女性アイドルグループのNGTで騒動が起きている。
正直なところ、アイドルにはほとんど興味が無いので、この事件の事も深く調べたわけではありません。
ただ、被害者本人の「他の人が同じ目にあわないように」と言う言葉は共感する部分がありまして、ちょっとだけ書いてみようと思います。
騒動自体の発端は女性アイドルの1人が帰宅直後に男性2人に顔をつかまれるなどの暴行を受けたと言う物ですね。(容疑者は不起訴)
詳細については、第三者委員会とやらの報告がネットに掲載されているので、そちらをご覧ください。
まー実際に何があったのか?真実は藪の中と言う事はあるんですが・・・しかし、「女性が帰宅時に待ち伏せされて襲われた」と言う結果が事実である事は変わりません。
これは、女性に限らないのですが、被害に遭遇していない人間が、事件に対する危機感を持つのは難しい事なんですよね。
これは、事件に限らず、交通事故なども同じだと思います。
自分が被害や事故にあって、初めて危機感を認識すると言う人が大多数なんじゃないでしょうか?
なので、今回、被害に遭遇していないメンバーには、その危機感がうまく伝わらないと言う事なんだと思います。
私がASKAの事件簿を通して、数々の事件を見聞きしてきた知識や経験からすると、「犯罪者と言うのは常に、全身全霊をもって犯罪のチャンスを待っている」と言う事ですね。
犯人はchanceも待っているが、積極的にopportunityを作ろうとしている。
ただの偶然であっても、事件は起きます。
中野の女性劇団員が帰宅途中に偶然、男に後をつけられて殺害された事件などが代表ですね。被害者は誰でも良かったんです。
今回のNGTの案件は特定のターゲットを選定した上の犯行です。
そして、努力の結果、被害者を待ち伏せして、遭遇する段階まで実現できています。
今回、重大な事件にならなかったのは「ただの偶然」ですね。
もっと悪意のある人間が同じ方法で犯行を行う事が可能なわけで、次に事件が起きた時、もっと重大な結果になる可能性を否定できません。
なので、彼女が言う「他の人が同じ目にあわないように」と言うのは、女性として人間として正しい主張だと思います。
だけど、この真意が伝わらないのはちょっと残念ですね。
なので、特に若い女性には、新聞やニューズを見て、世の中でどんな事件が起きているのか?と言うのは知って欲しいと思います。
「自分だけは被害(事故)に遭わない」なんて保証はどこにも無いんですよね。
参考リンク
NGTの案件を事件として見たら?その2(損賠訴訟)
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