2023/11/29

世田谷一家殺害事件再考その217(人違い殺人の可能性は?)

前回の記事で同姓同名による人違い殺人の可能性があるかも?と書いたわけですが、今回はそのあたりについて、少し考えてみましょう。
まずは基本的な情報について押さえておきます。
とりあえず、名字の分布を教えてくれるサイトで、宮澤姓の全国分布を調べます。
A)宮澤姓の分布(2023年時点の情報)
 1位 長野県(約2,500人 17.0%)
 2位 東京都(約2,300人 15.6%)
 3位 埼玉県(約1,900人 12.9%)
 4位 神奈川県(約1,500人 10.2%)
 5位 千葉県(約1,500人 10.2%)
全国には約14,700人いるようです。
東京、埼玉、神奈川、千葉に全国の宮澤さんの48.9%が集中しています。
市区町村レベルの全国順位では千葉県船橋市が4位、東京都世田谷区が7位、東京都杉並区が8位ですね。

B)宮沢姓の分布(2023年時点の情報)
 1位 長野県(約19,300人 36.9%)
 2位 東京都(約5,100人  9.8%)
 3位 埼玉県(約3,800人  7.3%)
 4位 新潟県(約3,100人  5.9%)
 5位 神奈川県(約3,000人 5.7%)
 6位 千葉県(約1,900人  3.6%)
全国には約52,300人いるようです。
東京、埼玉、神奈川、千葉には全国の宮沢さんの32.3%がいますね。

ただ、関東地方に日本の総人口の3分の1が集中している事を考えれば、全ての姓の3割りが関東地方にいると考えても良いでしょうね。
その意味では、宮沢さんの3割りは妥当だと思うけど、宮澤さんの約5割りは平均より多いのではないか?とも思えます。

次に同名と言う条件で考えると、「みきお」と表記する場合は極めて稀だと思います。
現在ではひらがなで命名するのはそれほど、珍しい事ではないけど、昭和31年当時だと、男子にひらがなで表記する名前をつけるのはかなり珍しい事だったでしょう。
その点で「宮澤みきお」と同姓同名と言うのはかなり可能性が低い事だと思います。

その一方で読みが「みきお」になるケースは普通にありますよね。幹夫、幹雄、幹男、樹生、実紀夫などなど。
その点から考えると、読みが「みやざわみきお」になる人物が事件当時関東地方に一人や二人いてもおかしくはないと思います。
しかし、昭和30年代でも読みが「みきお」になる名前が男子の名前ランキングの上位に入っているわけでも無いので、やはり、いてもそう多くはないと思いますね。

最後に実際に人違い殺人が起こるのだろうか?と言う事なんですが・・・
実際の事件で人違い殺人と言われているケースだと、半ぐれ集団が店にいる客の一人を集団で襲った時に、誤って、隣のテーブルにいる無関係の人間を殺害してしまった場合などでしょうか。
結局、複数で襲撃しようとした時に、相手の事を良く知る人物が現場を指揮すればよいが、そうでなければ、混乱で人違いが発生してもおかしく無いでしょうね。他には夜、暗闇での襲撃など、相手を確認できない場合などでしょうね。

とはいえ、この世田谷事件は一軒家ですから、少なくとも、住所に誤りがなければ人違いにはなりにくいと思います。
一方で、世田谷区や杉並区には宮澤姓が多いですから、指示が「世田谷区に住む「みやざわみきお」さん一家を殺害せよ」と言う物であれば、当時世田谷区に複数の「みやざわみきお」さんがいれば、人違いが発生する可能性は残りますね。

他にはターゲットは「みきお」さんとは限りませんね。「やすこ」さんがターゲットの場合も可能性はありますね。子供二人は常識的に考えるとターゲットになることは無いのかな?と思いますが。

とは言え、氏名を指定している段階で事件の指示役は宮澤さん一家と面識がある可能性が高いので、住所も指示していると思うんですよね。
逆に言うと、名前は知っていて面識もあるが、住所までは知らない関係の人間なら、会話の中で「世田谷に住んでます」と言うレベルでしか住所を知らないのであれば、「世田谷の「みやざわみきお」さんか「みやざわやすこ」さん一家を殺害しろと言う指示を出す可能性がありますね。

で勝手に実行役がターゲットを間違えてしまったと言う場合かな。

人違い事件だとしたら問題はやはり、実際に事件を指示した人物の目的と宮澤さんとの関係性と言うところでしょうね。

少しまとめると(指示役と実行犯と言う構成で考えますね)
1)指示役が宮澤さんと親しい関係なら、指示内容を誤り難い状況だけど、指示を受けた実行役が間違えると言う可能性はありますね。
2)指示の段階で人違いと言うか指示内容に誤りがあるのであれば、勘違いとか、そもそも宮澤さん一家の事を良く知らない人物が指示役の可能性がありますね。

