2020/04/27

広島廿日市市女子高生殺害事件その4(一審判決)

長文注意
***初公判(3月3日)***
冒頭陳述
1)検察側は冒頭陳述で犯行の動機について「犯行前日に寝坊したことをきっかけに自暴自棄になり、(当時勤めていた)会社の寮を飛び出した。やりたいことをやろうと思い、女性暴行しようと考えた」と指摘したとのこと。
 
2)起訴状によると、被告は04年10月5日午後3時ごろ、乱暴目的で被害者方の離れにある女子の部屋に侵入し、折り畳みナイフで脅迫。乱暴する前に逃げられたため、胸や腹を多数回刺して殺害し、祖母の女性(88)を刺して殺そうとした疑い。
 
別の報道では
検察側が冒頭陳述で、性行為の経験がないことから偶然見掛けた廿日市市上平良の廿日市高2年女子=当時(17)=を乱暴しようと企てたとのこと。
 
3)被告は「間違っていません」と起訴内容を認めたとのこと。
 
4)弁護側は「被告は適切な判断ができる心理状態ではなかった」などと寛大な判決を求めたとのこと。
 
別の報道では
弁護側は「計画性のない突発的な犯行で、自身にとって不利なことも明らかにするなど後悔し、反省している」とし情状酌量を主張したとのこと。
 
別の報道では
家族関係の不和や勤務先への不満から「自暴自棄になっていた」
 
***第二回公判(3月4日)***
被告人質問
弁護側
1)被告は逮捕されてからの2年間について、「事件のことを思い出したくなくて考えないようにしていたが、この場でちゃんと話そうと思い出そうとしていた」と涙を流しながら語り、遺族に向けては「自分勝手な都合で事件を起こし申し訳ない」と謝罪したとのこと。
 
2)なぜナイフを持っていたのかという質問に対し、「会社を逃げ出し東京へ行こうとしている途中に野宿をしようと思い、方位磁石とともにホームセンターで買った」と、女性を襲うつもりで携帯していたのではないと主張したとのこと。
 
3)事件当日については、山口県から広島県に入り、下校中の高校生を見かけ、性的暴行を加えようと思い、物色していたところ、たまたま女子が家に入るところを見かけたとのこと。
 
敷地に車がなかったから、親や保護者がいないと思ったとのこと。
 
4)その後、女子の自宅に侵入。折り畳みナイフを取り出し、階段を上がり、女子の部屋をのぞいたとき、ベッドで横になっていた女子と目があったとのこと。
 
部屋に一歩入って、『動くな』と言いました。ナイフの刃は、女子に向けている状態だったとのこと。
 
その後、被告が女子にナイフを向けたまま『脱げ』と脅すと、女子は、部屋から走って逃げ、階段から転げ落ちたとのこと。
 
逃げられる。通報されるという思いから追いかけた。その後、押し合いになり、手にもっていたナイフでおなかを刺したとのこと
 
刺したとき女子は「え、なんで」という表情をしていた。クソ、クソと言いながら、何回も女子を刺したとのこと。
 
被告は、その後、感情が高まり、自分がどうなってもいいと考え、「自らの環境などへの不満を女子にぶつけてしまった」と述べたとのこと。
 
扉を開けると、女子の祖母がいたので、刺して逃げた後、原付に乗って東京方面に向かい、ホームセンターで顔や手について血を洗い、上の服を着替えたとのこと。
 
3日間ぐらいひどく後悔して、嫌な気持ちになって、寝ずに、何も食べず、ずっと原付を走らせていたとのこと。
 
2週間後、東京に着いたものの、所持金が底をつき、事件から1か月後には、実家の宇部に戻ったとのこと。
 
事件を思い出すたびに女子の「えっ」という表情とクソ、クソと何回も刺したことを思い出すので、思い出さないように違うことをしたりしていたとのこと。
 
弁護側から最後に言いたいことを問われ、
 
「取り返しのつかないことをしてしまい、自分は死刑がふさわしいと思っています。大変申し訳ありませんでした。」と話したとのこと。
 
検察側
5)「なぜ女子だったのか」という質問に対しては「女子がたまたまいたから。八つ当たりです」と述べたとのこと。
 
6)逮捕までの約13年半について「捕まらないことに甘え、自首は考えていなかった」と述べたとのこと。
 
7)女子を刺した理由を問われ、被告は「1回目は女子が逃げたことへの怒り。2回目以降は自分の置かれた環境への不満をぶつけ『くそ、くそ』と言いながら何回も刺した。八つ当たりです」と説明したとのこと。
 
裁判官
「女子高校生なら誰でもよかったのか」と尋ねられると、「そうだったと思う」と認めた。事件後は「(殺害時の)女子の『えっなんで』という表情と、くそ、くそと言いながら何度も刺したことを思い出し、考えないようにしていた」と述べたとのこと。
 
証人尋問
被告の父親
検察側席の遺族に対し「同じ親として大変申し訳ない」と謝罪の言葉を重ねたとのこと。
 
***第三回公判(3月5日)***
鑑定人尋問
去年5月からおよそ3か月間、被告の精神鑑定をした医師
1)被告について精神病の症状がないことや当時の記憶や話の内容などから「事件当時、社会適応ができ、精神病ではなかった」と述べたとのこと。
 
一方で、情緒的な発達の乏しさがあったとし、「予測できないことに対して極端な決定をすることがあった」と指摘したとのこと。
 
別の報道では
被告について「人格的な偏りはあるが社会適応できていた」、「精神障害ではない」と指摘。
また、「遅刻し会社を辞めただけで全てのことを失った感覚に陥り、住んでいた町を捨て自暴自棄になるといった極端な決定を下す特性がある」と説明したとのこと。
 
別の報道では
「被告は自分に興味がなく情緒的な発達が乏しかった」「寝坊をきっかけにふるさとを捨てるという極端な行動をとるなど人格的に偏りはあるが精神障害ではない」と話したとのこと。
 
***論告求刑公判(3月10日)***
被害者参加制度による意見陳述(被害者父)
1)「娘の命を奪い、母親の命も奪おうとした被告に対して死刑を望みます。自分の命で償ってほしい」と述べたとのこと。
 
別の報道では
「娘の命は奪われたのに被告は生きているという悪夢には遭いたくない」「被告は、自分の命で罪を償ってほしい」と訴えたとのこと。
 
2)被告は最終意見陳述で証言台に立ち、被害者家族の方を向いて「自分勝手な思いで事件を起こし、大切なご家族の命を奪い傷つけた。これまでご家族の皆さんを苦しめ悲しませてきて申し訳ございません」と頭を下げたとのこと。
 
3)検察側は論告で、被告は帰宅中の北口さんを見かけ、わいせつ目的で襲おうとしたが、逃げられたことに激高して殺害したと指摘。「被害者に落ち度はない。被告の動機は身勝手で、再犯も懸念される」などとした。
 
検察側は「強い殺意に基づく残虐で非道な犯行」として無期懲役を求刑したとのこと。
 
別の報道では
検察側は論告で、北口さんは必死に逃げようとしたが、何度も刺されたと指摘。「恐怖や苦痛、無念さは察するに余りあるという、月並みの言葉では言い表せない」と批判したとのこと。
 
別の報道では
「自暴自棄になったという身勝手極まりなく、理不尽極まりない犯行」「逮捕されるまでの13年間、遺族に苦しい思いをさせた結果は重大である」と指摘した一方で、「被告は事実を認め、後悔している」などとして、無期懲役を求刑したとのこと。
 
4)弁護側は最終弁論で、被告は当時勤務していた金属加工会社で長時間労働を強いられていたとし、「大きなストレスで極端な意思決定をする特性があった。殺害は突発的な行動だった」と刑を軽くするよう求めたとのこと。
 
別の報道では
「計画性は乏しく、被告は反省や後悔の意思を示している」「若い時の犯行で再犯性が低い」などとして、刑を軽くするよう求めたとのこと。
 
別の報道では
弁護側は「検察も求刑しておらず死刑にはすべきでない」と述べ、「若くて家族も見放しておらず更生の余地がある」として有期刑が相当としたとのこと。
 
5)遺族側の弁護士も意見として「ただの『1人死亡した事件』とは異なる。最高刑を回避する理由はない」として死刑を求めたとのこと。
 
***判決公判(3月18日)***
1)一審判決 無期懲役
 
2)裁判長は「一人の生命を奪い、一人に生命の危険が迫る重傷を負わせた結果はあまりに重大」と指摘。
(祖母は1か月の重傷を負い一時重体となった。)
 
被告の発達の偏りの影響や計画的な殺害ではなかった点を認めつつも「強い非難に値する。事実の重大性を厳粛に受け止めさせ、贖罪の日々を送らせるのが相当」と述べ、有期刑を求めた弁護側の訴えを退けたとのこと。
 
裁判長は女子は自宅でくつろいでいるところを突然襲われており、「肉体的苦痛や恐怖感は想像を絶する」と述べた。
 
弁護側の主張通り計画性はなかったとしたが、「わいせつ目的が遂げられなかった怒りという動機は身勝手極まりなく、強い非難に値する」としたとのこと。
 
裁判長は「将来ある人生を奪われた女子の悔しさや、家族の悲しみは筆舌に尽くしがたく、祖母の命も危険にさらされた」と指摘。「長期間、犯人が特定されず、家族は恐怖にさいなまれ、地域社会への影響も大きかった」と述べたとのこと。
 
「有期刑が相当といえるほど軽い事案ではない」としたとのこと。
 
裁判長は「強姦が成功しなかったことや自己の境遇に対する怒りから八つ当たりで殺害行為に及んだことは身勝手極まりない」と指摘。
 
「女子は何の落ち度もないのに将来ある人生を終えねばならなかった悔しさや悲しみは表現するすべもない」として無期懲役の判決を言い渡したとのこと。
 
3)判決などによると、被告は04年10月5日午後3時ごろ、乱暴目的で離れの女子の部屋に侵入し、折り畳みナイフで脅迫。腹や胸を多数回刺して殺害し、物音を聞いて駆け付けた祖母(88)を刺して殺そうとした。
 
***無期懲役確定(4月2日)***
被告(37)と検察側の双方が4月1日の控訴期限までに控訴せず、4月2日に判決が確定した。
 
こんなところですね。
強姦目的で襲撃して、死亡が一人、重症が一人と言うあたりで、無期懲役と死刑のボーダーライン上だったと思いますが・・・
死亡が二人か、強姦が成功して、罪状に強の字が付けば、死刑が出てもおかしくない事件でした。
 
精神鑑定の結果、事件当時の責任能力に問題は無かったわけですが・・・
仕事に遅刻をしたからと言って、それで人生が終わったような感覚になるほど、事件当時は何かに追い詰められていたのかな?
 
