明した。

県警のこれまでの調べでは、遺棄された2遺体はいずれも身長約30センチの男女。女児はほぼ成熟児、男児は妊娠9カ月の早産とみられる。一方、別の男児の遺体は9月30日午後の捜索で発見。ベランダに置かれたごみ箱の中にあった。県警は1日、3容疑者を名古屋地検岡崎支部に送検したようだ。

さて、こんな偶然を見ると悪い事は出来ないと思わせるね。あるいは何か不思議な力が働いたかなんて妄想まで考えてしまうが・・・

遺体を遺棄した長女と長男が遺体の事を知らなかったと言うのは本当でしょう。
知っていたら、スーパーのカートに遺棄はしなかっただろう。
普通の生ごみとでも思っていたんだろうけど・・・それをスーパーのカートに捨ててしまう非常識さが、事件が発覚するキッカケとなった。

母親の供述どおりなら次男が生まれた前後に死産だったのか正常に生まれたのかは分からないけど、最終的に冷凍にしたと言う事になる。
次男が13歳だから、その時、母親は36歳、避妊の知識が無いとは思えない。

育てられないのなら、避妊しましょうよ。

2011/01/16追記
死体遺棄と死体損壊の罪に問われた母親の無職、女性被告(49)=同市=の公判が13日、名古屋地裁岡崎支部で開かれた。被告人質問で被告は「(遺体とは知らない)長男が、冷凍庫から(遺体を)出して捨てるとは思わず、止めることができなかった」と述べたらしい。

被告は弁護人の質問に、「3遺体とも夫が自宅の冷凍庫に入れた。夫は言うことを聞いてくれず、誰にも相談できなかった」と答えた。また、長男が10年2月に冷凍庫を片付け、ごみと思ってスーパーに2遺体を捨てたとされる点について、被告は「長男に対し、ごみの中身が遺体だとは言えなかった。ごみ出しの日でないので捨てられないと声を掛けたが、長男は聞かずに出て行った」と説明したようだ。

2011/03/24追記
死体遺棄罪などに問われた母親の無職、女性被告(49)=同市=に対し、名古屋地裁岡崎支部の裁判官は24日、1遺体の遺棄のみ有罪とし、懲役1年、執行猶予3年(求刑・懲役3年6月)の判決を言い渡した。ほかの2遺体の遺棄は無罪とした。

判決によると、被告は10年2月20日、自宅冷凍庫に冷凍し隠していた男児の遺体を自らベランダのごみ箱に入れ遺棄した。裁判官は、遺体を腐敗させたとする死体損壊は認定しなかった。

無罪となったのは、2遺体を長男が冷凍庫から持ち出して捨てに行こうとするのを止めず、スーパーの駐車場に捨てさせたとされる死体遺棄罪。
裁判官は「捨てたのは長男の判断で、被告は指示や働きかけをしていない。長男の行動を容認した態度は非難すべきだが、遺棄罪にあたらない」と判断した。

判決は、被告が遺体を冷凍庫に隠したと認定したが、死体遺棄の時効(3年)が過ぎており、起訴されていないとの事。

2024年5月1日 検索エンジンの誤登録を回避する為、記事URLを変更、事件タイトルも変更する

| | コメント (0)

2021/01/31

神奈川県座間市9名バラバラ事件その12(一審公判1)

審理は、9人の被害者を殺害順に3組に分けて行われる。
(1)2017年8月の3人
(2)同9月の4人
(3)同10月の2人
中間論告や弁論もグループごとに行う。
今回は「被害者特定事項秘匿制度」が適用され、被害者の氏名などを伏せて審理される。
今回、被害者を指すアルファベットはAからI。
公判日程は計24回、77日間にわたって行われる予定。

殺害順
2017年
8月23日Aさん(女性当時21)
8月28日ごろBさん(女性当時15)
8月30日ごろCさん(男性当時20、Aさんの知人)
9月
Dさん(女性当時19)
Eさん(女性当時26)
Fさん(女性当時17)
Gさん(女性当時17)
10月
Hさん(女性当時25)
Iさん(女性当時23)

***初公判(9月30日)***
起訴状によりますと被告は2017年8月下旬から10月下旬にかけて、神奈川県座間市のアパートの1室で当時15歳から26歳の男女9人の首をロープで絞めて殺害した上、現金を奪ったとして、強盗殺人や強盗強制性交などの罪に問われているとのこと。

1)検察官によって起訴状が読まれると「起訴状の通り、間違いありません」と起訴内容を認めたとのこと。

2)検察側は冒頭陳述で、「殺害の承諾を得ていなく、単なる殺人行為」としたうえで、「証拠の隠滅を図るため、体の一部をごみとして捨てたり、頭部を自宅の部屋のボックスに入れて隠していた」などと指摘したとのこと。

別の報道では
検察側は冒頭陳述で「被害者の承諾は無く被告人の行為は単なる殺人である」「被告人は目的にかなった行動を一貫して取っており、そもそも精神障害が無いことから全く問題が無い」と指摘したとのこと。

また、検察側は、被告のスマートフォンから「包丁 殺し方」「困ったときの死体解体法」などの検索履歴が見つかったと述べたとのこと。

さらに別の報道では
検察側は、被告が1人目の女性を殺害後、「この方法なら働かずに金を手に入れられ、性欲も満たせると考え、自殺願望のある女性をだまして誘い込むようになった」と指摘。「一貫して目的にかなった行動をしており、いきなり首を絞める犯行に及んでいることからも、単なる殺人行為を繰り返していただけ」とし、刑事責任能力があり、承諾殺人にも当たらないとしたとのこと。

3)弁護側は、「被害者9人には、自らの死を望む気持ちがあった。それに基づいてSNSでつながり、自らの意思で白石被告のところに行った」と主張したとのこと。

別の報道では
弁護人は「被告には何らかの精神障害があり、それが認められない場合でも承諾殺人罪にあたる」と主張したとのこと。

4)証拠調べ
統合捜査報告書によると、被告は最初の犯行があった5日前に自宅アパート近くの店で粘着テープとナイロンロープを入手したのを手始めに、連日のようにドラッグストアやホームセンターなどで物品を購入。特に、切断後の遺体の腐敗臭などを隠すための猫砂やペット用のトイレシートを犯行当日にも大量に買っていた。

 また、スマートフォンの履歴を調べると、犯行前の5~6月頃にYouTubeで「殺人」「ナイフ 研ぎ方」などと検索して映像を見ていたことが判明。最初の犯行に及んだ8月下旬には「困った時の死体解体法」などのブログを検索し、画像として保存していたとのこと。

***第二回公判(10月5日)***
1)検察側は最初に殺害された3人の事件で改めて冒頭陳述を行った。
いずれのケースも「被害者の承諾はなかった」と主張した。

2)検察側冒頭陳述
被告は2017年8月、最初の被害者となった神奈川県厚木市の女性=当時(21)=とツイッターで知り合い、金を得るためには殺害して証拠隠滅するしかないと判断。遺体解体用ののこぎりや包丁などを事前に購入していたとのこと。

一方、女性は当時、「被告と新たな生活を始めよう」と考えるなど自殺は計画しておらず、襲われた際には抵抗もしていたとのこと。

被告は同月下旬、インターネット交流サイト(SNS)で知り合った群馬県邑楽町の女子高校生=同(15)=と、最初の被害者の知り合いだった神奈川県横須賀市の男性=同(20)=に対しても金を奪うなどの目的で連絡し、殺害。2人の被害者とも「しばらく家出しよう」と考え、被告による殺害計画は把握していなかったとのこと。

別の報道では
検察側は、3人が自殺の意思を撤回し、失踪を装うために携帯電話を海に捨てるよう求めた被告の指示にも従わなかったことから、「殺害を承諾していなかった」と強調したとのこと。

3)弁護側冒頭陳述
3人は「不安定な精神状態で、殺害の方法や希望日を伝え、自ら被告の所へ行った」と主張。「承諾があった疑いがある。多面的な検討が必要だ」と述べたとのこと。

「被害者が自殺願望を抱えていることと、被告に殺害される同意があることはイコールではない」とも強調した。

別の報道では
「承諾殺人罪」を主張する弁護側は、この日は、対人関係の悩みを抱える3人が、被告と出会う前に自殺を図ったり、「殺されてもいいから終わりにしたい」と日記に書いていたりした様子を詳細に説明。強い自殺願望を抱く3人は「殺害方法と殺害希望日を被告に伝えていた」と指摘したとのこと。

4)冒頭陳述に先立ち、弁護側証人の精神科医が出廷。自殺願望者が他人に殺害されることも望んでいるかどうかは「かなり別次元の話。ケースごとに分析が必要」と証言したとのこと。

***第三回公判(10月6日)***
1)検察側は、最初の被害者となった神奈川県厚木市の会社員の女性Aさん=当時(21)=が当初は自殺願望があったものの、被告とメッセージをやりとりする過程で「なんとか生き抜こう」などと前向きな言動をするようになっていたと指摘したとのこと。

2)検察官が、被告と1人目の被害者AさんのSNS上のやりとりを読み上げた。「(私を殺したら)殺人罪になりますよ」と被害者が送信したのに対して、「死刑になれるならかまいません」「死刑なら必ず殺してくれます 死刑になるまで何年も待つのでそれはそれで地獄ですが」と被告が返信したとのこと。

被告がお金を貸してほしいと頼み、「1か月の給料が25万円なので25万円あればうれしいですが任せます」「人間なので欲が出ました 25万円といわず全部欲しいです」などと送っていたとのこと。

別の報道では
検察側は2人がSNSで交わした内容を説明。被告が女性の貯金額を知ると自殺を思いとどまるよう説得し、自身の口座に現金計51万円を振り込ませたなどとしたとのこと。

また、女性とともに賃貸住宅の内見に訪れた際、女性が部屋を気に入ったにも関わらず、被告が「ロフトに荷物を置きたい」と、犯行に使ったロフト付きの部屋にこだわったという不動産業者の証言も紹介したとのこと。

さらに別の報道では
検察側が示した無料通信アプリ「カカオトーク」の記録によると、女性は当初、被告に自殺を手伝ってほしいと頼んでいた。しかし、女性が預金について伝えた後は、被告が「頑張っていこうよ。自殺なんかしちゃだめ」などと励ますようになった。女性は「何とか生き抜こう」と応じ、その後は絵文字を多く使うなど、明るいやりとりが続いたとのこと。

事件現場となったアパートを借りる際に対応した不動産仲介業者の調書も朗読した。女性は被告を交際相手と言い、「これから頑張って働いてね」と話しかけていたとのこと。

また、女性の母親の調書も読み上げた。女性は対人関係に悩んだ過去があったが、事件前には「立ち直ろうとしており、寄り添って暮らしていた」としたとのこと。

8月23日、被告は「心配だから連絡して。実家に帰ったの?」と女性の行方を案じるような内容を送信した。女性は同日に殺害されたとみられ、返信はなかったとのこと。

3)弁護側は女性が平成25年に入水自殺を図り、以降も入退院を繰り返していたと指摘。被告と知り合った後もツイッターに自殺志願の投稿を続け、パソコンの日記ソフトに「殺されてもいいから死にたい」などと記していたと説明したとのこと。