2)について想定される指示役の状況としては
a)宮澤家の正式な住所をしらない。
b)宮澤さんのフルネームをしらない。家族構成をしらない。

とは言え、曖昧な指示だったとしても、実行犯がしっかりしていれば、不明な点は確認するはずです。
このあたりから、実行犯の状況を考えると
c)実行犯が自身で考える事を放棄している。あるいは、考える能力がない。
d)実行犯が指示役に質問で確認する事が許されないような硬直した人間関係。
e)物理的に実行犯と指示役との連絡が取りにくい状況だった。

こんなところだろうか?

a)b)の条件を満たしそうな人間関係としては

あ)ネット越しの人間関係
 ネットの知り合いだと、連絡がメールや電話で済んでしまうので、住所を知る必要がありません。そして、家族構成なども話す必要が無いので、知らなくても当然と言う気がしますね。

い)仕事仲間や同僚(仕事が会社の仕事とは限りませんね。)
 同僚となると可能性が低い気がします。緊急時の連絡先を社内で共有している場合だと、住所、氏名など知っているはずなんですよね。
緊急時でなくても、当時、年賀状文化がまだ盛んな時期なので、同僚が年賀状情報として住所氏名を知っている可能性は出てきます。
 そのあたりを考えると、取引先の人間関係とか、ネット主体での交流をしている仕事仲間あたりだと、条件を満たしそうですね。
 取引先の人間関係だと、年賀状は社名で出すでしょうから、自宅住所はしらないでしょう。

ちょっと思ったのは、d)で指示役と実行犯が上意下達的な関係の場合なら、間違った指示でも指示通りに実行してしまうことがあるかも?とか、実行犯が殺人以外に興味をもたないようなサイコパスなら、誤った指示を疑わずに実行してしまう可能性はあるのかな?と感じました。

今のところ人違い殺人の可能性を積極的に肯定する材料はないけど、完全に否定する事もできないかな。
「もしかしたら」と頭の隅においておくぐらいはしておいても良いかなと思います。

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2023/11/03

世田谷一家殺害事件再考その216(みきおさんの情報募集)

「みきおさんの情報募集」と聞いて何言ってんの?と驚く人もいるかもしれませんね。
実は、1998年2月の段階で「宮澤みきお」と言う人物がある自在する企業で仕事をしていたと言う情報を入手しました。
情報自体は当該企業が自分のHPで発信している情報なので、信憑性に問題は無いと思っています。

問題はこの情報の解釈です。私なりにこの情報を解釈すると。
1)みきおさんの本業の場合(事件当時は大手デザイン会社に勤務していたと報じられてますね)
2)みきおさんの副業の場合
3)同姓同名の別人の場合

私はこの3つの可能性があると考えています。
1)の本業については、2000年当時に「大手」と言われるような企業で副業を許可している企業は常識的に無いと思います。
さて、入手した情報の企業の概要としては「コンベンションや展示会の企画、実行、コンサルタント」や映像作成などのプレゼンテーションの仕事をする企業です。
ただし、資本金の額が大手と言われている企業としては少ないのではないか?と疑問を持っています。

なので、1)については少し可能性が低いのかな?と考えています。

2)の副業の場合は、おそらく、本業の会社としては副業を原則禁止のはずだと思うので、特別な理由で会社から許可が出ているか?または、無許可での秘密の副業だと思うんですよね。
この事件の初期の段階で「みきおさん」には副業の話が某週刊誌などでも疑われているのですが、実際にその根拠は無いようです。
根拠としてはみきおさんの会社からの帰社後の足取りが掴めない日が月に1、2日ぐらいあると言う事のようです。
もし、副業ならその強力な根拠となります。

ただし、月に1日程度の仕事量の人間を、会社のHPで紹介するだろうか?と言うのも少し疑問です。
この点については、インターネットに詳しいみきおさんならメールやネットなどを駆使して在宅勤務も難しくは無いと思いますが・・・
それなら、捜査本部が簡単にその事実にたどり着くはずなので、もし、副業なら捜査本部は事件とは無関係と言う判断をしている場合か?または、この副業自体に捜査本部が辿りついてないか?、そもそも、副業自体が無かった場合ですね。