製造ライン担当で、休むと製造ラインが止まるなんて環境だと、休み難いでしょうが・・・それでも、普通はそれをカバーできるような上位職が居て、突発的な欠勤でも対応できるようになっていると思うんですよね。
 
なので、正直に寝坊しましたと電話をすれば、普通は済む話しだと思うんですよ。
寝坊が言いにくいなら、そのまま、風邪などで病欠(仮病だけど)すると電話すれば済む話しだと思うんですよね。
 
あるいは、通常なら通勤途中での事故などを心配して、会社側から電話連絡するでしょう?
それで、寝坊なら、すぐに来いとか、具合が悪いなら休めとかと言うやり取りがあっても良い話なんですよね。
 
本人は当時携帯電話を持っていて、携帯電話を川に捨てたのは、寝坊の翌々日ぐらいのはずです。
 
なので、寝坊で無断欠勤の当日か翌日に誰かが電話していれば、この事件は防げたのではないのかな?
その意味では防げた事件なのではないか?と言う印象はありますね。
 
そして、事件から13年ですか、同僚の足を蹴って傷害事件を起こした時に、指紋とDNAが採取されて、事件が発覚。
この13年が遺族を苦しめたのは間違いないのですが、私はこの13年の時間が被告が事件と向き合う為に必要な時間だったのかな?と感じています。
 
自分の境遇や社会を恨んで自暴自棄となって起こした事件なわけで、もし、事件直後に逮捕されたとしても、誰かのせいにして、責任転嫁で事件から逃げてしまっただろうと思うわけです。
 
この13年間の時間を通して、仕事をして、人に信頼され、人間性などを向上したからこそ、今、事件に向き合える状態になったんでしょうね。判決にも不満を持たずに控訴していません。
 
まー被告自身は自業自得なので、被告よりも遺族を優先すべきで、事件後、早い段階で逮捕するべきだったとは思います。
 
ただ、その場合、結局、事件に向き合わずに、刑期だけが終わって、被告が社会復帰する事になる可能性が高いので、更生を考えると、この13年と言う時間は良い方向に働くのかもしれないと思います。
 
しかし、逮捕できたのは偶然なんですよね。
もし、被告が障害事件を起こさなかったら、この事件は未解決のままになっていたかもしれません。
まー流しの事件で、被害者との関係が無いから、被害者をいくら調べても犯人にはたどり着けないし、他県から家出して偶然、通りかかった場所での事件で、普段そこにいるはずの無い人間による犯行と言うのも、捜査を難しくした原因かもしれませんね。
 
とは言え、現在、同じ事件が起きたとしたら、犯行時刻が判明しているので、付近の防犯カメラやNシステム、ドラレコの映像などで、その場所に居た人間と言うのは高い確率で割り出せそうですね。その意味ではドラレコの普及は犯罪捜査に対してプラスに働いていると思います。もう、GPS(ナビ)とセットで標準装備にして欲しいですね。
 
最後に亡くなった女子のご冥福をお祈りします。

参考リンク
広島廿日市市女子高生殺害事件その3(続報)

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2020/04/20

神奈川県湯河原町女性殺人放火事件その3(動画公開)

事件から5年目の節目報道を見て、神奈川県警のHPを覗いてみたところ、動画公開されていました。
 
ちょっと、事件当時には気付かなかったのですが、この動画を見て気付いた事があるので、メモしておきます。
 
 
【湯河原駅に現れた人物の特徴】
 
身長 ・・・・・ 170センチメートルくらい
体格 ・・・・・ やせ型
髪型 ・・・・・ 耳に被るくらいの長さ
当時服装 ・・・・・ 黒っぽい長袖上衣・黒っぽい長ズボン・白色マスク
所持品 ・・・・・ 青色チェック柄の手提げ紙袋
黒色リュックサック
 
事件当時の情報と大きく変わる部分は無いですね。
 
さて、動画公開されていました。
で、動画を見て気付いたのですが、この人の履いているズボンは「ニッカボッカ」じゃないかな?
 
Photo_20200420195902 Photo_20200420195901 Photo_20200420200001
一番右の写真はエスカレーターに乗る時の後ろ足のふくらはぎ部分を後ろから撮った写真です。
それで、上下黒でそろえているのかな?と思うと、靴は白なんですよね。
 
もしかして、この服装はこの人の普段の作業服なんじゃないかな?
作業の内容までは想像できないですが・・・
 
とりあえず、根拠はありません。
でも、作業服としてもニッカボッカは普通の人は選ばないと思うんですよね。
 
事件当時はすぐに逮捕されると思っていたのですが、5年も過ぎてしまいましたね。
犯人逮捕に期待しましょう。

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2020/04/07

東京都豊島区池袋ホテル女性殺人事件その4(一審判決)

長文注意、全ての公判の記録できているかわかりません。
***初公判(2019年12月2日)***
嘱託殺人の罪に問われた大東文化大四年の男性被告(22)=埼玉県入間市=の初公判
 
1)起訴状によると、九月十二日、豊島区池袋のホテルで、女性の依頼を受け首を絞めて殺害したとされる。
 
2)検察側は冒頭陳述で、被告が七月中旬ごろから、ツイッターで自殺志願者の投稿を見るようになったと指摘。被害女性とは八月中旬ごろにツイッター上で知り合い、「殺してくれませんか」と頼まれたとしたとのこと。
 
「三、四人殺してから、自分も死のうと思った」。自身の将来を悲観した被告が、複数の自殺志願者を殺害した上で自殺しようと計画していたとのこと。
 
被害女性のほかにも二人とツイッター上で知り合い、実行には至らなかったものの殺害の約束を取りつけていたとのこと。
 
検察側の冒頭陳述や法廷で読み上げられた供述調書などによると、被告は中学の教員を目指していたが、今年七月に受けた採用試験について、「出来が悪かった」と感じたとのこと。
 
直後の同月中旬ごろから、ツイッターで閲覧するようになったのが、自殺志願者たちの投稿内容。ネット上にあふれていたのは「自殺したい」というつぶやきだった。そのうちの何人かに「死にたいなら殺してあげましょうか」とメッセージを送ると、「自殺する勇気がない。殺してください」と返してくる人もいたとのこと。
 
被告は同月下旬、自殺志願者を殺した上で自殺しようと決意。捜査段階で「自分が自殺するまでに、ばれずに殺せるのは三、四人だと思った」と供述したとのこと。
 
被害女性から初めてメッセージ「ツイートを見ました。私を殺してくれませんか」が届いたのは八月中旬。何度かやりとりを重ね、九月十二日に池袋の裏通りのホテルで落ち合うことになったとのこと。
客室ではお互いのメッセージの履歴を消去したとのこと。女性が便せんに「もう疲れました。死にます」と記すと、被告は両手で首を絞めて殺害したとのこと。
 
前日には自殺志願の別の女性と池袋のホテルで会い、殺害する約束をしていたが、直前に連絡が取れなくなり、会うことはなかったとのこと。
 
補足として時系列にします
07月上旬 被告が教員採用試験を受験
07月中旬 自殺志願者のツイッターを閲覧するようになる
07月下旬 自殺志願者を殺害後に自殺する事を決意
08月中旬 被害女性から初めてのメッセージが届く
09月11日 別の女性とホテルで落ち合う予定だったが、連絡が取れず断念
09月12日 被害者女性とホテルで落ち合う
 
***第二回?公判(2020年01月28日)***
被告人質問
1)検察側が、自殺志願の投稿をした延べ百八十三人にツイッターで殺害を持ちかけたと指摘したのに対し、被告は「軽い気持ちで送った」と述べたとのこと。
 
裁判長の質問「自分は自殺したい。他人の自殺に関与したい。両者はどういう関係にあるのか?」
これに対して被告人は明確な回答ができなかった。
 
被告は、昨年七月の教員採用試験に失敗したことで自殺を考えるようになり、ツイッターで自殺志願者の投稿を見るようになったと説明。「本当に死ぬことを望んでいる人もいて、力になりたいと思った」ことから、殺害を持ち掛けるようになったとしたとのこと。
 
「きっかけははっきりしないが、6月に教育実習をして、教師に向いていないと思った。7月には採用試験を受けたが、結果が出る前に、不合格で間違いないと思って、正直、落ち込む原因になった」とのこと。
 
自殺願望のある人を殺害したことについて、「役に立ちたかった」と証言する一方で、犯行の理由について「自分の中で順序立てて言えない」などと話したとのこと。
 
被告が自殺志願者らに送ったメッセージとして、検察側が「死後に金銭や価値があるものをいただいています」「報酬二十万円用意できそうですか」などと読み上げると、被告は「自分も死ぬつもりだった。本気で金をもらおうと考えていたわけではない」と釈明したとのこと。他に性行為を約束させるようなケースもあった。
 
女性の遺族に「残される家族の気持ちを考えず、申し訳ない」と謝罪する一方、詳しい説明を求められると沈黙する場面が多かったとのこと。
 
被害女性は、ホテルの部屋に来ると、立っていられない状態ですぐに横になったとのこと。そこで、被告は手順を確認した。
 
「(被害女性がなぜ自殺したいかは)詳しいことは聞いていないが、病気で、延命処置を受けたくないと言っていた。(殺害方法は)こちらから手で首を締めると言った。あちらは何も言わなかった」とのこと。
 
「方法にこだわりはない。ナイフで刺すと血が出る。気持ちいいものではない。なるべく血が出ない方法を考えた」とのこと。
 
被害女性が亡くなったことは脈や心音で確認したとのこと。犯行後、被告は「我に返って、とりかえしのつかないことをしたと思い、気が動転した。そのときは冷静ではなかった」と話したとのこと。
 
持ってきたキャリーケースには、被害女性を入れて運ぶ予定だったが、「(遺体が)入らず、そのままにした」と答えた。そして、キャリーケースは持ち帰っている、事前に大きさは測っていないと証言したとのこと。
 
2)弁護人は精神鑑定の実施を請求。地裁は次回公判で実施の可否を判断するとのこと。
 
***論告求刑公判(2月27日)***
1)遺族の陳述書、「被告は娘の命と未来を奪ったことを本当に理解しているとは思えない」「できるだけ重い刑を科してほしい」とする心情が明かされたとのこと。
 
2)検察側は「自殺願望を持った人を無差別に狙った嘱託殺人で、命を軽視した犯行に酌量の余地は無い」と指摘し、懲役7年を求刑したとのこと。
 
3)弁護側は「被告は内省を深め、『再び犯行をしない』と誓っている。家族のもとで社会内処遇を受けるのが相当だ」として、保護観察が付いた執行猶予付きの判決を求めたとのこと。
 