別の報道では
弁護側は、中学校時代からの友人の女性の調書を読み上げた。友人は「私がいじめを受けていた時も一緒にいてくれて守ってくれた。(女性は)将来は医療事務の資格を取ると話していた。直前も変わった様子はなく、亡くなったことを知り、死を受け入れられずに、何も手につかなかった」と思いを吐露していたとのこと。

自殺願望について苦しみをつづった女性の日記も読み上げられた。また、女性が被告とは別の男性とSNSで知り合い、亡くなる当日まで自殺に関するやりとりをしていたことも明らかにしたとのこと。

***第四回公判(10月7日)***
被告人質問
1)弁護人の質問に無言のままの被告に対し、裁判官が「何も言わないと、質問が聞こえないのか、黙秘しているのか、分かりづらい」と説明。その後、弁護人が「質問に答えないということか」と聞くと、被告は「答えるつもりはありません」と述べた。
裁判官が「ほかの弁護人に代わっても答えるつもりはないのか」とたずねても、「はい、ありません」と答えたとのこと。
このため、弁護側が休廷を申し出て、裁判官が一時休廷を決めたとのこと。

再開後は検察側の質問に移ったとのこと。

(弁護側の質問に答えない理由は報道によると「弁護側は勝手に“承諾殺人”を主張した。気にくわないので、裁判では弁護人の質問には応じないことにした」という事のようです)

2)検察側質問
「お金と性欲を満たすことが目的で、9人を殺害したことは間違いありません」と、改めて起訴内容を認めまた。また、「9人から殺害の承諾があったのか」と問われると、「ありません」と答えたとのこと。

「遺体を処分した後なら、完全に黙秘するつもりでした」「ニュースを見て、自分がおかしたことの大きさを知って逃げられないと思い、白状する方向に切り替えました」と述べたとのこと。

自殺願望を抱いていた人を対象にした理由について、「悩みや問題を抱えていたほうが口説きやすく、自分のいいなりに操作しやすい」と説明。自らに自殺願望はなく、女性とは「同調するふり」をして知り合ったとしたとのこと。
「自殺を手伝うつもりはなかった」といい、目的は「ヒモになり、お金を引っ張ること」と述べたとのこと。

女性を殺害した理由については、女性の金で犯行現場となったアパートを借りたので「返済を免れるためだった」。犯行時は「いきなり背後から押し倒して首を絞めた」と述べたとのこと。

検察官:「同意殺人や自殺関与の方が、通常の殺人より刑が低いということは知っていたか」

被告:「逮捕されたとき、すでに9人解体していて、家に遺体の一部がある状態で、全員について同意殺人とか、お金を払って頼まれたと主張しても到底受け入れてもらえないです」

検察官:「すべて承諾がなかったのか」

被告:「間違いないです」

検察側の質問が始まった当初は目を閉じたまま答えていたため、検察官から「今回の裁判では(被告の)話の信用性が問われている。つむった目を開けて答えてほしい」と注意される場面もあったとのこと。

裁判長は翌8日の審理で、この日、黙秘して行われなかった弁護側の尋問を再び行うと説明した。

「黙秘権を行使するかはあなたの判断ですが、応じるかどうかよく考えてください」

(被告人質問の詳細が報道されています。膨大な為、事件簿では記載しませんが、詳細が知りたい方はそちらを調べてください)

3)証人尋問(Aさんの母)
「承諾があったとは思わない。娘はパソコンの資格を取るために教材を申し込み、生きようと頑張っていた」と話した。被告に言いたいことを問われると、「今すぐにでもこの世からいなくなってほしい。娘が受けたことと同じことを受けてもらいたい」と話したとのこと。

***第五回公判(10月8日)***
1)被告人質問
被告は弁護側の被告人質問に改めて回答を拒否
弁護側が「接見した際には私と普通に話しているではないですか」と質問した際に、被告は「時間がもったいないので話します」「私の希望にあわせますよと(弁護側から)言われてここまできたのに、急に弁護団の方針として争いますと言われた」「いまだに裏切られている状況を根にもっています」と、弁護側の質問に答えない理由を説明したとのこと。

さらに、「事実を認めるのは早く裁判を終わらせるためか」と問われると、「早く終わりにすることで、親族に長々と迷惑をかけたくない。それと誤解のないように言うと、それが事実だからです」と述べたとのこと。

被告は最初の被害者Aさんについて「一緒にいた時間が長かったので、ひどいことをしたと後悔している」と述べた。

裁判官:「昨日の証言では、捜査機関に罪を認めたのは『状況から通らないと思った』とのことだが、信じてもらえないと思ったのか?」

被告:「私も正直、捕まったときのシミュレーションはしていました。(犠牲者が)1~3人までは承諾殺人だということも考えましたが、4~6人と増えるにつれて無理だろうと。女性を連続的に狙っていることや、部屋に残った血痕、私と被害者のDNAが近い状態で付着していたことなど、状況証拠で説明できてしまうのではないかと考え、あきらめて白状しました」

裁判官から9人全員に殺害の承諾がなかったのかと尋ねられ「分からないというのが本当の答え」としたとのこと。

弁護人:「昨日は9人の承諾がなかったと断定したのに、今日は裁判官に『分からない』と言った。検察官の求める答え通りに話しているのではないか?」

被告:「私が同意を取ったり、依頼されたことは一切なかったというのが事実です。それとは別に、被害者が何を考えていたのか分からないというのがさっきの答えです」

裁判官から殺害について「道徳的なためらいはなかったのか」と問われると、「正直かなり迷ったが、バレなければいいやという気持ちだった」と答えたとのこと。

裁判員:「Aさんの殺害を8月20日まで迷ったとのことだが、殺害を決めたきっかけは」

被告:「Aさんは私以外の男性とも関係がありそうでした。2度目に泊まったホテルでは、性的交渉を断られました。私の過去の経験から、長期的に(お金を)引っ張ることは難しいと思いました」

Aさんの「失踪宣告書」について
「自殺はしません」「戻ってくる」とつづられていた。
被告:「私が言い出して(被害者)本人に書かせた」と告白した被告は、会員制交流サイト(SNS)で積極的にいろいろな人とメッセージをやりとりするように指示もしていたといい、「自分といた痕跡が分からなくなる」「痕跡がなければ捜査機関が自分にたどり着くのを防げると思った」と思惑を明かしたとのこと。

***被害者Bさんの審理***
2)検察側の示した調書などによると、女子高生は17年8月26日にツイッターに自殺願望を投稿し、被告とつながった。夏休みの宿題ができていないことを母からしかられたが、27日は2人で音楽のライブに行き「また来たい」と言い合って帰宅した。だが、始業式の28日、学校を休んで被告の元へ向かい、同夜に殺害されたとみられるとのこと。

女子高生は母への誕生日プレゼントを考え、友人と遊びに行く予定も立てており、母は「娘が自殺するとは思えない。大学生になった娘と恋愛話をしたかった。結婚式も、孫の顔を見ることもできない。死刑にしてほしい」と述べたとのこと。

こんなところですね。
9人を殺害して、本人も死刑になる事も予想できた状態で、なぜ自白する事を選んだのか?と考えていました。
もしかしたら事件前から自暴自棄だったのかな?とかね。
でも、被告人質問の回答を見ると、ちょっと微妙な印象です。
そもそも、この一連の殺害は金銭目当てであったので、逮捕されたいと思ってやってるわけじゃないんですよね。

なので、逮捕されないような偽装工作も行っているわけです。
ですがIさんの行方不明者の捜索で現場を訪問した警察官に部屋にあった女性物のバッグを見られ、追求されて事件を自白してます。
(このあたりはFRIDAYさんの記事が詳しいです)
ここが運命の分岐点だったのかもしれませんね。
結局、殺害現場と遺体を押さえられてしまった為に、被告人はもはや言い逃れできないと、「完落ち」したと言うことだと思います。

これまで動機は金銭と暴行を目的としているとの事なのですが・・・これは単純に「快楽殺人」なんじゃない?と思い始めています。
唯一の男性Cさんの殺害は、事件を隠すための口封じだとして、それ以外の全員が女性、しかも、暴行が伴っている。
直接殺人行為に性的興奮を得ているわけではないけれど、殺害する事で結果的に性的興奮を得ているわけで、快楽殺人の亜種なんじゃないかな?
最初は金銭が主な目的だったのかもしれないが、途中から快楽殺人に傾いてしまったのではないのかな?

次回に続く

参考リンク
神奈川県座間市9名バラバラ事件その11(変節)
神奈川県座間市9名バラバラ事件その13(一審公判2)

| | コメント (0)

2020/07/13

京都アニメーション放火殺人事件(8月28日までの報道)

1)書き込みは昨年9~11月、同一のネット掲示板に京アニの名前を挙げて、「現行(ママ)落とされた」「裏切られた」「パクられて原稿の意味がなくなってた」などと書かれていた。「爆発物もって京アニ突っ込む」「無差別テロ」などと危害を加えるような記載もあった。書き込みが同一の人物によるものかは不明とのこと。
 
別の報道では
サイトには「京アニに裏切られた」「アイデアをパクる貴様らだけは絶対に許さん」などとの投稿があったとのこと。
(容疑者の書き込みかどうかはわかっていない)
 
2)容疑者の書き込みかどうかはわかっていませんが、同じ時期の去年10月には京都アニメーションのホームページに殺害を予告する書き込みがあり、警察に被害届が出されていたとのこと。
 
3)容疑者(41)の自宅アパートは、壊れた大型スピーカーや家財道具などが床に散乱していたとのこと。
パソコンの他、スマートフォンが複数あったとのこと。
 
「響け!ユーフォニアム」の色紙が押収されていたとのこと。
 
室内には他にも壊れた家具類が多数あり、その破片や家財道具が床にまき散らされていたという。飲酒した形跡はなく、容疑者が何らかの原因で暴れ回った可能性が高いとのこと。
 
4)近隣住民の談「父親がタクシーで交通事故を起こして働けなくなったそうです。それで一気に生活が苦しくなったのか、父親と妹の怒声が毎晩のように聞こえました。それからまもなくして父親が首を吊って自殺し、残された妹も蒸発してしまいました」
 
5)容疑者は2012年6月に茨城県のコンビニエンスストアで強盗事件を起こし、懲役3年6か月の判決を受けて服役しました。関係者によると、容疑者は警察や検察の捜査段階で「秋葉原で起きた無差別殺人犯の心境と同じで、刑務所に入りたかった。他人にガソリンをまいて燃やすことを考えたことがある」などと話していたとのこと。
 