3)の同姓同名の別人の場合も、2000年代前半に、「人違い殺人」と言う見立てをしている週刊誌もありました。
私自身は宮澤と言う姓は珍しくないけど、「みきお」と言う平仮名の名前は珍しいと思っていて、この人違い殺人説はそれほど、真剣に考えていませんでした。
今回、同性同名と思われる人が、宮澤さんと同じ生活範囲の中に存在していた可能性があるとすれば、人違い殺人説も真剣に考える必要が出てきますね。

このような事情で「宮澤みきお」さんの仕事の情報提供をお願いします。
欲しい情報としては
A)宮澤さんの会社の所在地は東京都内ではない。
B)東京都内の場合はXX区
C)資本金の金額
 大手デザイン会社の資本金がいくらぐらいなのか?と言うのも知らなので、もし、デザイン会社ならこのぐらいから大手と呼ばれると言う一般論的な事でも情報として提供いただけると助かります。
D)企業名の先頭の一文字(ずばり企業名でもOK)
E)2000年頃に東京都内、または隣県で「宮澤みきお」と言う同性同名の別人を知っている。

企業名や企業名が特定される情報については、公表しませんのでよろしくお願いします。

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2023/10/29

世田谷一家殺害事件再考その215(常識を疑え)

この事件を追っていくと、常識のように語られる見立てがある。これは、事件から6年後の2005年にNHKがニュースで報道した。事件の見立てから現在まで一貫している。

それは何かと言えば、「犯人は2階から土足を履いている」と言う事ですね。
これはおそらく、この事件の報道特番の集大成と呼ばれるであろう2021年の未解決事件SP世田谷一家殺人事件20年目のスクープ~3つの影を持つ男~で見方の違う大峰氏の物取り犯説、そして廣瀬氏の顔見知り怨恨説のどちらも、犯人は2階から土足を履いたとして事件を見立てている。

これはある確定的な情報から導き出された結果でしょうね。
その事実とは?
「土足の足跡の泥の量が1階より2階の方が多い」と言う事実です。
これを事実と言うとあれなんですが、前述の2005年のNHKのニュースで報道された情報です。

まー普通に考えて、足跡の泥の量が多い方が、時系列として早く着いた足跡だと言う推論になるんでしょうね。

この事を実際の事件の中で裏付けると言うか、つじつまを合わせようとすると、「犯人は2階から土足で歩き始めた」と言う見立てになるわけです。
その結果、導入されたのが

1)風呂窓侵入説
これは、2階から犯人が侵入すれば、当然、2階から土足の足跡がつくわけだから、一番単純な見立てですよね。ただし、この説には二つの矛盾点があります。A)浴室に犯人が着地した形跡が無い。B)ジャンパー(エアテック)に(窓枠と)擦った痕が無い

2)土足2階持ち込み説
これは、廣瀬氏が導入した少しトリッキーな説です。風呂窓侵入説の矛盾点を解決する為に、犯人が2階に土足を持ち込み、2階から土足で歩き出したとする説です。一見、矛盾が無いように見えるけど、良く考えれば、土足を2階に持ち込むのはそう簡単じゃないでしょ?
大人の靴を手に持った形で隠すなんて、まず無理ですよね。例えば、バッグに隠したり、上着の下に隠すとかしないと無理だと思うわけです。

そう、矛盾はここにあります。大量の遺留品が残されていますが、その中に、泥の付着したバッグなどはありませんし、エアテックやスラセンジャーにも泥が付着していたと言う情報はありません。廣瀬氏は遺留品を捜査の攪乱と説明していますが、このあたりも含めての事かもしれませんね。
(ただし、この説の根拠は他にもありますが、それは次回に回します)

そこで、この基本的な前提を疑うわけです。
もちろん、鑑識さんがミスをしたと言うのではなく、泥の量が2階の方が多いと言うのは事実として、見立ての方が違うのではないか?と疑うわけです。

単純に土足で歩き始めた最初の頃よりも、少し時間が経過した後の方が、泥が多く落ちるのではないか?と言う事を疑っています。
疑うのは簡単だけど、それだけでは意味が無いので、できれば検証したいと思うのだけど・・・
スラセンジャーが入手できないんですよね。スラセンジャーが入手できれば、ポッポ公園や裏の小道の泥を使い、温度、湿度などをパラメータに実験してみたいと思うのですが、現実的には無理かな。

とは言え、今はできる事を考えます。
まずは、

犯人が1階から土足で歩き出した場合に、現状に矛盾する点があるのだろうか?