4)最後に被告は、「どのような判決になったとしても、今後、自分の人生をかけて償っていく方法を考えていきたいです」と述べたとのこと。
 
***判決公判(4月6日)***
1)懲役5年(求刑・懲役7年)の判決を言い渡した。
 
2)判決によると、被告は昨年9月12日、ツイッターを通じて知り合った女性(当時36歳)から依頼され、ホテルの一室で女性の首を両手で絞めて窒息死させた。
 
3)裁判長は「事情を深く知りもせず軽々しく自殺に関与することが(被告の言う)人助けであるはずはなく、非常に悪質」と述べた。「女性の両親は、女性を支えて生きようとしていた。悪質性が高く、実刑は免れない」としたとのこと。
 
4)被告は遺体を収容する布団圧縮袋を事前に用意しており、地裁は「犯行は計画的で、犯意も強固で態様は悪質」と認定したとのこと。
 
「人助けだった」とする被告の供述についても、同様の手法で知り合った別の女性と性的関係を持つことをほのめかすやりとりをしていたことを挙げ「疑問が生じる」としたとのこと。
 
5)裁判長は判決言い渡し後、「当たり前すぎるが」と前置きして「命の大切さや重みを改めて考えてほしい」と説諭。「被害者の未来の可能性や家族の愛情を考えると、本気で依頼されても殺害するべきでない。贖罪に何をすべきか、生きて真剣に考えてほしい」と述べたとのこと。
 
こんなところですね。
人助けと言うのは、金銭や性行為の要求を考えると、後付けの言い訳と判断されたんでしょうね。
本人としては、今後の自分の人生を悲観して、どうせダメな人生なら最後に好きな事をしてやろうと言うあたりなのかな?
こう考えた方が全体をすっきりと説明できそうです。
 
ただ、自殺の件が微妙ですね。本人が本当に自殺するつもりだったのか?
自殺するつもりなら、お金は必要ないはずなんです。
まー、自殺するタイミングもあるけど、自殺するまでに3、4人を殺害するのに、必要な期間があって、その期間の生活費と考えたと言うなら説明できますが・・・
 
公判での被告の説明は「本気で金をもらおうと考えていたわけではない」なんですよね。
それなら最初からそんな話をする必要が無いわけです。
 
そして、驚いたのは、事件の動機なんですよね。
被告は教師を目指していたようですが、なぜか教育実習で自信喪失して、教師に向いていないと感じたようです。
で、決定打は採用試験の出来が良くなく、不合格と自己判断したんですよね。
 
被告の場合、目標にしていた教師に「向いていない」と実感した事が、大きな挫折だったのかもしれません。
大学卒業を前に、希望していた職業に「向いていない」と言うのは相当なショックだろうとは思います。
 
ただ、まだ7月の話なので、他の仕事への進路変更は十分可能な時期だと思うんですよね。
昨年だと求人も悪くなかった時期ですよね。
教師がダメなら他の仕事を探せば全然問題ないと思うのですが・・・
 
なので、「この程度の事で」どうして自暴自棄になってしまうのか?ちょっと理解できないです。
 
その原因としては、公判の中で「身近に相談できる人がいなかった」と言う話が出ていますね。
 
これもちょっと、責任転嫁のようにも感じます。
極論すると「生きるべきか?死ぬべきか?」と言う問題は誰かに相談して決めるって話じゃないと思うんです。
 
人生なんて生きる事が前提で、苦労も挫折も乗り越えてみんな生きているわけでしょ?
 
なので、私なりの結論としては、被告は生きる事に執着がなく、その上で、思い込みが人一倍強かった。そして、周囲に相談できる人がおらず、挫折を乗り越えることができずに、自暴自棄の状態になり。そこに「悪魔の囁き」を聞いて犯罪を思い立ったと言うあたりなのかな?と妄想しています。
 
そのあたりから、この事件を防ぐにはと考えると・・・
1)コミュニケーション能力は重要ですね。
もし、被告にコミュニケーション能力が人並にあれば、例えば、教師を目指す前の段階で、経験者などに話しを聞いてを「向いてない」と早期に気付けたかもしれません。
 
さらに、挫折した時にも、友人や家族に相談する事ができたと思うんですよね。そうすれば、この事件は防げただろうと考えています。
 
2)人生観の教育が必要?
目標に向かって頑張るみたいな方法(生き方)もあるし、その一方で才能が無いならあきらめて、自分に向いた方法(生き方)を選ぶ事ができる。いろんな生き方ができて、どちらが正解かは分からないって教育も必要なのかな?と言うのも感じますね。
 
挫折からの切り替えができれば、この事件は起きなかったかもしれませんね。

参考リンク
東京都豊島区池袋ホテル女性殺人事件その3(10月1日までの報道)

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2020/04/03

茨城県境町就寝中夫婦殺人事件その17(妄想2追記20200404)

沢山のコメントありがとうございます。
頂いたコメントを読んでいるうちに、前回の「夫婦殺人+長女誘拐」説には問題がある事に気付きました。
 
最大の問題は、長女の誘拐が目的であるなら、子供部屋に入って、そこに長女が居ない事を知った段階で、のんびり子供達を暴行している時間的余裕が無いと言う事です。
 
つまり、犯人が通報された事に気付いていないとしても、異変に気付いた長女が逃亡する可能性は認識していたはずです。
 
1階の長女が寝室の怒鳴り声に気付いたのだから、犯人もその怒鳴り声は聞いているはずです。(そもそも、怒鳴り声の原因は犯人だし)
 
だから、長女を誘拐するつもりならば、間違って入った子供部屋で時間を浪費する事はできないはずです。
 
とは言え、おそらく寝室の怒鳴り声に子供達も気付いている可能性があるし、深夜に見知らぬ男が部屋に入ってきただけでも、子供達が不審に思うのは確実です。
 
なので、通報などの動きを止める為に手短に暴行すると言うのはアリだと思いますが、ここでのんびり暴行している間に、目的の長女に逃亡されては意味がありません。
 
こう考えてみると、犯人は長女の存在を知らないと考えた方が矛盾が少ないような気がしてきました。
長女の存在を知っているなら、コメントにあったように、子供達に長女の所在を聞くなり、催涙スプレーで手短に暴行するなりして、短時間で部屋を出て長女を探すと思うんですよね。
 
まー長女の存在自体を知らないのか?事件当日に長女が在宅である事を知らないのか?その判断をする材料は無いですが。
 
だとすると、夫婦を殺害して子供達を殺害しない、それどころか、催涙スプレーで怪我をさせる事を避けた理由に戻ってきますね。
 
1)唯一無傷の次女を狙った事件の場合
夫婦を無慈悲に殺害しているのだから、同じ理由で長男を殺害しない理由がありません。
どのみち、長男も口封じに殺害する事になりますし。
 
追記2020/04/04
頂いたコメントで気付いたのですが、長男は重症の為、犯人がこのまま放置しても死亡すると考えたなら、この後、次女への暴行や誘拐と言う可能性はありますね。

2)夫婦に対する怨恨で子供達に恨みは無い場合
でも、それなら夫婦の殺害で目的は達成しているのだから、他の部屋に入る理由が無い。
強いてあげれば、子供の存在を知っていて、通報を遅らせる為に暴行する必要があった場合かな。
 
3)夫婦の殺害が偶発的な場合
夫婦の殺害は意図しない物で偶発的な物だった。それで他の部屋に入ったのであれば、窃盗目的と言う事だろうか?
しかし、それなら、なぜ、最初に人がいる夫婦の部屋に入ったのだろうか?
 
在宅の家に侵入する「忍び込み」と言う窃盗の手口があるので、可能性はあると思うけど・・・
でも、この場合、寝室に物色の痕跡が無い事を説明できない。
もし、意図せず殺害した事が理由で、夫婦の寝室を物色しなかったのであれば、他の部屋に入って物色する理由が無い。
死体が怖いからという理由で物色しないと言うのは、逆に無いと思うんですよね。
 
二人殺害で死刑になる可能性さえあるのに、何も盗まないで帰るなら、やはり他の部屋に入る理由が無いですよね。
 
なので窃盗目的の可能性はちょっと低いかな?と思うのですが・・・
「殺しとタタキ(強盗)はバカのやる事」と言うドラマのセリフがありましたが・・・
二人殺害の上、罪状に強の字(強盗の事ね)がついてしまったら、死刑の可能性はかなり高くなりますからね。
 
ただ、若年者の初犯とか、経験の少ない犯罪者なら、このあたりの計算は出来ていない可能性はあると思います。
 
4)快楽殺人、体験殺人の場合
最初から一家殺傷を狙った事件だと考えると、長女の存在を知らないなら、一番の障害は父親と母親の夫婦になるので、最初に全力で夫婦を殺害して障害を排除した。
 
その後に、体力で劣る子供達を支配して、犯行を楽しむと言う計画なら、この流れもアリですよね。
ただし、最初から殺害を計画しているなら、ちょっと冷静と言うか、犯行が淡泊すぎるのが気になります。
 
例えば、凶器の刃物が今のところ複数あると言う情報がありません。
夫婦の殺害は必死だったから、途中で凶器を変える事ができなかったとしても、その後の子供部屋での犯行が同じ凶器と言うのは、ちょっと地味と言うか、淡泊というか、殺人を楽しむと言う雰囲気が足りませんね。
同じ理由で、催涙スプレーがあるなら、スタンガンなどがあっても良いはずなんですよね。
 
で、犯人の腰にポーチがあったのも変ですよね。まー他の荷物は別のバッグやリュックにでも入れて、廊下にでも置いていたと言う可能性は否定できないのですが・・・
 
総合的に快楽殺人にしては犯行が地味と言う印象です。
ただ、逆に凶器を平凡な物にして入手経路から犯人を絞り込まれる事を避けたと言う可能性は否定できないですね。
だけど・・・いきなり難易度の高い一家4人の殺傷を考えるのだろうか?と言うのは素朴な疑問です。
 
こう考えると、「夫婦殺害+通報遅延工作」と言うのが今のところ、一番、違和感が無いのかな?
 