6)強盗事件を起こす引き金として「小説をめぐって家族との関係が悪化した」とも話していたとのこと。
 
7)容疑者が事件2日前に利用したJR京都駅近くのインターネットカフェで、同社関連の地図を検索した形跡がなかったとのこと。
 
8)京都府警捜査本部は8月14日、負傷者が新たに1人増えて34人になり、死傷者は計69人になった。
 
9)京都アニメーションは8月14日、第1スタジオでの放火殺人事件を受け、今年6月から受け付けていた「第11回京都アニメーション大賞」の募集を一時停止すると発表した。締め切りは11月30日だが、スタッフが事件の対応に当たっているためという。再開するかどうかや既に応募された作品の扱いについては「しばらく時間をいただきたい」としているとのこと。
 
10)容疑者がコンビニ強盗をして刑務所に収監中の話(関係者による)
 
容疑者は時々、突然、「おぉ!」「うわぁ~」などと大声をあげたり、壁に頭を打ち付けたり、ペンを自分の手に刺そうとしたり、手が付けられない興奮状態になったとのこと。
 
この後、容疑者は精神疾患の治療のため、薬が投与されたとのこと。
 
容疑者は刑務所でも小説を書いていた。
容疑者は「俺って、才能があるんですよ」「いい作品を書いて応募したのが、パクられたんですよ」「自分の作品を、有名なアニメ監督が盗んでいる」「今、書いているのもいい作品。今度はパクらせないようにする」などと怒ったように言っていたとのこと。
 
11)コンビニ強盗で逮捕された時の供述
「これで刑務所にいける。この世の中のしがらみから解放されると安堵した気持ちだった。世間に疲れた。人間関係とか面倒だ。この世の中の生活がバカバカしい。」
 
「嫌なことを思い出すたびに、イライラしてものに当たってしまう。努力しても認められない。人として否定されているように思える。」
 
12)7年前の容疑者の知人の談
「ネットで連絡をとった相手に頭で考えていることを抜かれている気がする」
 
13)容疑者が、京アニの人気作品と同じジャンルの「学園もの」など複数の小説を同社に応募していたとのこと。
 
捜査関係者によると、応募作品はいずれも、学園ものが多い京アニ作品を意識したような小説で、意味不明な内容ではないとのこと。
 
容疑者は「京都アニメーション大賞」に複数の小説を応募していたと断定した。捜査関係者によると、応募作品は少なくとも長編と短編が一つずつあり、京アニの人気作品に多い「学園もの」が含まれていたとのこと。
 
14)父親は業務中の死亡事故で負うことになった賠償金が支払えず、自殺を選んだとのこと。
 
15)8月18日で発生から1カ月。容疑者(41)は全身をやけどし、皮膚移植の手術を繰り返し、呼びかけに反応は示すものの、なお重篤な状態が続いているとのこと。
 
16)自宅アパートから押収した電子機器から京アニに関連するサイトの閲覧記録があったとのこと。
 
容疑者の自宅からはスマートフォン3台やタブレット端末を押収。解析を進めたとのこと。
 
時系列
1978年   3人兄弟の次男として生まれた。
1986年頃? 父親が2番目の奥さん(実母)と離婚、父親が子供3人を引き取り、埼玉引っ越す。(時期は推定)
1993年頃? 中学2年の時に引っ越し(時期は推定)
1995年04月 埼玉県立高校の定時制に入学
      非常勤職員として埼玉県文書課に勤務(3年間)
時期不明  父親が事故の怪我原因で廃業、その後、自殺。
1998年03月 定時制高校を卒業
2006年春  下着泥棒の疑いで警察に任意同行?
2009年   郵便局に勤務
2010年頃  常総市鴻野山の雇用促進住宅に入居
2012年04月06月にかけて、近隣と騒音トラブル
2012年06月 城県内でコンビニ強盗、懲役3年6月
服役中に精神疾患の治療の為、服薬を始める。
2016年01月 出所、その後、保護観察施設に入寮。
2016年07月頃 保護観察施設を退寮、さいたま市のアパートに入居
2018年08月  大音量での近隣トラブルで通報
秋      京アニの公式サイトに殺害予告等の複数回の書き込み
2019年
03月   大音量での近隣トラブルで通報
07月
14日   容疑者が隣人とトラブルで通報
時期不明 口座から約10万円を引き出す。
15日   新幹線で京都に移動
14:20頃 容疑者とみられる男の目撃情報(スタジオ西側コンビニ)
15:30頃 JR六地蔵駅で京都駅方面行きの電車にのる
その後、京都市内のホテルに宿泊
16日
10:30頃 JR京都駅前のネットカフェに3時間滞在
12:35頃 ネットカフェを出る
14:00頃 宇治市内の防カメに男とみられる映像
午後   現場付近を男とよく似た人物が往復
 その後、京都市内のホテルに宿泊
17日
11:15頃 現場4kmの宇治市内の防犯カメラに男と見れらる映像(午前中に携行缶等をホームセンターで購入した)
13:00頃 500m離れた公園で容疑者とみられる目撃情報
14:00頃 京アニ本社付近の防カメに男が台車を押す姿が写る
15:00頃 現場のすぐ側で容疑者とみられる人物の目撃情報
16:00頃 500m離れた公園で台車に乗った携行缶と容疑者とみられる目撃情報
その後、公園で野宿したと思われる。
18日
08:00頃 500m離れた公園で容疑者の目撃情報
09:00頃 玄関のシャッターを開け玄関を解放していた。
10:00頃 現場から150mのGSでガソリンを携行缶で販売
10:30頃 事件発生
10:35頃 通報
19日
06:20  鎮火
20日   逮捕状を取る
26日   容疑者の自宅を捜索
31日   34人の殺人で逮捕状を再取得
 
注1)16日朝  容疑者が自宅から自転車外出する目撃情報は誤報と思われる為、削除
 
こんなところなんですが・・・ちょっと容疑者のメンタルの状態が微妙ですね。
コンビニ強盗の服役中に精神的に不安定で、精神疾患の治療をしています。
さらに、出所後も福祉の支援が必要との理由で施設に入寮してますよね。
 
このあたりの状況をみると、メンタルに何等かの問題があった可能性はあると思います。
ただし、事件当時の責任能力は精神鑑定の結果を待つしかしありませんね。
 
そこで、一つ気になるのが、京アニの小説を応募した時期です。
既に、服役中の時点で「パクられた」と言う話が出ています。
なので、放火事件の3年以上前には応募していたのか?
 
でも、では3年も経過してから暴発して犯行を決意したのか?
それとも、応募が出所後の話なら、この服役中の「パクられた」の話は全然、別の話なのか?
 
もし、応募が出所後の話なら、容疑者はずっと以前から作品を「パクられた」と言う意識を持っている事になりますよね。
だとしたら、「妄想」と言う可能性は否定できないかもしれませんね。あるいは、妄想の影響と言う事なのかもしれません。
 
まー実際、出所後は半年間、施設に入っていたけどその後はアパートで独り暮らしなので、通院や服薬といった治療が継続されていたのか?が分かりませんね。
 
もし、独断で治療を中断して、その結果、病状が悪化していると言う可能性もあるかもしれません。
実際に通院の報道はここまで出ていないと思います。
 
治療を継続していたら、この事件は起きなかったのかな?
治療の情報が欲しいですね。
 

| | コメント (0)

京都アニメーション放火殺人事件(7月31日までの報道)

1)府警によると、7月16日の宿泊は宿泊施設に予約をした形跡はなく、飛び込みで宿泊していたとのこと。
 
2)容疑者(41)の自宅から、京都府宇治市を舞台にした同社製作の人気アニメ「響け!ユーフォニアム」のサイン色紙や京アニ関連書籍を押収していた。また、府警が容疑者宅から原稿用紙を押収していたとのこと。
 
小説などの作品を記した書類は見つからなかったとのこと。
容疑者の部屋から押収した大量の原稿用紙には何も書かれておらず、他にも紙に残された作品はなかったとのこと。
 
3)京アニの代理人弁護士は7月30日、容疑者(41)と同姓同名の人物から作品の応募があったと明らかにした。住所は容疑者と同じさいたま市見沼区だったとしている。形式面に関する1次審査を通過せず、社内で共有されていなかったとのこと。
 
弁護士は「応募の内容については明らかにしない」とした上で、「京アニがこれまで制作した作品との間に同一または類似な点はないと確信している」とコメントしたとのこと。
 
弁護士によると、容疑者名と住所の一部が報道で明らかになったため、改めて社内で確認したところ、容疑者と同姓同名で、記載された住所も一致する創作作品の応募が確認されたとのこと。
 
京都アニメーションのホームページによると、同社は10年前から「京都アニメーション大賞」として一般から小説を公募していた。「京都アニメーション大賞」はプロ・アマ問わず、小説を募集。受賞作はアニメ化や文庫化し、大賞は副賞100万円とのこと。
 
4)容疑者は1978年に3人きょうだいの次男として生まれた。
 
5)近隣住民の談「タクシー運転手だった父親が事故でケガをして廃業に追いこまれ、まもなく自殺した」(時期不明、定時制高校入学後)
 
6)08年末から茨城県常総市にある雇用促進住宅に移り住んだ。そして、入居する際の連絡先欄には母親の住所が記されていたとのこと。
 
当時の大家談「約3万円の家賃は滞納が続き、遅延損害金を含め231万円が未払いのままです。」
 
別の報道では
30代になり、リーマンショックのあおりで派遣社員としての契約が打ち切られて住む場所を失い、ハローワークのあっせんで茨城県常総市の雇用促進住宅の入居を申請。家賃約3万円の3DKに住んでいたが、家賃はほとんど支払っていなかったとのこと。
 
7)容疑者は事件当時、顔などを隠さず、逃走の準備もしていなかったことから、府警は逮捕されることも覚悟していたとみているとのこと。
 
8)捜査関係者によると「容疑者は定職もなく生活保護で厳しい生活の中で、わざわざ京都まで来て、犯行に及んだ。家宅捜索では京アニ関連の商品をかなり押収した。グッズ類が多く、DVDはなかった」とのこと。
 
京アニ以外のアニメ関連のグッズもあり、かなりのアニオタではないかとみられているとのこと。
 
9)16年1月に刑務所を出所した後は精神障害があったため、福祉サービスを受けられるように国が支援する「特別調整」の対象になっており、約半年間、更生保護施設に身を置いていたとのこと。
 
10)インターネット上に「京アニに裏切られた」「原稿叩(たた)き落として裏切ること」などと投稿されていたとのこと。
書き込みは昨年秋に集中。京アニの名前を出し、「爆発物もって京アニ突っ込む」や「思考盗聴まで行ってアイデアをパクる」「原稿叩き落として裏切ること」などの書き込みもあったとのこと。
 