 しかし、これには大問題がある。1階で死亡している「みきおさん」が問題です。みきおさんと格闘して殺害する事は問題ではなくて、みきおさんと格闘した結果、床に落ちたみきおさんの血液を犯人が踏めば、以降の足跡にはみきおさんの血液が含まれる事になる。これは、1階から2階に登る、足跡にみきおさんの血液が含まれていないと説明できないんですよね。今のところ、そういった情報はありません。報道されていないだけで、ホントはあるかもしれない。だけどそれなら、風呂窓侵入説を打ち消すだけの根拠になるはずなんですよね。

とは言え、解決する方法がないのか?と考えると

あ)格闘したがみきおさんの血液を踏まなかった場合。
みきおさんの体の傷は少ないわけじゃないから、普通に考えると難しそうなんだけど、短時間でみきおさんが致命傷を受けて倒れたとすれば、血液が広範囲に落下する事は無い可能性がありますよね。だから、犯人はみきおさんの血を踏まなかったと言う説明です。

い)みきおさんと格闘したタイミングは犯人が一度2階に上がった後だった場合。
犯人が1階から土足で侵入した時に、みきおさんは2階か3階にいて、犯人が2階子供部屋で礼くんを殺害している間に1階にみきおさんが降りる。その後、犯人が1階に降りてみきおさんと格闘したとすれば、ここまで、犯人の足跡にみきおさんの血液が含まれない事も説明できる。

う)そもそも、犯人は犯行時に土足ではなかった場合。
犯人は犯行時に玄関から侵入したが、その時は土足ではなく、靴下あるいは裸足だった場合ですね。
とは言え、これは、あ)とい)と同じ問題を内包していて、結局、みきおさんの血の足跡が靴下痕や足紋として残るはずなので、単純に土足じゃなかったと言うわけにはいかないですね。それでも、あ)とい)の解決方法と同じ方法で回避は可能です。

この場合、事件後に犯人が土足で歩きだす事になり、それが、2階からだったとしても、とがめる家人はもういないわけだし、事件後に逃走の為、急いで靴を玄関から持って2階に上がってから靴を履いたと言う説明もできるかもしれません。

しかし、そう単純では無いよね。
殺害行為が終わった後と言うのは、1階、階段踊り場にみきおさんの遺体、2階の梯子付近に泰子さんとにいなちゃんの遺体がそれぞれ、刺殺された状態で放置されている。
だから、遺体周辺の床には血液が広く広がっていると考えて良いでしょうね。
犯人の移動経路として、一階に降りてPCの操作、2階でリビングに入っている。そして、浴槽に書類をぶちまけているから、リビングと浴槽の往復などが行われているなら、靴を履いているかどうかにかかわらず、被害者の血を踏んでいる可能性は高いと思う。

特に3階ロフトから落下している泰子さん、にいなちゃんの遺体の周辺には血液の飛沫が飛んでいる可能性があるよね。

問題はその足跡が、裸足や靴下なのか?それとも、土足なのか?
そのあたりを検証する事ができれば、犯人の侵入経路を特定することができる可能性があるのでは?と考えています。
(これは捜査本部にしかできない部分ですね。)

時間が無くて整理できてなくてごめんなさい。次回、犯人の動線なども考えつつ整理してみたいと思います。

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2023/10/08

世田谷一家殺害事件再考その214(みきおさんのHP?)

もしもタイムマシンがあったなら、事件当日の夜に宮澤家に出入るする人間を調べる事ができるのに・・・なにより事件を防ぐ事ができたのにと思う人も多いと思います。
まー現実にはタイムマシンが実用化できるのか?今の段階では夢物語と言うところなのですが・・・
しかし、インターネットの世界ではこのタイムマシンが実用化されているんですよね。
と言っても、仕組みは簡単で、その時、その時のWebの情報を記録しておけば、過去のWeb情報を再現する事ができると言う物ですね。

今回は、このインターネットのタイムマシン上に宮澤みきおさんが作られたとみられるHP(ブログ)が発掘されたかも?と言うお話です。

実は情報提供をしてくれた方がおりまして、私も知りませんでした。
どうも、元ネタは某巨大掲示板だったようですが、調べてもちょっと見つかりませんでした。本スレじゃないのかな?