夫婦殺害の動機(理由)が怨恨なのか?それとも逆恨みや妄想なのか?は分からないですね。
これまで、目立ったトラブルはなさそうなので、怨恨では無いのかもしれません。
ただ、夫婦を同時に同じ理由で恨むとしたら、どんな理由だろう?と言う疑問が生まれますね。
結局、夫婦のどちらかだけを恨んでの犯行なら、ターゲットが一人でいる時を狙えばよい話なんですよね。
 
深夜寝ているところを襲撃するのが成功の確率が高いと言う判断もあるけど、普通なら無関係の人物を巻き込むのは避けると思うんです。
 
とここまで書いてきて、地味に堂々巡りになっていると言う事に気付きました。
何か、新しい情報が欲しいですね。

参考リンク
茨城県境町就寝中夫婦殺人事件その16(妄想)

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2020/03/24

茨城県境町就寝中夫婦殺人事件その16(妄想)

今、出ている情報を矛盾なく説明する方法を思いついたので、妄想チックに書いてみたい。
 
まず、犯人の目的は二つ
A)夫婦の殺害
B)長女の誘拐
 
では順番に事件の流れを追います。
1)犯人は被害者宅に凶器と催涙スプレーを持参して侵入
 
2)凶器を持ったまま、最初に夫婦の部屋に入り、夫婦を襲撃
 
3)夫婦が死亡したと思った犯人は次の部屋へ向かう
 
4)この時、妻は死亡しておらず、瀕死の状態で通報、通報後に死亡
 
5)犯人が次の部屋に入り部屋の電気をつける。
 
6)この時、犯人にとって想定外だったのが、長女の部屋では無かった事。
 
7)電気をつけた事で子供に顔を見られる。長女を誘拐するにも通報される等、犯行の障害になると考えて、長男を暴行、しかし加減ができずに重症を負わせてしまう。その為、次女には長女の誘拐の為に用意した催涙スプレーをかけて、動きを止めた。
 
8)ここで更に想定外だったのは、サイレンが近づいてくる事。
犯人は通報された事に気付かなかった。
この為、犯人は急いで逃亡する。
 
とこんな流れでしょうか。
目的が二つあって、そして犯人にとって想定外が二つ起きた事でこんな結果になったと言うところですね。
 
催涙スプレーは殺害が目的なら不要な物ですから、長女の誘拐用に用意した物だろうと考えたわけです。
 
また、子供部屋の侵入も、長女の部屋と勘違いした結果なら、あり得るかと思います。
 
もともと、子供達に恨みは無かったので、殺意は無かった。
あるいは、長女が悲しむから弟、妹は殺害しなかったと言う可能性もあるかもしれませんね。
 
とは言え、裏付ける証拠が無いので妄想ですね。
この説の疑問点は、犯人が夫婦の寝室を知っていたのに、なぜ、長女の部屋を知らなかったのか?
 
事件から半年ですか、指紋やDNAの話しが出ていませんね。
慌てて逃亡したはずなのに、持参した凶器と催涙スプレーもきちんと持ち帰ってますね。
凶器はポーチに入るぐらいの大きさだったのかな?

夫婦を殺害後の興奮状態でも、子供たちは殺さなかったりと、意外に冷静なタイプなのかもしれませんね。
 

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2020/03/23

茨城県境町就寝中夫婦殺人事件その15(節目報道半年)

まずは続報です。
1)捜査関係者によると、風呂場の脱衣所の窓付近に、何者かが侵入した痕跡が残っていた。窓は無施錠で、県警は犯人がこの窓から侵入し、一家を襲った後に同じ窓から逃走した可能性が高いとみているとのこと。
 
2)殺害された夫婦の寝室と同じ2階にある子ども部屋で寝ていた長男(13)が、「犯人が部屋の電気をつけた」と証言していたとのこと。同じ部屋には次女(12)も寝ていた
 
3)子どもら(長男、次女)は、犯人は帽子とマスク姿の知らない男で「腰のあたりに黒いポーチをつけていた」と話しているとのこと。
 
こんなところですね。
1)については、すでに既出の情報ですね。
逃亡時、サイレンが聞こえていて警察が近づいている事を犯人が知っている状況(実際には救急車のサイレンだけど、通報されたなら警察も向かっているはず)です。さらに、部屋に土足の痕が無いので、犯人は家に侵入する時に靴を脱いでいる可能性が高い。
 
すると、逃亡時は、その靴を履いて逃亡しなければならないから、同じ窓から逃亡するのが自然だと思いますね。
ただし、そこで一つ、気になるのが、「侵入した痕跡」の具体的な内容です。
私が犯人なら、警察が近づいている状況なので、とにかく逃亡を優先したはずです。
 
だから、開けた窓を閉めなかった、窓は開けられた状態で放置されていると思います。
現着した警察(鑑識)は当然、深夜に窓が開いていれば、不自然だと思うでしょう?
なので、逃亡口としてはすぐにここだと、判断できると思うんですよね。
で、室内に土足の痕が無いから侵入時に靴を脱いでいると推測すれば、侵入口も同じ窓と言うのは、自然な流れだと思います。
 
当日雨が降っていた、家の周囲は土だったから、ゲソ痕や泥の痕が窓周辺に残っていたのかもしれませんね。
 
2)3)については、今回の新情報です。
「犯人が部屋の電気をつけた」理由はなんだろう?
これは、「室内を確認する為」と「犯人がハンドライト」など照明を持っていない為なんじゃないかな?
ただし、夫婦の寝室で夫婦を殺害時に1階の長女を起こしてしまうほどの怒鳴り声が聞こえてきたわけだから、他に家族がいれば、当然、この怒鳴り声で起きているはず、
 
だから、ペンライトなどで、こっそり室内を確認する必要は無いと言う判断はありだと思います。
 
いずれにせよ、犯人は室内を確認しなければならなかった。それはなぜか?
 
もし、犯人が家族と顔見知りで家族構成を知っていて、家の間取りも知っているなら、この部屋が子供部屋だと知っているはず。
ここで電気をつければ、室内は確認できるが、逆に部屋の子供たちにも、自分の姿を見せる事になる。
 
もし、子供たちに用事が無いなら、この部屋はスルーして、逃亡した方が犯人にとっては有利な展開のはずなんですよね。
それでいて、子供たちを殺害するわけでもない。むしろ非致死性武器の催涙スプレーで動きを止めただけだった。
 
なので、少なくとも犯人は家の間取りや家族構成は知らなかったんじゃないかな?
それで、不用意に部屋の電気をつけたら、そこは子供部屋で、子供が二人寝ていた。しかも、一人は自分の姿を見てしまった。
そこで、対応に迷っていたのが空白の9分間(実際には3分間)かな?
とりあえず、子供を殺すのは忍びないと考えた犯人が、子供の動きを止める為に、長男に傷を負わせて、次女に催涙スプレーを使ったと言うあたりだろうか?
 
3)「腰のあたりに黒いポーチをつけていた」これが問題です。
実は、その大きさについての情報が抜けている。
 
この事件では、犯人が現場に持ち込んでいると思われる物が、少なくとも二つあります。
A)凶器の刃物
B)催涙スプレー
 
催涙スプレーについては、護身用の物なら、小型のポーチでも入ると思うのですが・・・問題は凶器です。
刃渡り18センチぐらいの文化包丁でも、全長は32センチぐらいあります。
 
だとすると、小型のポーチには入らない。
ポーチと言うのがどのサイズまでを言うのか?と言うのがちょっと微妙なんですが・・・
大きかったら、ヒップバッグとか、ウエストバッグとか言いそうな気がするんですよね。
 
とりあえず、小型のポーチだとすると・・・犯人は凶器は手に持って侵入しているのかもしれませんね。
窃盗犯は手に刃物を構えて、侵入したりはしないと思うんですよね。
両手を自由にして、物色する事を優先するでしょう。
なにしろ、靴を脱いで、足跡もたてないようにしているんですから。
 
と考えると、最初から夫婦の殺害が目的なのかな?
凶器を持ったまま、真っ先に2階の夫婦の部屋に入っているんですよね。
 
窃盗の初心者で家人に気付かれた時に、強盗に変化する為の準備なら可能性はありかな?
で、運悪く、夫婦の部屋に入って、案の定、気づかれてしまい、無我夢中で刺した?
 
でも、意図せず殺害なら、夫婦を殺害して即、逃亡ってのもアリだと思うけど・・・
お金に困っていて、物色する為に子供部屋に入った?でも、夫婦の寝室は物色されていないんですよね?
 
殺害目的だが、家族構成を知っているなら、1階の長女を放置しておくはずが無いですよね。
 
詳しい家族構成を知らないのであれば、どうして、夫婦の寝室の位置を知っていたのか?が疑問です。
他人の家の寝室がどこか?なんて普通は分かりませんよ。
 
偶然で無いのなら、やはり、ある程度の顔見知りなのかな?
その場合、どうして子供部屋に入り電気をつけてしまったのか?
犯人にしか分からない事かもしれませんね。
 
犯人逮捕に期待しましょう。

参考リンク
茨城県境町就寝中夫婦殺人事件その14(通報タイミング)
茨城県境町就寝中夫婦殺人事件その16(妄想)

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2020/03/20

神奈川県相模原市障害者施設虐殺事件その8(一審公判2)

長文注意
***第八回公判(1月24日)***
弁護側被告人質問
1)被告は「自分には責任能力があると考えている」と述べ、責任能力がないとして無罪を訴えている自身の弁護人の主張を否定したとのこと。
 
被告人質問で弁護人の主張について問われた被告は「責任能力を争うのは間違えている。なければ即、死刑にすべきだ」と述べたとのこと。
 
別の報道では
被告:「自分は心神喪失ではないと思っています」
 
弁護人:「どうしてですか」
 
被告:「責任能力がないものは死刑にするべきだと思うからです」
 
弁護人:「自分に責任能力があると思いますか」
 
被告:「責任能力があると思っています」
 
2)動機について「意思疎通を取れない人間は安楽死させるべきだ」と述べた。
 
弁護側から、なぜ安楽死させないといけないのかと問われると「多くの問題を引き起こしているもとになっている」などとゆがんだ主張を展開。たとえ意思疎通が取れないとしても愛情を持って接する人がいると問われても、「気持ちはわかるが、お金と時間を奪っている限りは守ってはいけない」と答えたとのこと。
 
別の報道では
被告:「より多くの人が幸せになるために7つの秩序を書きました」
 
被告:「安楽死、大麻、カジノ、軍隊、セックス、美容、環境について考えました」
 
*安楽死:「意思疎通の取れない人間を安楽死させるべきだと思います」「名前、年齢、住所を言えない人間です」
 
弁護人:「なぜ、国から支給されている金で生活するのが問題だと思うようになったんですか」
 
被告:「日本が借金だらけで、財政が苦しいことを知ったからです。お金が欲しくて、世界情勢を調べるようになりました。そうしたら、テレビやインターネットで国の借金のことを知ったんです。安楽死させると、借金を減らせると思いました」
 