11)府警は7月31日、容疑者について、27日に亡くなった男性を加えた34人に対する殺人などの容疑で逮捕状を再取得した。死因が特定できていない1人は含まれていないとのこと。
 
時系列
1978年   3人兄弟の次男として生まれた。
1986年頃? 父親が2番目の奥さん(実母)と離婚、父親が子供3人を引き取り、埼玉引っ越す。(時期は推定)
1993年頃? 中学2年の時に引っ越し(時期は推定)
1995年04月 埼玉県立高校の定時制に入学
      非常勤職員として埼玉県文書課に勤務(3年間)
時期不明  父親が事故の怪我原因で廃業、その後、自殺。
1998年03月 定時制高校を卒業
2006年春  下着泥棒の疑いで警察に任意同行?
2009年   郵便局に勤務
2010年頃  常総市鴻野山の雇用促進住宅に入居
2012年04月06月にかけて、近隣と騒音トラブル
2012年06月 城県内でコンビニ強盗、懲役3年6月
2016年01月 出所、その後、保護観察施設に入寮。
2016年07月頃 保護観察施設を退寮、さいたま市のアパートに入居
2018年08月  大音量での近隣トラブルで通報
秋      京アニの公式サイトに殺害予告等の複数回の書き込み
2019年
03月   大音量での近隣トラブルで通報
07月
14日   容疑者が隣人とトラブルで通報
時期不明 口座から約10万円を引き出す。
15日   新幹線で京都に移動
14:20頃 容疑者とみられる男の目撃情報(スタジオ西側コンビニ)
15:30頃 JR六地蔵駅で京都駅方面行きの電車にのる
その後、京都市内のホテルに宿泊
16日
10:30頃 JR京都駅前のネットカフェに3時間滞在
12:35頃 ネットカフェを出る
14:00頃 宇治市内の防カメに男とみられる映像
午後   現場付近を男とよく似た人物が往復
 その後、京都市内のホテルに宿泊
17日
11:15頃 現場4kmの宇治市内の防犯カメラに男と見れらる映像(午前中に携行缶等をホームセンターで購入した)
13:00頃 500m離れた公園で容疑者とみられる目撃情報
14:00頃 京アニ本社付近の防カメに男が台車を押す姿が写る
15:00頃 現場のすぐ側で容疑者とみられる人物の目撃情報
16:00頃 500m離れた公園で台車に乗った携行缶と容疑者とみられる目撃情報
その後、公園で野宿したと思われる。
18日
08:00頃 500m離れた公園で容疑者の目撃情報
09:00頃 玄関のシャッターを開け玄関を解放していた。
10:00頃 現場から150mのGSでガソリンを携行缶で販売
10:30頃 事件発生
10:35頃 通報
19日
06:20  鎮火
20日   逮捕状を取る
26日   容疑者の自宅を捜索
31日   34人の殺人で逮捕状を再取得
 
注1)16日朝  容疑者が自宅から自転車外出する目撃情報は誤報と思われる為、削除
 
こんなところですね。
事件前に約10万円を口座から引き出しているんですが・・・
調べてみると、さいたま市の生活保護の生活扶助分の支給額はざっと8万円のようです。
容疑者本人に精神障害が認められていれば、もう少し加算されているかもしれません。
 
事件当時に通院していたと言う報道が無いので、多分精神障害分の加算は無かったのではないか?と考えています。
 
いずれにせよ、10万円と言うのは1か月の生活費のほぼ全てですから、事件後に逃亡しても、もう生活資金は無いと言う状態なんじゃないかな?
 
このあたりは、本人の供述を待つしかないですね。
 
それから、小説の応募の事実が出てきました。本人が小説をパクられたと言う言葉と合わせて考えると、本人がパクられたと誤解したと言うあたりが濃厚なのかもしれません。
 
容疑者の応募した小説自体が公開されていないし、さらに、パクられたのがどの作品のどの部分なのかもわかっていないので、一般論でしかないですが、「ただの勘違い」あるいは「誤解」もしくは、本人の欲望による「曲解」と言う可能性があるのかな?と考えています。
 
えーと、小説や文学に限りませんが、音楽の作詞、作曲など多くの芸術と言うのは長い歴史があってもう、数えきれない作品がありますよね。
分かりやすいのは歌謡曲の歌詞で、部分的なパーツだけを抜き取れば、他にも同じパーツを使っている歌詞はあると思うんですよね。
 
容疑者の応募した小説と言うのも、京アニでのアニメ化を前提に書かれた物であるなら、逆に、京アニの作風に合わせた物になってもおかしくない、それを容疑者本人が無意識に書いていると言う可能性があると思うわけです。だとすれば物語やキャラクタの設定が似ている物があってもおかしく無いと思います。
 
この事件で本当にそうだったのか?はこれからの捜査や公判を待たなくてはならいのですが・・・
特に、小説の場合、文章が映像化されてしまうと、どの部分がパクりなのかと言うのはかなり分かり難いのではないか?と思います。
 
ただ、もしそうだったとしても、普通の人間なら自分が寄せていると言うか影響を受けている事に気付くと思うんですよね。
それが、今回の事件では殺人もいとわないと言う程に思いつめた結果になってしまいました。
それは、容疑者自身が生活に追い詰められていたからなのかもしれませんね。
 
生活保護で切り詰めた生活だったにも関わらず、アニメグッズを購入して、原稿用紙で小説を書いていたんですよね。
仕事もしていない(仕事ができない?)容疑者にとっては、どん底の生活から脱出できる最後の手段だったのかもしれません。
そんな状況なら、「自分には才能がある」と思い込まないとモチベーションを維持できなかったかもしれませんね。
 
だけど・・・高校卒業頃には普通に仕事をしていたようなのに、どこで人生の歯車が狂ってしまったんでしょうね。
 
参考リンク

| | コメント (0)

2020/07/03

京都アニメーション放火殺人事件(7月29日報道)

1)捜査関係者によると、京都府内の防犯カメラを確認したところ、容疑者が15日に京都に来ていたことが判明。新幹線を利用したとみられるとのこと。
 
2)京都府警は26日午前、殺人や現住建造物等放火などの容疑で逮捕状が出ている容疑者(41)のさいたま市にある自宅アパートの捜索をした。
自室から、京アニが制作に関わったとみられるDVDのほか、スマートフォンが押収されていたとのこと。
 
アパートからスマートフォンやタブレット端末も押収した。
 
3)2012年、コンビニ強盗。
この事件で懲役3年6か月の実刑判決を受けた容疑者は、服役後、さいたま市にある保護施設で暮らした。保護施設では、働き口の有無を問わず半年で退所を余儀なくされる。容疑者は施設を出ると近所のアパートで暮らすようになる。収入源は生活保護とのこと。
 
4)容疑者が持参したとみられる包丁は事件直後、第1スタジオ付近で発見された。5本は黒っぽいかばんの中、1本はかばんの外にあり、いずれも包装されていなかったとのこと。府警は、容疑者が建物に放火した後、外に避難してきた従業員にも危害を加えるため、すぐに使えるよう準備していた可能性もあるとみて捜査しているとのこと。
 
5)埼玉県庁で3年間一緒に働いた当時の上司:「とても真面目な良い青年で、トラブルとか全然なかったですし、職員同士でも仲良く働いていましたし、好青年という感じだったですね。トラブルを起こすような人間に育っていくというのは思えなかったですね」と話したとのこと。
 
6)コンビニ強盗後に収監された栃木県の刑務所で一緒だっと言う刑務所仲間によると、容疑者は収監中にも「小説を書いている」と話していたとのこと。また、収監中に自殺未遂も起こしたと話していたとのこと。
 
7)容疑者とみられる男が京都入り当日の15日、宇治市木幡大瀬戸の同社本社近くの路上を手ぶらで行き来している様子が防犯カメラに写っていた。
防犯カメラは、京都アニメーション本社から約100メートル北の道路沿いに設置されている。容疑者とみられる赤いTシャツ姿の男はリュックサックを背負い、15日午後2時20分ごろ、本社があるJR木幡駅方面に向かって歩いた後、同市木幡内畑の第2スタジオがある京阪宇治線木幡駅方面に引き返す姿が撮影されていたとのこと。
 
8)京アニの公式サイトでは昨年秋、同社の問い合わせフォームに特定の社員3人への殺害予告や脅迫が200回ほど書き込まれていた。書き込み内容などから同一人物とみられ、同社から相談を受けた府警が捜査してきたが、通信元の特定を困難にする匿名化ソフト「Tor(トーア)」が使われており、書き込み主の特定には至っていないとのこと。
 
9)警察は、全身にやけどを負い入院していた男性1人が新たに死亡したと発表しました。警察によりますと、亡くなった男性は20代の社員とみられ、建物の1階にいたとのこと。これで、この事件による死者は35人。また、重軽傷者の数は33人で、そのうち10人が現在も入院しているとのこと。
 
10)容疑者が15日に京都入りしてから事件が起きる18日までの間、京都府宇治市を舞台にした同社製作の人気アニメ「響け!ユーフォニアム」の「聖地」とされる複数のスポットを歩いて移動していたとのこと。
 
16日は午後2時~2時10分ごろの間に(A)宇治橋西詰(B)宇治橋西詰交差点(C)ファミリーレストラン前(D)JR宇治駅前バス停(E)JR宇治駅(F)宇治橋通り商店街の西端-の6カ所の「聖地」を手ぶらで通過していたことが判明した。17日午後1時ごろには、ガソリン携行缶を載せた台車を押し、京阪宇治線黄檗駅近くの(G)新茶屋踏切を通過したとみられるとのこと。
 
容疑者は京都入り後、スマートフォンや地図を持たずに行動していたとみられており、アニメ作品などを通じ、周辺の地理情報を得ていた可能性もあるとのこと。
 
11)定時制高校時代の同級生によると、容疑者は「中学時代はほとんど学校にいっていなかった」と話していたとのこと。
高校時代は他の生徒と同じようにしっかりと通学していたとのこと。
 
12)捜査関係者によると、容疑者はこの15日、事件が起きた第1スタジオ周辺にも立ち寄ったとみられている。よく似た男が東に約400メートル離れたJR六地蔵駅で午後3時半ごろ、京都駅方面行きの電車に乗っていたことを府警は防犯カメラの映像などで確認したとのこと。
 
第1スタジオ近くの京阪六地蔵駅も「響け!ユーフォニアム」の「聖地」の一つとのこと。
 
13)15日と16日は京都市内のホテルに宿泊し、事件前日の17日は現場近くの公園で野宿したとみられるとのこと。
 
14)容疑者(41)が、犯行前に金融機関の口座から現金を下ろしていたとのこと。銀行口座から10万円近くの現金を引き出していたとのこと。
 
捜査関係者によると、容疑者の宿泊先や立ち寄り先を捜査したところ、いずれの代金も現金払いだったという。事件までの消費額と身柄確保時の所持金を合算した金額は、銀行口座から引き出した額とおおむね一致するとのこと。
 