では、本題にはいりましょう。みきおさんのHPと思われるURLはこちらです。
https://web.archive.org/web/20020609091956/
http://www.geocities.co.jp:80/Hollywood/2205/index.html
(表示の問題で2行に分けましたが、1行にしてURLに入力してください)

ちょっと変なURLですが、先頭についているhttp://web.archive.org  こちらが、Webのタイムマシン、正式名称はWayBackMachine と言うようですね。

最初に断っておきますが、このHPが宮澤みきおさんが作成された物かどうか、私には判断する事ができませんでした。
理由は簡単、HPには明確に宮澤みきおさんに紐付く情報が無いからです。
そして、私自身もみきおさんとの面識はおろか、メールやチャットもしたことがなく、みきおさんの書いた文章すら見た事が無いので、判断する手がかりがまったくありません。逆にいうと、このHPがみきおさんの物かどうかご存じの方がいたら教えてください。

さて、早速開くとタイトルが「動画狂」と言うシンプルなトップページが表示されます。
更新日は2001年6月17日ですね。
この段階でリンクされているメールアドレスの@より左側は miya

で、「about miya」のリンクから自己紹介ページを開くと、先頭に「miya」と書かれていて、どうもハンドル名がmiyaとされているようです。

私が調べたところ、この日付2001年6月17日が最終更新日です。
で、気付いた方もいると思いますが、これは事件後の日付なんですよね。事件後半年も経過してみきおさんが更新できるはずがありません。この点で普通に疑問府が付くところではあるのですが・・・しかし、このHPがみきおさんの物だったとしても、みきおさんが1人で運営していたとは限らないわけです。
例えば、グループや会社といった単位で運営したいたのであれば、みきおさんの死後に更新されても不思議では無いわけです。

しかし、最初に書いた通り、それを裏付ける情報がありません。あるかもしれないのですが、私ではその裏付けを取れない状況です。

さて、このHPがみきおさんの物と思われる最大の理由はトップページのリンク「鑑賞記録」の内容です。
このブログ主の見たアニメ作品の批評というか感想が書かれているのですが、その最新の物が2000年の「第8回 広島国際アニメーションフェスティバル」なんです。

おどろく事に観覧された85作品の感想が書かれています。しかも詳細なリスト(タイトル、作者、上映時間、国籍)も掲載されていて、これは審査員の方しか考えられないような内容なんですよね。

しかし、良く考えてみよう。みきおさんは「裏方」として参加しているはずなんだよね。
そこで念の為に確認するのですが、公表されている審査員、選考委員の中に「みや(miya)」と言う読みが入る人はいないんですよね。
公表されている審査員情報はこちら
https://www.hiroanim.org/2008/ja/01about/1-06-08_ja.html

とは言え、自分の関わった広島国際アニメーションフェスティバルの上映作品なのだから、みきおさんが観覧して、その感想や批評を書いたとしても不思議は無いとは思います。

HPのタイトルが「動画狂」なので、このぐらい熱心に情熱を注いでいる人がブログ主なんでしょうね。

まとめると
みきおさんのHPと考えられる要素は2点
1)ハンドル名が「miya」
 これについては、みきおさんが仲間内で「宮さん」と呼ばれていたと思われる記述がアニメ関係者の追悼文で見たと思うので、有りかな?と思います。

2)第8回 広島国際アニメーションフェスティバルの上映作品の詳細な感想から広島国際アニメーションフェスティバルに関係している人なのか?と言う推測はできる、他にもアニメイベントの予定情報なども記載されていて、相当にアニメについて熱い情熱を持った人が書いているいるHPなんだろうと言う推測はできる。

疑う要素としては
A)ハンドル名の「miya」以外に直接、みきおさんと紐付く情報が無い。

B)みきおさんが関係しているHPだとしたら、事件後にみきおさんの追悼文が無いのが日本人の感覚としては不自然。

C)普通に事件後に更新されているが、What's new のリンクの最後の更新(2001年6月17日)の文章がブログ主本人が書いた文章にしか見えない。
(つまり、みきおさんではないのでは?)

D)これは私の感想でしかないけど、みきおさんは会社も作ったりしてるし、その後はアニメから離れたコンサルタント業の仕事もしていて、どうもチームリーダー的な立場だったようでもあります。何が言いたいか?と言うと、それなりに人間関係に気を配る事ができる人なのではないか?という印象なのですが・・・このHPの鑑賞記録の感想はちょっと遠慮がなさ過ぎて、ホントにみきおさんがこの文章を書くのか?と言うのが疑問です。
みきおさんはインターネット関連の本も書いている人なので、このHPが例え仲間内の物だっとしても、外部の人の目に触れる可能性がある事はわかるはずなんですよね。そのあたりを考えると、みきおさんではないのでは?と思える部分ではありますね。ただし、ここについては、最初に書いた通り、みきおさんの事を知らない私には判断ができない部分ではあります。

E)自己紹介に「好きなもの」として「FISHMANS」が記載されている。
これは、おそらく日本のロックバンドのフィッシュマンズの事かと推測しています。
wikiのFISHMANSのページ
ただ、みきおさんが音楽好きとかロック好きと言う情報は全くないので、このあたりも疑問な点ですね。

こんなところですね。
私の印象としては、どちらかと言うと、「みきおさんのHP」ではないと言うところかな?
ただし、みきおさん自身は独自ドメインを取得したり、自宅を「祖師谷スタジオ」として登録したりしているので、事件当時表面に出ない活動をやっていたか、やろうとしていたのかな?と言う推測はできます。
その活動の一環としてこのHPを複数人で運営していたと言う可能性は否定できないかな?
(しかし、それなら追悼文が無いのが疑問なんですけどね)

あるいは、単純に未知の交友関係があったと言う可能性もあるのかな?