*大麻:
被告:「大麻は本当に素晴らしい草です。本当に感謝しています。嗜好(しこう)品として使用、栽培を認めるべきだと思う」
 
弁護人:「日本は大麻が禁止されている理由はわかりますか」
 
被告:「病気が治ると薬が売れなくなるからだと思います。楽しい草と書いて薬になります。楽しい心が超回復につながります」
 
被告:「安楽死を認めている国は大麻を許されている国であることが多いです」
 
弁護人:「安楽死と大麻を認めることに関係があると」
 
被告:「安楽死は人生を捨てるためのルールではなく、楽しく生きるためのルールです。大麻を吸えば楽しく生きることを考えられると思います」
 
弁護人:「日本人も大麻を吸えば、安楽死を認める国になると」
 
被告:「はい。捕まってから考えました」
 
*カジノ
被告:「カジノが悪いのではなく、小口の借金が悪いのだと思いました」
 
弁護人:「認めるべきだと」
 
被告:「認めてもいいと思います」
 
弁護人:「小口の借金とは」
 
被告:「無限に膨らむ虚栄心に限度はないと思いました」
 
*軍隊
被告:「男性は18歳から30歳の間、1年間訓練すべきだと思います」
 
弁護人:「義務で」
 
被告:「はい。韓国の俳優さんを見て気合が入っていてかっこいいと思いました」
 
*セックス
被告:「いろいろな欲求がありますが、性欲は間違った快感を覚えると人を傷つけます」
 
弁護人:「どういうことですか」
 
被告:「避妊をもっと当たり前のものにすれば。例えばコンビニでピルを買えるようにするとか」
 
弁護人:「今のままだと」
 
被告:「子供をつくりたくないのにできた場合、虐待を受けることがある」
 
*美容
被告:「女性じゃなくても人間は美しい方がいいと思います。美は善行を生むと思います」 
 
弁護人:「そのためには」
 
被告:「整形手術を国が負担してもいいと思いました。ただ子供は遺伝子を引き継ぐので交際前に整形の有無を報告すべきだと思います」
 
被告:「客観的に自分を見ることが大切だと思います」
 
*環境
被告:「深刻な環境破壊による温暖化防止のために、遺体を肥料にする森林再生計画に賛同します」
 
弁護人:「遺体とは」
 
被告:「人間の遺体です。捕まってから考えました」
 
3)園に就職してから感じたことはないかを聞かれ、被告は「こんな世界があるとは、と驚いた」と説明。働くうちに「障害者は必要ないと考えるようになった」と述べたとのこと。
 
4)犯行を決意した時期については、事件の5か月前にあたる「措置入院中に思いついた」とした上で、刃物を購入した日については「事件を起こすと決めた日で事件の前日」と語ったとのこと。
 
5)動機について
弁護人:「どうしてあなたがやる必要があったんですか」
 
被告:「自分が気付いたからです」
 
弁護人:「ほかの人ではなく、あなたがやらなければいけない理由は」
 
被告:「(そのことに)気が付いたからです」
 
弁護人:「あなたは何かほしいものがありましたか」
 
被告:「お金です」
 
弁護人:「お金を得るためには何をすればいいですか」
 
被告:「人の役に立つか、人を殺すかです」
 
弁護人:「殺すとはどういう意味ですか」
 
被告:「詐欺をしたり、覚醒剤を売ったり、安い賃金で働かせたりすることです」
 
弁護人:「犯罪をするということ?」
 
被告:「そうです」
 
弁護人:「安い賃金で働かせるというのはどういう意味ですか」
 
被告:「正当な報酬ではないということ。搾取するということです」
 
弁護人:「お金が欲しい、だから殺したと」
 
被告:「役に立つということだと思いました」
 
***第九回公判(1月27日)***
検察側被告人質問
1)。園への侵入の経緯については、被告は「女性職員のいるホームを狙って入った」「女性職員なら鍵を奪いやすいと思った」と述べたとのこと。
 
2)事件後に津久井署に出頭した理由を、「現行犯逮捕されるより潔いと思った」と話したとのこと。
 
別の報道では
「現行犯で捕まるより潔いと思った。錯乱していない」として、自らの刑事責任能力があることをあらためて主張したとのこと。
 
3)襲撃前に体を鍛えていた点は「職員と取っ組み合いになると思っていた」と指摘。「職員の少ない夜勤を狙った」「女性職員のいるホームから狙った」とも語り、職員を拘束する目的で拘束バンドやガムテープを事前に購入したことも含め、周到に準備した上で決行したことを明らかにしたとのこと。
 
4)意思疎通ができない障害者全員を殺すつもりだったのか問われると、「できるだけ多く殺そうと思った」と述べ、最終目標は「世界平和」だとした上で、「重度障害者を殺した方がいいんだと気づいて欲しいと思った」などと述べたとのこと。
 
5)「裁判で一番言いたいこと」を問われた被告は、被害者を匿名とした今回の審理を挙げ、「匿名裁判は重度障害者の問題を浮き彫りにしている。施設に預けるということは、家族の負担になっているということ」と主張したとのこと。
 
6)特定の被害者については、「暴れてしまったりするのでやっかいな利用者だと思っていた」と語り、あらかじめ狙っていたことを明らかにしたとのこと。
 
7)園で勤務を開始した当初、入所者が裸で走り回っていたことなどに驚き、「人間ではない」と感じて次第に重度の知的障害者は要らないと思うようになったと語ったとのこと。
 
8)検察側から襲撃する人をどう決めたかを問われた被告は「部屋の様子やその人の雰囲気で判断した」と回答。「おはようございますと声をかけて返事があった人は話せると判断した」「部屋に何もない人は考えを伝えられず、パンツだけで寝ている人は自分で排せつできないと判断した」などと述べた。
 
被告に脅された女性職員から「心があるんだよ」と思いとどまるように求められた時の心情を問われると、「犬や猫もそうだと思った。その程度で人の心とは言えない」と述べたとのこと。
 
9)被告は相手を選ばずに刺した人もいたと明らかにした。これまで「意思疎通できない人を刺した」と説明していたが「時間が足りなかった」などと述べたとのこと。
 
***第十回公判(2月5日)***
被告人質問
裁判長:「社会に出たらまた同じことをやりますか」
 
被告:「二度とこのような事件は起こしません」
 
裁判長:「なぜ」
 
被告:「(事件を起こしたことで)十分、自分の考えをお伝えさせてもらったからです」
 
***第十一回公判(2月6日)***
被告人質問
1)被告は事件数カ月前、両親の自宅マンションを訪ね、未来を予言すると信じ込んだ「イルミナティカ-ド」と障害者の安楽死についての持論を伝え、「事件を起こす」と告げたという。両親から「周りの迷惑になる」「悲しむ人がたくさんいる」と止められたが、思い直さなかったと説明したとのこと。
 
2)16年3月に(措置入院から)退院した後、両親から心療内科に通院するよう持ち掛けられたが、「大丈夫だよ」と受け流した、とも明かした。代理人弁護士にその理由を問われると、「精神薬を飲むとばかになると思うので」と答えたとのこと。
 
3)両親が重度障害者になった場合についても尋ねられ、「人に殺されるのでなく、自分で死ぬべきだ」と返答したとのこと。
 
4)「両親から愛されていると感じたか」と聞かれると、「いろいろと手をかけてもらった。 不自由なく暮らした」また、もし自分が殺害されたら両親は「悲しむと思う」と述べました。 さらに、「人生が楽しくないという不満から事件を起こしたのか」などと問われ、次のように述べました。 「楽しくないのではなく、人生を楽しみたい、有意義にしたいからです」と答えたとのこと。
 
5)拘置所に面会に来た人に対し「目立ちたいから事件を起こした」と話したかと問われると「そんなことは言っていません。その人の言っていることは嘘です」と、強い口調で言い返したとのこと。
 
***第十二回公判(2月7日)***
証人尋問
被告の精神鑑定を行った男性医師:
医師は「『意思疎通の出来ない障害者を殺す』という動機は被告個人の強い考えに基づくもので、妄想ではない」と証言し、被告が常用していた大麻が事件に与えた影響を否定したとのこと。
 
公判で医師は鑑定結果を報告し、被告についてパーソナリティー障害と大麻使用障害と診断したと説明。一方で、被告が事前に計画した内容通りに襲撃を決行し、殺傷方法を犯行中に変更するなど計画的かつ合理的な行動が一貫している点などから、「大麻の影響は行動に影響を与えないほど小さい」と述べたとのこと。
 
被告の犯行動機については「病気による発想ではなく、園での勤務経験や世界・社会情勢を見聞きしたことにより形成されていった」と指摘したとのこと。
 
別の報道では
弁護側はこれまでの公判で「大麻精神病によって被告は本来の人格とは違う別人になった」と主張していたが、医師は「大麻が脳に影響を与え、障害者を殺すという発想が生じたとは言えない」と否定したとのこと。
 
医師は「入れ墨など、大学時代から反社会的な行動は強まっていた。人格の連続性がある」と述べたとのこと。
 
別の報道では
「大麻中毒や人格障害の診断はされるが、犯行への影響はなかったか、影響を与えないほど小さかった。犯行は病気ではなく本人の強い意思によるもの」などと証言した。
また、大学時代から脱法ハーブの使用、さらに、社会人になってから暴力団関係者との関わりや街の中でのけんか、車の暴走行為などの反社会的な行動がエスカレートしていったと指摘した。
 
被告の性格については「社交的で積極的な反面、自己中心的で周囲からの称賛を求める気持ちが強い」と分析したとのこと。
 
とりあえず長いので、このあたりでいったん、区切りますね。
被告人質門の内容を見ると、ちょっと理解できない部分が多いのですが・・・
もしかすると、この人の動機は、幾つか複数の価値観が無意識にすり替わってしまった結果、醸成されてきた物かもしれませんね。
詳しくは最後に書くことにします。
 
次回に続く

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2020/03/18

埼玉県さいたま市犯罪心理学者妻殺人事件

3月16日18時ごろ、さいたま市浦和区高砂の埼玉県庁前の路上で、「女性が刺されて動かない」と目撃者から110番する事件が起きている。
 
女性は搬送先の病院で死亡が確認された。
県警浦和署は、現場にいた住所、職業不詳男性容疑者(51)を殺人未遂容疑で現行犯逮捕したとのこと。
 
逮捕されたのは文教大人間科学部臨床心理学科の男性准教授
 
同署によると、容疑者は「女性を刺したことは間違いない」と容疑を認めているとのこと。
 
逮捕容疑は16日18時ごろ、同市浦和区の路上で、さいたま少年鑑別所に勤める女性(53)の胸部などを刃物で複数回刺して殺害しようとした疑い。2人は別居中の夫婦。
 
死亡したのは53歳の少年鑑別所職員の女性。
 
現場はJR浦和駅近くの県庁とさいたま地裁に挟まれた国道上。
 
調べに同県越谷市に引っ越してきたばかりだと話しているとのこと。
 
捜査関係者によると、容疑者は文教大キャンパスのある同県越谷市に住み、女性とは別居中だったと家族が説明している。大学のホームページによると、犯罪心理学などが専門で、犯罪被害者を支援する活動にも取り組んでいたとのこと。
 