15)捜査関係者によると、容疑者が特定の社員を狙った形跡がないとのこと。
 
16)事件2日前と3日前、京都市内のホテルにいずれも本名で宿泊していたとのこと。
15日チェックインの際、宿泊者名簿には本名を記入し、住所と連絡先には、かつて住んでいた住所と、これまでに使っていた携帯電話の番号を記したとのこと。
 
翌16日には京都駅前のインターネットカフェを利用した後、再び宇治市へ向かった。ネットカフェでは自分の運転免許証を示し、トラブルなく出て行った。この日も再び京都市に戻って宿泊。氏名、住所、連絡先は1泊目と同じ内容を記し、トラブルを起こすことはなかったとのこと。
 
時系列
1986年頃? 父親が2番目の奥さん(実母)と離婚、父親が子供3人を引き取り、埼玉引っ越す。(時期は推定)
1993年頃? 中学2年の時に引っ越し(時期は推定)
1995年04月 埼玉県立高校の定時制に入学
      非常勤職員として埼玉県文書課に勤務(3年間)
1998年03月 定時制高校を卒業
2006年春  下着泥棒の疑いで警察に任意同行?
2009年   郵便局に勤務
2010年頃  常総市鴻野山の雇用促進住宅に入居
2012年04月06月にかけて、近隣と騒音トラブル
2012年06月 城県内でコンビニ強盗、懲役3年6月
2016年07月頃 保護観察施設を退寮、さいたま市のアパートに入居
2018年08月  大音量での近隣トラブルで通報
秋      京アニの公式サイトに殺害予告等の複数回の書き込み
2019年
03月   大音量での近隣トラブルで通報
07月
14日   容疑者が隣人とトラブルで通報
15日   新幹線で京都に移動
14:20頃 容疑者とみられる男の目撃情報(スタジオ西側コンビニ)
15:30頃 JR六地蔵駅で京都駅方面行きの電車にのる
その後、京都市内のホテルに宿泊
16日
10:30頃 JR京都駅前のネットカフェに3時間滞在
12:35頃 ネットカフェを出る
14:00頃 宇治市内の防カメに男とみられる映像
午後   現場付近を男とよく似た人物が往復
 その後、京都市内のホテルに宿泊
17日
11:15頃 現場4kmの宇治市内の防犯カメラに男と見れらる映像(午前中に携行缶等をホームセンターで購入した)
13:00頃 500m離れた公園で容疑者とみられる目撃情報
14:00頃 京アニ本社付近の防カメに男が台車を押す姿が写る
15:00頃 現場のすぐ側で容疑者とみられる人物の目撃情報
16:00頃 500m離れた公園で台車に乗った携行缶と容疑者とみられる目撃情報
その後、公園で野宿したと思われる。
18日
08:00頃 500m離れた公園で容疑者の目撃情報
09:00頃 玄関のシャッターを開け玄関を解放していた。
10:00頃 現場から150mのGSでガソリンを携行缶で販売
10:30頃 事件発生
10:35頃 通報
19日
06:20  鎮火
20日   逮捕状を取る
26日   容疑者の自宅を捜索
 
注1)16日朝  容疑者が自宅から自転車外出する目撃情報は誤報と思われる為、削除
 
こんなところですね。
事件前に10万円ほどのお金を口座から引き出しているようです。
そのお金で、ホテルに宿泊したり、もろもろを購入しています。
 
で、気になるのが17日が公園で野宿なんですよね。事件直前に現場近くのGSでガソリンを40リットル購入してます。
多分、ガソリン代でも5000円ぐらい必要なはずです。
 
逆算すると、18日の朝、容疑者は現金約1万円を持っていたと言う事になりますね。
ホテルに宿泊すると、ガソリンを購入する代金が不足すると考えて、節約の為の野宿だったのだろうと思うのですが・・・
 
残った約5000円程のお金はこの後、何に使う予定だったのだろうか?
 
例えば、ネットカフェに宿泊なら高くても3000円程度で宿泊する事ができる。
犯行後に自首や自殺と言った事を考えているなら、もうお金は必要ない。
なので、残りの残金でネットカフェに宿泊、そして食事などにお金が使えたはずなんですが・・・
 
そうせずに、敢えて野宿で捻出したこの数千円のお金は何に使うつもりだったのかな?
 
それから、容疑者本人によると中学時代はほとんど学校には通ってなかったようですね。
離婚する前後ですから、家庭的に登校は無理だったのかもしれません。
中学卒業と同時に定時制高校に入学してますから、勉強したいと言う意欲は強かったんでしょうね。
この時期に働いていた埼玉市役所でも、特に問題は無かったようです。
 
なので、2012年のコンビニ強盗の前ぐらいから、生活が変わってしまったのかもしれませんね。
容疑者の人間を変える出来事は何だったのか?気になりますね。
 
続報を待ちましょう。

| | コメント (0)

2020/07/02

京都アニメーション放火殺人事件(7月25日報道)

1)JR京都駅前のインターネットカフェに滞在していた。
 
同店の運営会社によると、容疑者は16日午前10時半ごろ入店。会員登録のため身分証として運転免許証を提示し、3時間パックの利用料を前金で支払った。パソコンのあるフラット席を使用し、ドリンクバーなどを利用して約2時間後に退店したとのこと。
 
店内の防犯カメラには、赤いTシャツを着た容疑者の姿が映っていた。眼鏡を掛け、リュックサック以外に所持品はなく、特に不審な点もなかったとのこと。京都府警から20日夕に照会があり、同容疑者の利用が分かったとのこと。
 
別の報道では
ネットカフェの運営会社によると、青葉容疑者と似た男は16日午前10時半から午後0時35分ごろまで滞在。
 
2)17日午前11時15分ごろと20分ごろには、赤いTシャツに青いジーンズ姿の容疑者に似た男が宇治市のホームセンター付近の道を歩く姿が、別々の防犯カメラの映像に写されていた。
 
いずれも台車を押しており、同20分ごろの映像では、ガソリンの携行缶とみられる箱2個が載った様子が確認できる。同日午後2時半頃には、ホームセンターから約5キロ離れた京アニ本社近くで同じように台車を押した容疑者に似た男の姿が防犯カメラの映像に残されていたとのこと。
 
3)亡くなった34人全員の司法解剖が終了したとのこと。すでに判明した人も含め、焼死が26人、一酸化炭素中毒死が4人、窒息死が2人、全身火傷が1人、不詳が1人。不詳の1人についても、放火事件で亡くなっていることに間違いはないとのこと。
 
4)捜査関係者によると、現場からはこれまでライターやバケツ、包丁6本、ハンマー1本などが見つかった。青葉容疑者は身柄を確保された際、免許証と財布を所持していたが、スマホや携帯電話は持っていなかったとのこと。
同容疑者とみられる男が事件前に現場近くでスマホを操作していたとの目撃情報もあり、京都府警が慎重に調べているとのこと。
 
5)府警によると、青葉容疑者が17日午前、京都府宇治市内のホームセンターで、ガソリン携行缶や台車、バケツなどを購入したことが明らかになっているとのこと。
 
6)当時、建物内には約70人がいた。犠牲者34人のほか、34人が負傷。なお多数の人が入院し、治療を受けているとのこと。
 
7)捜査関係者によると、容疑者は「死ね」と叫びながら、バケツを使い、ガソリンをまいたという。重度のやけどで搬送された従業員らのうち、ガソリンを浴びた状態の人が数人いたとのこと。
 
8)容疑者が確保された際の容疑者の所持金は4000~5000円だったとのこと。
 
9)社員34人が死亡、その半数以上が20代から30代だったとのこと。
 
10)捜査関係者によると、容疑者の財布を押収し、運転免許証から本人の特定につなげたが、カード類などは持っていなかったとのこと。
 
11)捜査関係者によると、容疑者は17日午前、京都府宇治市内でガソリンの携行缶を購入。別にバケツを2個買っていたことも新たにわかったとのこと。
 
容疑者がガソリンをバケツ2個に入れ、現場1階で計10リットル前後をまいた可能性が高いとのこと。
 
12)容疑者は事件前日の17日、京都府宇治市のホームセンターで台車やガソリンを入れる携行缶などを購入。その後、徒歩で台車を押しながら、第1スタジオのある京都市伏見区に向かった。
 
途中で京アニの本社や第5スタジオにも立ち寄ったとみられ、1日で少なくとも数キロ、最大で10キロを徒歩で移動した可能性が高い。17日夜は現場から約500メートルの公園で野宿し、18日午前に事件を起こした。第1スタジオには、ホームセンターで台車などを購入する前にも立ち寄っていたという。
 
服装はずっと変わらず、赤いTシャツにジーンズ姿だったとのこと。
 
13)容疑者とみられる赤い半袖シャツの男が16日午後2時ごろ、宇治市宇治妙楽付近の歩道を京阪宇治駅からJR宇治駅方面に徒歩で移動する様子が防カメに写っていたとのこと。
 
14)容疑者は、引っ越しを繰り返しながらさいたま市内の公立小中学校を卒業した。中学時代は授業を休みがちで目立たない存在だったといい、卒業アルバムのクラスの集合写真にも姿はないとのこと。当時の近隣住民は「父、兄、妹と4人暮らしだった。父がタクシー運転手として働きながら、3人の子どもを育てていた」と話したとのこと。
 
15)容疑者(41)が事件発生3日前の15日に京都府内で目撃されていたことも判明した。府警は、15日には京都入りしていたとみて足取りを捜査しているとのこと。
 
16)警察によりますと、25日までに34人全員の身元を特定したということで、近く公表するとのこと。
 
17)容疑者の親類によると容疑者は茨城県常総市で、3人きょうだいの次男として生まれた。
父親は奥さんとの間に6人もの子供がいて生活は大変だった。本業の農家だけじゃ食べていけないから、幼稚園のバスの運転手も始めた。そしたら幼稚園の保育士さんと不倫をして家を出ていった。その後、残された妻子の元に不動産業者がやってきて立ち退きを求めた。父親が家と土地を勝手に売っていた。
奥さんと6人の子供は路頭に迷うことになったが、本人は知らぬ顔で再婚したとのこと。
 
その2番目の奥さんとの間に生まれたのが容疑者。ほかに兄と妹。たぶん6人の異母きょうだいとは会ったことはないと思う。再婚生活は10年もたなかったんじゃないかな。奥さんが愛想を尽かして出ていったようで、父親が3人の子を連れて埼玉に引っ越した。普通は母親が子供を連れていくことが多いのに、そうせずに出ていったんだから、よっぽど嫌だったんでしょう。容疑者が小学校低学年の頃だったと思います」とのこと。
 