とにかく、このHPについてご存じの方がおられましたら、コメントください。お願いします。

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2023/01/04

世田谷一家殺害事件再考その213(ザ!世界仰天ニュース新春5時間SP)

2023年1月3日に放送した、こちらの番組で世田谷事件について取り上げていたので、メモとして記録する事にします。

時間としては20分ほどで、事件発生から犯人未明逃亡節、時効撤廃にいたる部分をざっくりと時系列にまとめた内容ですね。
正直、ざっくりすぎて、情報の正確性とか、時系列の順序とかに疑問府の付く内容です。

どちらかと言うと、これまでこの事件を知らなかった一般人に対して、こんな酷い事件があったんですよ。と言う事件の紹介が主な目的なのかな?と思います。
なので、事件簿で取り上げる必要があるのか?と疑問な部分もあるのですが、とりあえず、私が放送を見て気になる点だけメモしておきます。

1)事件の7日前、12月23日にみきおさんの両親を招いて、クリスマス会を行った。

2)当日夕方(17時よりも前)に一家で玄関にしめなわ飾りをつけていた。

3)23:30頃、飛び出しマンの目撃情報

4)現場玄関の鍵がかかっていた。合鍵でドアを開けた?

5)みきおさんは、恐竜好きだった。雑学の本を大量に所蔵していた。
学校の勉強はまったくせずに、東大に合格した。
大学時代はSF・アニメ研究会、演劇サークルに所属、役者では無く舞台美術の制作に没頭していた。
運動会や授業参観にはみきおさんは会社を休み、夫婦で参加していた。
みきおさんは大学時代の仲間にあった時には、子供の話を良くしていた。

6)網戸の落下位置が小道側?

7)風呂窓侵入の根拠が地面の足跡?

8)結婚後に開いた学習塾は、隣家を借りて、月曜と木曜に行っていた?
この時、みきおさんのお母さんに子供の世話を頼んでいて、お母さんは毎回、隣の県から宮澤家へ訪問していた。

9)にいなちゃんのクラスの転校生とは学校帰りによく遊ぶようになった。(場所は宮澤家?)

こんなところですね。
?マークのある情報については、疑問のある情報です。

特に8)の塾の情報は事件当時の情報なのか?結婚後に開いた時の情報ではないのか?が曖昧ですね。
ただ、いずれにせよ、塾で泰子さんが家に不在になる時は、みきおさんのお母さんが、宮澤家に来て、子供の面倒を見ていたと言うのは変わらないのかな?と考えています。

で、ちょっと予想外だったのは、みきおさんがかなり「子煩悩」と言うか「子供好き」だった点ですね。
もうちょっと仕事を優先する人なのかな?と言うイメージでした。もっとも、以前から他の人が残業しても、自分は定時で帰ると言うような情報もあったので、「趣味」を優先する人なんだろうと思ってましたが、「趣味」と「子供」はかなり優先度が高かったのかな。
他には、学校の勉強をせずに、東大に合格していると言う話を聞くと、みきおさんは相当優秀な方だったのだろうと思いますね。
恐竜好きと言うのも意外でしたが、そちらの方向には進まずに、アニメ・演劇に情熱を注いでいたのも、多趣味だったと言う事なのかな?

この事件を扱う番組は多いので、独自性を出す為に、情報は報道された情報をトレースする形にして、被害者の人物像を掘り下げる形にしたのかもしれませんね。
私としては、みきおさんの新たな人物像を知る事ができたのが収穫でした。

見逃し配信などもあるようなので、興味のある方は番組を視聴してみてください。

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2023/01/01

世田谷一家殺害事件再考その212(22年年末情報とビラ)

今年もよろしくお願いします。
(例年の事ですが、事件簿の性格上「おめでとう」と言う言葉は使わない事にしています。みなさんもご配慮願います)

さて、2022年の年末情報は特にはありませんでしたね。
ただ、12月16日に警視庁のこの事件のHPに更新があり、マフラーについての情報提供を求めていました。
URLはこちら
https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/jiken_jiko/ichiran/ichiran_11-20/seijo05.html