男は越谷市にキャンパスがある文教大人間科学部臨床心理学科の准教授で、公益社団法人「埼玉犯罪被害者援助センター」の理事を務めているとのこと。
 
大学ホームページなどによると、容疑者は少年鑑別所職員を経て同大学臨床心理学科に勤務。犯罪心理学を専門していたとのこと。
 
容疑者は、帰宅後買い物に行く途中だった女性を待ち伏せて犯行に及んだとみられとのこと。
 
親族などの話から2人は数年前から家庭の話で口論になっていたとみられるとのこと。
容疑者は動機などについて黙秘をしているとのこと。
 
捜査関係者によると、容疑者が自転車に乗っていた女性を倒し、あおむけの女性に馬乗りになって刺したという目撃情報があるとのこと。
 
女性には刃物を防ごうとした時にできる「防御創」がなかったとのこと。
 
3月17日の容疑者勤務の大学の記者会見
大学側の説明によると、容疑者は少年鑑別所職員などを経て平成19年から大学で勤務していた。実務経験を生かして犯罪被害者の心理について解説する授業などを担当し、ゼミは司法関係の公務員を目指す学生らに人気だった。埼玉犯罪被害者援助センター理事を務めるなど学外活動にも熱心だったとのこと。
 
女性は昨年4月からさいたま少年鑑別所の統括専門官として非行少年の処遇に当たっていたとのこと。
 
上司の次長は「優秀で人格も円満。口数は少ないが起案が的確で、少年からの信頼も厚かった」と明かす。同居する3人の娘のことを常に気にかけ、宿題を手伝うなど熱心に子育てに取り組んでいたのこと。
 
同僚たちが最後に女性を目にしたのは、事件の約30分前の16日午後5時半ごろ、現場近くの庁舎から退勤する姿だったとのこと。
 
関係者によると、容疑者と女性とは昨年ごろから別居していたとのこと。
 
大学によると、容疑者は2007年4月から専任講師として勤務。15年に准教授に昇任した。専門は犯罪心理学や臨床心理学で、担当ゼミは司法関係の仕事を志す学生から人気だったとのこと。
 
容疑者は大学院の修士課程を修了後、少年鑑別所や刑務所で12年勤務。その後、2007年4月から人間科学部に勤め、15年4月に准教授になったとのこと。
 
容疑者は08年07月から埼玉犯罪被害者援助センター(さいたま市南区)の理事として、犯罪被害者支援の施策の立案にも携わってきた。
 
死亡した女性が勤務していたさいたま少年鑑別所によると、女性は19年4月に東京都内の女子少年院から異動し、敷地内の官舎に容疑者と子ども3人と入居した。統括専門官として、鑑別所に入所する少年の生活全般を見る責任者だったという。
 
容疑者(51)がリュックに凶器の包丁を隠していたとのこと。「バス停付近で待ち伏せた」という趣旨の話もしているとのこと。
 
大学が把握している最後の出勤日は今月11日。事件当日の16日に学内にいたかどうかは確認できていないとした。
 
県警は18日、男の容疑を殺人に切り替え、身柄をさいたま地検に送りました。
 
動機については「言いたくない」と黙秘を続けている
 
時系列
1995年03月 容疑者が大学院を卒業、その後、法務省の職員になり少年鑑別所、刑務所等に勤務
2007年04月 容疑者が専任講師として勤務
2008年07月 容疑者が埼玉犯罪被害者援助センターの理事となる
2015年04月 容疑者が准教授に昇任
2019年04月 女性はさいたま少年鑑別所の統括専門官となる、官舎に容疑者と子供3人と同居
その後   容疑者が別居、子供3人は女性と同居
 
2020年
03月11日 容疑者の最後の出勤日
03月16日
17:30頃 女性が退勤
18:00頃 事件発生
03月18日 容疑者を殺人容疑で送検
 
こんな事件ですね。
事件後に容疑者はその場から逃亡していませんね。そこを考えると、この後、どうなってもかまわないと言う自暴自棄になって覚悟の犯行なんでしょうね。
 
包丁を用意して、待ち伏せ、自転車に乗る女性を倒して、馬乗りになり、複数回刺す。
殺意は満々ですね。
 
なので、よほど追い詰められた結果なんでしょうね。
動機については、「言いたくない」と黙秘しているようですが・・・言えない理由があるのかもしれませんね。
誰かを傷つけない為の配慮なのかもしれないが・・・もし、そうなら、もう十分、傷ついているでしょうね。
 
このあたりは、落ち着いてくれば話が出てくるかもしれません。
 
情報としては、数年前から家庭口論があったようですが、昨年4月には一家で官舎に入居しているので、この段階では決定的な亀裂は無かったのだろうと思います。
 
その後に別居しているので、この時期に決定的な亀裂が生じてしまったんでしょうね。
 
推測ですが、容疑者も女性も少年鑑別所などでの勤務期間があるようですから、職場結婚だったのかな?
だとすると、お互いの性格などは良く知った上での結婚だったと思うので、性格の不一致と言うのは原因ではないでしょうね。
 
高学歴家庭での夫婦の意見の対立と言うと、「アレ」かな?
このあたりは、周辺からの情報が出てくるでしょう。
 
続報を待ちましょう。

 

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2020/03/17

神奈川県相模原市障害者施設虐殺事件その7(一審公判)

資料が膨大な為、詳細は公判記録やその他、報道を参照願います。
***長文注意***
 
***初公判(1月8日)***
1)午前11時25分に開廷
裁判長から起訴状と違うところがあるかを尋ねられた被告は、「ありません」と回答。弁護側は責任能力を争う意見を述べた後、裁判長に被告からの追加発言の許可を求めた。「簡潔にであれば」と裁判長が認めると、被告は証言台の前で「皆さまに深くおわびします」と、立ったまま謝罪した。その後突然、口元に手をやり、右手の小指をかみ切るようなしぐさをした。うめき声のような奇声を発した被告を、刑務官ら4人が押さえ込んだ。被告は床に倒れ、抵抗するように暴れ続けた。
裁判は一時休廷となったとのこと。
 
午後になり、審理は再開されが、被告の姿は法廷になかった。
 
冒頭陳述
共通事項:
被告は津久井やまゆり園で勤務を始めた当初、「障害者はかわいい」と周囲に話していた。しかし3年ほどたつと、「意思疎通できない人は安楽死した方がいい」「自分は選ばれた人間」などと発言するようになった。
 
2)検察側は、「完全責任能力はあった」と指摘した。
 
検察側は、「大麻は犯行の決意を強めただけ」と主張。大麻使用による精神障害があったことは認めたものの、「勤務経験などを踏まえ、特異な考えが形成された」と影響を否定したとのこと。
 
裁判員らに対し、責任能力の有無を判断するポイントとして、「動機が形成された経緯が理解可能」「違法性を認識していた」など五つの点を挙げ。犯行前にジムで体を鍛えたり、自分の考えを信用してもらうために美容整形を受けたりした上、園から逃走した後、自ら警察署に出頭したなどの事実関係に着目するよう訴えたとのこと。
 
3)「被告は事件当時、精神障害があり、刑事責任能力が失われていたか弱くなっていた」と、無罪を主張。
 
弁護側は、人格変容の背景に薬物乱用があったと指摘。大学進学後にハーブを使い始め、園での勤務を始めてからは大麻を「多いときは1日数回」のペースで使用したとし、「大麻精神病などで善悪を判断する能力や、行動を制御する能力がなかった」と訴えたとのこと。
 
4)判決は3月16日の予定
 
***第二回公判(1月10日)***
1)10日の公判で、被告は落ち着いた表情で一礼してから入廷し、両手には白い手袋のようなものを着けていた。
 
検察側証拠調べ
2)襲われた入所者の多くは首など上半身を中心に刺されたことなどが説明されたほか、犯行に使われた5本の包丁やナイフが現物で示された。
 
また事件当時、被告に結束バンドで拘束された職員5人の供述調書が読み上げられた。 「夜勤の巡回中に居室に男が座っている様子が見えた。 誰?と尋ねると包丁を持った男が向かってきて、騒ぐな、騒いだら殺すと言われました」「両手首を縛られて引っ張られ、寝ている甲Aさんを指さし、こいつは話せるのか?と聞かれました。 私が話せませんと答えると包丁で甲Aさんの体を数回刺しました。 その様子を廊下から見ていました」その後も被告が職員に対し、入所者が話せるかどうかを1人ずつ確認し、話せないとわかった人だけを次々襲った状況が述べられたとのこと。
 
被告は「こいつら生きていてもしょうがない」と話したとのこと。
 
別の報道では
別の女性職員は、話せない人が刺されると気付き、途中から「しゃべれる」とうそをついた。難を逃れた人がいた一方、入所者の顔を見た被告が「こいつはしゃべれないじゃん」と言った後、襲われた人もいたとのこと。
 
被告は、面識のあった男性職員を手すりに縛り付けた後、「あいつどこいる? わーっと怒るやつ。電車持ってるやつ」と入所者の特徴を挙げ質問。
 
2)複数の入所者が外部への通報に貢献したことも分かった。
入所者のOKさんは重傷を負っていたが、結束バンドで縛られて身動きが取れない職員から携帯電話を持ってきてほしいという依頼を受けて施設内のリビングにあった携帯電話を取ってきて職員に渡した。
 
この職員は縛られたまま靴下を脱ぎ、足の指でスマートフォンを操作して助けを求めたとのこと。
 
3)検察側が読み上げた職員6人うち5人は当時、それぞれの居住エリアを1人で担当中、侵入してきた被告に順番に拘束されたとのこと。
 
4)審理では、被害者の死因やけがの状況も説明された。説明は人数の多さから1時間以上が費やされた。多くの被害者の傷は首付近の上半身に集中していたとのこと。
 
***第三回公判(1月15日)***
1)被告の幼なじみで園の同僚が、事件前に被告から「(入所者は)要らなくないか」と言われたとする内容の調書が読み上げられた。
 
この同僚は12年夏ごろ、飲み会で園の仕事が楽しいと話したところ、被告は興味を持ち、その後職員となった。仕事の悩みや不満を聞くことはなかったが、16年1~2月に突然、LINE(ライン)で「重複障害者は要らない」との考えについて意見を問われた。「その人なりの幸せがある」と返すと「貴重なご意見ありがとう」と返信があったとのこと。
 
同年4月ごろ、措置入院から退院した被告と再会した際も、被告は共感を求めるように「実際、利用者要らなくね?」「豚とか牛殺して食うでしょ。重度の障害者も会話できなければ動物と一緒じゃん。金かけるの無駄じゃね?」と真顔で話した。危険を感じ、上司ら2人に相談。防犯カメラだけでは効果がないと伝えたが、事件を防げなかったと無念さを明かしたとのこと。
 