中学2年時に一家は引っ越しをする。
 
一家を知る近隣住民によると「父親は、ほぼ働かずにいわゆる“ヒモ”をしていた。何番目か知りませんが、奥さんらしき女性もいましたが、彼がフィリピン人女性と不倫したとかで、刃傷沙汰になったという話もあったとのこと。結果的に家賃を滞納し追い出されたようです。
 
そんな親だから、子供たちのことはほったらかしでしたね。勉強はしていなかったみたいだし、今で言うネグレクトですよ」とのこと。
 
18)京都府警は25日、殺人容疑などで逮捕状を取っている容疑者(41)について、さいたま市見沼区大和田町在住と発表したとのこと。
 
時系列
1986年頃? 父親が2番目の奥さん(実母)と離婚、父親が子供3人を引き取り、埼玉引っ越す。(時期は推定)
1993年頃? 中学2年の時に引っ越し(時期は推定)
1995年04月 埼玉県立高校の定時制に入学
      非常勤職員として埼玉県文書課に勤務(3年間)
1998年03月 定時制高校を卒業
2006年春  下着泥棒の疑いで警察に任意同行?
2009年   郵便局に勤務
2010年頃  常総市鴻野山の雇用促進住宅に入居
2012年04月06月にかけて、近隣と騒音トラブル
2012年06月 城県内でコンビニ強盗、懲役3年6月
2016年07月頃 保護観察施設を退寮、さいたま市のアパートに入居
2018年08月  大音量での近隣トラブルで通報
2019年
03月   大音量での近隣トラブルで通報
07月
14日   容疑者が隣人とトラブルで通報
15日頃  容疑者とみられる男の目撃情報(スタジオ西側コンビニ)
16日朝  容疑者が自宅から自転車外出する目撃情報
10:30頃 JR京都駅前のネットカフェに3時間滞在
12:35頃 ネットカフェを出る
14:00頃 宇治市内の防カメに男とみられる映像
午後   現場付近を男とよく似た人物が往復
 
17日
11:15頃 現場4kmの宇治市内の防犯カメラに男と見れらる映像(午前中に携行缶等をホームセンターで購入した)
13:00頃 500m離れた公園で容疑者とみられる目撃情報
14:00頃 京アニ本社付近の防カメに男が台車を押す姿が写る
15:00頃 現場のすぐ側で容疑者とみられる人物の目撃情報
16:00頃 500m離れた公園で台車に乗った携行缶と容疑者とみられる目撃情報
18日
08:00頃 500m離れた公園で容疑者の目撃情報
09:00頃 玄関のシャッターを開け玄関を解放していた。
10:00頃 現場から150mのGSでガソリンを携行缶で販売
10:30頃 事件発生
10:35頃 通報
19日
06:20  鎮火
20日   逮捕状を取る
 
こんなところですね。
容疑者の幼少期の情報が出てきました。
容疑者の父親は相当ひどい人だったようですね。
父親は育児にも関心が無かったようですが、本人はそれでも、自力で定時制高校に進学してますから、自分の人生を自力で進もうと努力したんでしょうね。
 
しかし、努力の甲斐もなく、職を転々をしてしまう結果になり、心が折れてしまったのかもしれませんね。
その後は、コンビニ強盗事件なども起こしてますし・・・それで、完全に心が折れてしまっていたが・・・アニメが好きで小説を書いていたのかな?このあたりから、事件に進む経緯は今のところ不明ですね。
 
詳しい事は本人の供述を待つしかないかもしれません。
 
まー当日の所持金が数千円で、ホテルや旅館も使わずに野宿して、着替えも持参していない。
所持金はほぼ、事件の為の凶器の購入と準備に使うつもりだったんでしょうね。
 
なので、人生の最後に多数を道連れにした拡大自殺を考えたと言うところなんでしょうが・・・
(事件後に逃走しているので、自殺の意図があったのか?は何とも言えないですね)
 
この事件を防ぐと言う点で考えると、動機につながる部分も重要ですが、その結論に至る時の容疑者の生活がどうだったのか?と言うのも重要かもしれません。
今ある情報だと、生活費をどうやって捻出しているのか?が良く分かりませんね。
生活保護なのか?それとも、親族からの援助などがあったのか?
 
もし、容疑者が普通の家庭に育っていたら?この事件は起きなかったのだろうか?
 

| | コメント (0)

京都アニメーション放火殺人事件(7月23日報道)

1)捜査関係者によると、ネットカフェを利用していたのは犯行の数日前。容疑者は、このネットカフェを一時利用し、宿泊はしていないとみられ、トラブルは確認されていないとのこと。
 
別の報道では
容疑者は事件の数日前にJR京都駅近くのインターネットカフェを利用していたとのこと。
 
2)容疑者と同じ埼玉県内の中学校に一時期通っていた息子のいる夫婦の証言:(容疑者は)地元の小学校を卒業後、地元の公立中学校へ行きました。そこからどこかへ転校されているようです。
 
3)捜査関係者や同社の社長によると、数年前からたびたび同社ホームページに殺害予告が匿名で書き込まれていた。社員を名指しするなど悪質なものは府警宇治署に被害届を提出し、スタジオに複数の防犯カメラを設置していたとのこと。
京アニに長年勤務する男性社員によると、殺害予告が書き込まれると社内で会議を開いて情報を共有。名指しされた社員はタクシーで帰宅したり、複数の社員がまとまって帰ったりしていたとのこと。
 
4)火災前日の17日午前11時すぎ、現場から約4km離れた京都府宇治市内の防犯カメラに、路上でバケツや携行缶を2つずつ台車に載せて北西の方向に向かって歩く容疑者とみられる男の姿が確認できます。別の防犯カメラの映像によりますと、その約3時間後には、現場の1km手前の京都アニメーションの本社近くまで移動したとみられるとのこと。
 
5)警察によりますと現場の建物の玄関付近には包丁5本が入った手提げかばんのほか別の包丁1本とハンマーや台車が残されていました。近くの路上にはガソリンが残った携行缶2つも見つかっているとのこと。
 
6)ガソリンを入れた携行缶は、現場から死角となる約30メートル南の路地で見つかっているが、容疑者が、この場所で携行缶に入ったガソリンのうち約10リットルをバケツに移した可能性があるとのこと。
 
7)事件が起きた2日前(7月16日)、赤いシャツにジーンズ姿の男が京都府宇治市内の路上を歩く様子が防犯カメラに映っていたとのこと。
 
時系列
1995年04月 埼玉県立高校の定時制に入学
      非常勤職員として埼玉県文書課に勤務(3年間)
1998年03月 定時制高校を卒業
2006年春  下着泥棒の疑いで警察に任意同行?
2009年   郵便局に勤務
2010年頃  常総市鴻野山の雇用促進住宅に入居
2012年04月06月にかけて、近隣と騒音トラブル
2012年06月 城県内でコンビニ強盗、懲役3年6月
2016年07月頃 保護観察施設を退寮、さいたま市のアパートに入居
2018年08月  大音量での近隣トラブルで通報
2019年
03月   大音量での近隣トラブルで通報
07月
14日   容疑者が隣人とトラブルで通報
15日頃  容疑者とみられる男の目撃情報(スタジオ西側コンビニ)
16日朝  容疑者が自宅から自転車外出する目撃情報
     現場付近を男とよく似た人物が往復
     宇治市内の防カメに男とみられる映像
17日
11:15頃 現場4kmの宇治市内の防犯カメラに男と見れらる映像
13:00頃 500m離れた公園で容疑者とみられる目撃情報
14:00頃 京アニ本社付近の防カメに男が台車を押す姿が写る
15:00頃 現場のすぐ側で容疑者とみられる人物の目撃情報
16:00頃 500m離れた公園で台車に乗った携行缶と容疑者とみられる目撃情報
18日
08:00頃 500m離れた公園で容疑者の目撃情報
09:00頃 玄関のシャッターを開け玄関を解放していた。
10:00頃 現場から150mのGSでガソリンを携行缶で販売
10:30頃 事件発生
10:35頃 通報
19日
06:20  鎮火
20日   逮捕状を取る
 
こんなところですね。
高校入学以後の情報は出ていたのですが、それ以前の情報はありませんでした。
今回、小中学時代の話が少しだけ出てきましたね。
中学時代に転校しているのは、引っ越しなのかな?
 
続報を待ちましょう。
 

| | コメント (0)

2020/06/24

京都アニメーション放火殺人事件(7月22日報道)

長文注意
***2019年7月22日報道***
1)現場となった京都アニメーション第一スタジオは3階建てでらせん階段による吹き抜け構造。

犯行を目撃した人によると、スタジオの玄関から侵入してきた男は、らせん階段を過ぎた辺りで火をつけたとのこと。

その火が、なぜ瞬く間に広がったのかというと、1つは男がまいたガソリンによって火が一気に燃え広がったこと。
更に専門家はらせん階段が煙突の役割を果たす いわゆる煙突効果があったのではないかと指摘しているとのこと。

2)33人の死者のうち半数以上の19人が、3階から屋上に至る階段で折り重なるように倒れた状態で発見された。更に2階では11人、2階から3階の階段で1人、1階では2人が犠牲となった。

3)警察は7月19日、今回の犯行を現住建造物放火及び殺人事件と断定し、捜査本部を設置したことを明らかにした。

4)これまでの調べで容疑者は放火に使ったガソリンを携行缶で現場付近まで運んだことが分かっているが、現場から500mの公園では19日に携行缶が入っていた箱が見つかったとのこと。公園の北約150メートルのガソリンスタンドでは、事件の約30分前に男が携行缶でガソリンを購入しており、府警は容疑者とみて防犯カメラの分析を進めているとのこと。

5)犠牲者のうち19人は、3階から屋上に通じる階段で見つかった。京都アニメーション社長によると、屋上に通じる扉には手で回す簡単な鍵が二つあった。消防の到着時は開いていたが、誰も外に出ていなかったとのこと。

事件現場となった第1スタジオには非常階段がなかった。建築時に消防から設置義務はないと説明されたというが、社長は「付けなかったことを悔やんでいる」と肩を落とした。

また、容疑者が侵入した玄関は普段は施錠し、鉄格子のようなシャッターも下ろしていた。ただ当日は外部との打ち合わせがあったため、午前9時から開けていたとのこと。

6)複数の関係者によると、容疑者は埼玉県立高校の定時制に通いながら、1995年4月から3年間、非常勤職員として県文書課に勤務していた。県によると、文書課は県庁内の文書を集配する業務で、容疑者の勤務態度に問題はなかったとのこと。当時同僚だった複数の職員は「記憶に残るような人ではなかった」と話しているとのkと。

7)容疑者は98年春に高校を卒業したとみられる。その後、2016年7月にさいたま市見沼区のアパートに入居した。

捜査関係者によると、昨年8月と今年3月にアパートの住人から「(容疑者の)部屋から騒音が聞こえる」との通報を受け、警察官が出動した。警察官が指導すると、容疑者は素直に「分かりました」と応じたとのこと。