気になる点としては、太文字で強調している部分です。
過去の捜査でゲームセンター(クレーンゲーム)の景品だった、という情報があります。
また、平成30年5月にマフラーに関する情報提供を呼びかけたところ、

事件前に、中学校の指定制服販売店の景品でもらった
事件前に、ガソリンスタンドの景品でもらった
などの情報が寄せられました。

結局、流通経路を知りたいと言うのが目的のようですね。
で、最後に
「平成12年までの写真アルバムを見てください」となっています。

平成12年とは2000年の事です。なので事件当時にマフラーを持っていた人を探したいと言うところでしょうか。

そして、もう一つ、警視庁が配布しているビラです。
警視庁がツイッターでも拡散してますね。
で、内容ですが、昨年のビラをベースに一部、文言が追加されているようです。気になるのは、以下の部分です。

○祖師ヶ谷公園
○スラセンジャー(靴)
○ドラッカーノワール(香水)
○ラグランシャツ(販売店マルフル、MX)
この言葉にピンときたら!

このビラで捜査本部は、スラセンジャー、ドラッカーノワール、ラグランを中に捜査をしているようですね。

この内、ラグランは2016年に警視庁の作成したPDFの第二版に全国の販売店名と販売数を記載して情報を求めていて、あと一歩と言う印象ですね。

スラセンジャーについては、韓国製でサイズが27.5cm(韓国サイズ280)でこれが日本国内では販売されていないと言う事なので、有力な手がかりになりそうです。

問題は残りのドラッカーノワールです。
香水はバッグ内とハンカチに付着していたと言う事ですが、これまであまり注目されてきた印象はありませんね。

とりあえず、今回配布のビラについては、これらのキーワードの複数に関連した人物を探したいと言うメッセージでしょうか。

で、一連の情報の中で一番、私が注目しているのが、「マフラー」です。
現在出ている遺留品の情報は2007年の段階では公表されていた物で、「マフラー」の情報も出ていました。
事件簿で遺留品の記事を書いたのが2007年なので、情報自体はもっと以前に公開されていたと思います。

ここに来て、マフラーの情報を再度求めている事の意味が気になります。
私自身はこれまで、マフラーについては、遺留品の中の一つと言う認識で、特に考えた事がありませんでした。
それは、製造元も流通経路も分からない、「ありふれた物」で「一番犯人に遠い証拠」だと考えていたからです。

捜査本部が「マフラー」の情報を今、求めているのは、新たに犯人に関する情報を掴んだからでは無いのか?
その情報の補足や確認の為に「マフラー」の情報を求めているのではないか?と妄想しています。

と言うのも、あの島根女子大生殺人事件で「映像記録を求めています」というビラが作成された、1年後(ビラの作成年が不明ですが、1、2年後だと思います)に犯人が特定されました。それは、デジカメに残された遺体写真が決め手でしたね。

マフラーをしているところの写真ですか・・・冬のイベントと言えば、クリスマスや初詣と言うあたりでしょうか?

以前の常連さんの「迷探偵にゃんこ」さんの犯人のファッションについての2017年のコメントを再掲します。
(にゃんこさん、ありがとうございます)

「マフラーをする」という人物像
犯人のコーディネイトは、当時の流行を意識したものでした。ラグランTは、当時人気のアイドル(俳優)の着用から流行したものです。
ユニクロのジャケットも、当時はまだ、トレンド感のあるアイテムでした。
一番お洒落を感じるのは無印の黒のハンカチです。普通、黒のハンカチ持ちませんよね……
全体をモノトーンでまとめていますし、ニットのクラッシャー帽(当時はそういう呼びかたをしました)を被っているあたりも、強く流行を意識しているといえます。
今に通じますが、流行には東西の違いがあって、例外もあるでしょうが、犯人のコーディネイトはどちらかというと関東風です。青年期を関東で暮らしたことがある人物と思います。
ただ、「経済力」という点では及ばないところがあって、「安いアイテム」で纏めている分、マフラーは質の悪いものです。
香水が「ドラッカー・ノワール」なんですが、これは90年代後半にB・Boy系に人気のアイテムです。
で……ここまでは、それなりの生活背景のなかで、がんばってお洒落している青年の姿が見えるんですが、合点がいかないのが……スラセンジャーなんですね……この当時ならやっぱり一番お金をかけたいのは「スニーカー」なんです…スラセンジャーは犯行用に用意したのかもしれませんね。
お金がないなりに、集めたスニーカーコレクションを犯行に使いたくはなかった…ということもあるでしょうし、足跡を調べられることは予想しただろうし、犯行後、廃棄する予定だったとも考えられます。ちなみに、「スラセンジャー」って、何?って思いますが、知る人ぞ知る、テニス、ゴルフの名ブランドなんですよね……まあ、遺留品はそういうブランドネームだけを借りた商品で、それほど人気はないし、安く売られていたようですが。

と言う事で、クリスマスに犯行当時と似たような姿で写真に写っている可能性も有ると思います。ぜひ、アルバムを見返してみてください。

参考リンク
島根県立大女子大生バラバラ殺害事件その66 (7年目の節目報道とビラ)

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2022/12/09

世田谷一家殺害事件再考その211(六地蔵なのか?)