2)殺害された19人のうち12人の遺族らの供述調書が検察側から読み上げられ、実子やきょうだいを奪われた遺族は一様に極刑を求めたとのこと。
 
***第四回公判(1月16日)***
1)検察側は第3回公判に続き、遺族の供述調書を朗読したとのこと。
 
 ***第五回公判(1月17日)***
証人尋問
1)検察側の証人として、事件当時に被告と交際していた女性の証言
 
証人の女性は14年夏~冬に被告と交際。いったん別れた後、15年冬から再び交際していた。女性は検察官の質問に対し、1度目の交際期間中の被告は、ドライブ中に施設の近くを通った際、入所者を見かけて「かわいいんだよ」と話していたが、2度目の交際を始めてからは「重度の障害者は生産性がない。人間じゃない」と差別的な発言をするようになったと証言したとのこと。
 
検察官が「殺すという言葉を使っていたか」と尋ねると、「俺がやると言っていた」と説明。女性が「そんなことは言ってはいけない」と注意しても、「お前、まじで言っているの?」と反論したとのこと。
 
事件の半年ほど前からは「いても意味がない」「自分がやって先駆者になる」「刑務所に入るかもしれないが、世間が賛同して出てこられる」などと話していたと証言したとのこと。
 
また、事件の4か月前には「自分がやる」「革命を起こす」などと事件を示唆する発言を繰り返し、やまゆり園の防犯カメラの位置を気にしていたと証言したとのこと。
 
被告が事件の7カ月ほど前から重度の障害者に対し、「『あいつら必要ないから俺の手でやる』と言っていた本当にやるとは思わなかった」と話しました。 また、発言の理由については、「介助してもお礼の言葉がなかったり、給料が安かったりして、何のために仕事をしているのかわからなくなり障害者がターゲットになっていったのでは」と考えを述べました。 さらに植松被告に少なくとも100万円ほどの借金があったことなどが明かされたとのこと。
 
被告は事件前の28年2月から措置入院したが、退院後も障害者に否定的な言動を続けたという。措置入院解除の理由を、被告は女性に「おとなしい患者を演じて、医者をだました」と説明したこともあったとのこと。
 
ぬいぐるみが主人公に設定された映画の中で、「(ぬいぐるみでも)自己を認識できたり、他者とのコミュニケーションがとれる場合は、人権が認められる」という内容の場面を見た被告が、「俺の言いたかったのはこれだ」と、女性に興奮気味に話すこともあったとのこと。
 
別の報道では
人間か人形かを区別する基準は自らの名前を答えられるか否か、というシーンが流れた。「目をきらきら輝かせ、合点がいったようだった」と話したとのこと。
 
事件の2カ月ほど前、女性は、被告が自身の願望などをつづった紙を見たことがあった。その紙は「新日本秩序」と題され、大麻の合法化▽服役している人の労働義務化▽障害者の安楽死▽見た目が悪い人の厳罰化-といった内容が書かれていたとのこと。
 
2)同園近くに住む男性の証言
事件当日、被告が園の近くに車を止めた際、その付近の住宅に住んでいた男性の証言。
 
当日の深夜、男性は防犯カメラで、被告の車が自宅前に止まったのを確認した。被告がバンパーを修理するような行動をしていたことから、男性は外に出て「大丈夫ですか」と声をかけると、被告は「大丈夫です。やまゆり園の人間です」と答えた。
 
その後、被告は園の方向に立ち去り、男性も家に戻った。しばらくすると、車が発進する大きな音が聞こえてきた。車があった場所を確認すると血痕が落ちており、園の方向にある交差点には、100本近い数の結束バンドが落ちていたという。男性は被告と会話した際、薬物を使用している様子はなかったといい、「普通の会話だったと思う」と証言したとのこと。
 
***第六回公判(1月20日)***
弁護側証拠調べ
 
1)高校時代に交際していた女性の供述調書が読み上げられ、事件を起こした2016年の2月頃、被告から「重複障害者は人の形をしているが人間ではない」などと連絡があり「凶悪で歪んだ考えが完全に正しいと思い込んでいる様子だった」と話したとのこと。
 
事件の5カ月前に、LINEで「重複障害者は人の形をしているだけで人間じゃない」などと女性とやり取りしていたとのこと。
 
2)別の友人男性の供述調書でも、同じ時期に被告から連絡があり「俺が障害者を殺してもすぐには変わらないだろうけど、世界が共鳴して同じようなことが起こる」「老人はこれまで働いてきたし、犬猫はかわいいから殺してはいけない」などと犯行について語ったと述べられました。 これを受け男性は「障害者をかわいいと言っていたサトくんが殺すと言っていたことを本当にびっくりした」と話したとのこと。
 
3)どちらの証言かは不明
「昔は明るくてまじめだったが2015年ごろからカードゲームに没頭するようになり、『自分は救世主だと予言されている』などと話すようになり、驚いた」などと証言した。
 
また、事件の5か月ほど前には、元交際相手や友人らに「障害者を殺そうと思っている」「俺にはやる環境があるからやるんだよ」などと連絡していたとのこと。
 
別の報道では
友人らの調書が朗読され、被告が事件の約半年前、障害者を殺害する計画をしたためた安倍晋三首相宛ての手紙の代筆を頼んだり、一緒に実行しようと誘ったりしていたことが明かされたとのこと。
 
調書によると、被告は園で働き始めて2年目ごろ、意思疎通ができない重度障害者を「かわいそう。食事もひどい。人間として扱われていない」と言うようになった。15年末以降、「面会に来ない家族もいる。無駄に税金が使われている。殺したほうがいい」と語ったため、友人らは「どこまで本気なのか」「別人のよう」と驚いたとのこと。
 
事件約5カ月前に措置入院となった後も考えは変わらず、「(殺害は)神のお告げ。俺は救世主」などと主張した。また、被告は21歳ごろ脱法ハーブ、次いで大麻の使用を始めたとみられ、友人の一人は「ほぼ毎日ハーブを吸っていると言っていた」としたとのこと。
 
被告が大学で書いた書類も法廷で明かされ、自らの性格を「どんな人とも明るく接することができる」「注意深さと集中力に欠けている」などと分析していました。また、施設の採用の際に植松被告が提出した書類には、「障害者に対する専門知識が不足しているので、専門書を読んで長所に変えたい」などと前向きな言葉が記されていたとのこと。
 
***第七回公判(1月21日)***
弁護側は、被告が具体的な犯行計画を約2カ月前に友人に相談し始めたと明らかにした。
妄想だと思った友人が凶器などを教えた。別の友人には事件前日、「時が来た」と語っていたとのこと。
 
弁護側が明らかにした複数の友人らの供述調書によると、16年5月上旬ごろ(事件の2か月程前)、被告から「50人は殺そうと思う。秋葉原(無差別殺傷事件)の時はどうしたんだっけ」と相談されたとのこと。
 
被告が事件の前月、「襲撃に協力しろ」「拘束を手伝ってほしい」などと持ちかけていたことが明かされた。
 
別の報道では
友人の証言によると、被告は2015年夏ごろから「重度障害者は殺す」などと言うようになり、16年5月以降は「最低でも50(人)殺そうと思っている」と発言。友人と被告は大麻を一緒に繰り返し吸っていたとのこと。
 
架空の話だと思った友人は複数の包丁や、園職員を拘束するための結束バンドの準備を提案。やがて被告から「自分がすべて殺すから拘束に協力してほしい」と誘われた。事件の約1カ月前には「協力しろ。襲撃に参加しろ」と威圧的に言われ、友人が「無理だ」と断ると不機嫌になったとのこと。
 
事件前日に被告と食事をした別の後輩の調書では、被告が大麻を使っていると話した上で、「意思疎通ができない人を殺す」「今日で会うのは最後で、しばらく会えない」などと、犯行をほのめかしていたことも明らかになったとのこと。
 
別の報道では
事件の数時間前に食事した友人女性の供述調書で、被告が「意思疎通のできない人を殺す」「大麻を合法化する」など新しい法律を6個作りたいと話していたということです。 また、女性は友人に対し、「周りに障害者を殺すと強く言っていて、自分は正しいだろうと言い張っていたので本気で殺すだろうと思っていた」などと打ち明けていたとのこと。
 
更に別の報道では
友人らの証言調書によると、被告は同月24日深夜~翌25日未明、地元の友人男性2人と会い、相模原市内の河川敷で大麻を使用。25日早朝には大学時代の後輩女性に連絡し、午後9時前に東京都内で合流して、新宿・歌舞伎町の高級焼き肉店へ向かった。女性はもともと、この2日後に食事をしようと誘われていたため、早まった理由を尋ねたところ、被告は「時が来たんだ」と答えたとのこと。
 
焼き肉店で被告は「新しい法律を6個つくりたい」として、「意思疎通できない人を殺す」「大麻を合法化する」といった内容を一方的に説明。「昔の自分は嫌いだけど、今は好き。オーラ出てない?」「今日で会うの最後かも」とも話したといい、女性はこの間、「LINE」で別の友人にこっそり連絡し、「怖い」「頭おかしいのが度を越してる」と訴えていたとのこと。
 
被告は後輩女性と別れた後、ホテルで派遣型風俗を利用。訪れた女性に「僕のこと忘れないでね」と話したという。その後、都内に止めていた自分の車で、やまゆり園に向かったとのこと。
 
事件より5カ月前の28年2月、被告は障害者の大量殺人を予告する手紙を持参し、衆院議長公邸を訪れたことから園を退職、措置入院となった。弁護側は、被告を診察した医師3人の診断書を法廷で示したとのこと。
 
診察した医師の一人は、被告を「大麻精神病」と、「非社会性パーソナリティー障害」と診断。被告の「障害者を抹殺する」という思想は「被告の人格に根付いていると考えられる」としながらも、衆院議長に手紙を差し出すという行動に、大麻が影響を与えた可能性があるとの見方を示したとのこと。
 
別の友人は、16年3月に措置入院から退院した被告が「病院から出られないと思い正常を装った。中で障害者を殺すことだけ考えていた」と話すのを聞いた。「止められず悔やんでいる。ただ、目の前で殺害を言わなくなっており、裏切られた思いもある」と振り返ったとのこと。
 
とりあえず、前半の第七回公判までの記録です。
私はこの記事を書き始めるまで、この事件は死刑になる為の拡大自殺なのでは?と考えていました。
自分の人生に価値を見出せずに自殺で終わらせようとしているが、最後に自分の人生に価値を作る為に派手なパフォーマンスをしたのだろうと・・・
 
今回の特に第七回公判の情報を見ると、ちょっと見方が変わりました。他にも可能性が出てきました。
「快楽殺人」の可能性もあるかな?と・・・
 
理由があるにせよ、この事件は殺人を行う事自体が目的なんですよね。
殺す為に殺すと言うのが、殺人自体から精神的報酬を得ていると考えれば、快楽殺人と言えなくもないのかな?とね。
あるいは、殺す事で英雄になると言う精神的報酬を得る為なら、快楽殺人と言っても良いかもしれませんね。
 
弁護側の主張は大麻精神病による物と言う事なんですが・・・
初耳なので、Wikiで調べたら・・・
「仮説の障害で、明確に定義されてない」と言う事なんですね。
アメリカ精神医学会の DSM-IV の大麻誘発性精神病性障害だと、まれに大量の大麻の使用後に通常は被害妄想が生じ、多くは1日以内におさまるとされると言う事なので・・・・
 
これで、大麻精神病と言うのはちょっと違うような気がしますね。
大麻精神病と診断した根拠が分からないのですが・・・措置入院する時に、大麻使用とからめて受け入れやすかったと言うのは無いのかな?
 