8)容疑者は自転車が趣味とみられ、自宅前で整備をしたり、玄関から室内に入れたりする姿がたびたび目撃されていた。近くに住む女性は16日朝にも自転車に乗って外出する姿を見たとのこと。

9)府警は19日夜、新たに30代とみられる男性1人が搬送先の病院で死亡したと発表した。死者は計34人になったとのこと。

10)警察が調べたところ、犠牲者の多くは一酸化炭素中毒で死亡した可能性が高いとのこと。

11)容疑者が2010年ごろから、コンビニ強盗事件を起こすまでの約2年間、常総市鴻野山の集合住宅に住んでいたとのこと。

同住宅の管理人の男性(70)によると、容疑者は独身で、ハローワークの紹介で入居したという。12年6月に強盗事件を起こして境署に逮捕されるまで、1階に住んでいた。定職に就いていたかは不明で、3万9千円の家賃を払うことは、ほぼなかったとみられるとのこと。

騒音トラブルは逮捕前の2カ月間で数回あった。音楽を大音量で流し、壁を何度もたたき、1人で大騒ぎ。深夜0時すぎに目覚まし時計を鳴らし、近隣住民とトラブルにもなっていたとのこと。

男性は強盗事件後、警察の立ち会いで室内を確認。

「部屋の壁が2カ所、ハンマーで壊され、ベランダ側のガラスも割られていた。室内は物が散乱し、臭いもひどい。(容疑者の物と思われる)ノートパソコンはめちゃくちゃに破壊されていた」とのこと。

容疑者はガス料金もたびたび滞納。元栓を閉められては、開栓のためにガス会社を訪れ、未納料金を支払うことを繰り返していた。

コンビニ強盗事件の5日前には、地下鉄サリン事件で17年間逃走していたオウム真理教元信者、高橋克也受刑者=無期懲役=が逮捕されていたとのこと。

12)関係者によると、容疑者は幼い頃、両親と県西地域の住宅に住んでいた。その後、両親が離婚した際に容疑者は転居したとのこと。住宅には現在、母親が住んでいるが、再婚して別姓のため、周辺住民はその事実を知らないとのこと。

容疑者は3人きょうだいの真ん中。転居以来、母親の家には戻っていないとのこと。

13)携行缶二つを持った男が事件の約30分前、現場近くのガソリンスタンド(GS)で店員に「発電機に使う」と用途を告げてガソリンを購入していたとのこと。

14)捜査関係者によると、容疑者は身柄を確保された際に、近くの量販店でライターやバケツなどを買ったと説明したとされる。見つかった携行缶の中には、ガソリンとみられる液体が残っていたとのこと。

15)捜査本部は20日午前、遺体の損傷が激しく司法解剖していた5人についていずれも焼死だったと明らかにした。
捜査関係者によると、死因が特定されたのは、1階で発見された20~30代の女性1人▽2階で発見された20~30代の男性、30~50代の女性、20~40代の女性の3人▽3階から屋上に至る階段で発見された20~40代の女性1人-の計5人。

16)近所の女性によると、15日ごろ、スタジオの西にあるコンビニの駐輪場付近で、ガソリンの携行缶とみられる箱を足元に置き、スマホを操作している男を目撃した。

17)京都アニメーションの社長は容疑者(41)が「小説を盗まれた」などと説明したことについて「何を言っているのか分からない」と述べた。社内記録に容疑者の名前は残っていないとした。

同社は「京都アニメーション大賞」のコンテストを開催し、小説を公募。受賞作を書籍化したり、アニメ化したりしている。容疑者の応募は確認できていないとのこと。

18)やけどを負って治療中の容疑者は20日、より高度な治療を受けられる大阪府内の病院へ搬送されている。

19)捜査本部は20日、容疑者について殺人と現住建造物等放火、建造物侵入の容疑で逮捕状を取った。逮捕状の容疑は18日午前10時35分ごろ、京都アニメーション第1スタジオの1階で、ガソリンをまき、着火用のライターで火をつけ、1~3階にいた従業員の男女5人を殺害したとのこと。

20)当時、従業員ら74人が建物内にいたが、上階に避難しようと階段に殺到した可能性がある。現場検証に立ち会った社長は、1分以内に黒煙が充満したと説明を受けたとのこと。亡くなったのは1階が3人、2階が11人、3階に上る階段が1人、屋上に上る階段が19人だった。建物内は激しく焼け焦げ、鉄骨も溶けていたとのこと。

21)「容疑者は兄と妹の三人きょうだい。両親が幼少期に離婚したため、父親と暮らしていたのですが、経済的には常に苦しかったようです。小学生時代は柔道クラブに通うなど活発な面もあったのですが、友達は少なかった。中学校では暗い印象で、いじめに遭って引きこもりがちだったそうです」とのこと。

22)容疑者は中学卒業後は、埼玉県内の高校の夜間部に通った。その後は県非常勤職員、新聞配達員、コンビニ数軒と、職を転々とした。その間に父親が死亡し、家族とは疎遠になっていったとのこと。

23)容疑者は2006年春に警察沙汰を起こす。
「窃盗の疑いで、警察が容疑者の自宅に踏み込んだことがありました。要するに“下着泥棒”ですね。容疑者は部屋の中で寝ていて、そのまま起こされて警察に連行された。事件の後にアパートの部屋を引き払う際には、それまで離れて暮らしていた母親が家賃補填したそうです」とのこと。

24)事件前日の午後3時ごろ、現場のすぐ側で、住民が容疑者とみられる男を目撃したということです。

25)事件直後に警察に身柄を確保された際、容疑者は「ガソリンをまいて火をつけた」と話していました。

それに加え、これまでの現場検証で、建物1階の入口近くでバケツが溶けたようなプラスチック片や、ライターとみられる破片が見つかっていたとのこと。

こうしたことから、警察は容疑者が建物に侵入した直後にバケツに入れたガソリンをまき火をつけた疑いもあるとみて、調べているとのこと。

現場で溶けた着火剤の残骸が見つかったことも判明。容疑者がスタジオ1階でバケツに入った約10リットルのガソリンをまいた後、着火剤を使用して火を付けた可能性があるとみているとのこと。

26)現場近くに容疑者(41)のものとみられる長さ約1メートルのハンマーや、包丁4、5本が残されていたとのこと。
別の報道では
火災があった建物の近くから手提げかばんに入った包丁5本が見つかったほか、かばんのそばに包丁1本とハンマー1本などが落ちていたとのこと。

27)府警は21日、新たに13人の司法解剖の結果を公表。死因は10人が焼死で、2人が窒息死、1人が一酸化炭素(CO)中毒死だった。

28)現場付近のホームセンターで、容疑者とみられる男がガソリン携行缶二つを購入する姿が店の防犯カメラに写っていたとのこと。

29)警察によりますと容疑者とみられる男は、数日前から京都府宇治市にある本社や第2スタジオ付近でも台車を押す姿が確認されているとのこと。容疑者の携帯電話は確認されておらず、警察は土地勘があった可能性もあるとみて調べているとのこと。

同社の本社(京都府宇治市木幡大瀬戸)はJR奈良線木幡駅前にあり、事件があった第1スタジオから南東へ約1キロ離れている。第2スタジオ(同市木幡内畑)は、京阪宇治線木幡駅近くで、第1スタジオの南約850メートルにある。

捜査関係者によると、容疑者は事件当時、赤色のシャツにジーンズ姿だった。この服装や特徴によく似た男が事件の数日前、台車を押して歩いている姿が、本社や第2スタジオ付近の防犯カメラに映っていたほか、住民にも目撃されていたとのこと。

30)現場から500mの公園で17日午後1時ごろと、午後4時ごろに容疑者とみられる男が住民に相次いで目撃されており、午後4時ごろには台車に乗った携行缶もあったとのこと。

31)事件前日の7月17日午後2時半頃に京都府宇治市の京都アニメーション・本社付近で撮影された防犯カメラの映像には、台車をおしながらあたりを見渡す赤いシャツの男が映っていました。台車には青いバケツのようなものなどが載せられているとのこと。

32)放火に使用したとされるガソリン携行缶や台車などを、現場から約6キロ南の宇治市内のホームセンターで購入していたことも、防犯カメラの映像などから判明したとのこと。

33)容疑者(41)が火災の数日前、京都市内のインターネットカフェを利用していたとのこと。さいたま市に生活拠点があったとされる容疑者は京都に土地勘がなく、情報を収集した可能性があるとのこと。

時系列
1995年04月 埼玉県立高校の定時制に入学
      非常勤職員として埼玉県文書課に勤務(3年間)
1998年03月 定時制高校を卒業
2006年春  下着泥棒の疑いで警察に任意同行?
2009年   郵便局に勤務
2010年頃  常総市鴻野山の雇用促進住宅に入居
2012年04月06月にかけて、近隣と騒音トラブル
2012年06月 城県内でコンビニ強盗、懲役3年6月
2016年07月頃 保護観察施設を退寮、さいたま市のアパートに入居
2018年08月  大音量での近隣トラブルで通報
2019年
03月   大音量での近隣トラブルで通報
07月
14日   容疑者が隣人とトラブルで通報
15日頃  容疑者とみられる男の目撃情報(スタジオ西側コンビニ)
16日朝  容疑者が自宅から自転車外出する目撃情報
     現場付近を男とよく似た人物が往復
17日
13:00頃 500m離れた公園で容疑者とみられる目撃情報
14:00頃 京アニ本社付近の防カメに男が台車を押す姿が写る
15:00頃 現場のすぐ側で容疑者とみられる人物の目撃情報
16:00頃 500m離れた公園で台車に乗った携行缶と容疑者とみられる目撃情報
18日
08:00頃 500m離れた公園で容疑者の目撃情報
09:00頃 玄関のシャッターを開け玄関を解放していた。
10:00頃 現場から150mのGSでガソリンを携行缶で販売
10:30頃 事件発生
10:35頃 通報
19日
06:20  鎮火
20日   逮捕状を取る

こんなところですね。
事件前に下見をしている反面、放火の為に購入したとみられるガソリンが40リットルで、使われたのは10リットルとみられる。
更に、凶器の包丁が5本に、大型ハンマーが1本と・・・

大量殺人をもくろんでいるのだから、凶器が多いのは、不自然ではないように見えるけど・・・一度に使えるのは両手で2つぐらいですからね。
更に7人の侍のように、人を切ると刃物が切れなくなるほど、犯行を継続して行う事も多分不可能ですよね。
このあたり、自暴自棄になりとにかく大量殺人を考える人と言うのは、みなさん、似たような傾向があるのかもしれませんね。

あと、容疑者の経歴の中に犯罪歴と言うか事件歴が多いので、社会への適応が難しかったのかもしれませんね。
これが、幼少期からの引きこもりによる影響なのか?メンタル面の問題なのか?は精神鑑定が必要なのかもしれません。

しかし、この事件の記事を読んでいると、いつの間にか涙が出てしまいますね。
いつもよりも感情移入してしまっているのかな?