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2020/03/05

滋賀県守山市女性バラバラ事件その3(一審判決)

ちょっとややこしいです。
***死体遺棄、損壊罪の初公判(2018年8月21日)***
起訴内容を認めたが、殺害を否認
結局、この死体遺棄、損壊罪の公判は後の殺人罪の公判に吸収されました。
 
***2018年9月11日殺人容疑で再逮捕***
 
***勾留理由開示の手続(2018年9月27日)***
殺人の疑いで再逮捕された看護師の女が、27日、法廷で母親について「自らを殺めた」と話し、自殺を主張したとのこと。
 
9月27日は大津簡易裁判所で勾留理由開示の手続きが行われ、容疑者による意見陳述の時間が設けられました。この中で、容疑者は「私が殺意を持って母を死なせたというのは誤りです」と話したとのこと。
 
そのうえで母親については「自らを殺めた」と自殺を主張し、「不当逮捕に強く憤り」を感じているとしました。
 
***2018年10月2日 殺人罪で追起訴***
***2019年11月11日 公判前整理手続き***
弁護側は、死体遺棄と死体損壊の罪については、心神喪失または心神耗弱状態だったとして、責任能力を争う方針を明らかにした。殺人罪については無罪を主張するとのこと。
 
***殺人と死体遺棄損壊の初公判(2020年2月12日)***
1)起訴状などによりますと、元看護師の被告(33)はおととし1月、滋賀県守山市の当時の自宅で母親(当時58)を何らかの方法で殺害。遺体をのこぎりなどで切断し、胴体を守山市の河川敷に遺棄した罪に問われています。
 
2)被告は遺体の損壊と遺棄については認めましたが、殺害については「私は母を殺していません」と否認した。
母親は自殺と主張。
 
3)弁護側は死体遺棄などについても被告に精神疾患があり責任能力を争うと主張。
 
4)検察側は冒頭陳述で、被告は母親から生活態度や進路について「執拗に叱責を受けて憎んでいた」と述べ、殺害の動機があることを指摘。また「被告は数日前に刃物を使用した殺害方法をインターネットで検索していた」として、「強い殺意に基づく計画的な犯行だった」と述べたとのこと。
 
別の報道では
検察は、被告は犯行前に「殺害の仕方」をインターネットで検索し、犯行直後と思われる時間帯にはSNSに、「モンスターを倒した。これで一安心。」と投稿していると、不審な行動について指摘しました。さらに、被告は、母親から看護師になる進路を反対されていたなど、母親は、“邪魔な存在”であったと殺害の動機について言及したとのこと。
 
更に別の報道では
検察側は「被告は看護師になりたかったが被害者から助産師になるよう執拗な叱責を受け、憎んでいた。事前にネットで殺害方法を調べるなど犯行は計画的だった」と指摘したとのこと。
 
***第二回公判(2月13日)***
被告人質問
検察:なぜ、警察に通報しなかったのか?
被告:国立の助産学校の受験に落ち、母を追い詰めたので、私が死なせたのも同然と説明し、「自殺を隠したかった」と話した。
さらに、受験について叱責を受けていたことから、母親が亡くなり、「ほっとした、解放されたと思った」と当時を振り返ったとのこと。
 
検察側が殺害の状況証拠としたSNS投稿について、被告は関連性を否定した。
 
被告は、自身の助産師学校の不合格をきっかけに母親は自殺した、と改めて説明。「モンスターを倒した」とツイッターに投稿したことについて、「自分が死なせたも同然。母は怪物のような存在で解放感があった」とした。医学部に入るため、浪人生活を9年間強いられ、鉄パイプなどで暴行を受けたりしたことなどを語った。胴体以外は焼却ごみに出したことも明らかにしたとのこと。
 
***第三回公判(2月14日)***
証人尋問
遺体の胴体を司法解剖した医師
被告は、これまでの裁判で「母親は自殺し、首から大量に血を流していた」と話していましたが、法廷に立った医師は「解剖した遺体の臓器や血管には血液が十分残っており死因は失血死ではない」としたとのこと。
 
***論告求刑公判(2月19日)***
1)検察側は懲役20年を求刑
 
2)検察側は論告で、「母親は包丁で首を切るなどし自殺した」とする弁護側の主張を司法解剖結果などを基に否定。遺体を切断、遺棄し、死亡事実の隠蔽を図った点などから殺害は明らかとし、「人間の尊厳を無視した残忍な犯行」と批判した。動機は母親が進路に強く干渉したためとしたとのこと。
 
3)弁護側は、母親の死因は不詳な点などから「他殺の証明はできていない。被告の説明は詳細で真に迫り信用できる」と反論。死体遺棄、死体損壊については認めた上で、精神障害があり責任能力はないか限定的で、母親からの長年の虐待も犯行内容に影響したとし、無罪か執行猶予付き判決を求めたとのこと。
 
別の報道では
弁護側は、検察は、殺害方法や母親の死因について立証できておらず、被告が殺したことについて合理的な疑いが残ると殺人については、無罪を主張。また死体損壊と遺棄についても、責任能力の程度によっては、無罪または執行猶予付きの判決を求めるとしました。
 
4)被告は最終意見陳述で死体遺棄、損壊については「悔やんでも悔やみきれない。お母さんごめんなさい」と述べたとのこと。
 
***判決公判(3月3日)***
1)裁判長は懲役15年(求刑懲役20年)を言い渡した。
 
2)裁判長は、犯行は残忍で動機も自己中心的として、強い非難に値するとした。一方で、長年にわたり母親から医師になるよう強く干渉され、「看護師になりたい」と言うと「あんたが我を通して不幸のどん底になる」などと強く否定されて殺意を強めたとして、経緯には同情の余地があるとしたとのこと。
 
別の報道では
裁判長は「母親におびえ、自由のない抑圧された生活で追い詰められ、同情の余地はある」と述べたとのこと。
 
3)裁判長は責任能力を全面的に認めた。
精神障害の影響については「日常生活を送りながら、母親の死亡を徹底的に隠蔽するなど善悪の判断ができないほど著しいものではない」などとして完全責任能力があったと判断したとのこと。
 
4)弁護側の自殺の主張に対して、裁判長は、母親が事件前日に病院の診療予約をし、死亡直前までスマートフォンでゲームをするなど日常的な行動をとっており、自殺とすると矛盾があると指摘した。
 
別の報道では
司法解剖所見や、母親に大きな持病がなかった点などから「想定できるのは他殺のみ」とした上で、救命措置をせずに死体損壊、遺棄に及んだ被告による殺害が強く推認される、とした。
 
「母は包丁で首を傷つけ自殺した」とする被告の供述については「死因などの客観事実に矛盾し、不自然な点が多い」として信用性を否定した。また、被告に精神障害があったことを認めた上で、犯行前後に問題なく日常生活を送っていた点などから責任能力に影響はなかったとしたとのこと。
 
こんなところですね。
娘が逮捕された時にはどんな動機なんだろうと思っていましたが、公判の内容はなかなか同情できる点はありますね。
助産師になる為に9年間浪人してますね。成れる物なら、9年も浪人しないでしょう。
逮捕当時が31歳なので、最初の受験は22歳の時ですね。
 
助産師になるには、看護師免許を持っていることが必須条件。
看護師免許を取得してからさらに1~2年間、助産師教育機関で学。おもに下記6つのコースから学校を選び、卒業・修了すると国試(助産師国家試験)の受験資格を得られます。
 
①助産専門学校に進学する
②助産課程のある大学院や助産専門職大学院に進学する
③大学の助産学専攻科に進学する
④助産課程がある大学で選抜試験に合格し単位を取得する
⑤助産課程の大学別科に進学する
⑥短期大学の助産学専攻科に進学する
 
えーと、第102回の助産師国家試験の合格率は99.6%なので、助産師教育機関に入学できれば、ほぼ助産師になれると言うことなんでしょう(多分)
 
で、被告人はすでに看護師資格を持っているから、看護師になる勉強をして、看護師になった後の、助産師教育機関への受験に失敗して9浪したと言うことなのかな?
 
この推測の通りなら、女性としてはちょっとかわいそうな事ですよね。
22歳で看護師としての人生をスタートしていれば、年齢なりの恋愛などもあって、もしかすると事件当時には結婚していてもおかしくない人生ですよね。
 
本人が希望する看護師を否定している母親の理由は「あんたが我を通して不幸のどん底になる」と言うのは不幸になるのは誰?って考えると、それは母親自身でしょ?、つまり、これは、自分が幸せになる為に娘に助産師になれと言っているようにも聞こえます。
 
この状況に置かれたら、心が折れてもおかしくないですよね。
結局は、反対する母親、束縛する母親を排除して、自分の希望通りの看護師として生活をスタートしたと言う事ですからね。
 
この事件を防ぐ方法は一つしか無かったと思います。
娘の看護師としての人生を認める事が母親にできれば、この事件は起きなかったと思うんですよね。
なぜ、頑なに助産師にこだわったのか?
一般的に考えれば、娘なので普通に結婚して家庭に入れば、経済的な部分の多くを支えるのは、結婚した相手、旦那さんになるわけですよね。
 
母親は20年前から夫と別居してますから、このあたりで、結婚とかそういった人間関係が信じられなくなっていたのかもしれませんね。
 
娘を助産師にして一生、二人だけで生活する事を夢見ていたのかな?
 
まー、殺害しなくても、状況を変える方法はあったかもしれませんけど、母子の絆を断ち切る方法を他に考えつかなかったのかもしれませんね。
 
教育とか家庭とか、やっぱり難しいとは思うけど、最後は自立できるかどうか?って事なんでしょうね。
母親も自立するだけの生活力があれば、看護師を認められたかもしれないけど・・・助産師を目指させたのは10年以上前と言うことだから、事件時に58歳なら48歳頃の話なんですよね。50歳目前ですが、中年女性の収入では自立するのは無理と言う事だったのかな?
 
子供に立派な仕事をしてほしいと言う親の気持ちもわかりますけどね。
詳しい事情がわからないけど、なんともやるせない事件です。

参考リンク
滋賀県守山市女性バラバラ事件その2(容疑者逮捕)

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