参考リンク
京都アニメーション放火殺人事件(7月19日報道)
京都アニメーション放火殺人事件(7月23日報道)

| | コメント (0)

2020/06/23

京都アニメーション放火殺人事件(7月19日報道)

***2019年7月19日報道***
1)京都市のアニメ制作会社で33人が死亡した放火殺人事件で、身柄確保された男は住居不詳・職業不詳の男性容疑者、41歳と発表されました。

2)男は警察官に確保された際、「小説を盗んだから放火した」という趣旨の供述をしていたという。同社には、数年前から苦情などのメールが届いており、府警は関連についても調べるとのこと。

3)調べなどでは、火災は18日午前10時半ごろ発生。男が「死ね」と叫んで液体をまいた後に爆発が起こり、鉄筋コンクリート3階建ての延べ約690平方メートルが全焼。33人が死亡し、35人が病院に搬送され、このうち16人が入院した。このほか男も顔や胸などにやけどを負い、病院で治療中。

4)建物から約5メートル離れた場所からは、複数の未使用とみられる包丁が入ったかばんが見つかったほか、付近からは20リットル入るガソリンの携行缶2つや台車、ハンマーなども見つかった。携行缶の1つは満タンで、もう1つは半分ほど入っていたとのこと。

5)近隣住民によると、現場周辺で2日ほど前、男とよく似た人物が現場近くの道を思いつめた表情で往復するのを見かけたといい、府警は男が事前に準備をしたうえで、携行缶にガソリンを入れたうえで現場近くまで台車で運び、別の容器に移し替えてまき散らして火を付けたとみているとのこと。

6)現場近くのガソリンスタンドの従業員が「(火災直前の)午前10時ごろに免許証を提示した40代くらいの男に40リットルのガソリンを売った。不審な様子はなかった」と話しており、府警が調べているとのこと。

7)京都市消防局は、火災は発生から約20時間後の19日午前6時20分に鎮火したと発表。

8)「作品を作るたびに殺害予告というより、それに類するものはたしかにあった。打ち合わせで人が来社することが多い時は、オープンにしていることもある」(京都アニメーション 社長)

9)京都府警は19日、京都アニメーション側から昨年10月、同社ホームページに殺害を予告する書き込みがあったとして被害届を受け、威力業務妨害の疑いで捜査していたことを明らかにした。ネット上の住所といわれる発信元のIPアドレスなどを捜査していたが、容疑者の特定には至らなかったとのこと。

同社の社長によると「脅迫メールを受け取り、宇治署に連絡して対応した」と説明。「監督が気に入らない」「表現がだめだ」といった内容の書き込みが複数回あり、いずれも匿名だった。宇治署に相談し、警察官による巡回の強化を依頼。防犯カメラの設置などを進めたとのこと。

10)京都府警捜査1課の課長は19日の会見で「殺害予告と男性容疑者との関連はわかっていない」と説明したとのこと。

11)容疑者は、2012年6月に茨城県内で包丁を持ってコンビニ強盗に入り、現金2万1000円を奪った。容疑者はその後、警察に出頭して逮捕され、「遊ぶ金が欲しかった」と動機を供述するとともに、「オウム事件の高橋容疑者のように自分も逃げられない」などとも漏らしていたとのこと。

容疑者は、刑に服した後、さいたま市内の更生保護施設に入寮した。3年ほど前からは、同市内のアパートに1人で住んでいるというが、その状況はよく分かっていないとのこと。

12)容疑者はアパートの部屋で、2018年夏にゲームかアニメのような音楽を大音量で流し、通報で警察が駆け付ける騒ぎがあった。

さらに、19年7月14日には、隣部屋の男性とトラブルになった。別の部屋の音を勘違いしてか、男性に対して怒りを露わにし、胸ぐらをつかんで「殺すぞ。こっちは余裕がないんだ」などと口走っていたとのこと。

13)関係者によると、容疑者は以前、茨城県でコンビニ強盗事件を起こし、懲役3年6月の実刑判決を受けて服役。精神障害があったことから、刑務所出所後に福祉サービスを受けられるよう国が支援する「特別調整」の対象になっていたとのこと。

別の報道では
捜査関係者によると「容疑者は、所持していた免許証からさいたま市在住の無職41歳だと判明。これまで埼玉県や茨城県で、職も家も転々としてきた」とのこと。

「埼玉県内の中学校を卒業後、同県内の高校の夜間部に通いながら、県の非常勤職員として勤務していました。その後は人材派遣会社に登録をしたり、茨城県内の郵便局に勤務したりしていた記録が残っている」とのこと

郵便局での勤務を始めたのは2009年。

「2012年6月20日未明、当時34歳だった容疑者は茨城県内のコンビニエンスストアに包丁を持って押し入り、男性店員から現金を奪って逃げた。その後同日11時頃に警察署に自首したため、強盗と銃刀法違反で逮捕された。

自首した理由について『オウム事件の高橋容疑者のように逃げられないと思った』などと供述。
当時は茨城県内の雇用促進住宅の3DKに住んでいました」とのこと。

容疑者は服役後、さいたま市の保護観察施設に入寮。刑務所を出所した際に帰る場所がない人が最大半年間入れる施設で、宿泊代や食費の実費負担はないとのこと。

「2016年7月頃には退寮し、その後はさいたま市のアパートに居を移しました。2018年頃から住民との間でたびたび騒音トラブルを起こしていて、複数回通報もあった。今月14日には20代の隣人男性の部屋のドアを執拗に叩くなどしている。その後も部屋のドアを叩かれたため男性が苦情を言いに容疑者の部屋を訪れたところ、胸ぐらをつかまれた。男性は近くの交番に通報している」とのこと。

別の報道では
事件前の7月14日の深夜
壁をドンドンとたたく音がし、ドアのノブを動かす音がしたため、自宅から出て行くと突然、同容疑者に胸ぐらをつかまれた。

約10分間にわたり、「殺すぞ。こっちはもう失うものがないんだよ」と繰り返し怒鳴られたという男性。血走った目で髪の毛をつかまれ、「黙れ、うるせー、余裕がない」とも言われ、恐怖を感じたとのこと。

14)事件が起きる前日に、現場から500m離れた公園のベンチで、容疑者とよく似た人物が目撃されていたとのこと。

 目撃者の話によると、事件前日となる17日の昼過ぎに、赤い服を着たがっちりとした体形の男が、ベンチで横たわっていたとのこと。

その男は、翌日、火災が起きる2時間ほど前にも、同じ場所で寝ていたとのこと。

目撃者は、ほぼ毎日、公園の前を通るそうで、2日連続で同じ場所で人が寝ていることは普段ないとのこと。
さらに赤い服を着ていたので、とても印象に残っていると話したとのこと。

別の報道では
「赤いTシャツを着た男を公園で何度か見かけました。事件前日の17日13~14時頃と、当日18日の朝8時頃です。

15)容疑者は所持していた運転免許証などから、さいたま市に住んでいたとみられるとのこと。

16)隣人によると「物音がしていたので17日夜までは(容疑者は)部屋にいたのではないか」と話したとのこと。

時系列
2009年   郵便局に勤務
2012年06月 城県内でコンビニ強盗、懲役3年6月
2016年07月頃 保護観察施設を退寮、さいたま市のアパートに入居
2018年08月  大音量での近隣トラブルで通報
2019年
07月
14日   容疑者が隣人とトラブルで通報
16日   現場付近を男とよく似た人物が往復
17日   500m離れた公園で容疑者の目撃情報
18日
08:00頃 500m離れた公園で容疑者の目撃情報
10:00頃 事件発生、現場近くのGSでガソリンを販売
10:35頃 通報
19日
06:20  鎮火

こんなところですね。
まだ、事件後1日しか経過していないので、目撃情報などが混乱している可能性がありますね。

とりあえず、ガソリンを40リットルも購入して台車で運搬、さらにハンマーなども用意していたようです。
他には、以前に事件を起こしていて、精神障害があったと言う報道もありますね。
精神鑑定の話が出そうですね。
事件の4日前に隣人とトラブルになった様子を見ると、自暴自棄になっていたと言うのは想像できそうですね。

参考リンク
京都アニメーション放火殺人事件(7月18日報道)
京都アニメーション放火殺人事件(7月22日報道)

| | コメント (0)

京都アニメーション放火殺人事件(7月18日報道)

***2019年7月18日報道***
2019年7月18日午前10時35分、京都市伏見区因幡のアニメ製作会社「京都アニメーション・第一スタジオ」で「1階で爆発音がして建物全体が燃えている」と通報する事件が起きている。

18日午前10時半ごろ、成人の男がスタジオに入ってきて、ガソリンのような液体をまき火を付けた。
男は41歳で「ガソリンのような液体をまき、火を付けた」と話し、負傷し市内の病院に搬送されているとのこと。

18日に起きた放火火災で、新たに15人の死亡が確認され、死者は計16人となった。心肺停止が10人前後おり、死亡と合わせ20人を超えたとのこと。

京都府警によると、確保された男(41)は「死ね」と叫びながら放火したとの目撃情報があり、放火の疑いで調べているとのこと。

府警によると、出火時、スタジオには従業員ら約70人がいたとみられる。搬送された負傷者36人のうち重傷は10人。性別は男性19人、女性14人、性別不明が3人。現場からは刃物が見つかったとのこと。

府警によると、男は液体をまいた後に逃走。京都アニメーションの男性従業員1人が追いかけていったところ、まもなく路上でへたりこんだとのこと。

男が確保された現場近くに住む女性によると、インターホンが鳴り、外に出てみたところ、Tシャツにジーパン姿の男が玄関横のガレージ付近に仰向けで倒れていたとのこと。

足から血を流し、ズボンには火がついていたので介抱していると、警察官が来て、男を確保。「どうしてやったんだ」などと問いかけると、男は怒った様子で「パクリやがって」と声を荒らげたとのこと。

男は「ガソリンをまいた」「ライターで火を付けた」などとも話していたとのこと。

京都の有名アニメスタジオにガソリンのようなものがまかれ、7人が死亡、17人が心肺停止。
負傷者36人、安否不明がおよそ10人となっているとのこと。

警察や消防によりますと、16人の死亡が確認され、さらに複数人が心肺停止の状態。また、36人が重軽傷とのこと。
当時、建物内には従業員73人がいましたが、およそ30人と連絡が取れていないとのこと。(17:59報道)

これが事件当日の報道です。
私も好きな作品がありました。
今はただ、亡くなられた方に素晴らしい作品をありがとうございましたと言いたいです。

本当に事件とは理不尽な物だと思い知らされる事件です。

参考リンク
京都アニメーション放火殺人事件(7月19日報道)

| | コメント (1)

より以前の記事一覧