これまで何度か地蔵についての記事を書いていて、その中で「六地蔵かも?」と書いているわけですが、実際に「六地蔵なのか?」を考えた事が無いので、今回この点を考えてみようと思う。

最初に書いておきますが、私は仏教や地蔵の専門家ではなく、ネット検索した情報を元にこの記事を書いています。なので、間違っている可能性がありますので、誤りにお気づきの場合は、コメント願います。

まずは基本的な情報として「六地蔵とは」ですね。
六地蔵とは六体並んでいる地蔵の事で、その六は六道輪廻の意味がある。
六道とは地獄道・餓鬼道・畜生道 修羅道・人間道・天道を指す。

それぞれの「道」で苦しんでいる人をそれぞれ担当する地蔵が救うと言う事のようです。
実はここが問題で、六地蔵の担当する地蔵尊はどうも複数説があって、持ち物、外観が決まっていないと言う事です。
とはいえ、そのあたりを含めて、もう少し考えてみよう。
とりあえず、地蔵を自作したのでなければ、販売目的で職人さんが作成したと仮定した場合、オーダーメイドで無い限り、一般論から外れた物は作成しないでしょ?と言う判断が自然かと思います。そこで一般的な六地蔵について調べると。
とりあえず、六地蔵には3種類の系統があるらしい。(時代や宗派によっても違うらしい)

1)地蔵菩薩発心因縁十王経による「予天賀、放光王、金剛願、金剛宝地、金剛悲、持地」菩薩
2)持地、陀羅尼、宝性、法性、鶏亀、法印菩薩
3)護讃、弁尼、破勝、延命、不休息、讃龍地蔵

それぞれの外観をまとめるとこんな感じ
宝性地蔵、破勝地蔵は合掌しているようです。(宝性地蔵、破栃地蔵、合掌地蔵はどうも呼び名が違うだけで外観は同じみたいですね。)

  六地蔵の持ち物  
仏説地蔵発心因縁十王経   地蔵尊 外観
1 予天賀 如意宝珠 説法印
2 放光王 錫杖 与願印
3 金剛願 炎魔幢 成弁印
4 金剛宝地 宝珠 甘露印
5 金剛悲 錫杖を肩 引接印
6 持地 両手で数珠を持つ
       
儀軌 1 持地 両手で数珠を持つ
2 陀羅尼 右手施無畏印、左手引接印
3 宝性 合掌する
4 法性 柄香炉を持つ
5 鶏亀 右手宝珠、左手錫杖
6 法印菩薩 両手で幢を持つ
       
儀軌 1 護讃 両手で数珠を持つ
2 弁尼 右手施無畏印、左手引接印
3 破勝 合掌する
4 延命 右手宝珠、左手錫杖
5 不休息 柄香炉を持つ
6 讃龍地蔵 両手で幢を持つ


他の情報としては
『地蔵菩薩霊験記』、『今昔物語』、東寺「安祥寺本」(11世紀中~12世紀初)によれば、持物は「念珠・華籠・錫杖・宝珠・合掌相・香炉」。

なので、六地蔵の中に合掌している地蔵があると言うのは一般的かもしれませんね。

ただ、ちょっと気になるのが、「合掌」の順番です。6番目に来る物はなさそうです。
この6番目と言うのは、問題の地蔵の底に掘られて漢数字と見られる模様ですね。私としては漢数字の六で、台座と本体の組み合わせ表す物と考えています。
普通に考えれば、六地蔵ならその並び順に地蔵の組み合わせ番号を彫ると思うんですよね。
もし、そうなら、この地蔵は「六地蔵ではない」と言う事になりそうですね。

それからもう一つ、六地蔵の始まりの話ですが
1157(保元2)年に都を病魔や魔物から守るため、後白河法皇の命を受けた平清盛は、西光法師に都の出入り口となる6カ所に六角形のお堂を建てさせました。 そして篁が彫った地蔵菩薩をそれぞれのお堂にまつりました。 これが六地蔵めぐりの始まりと言われています。

と言う事なので、六地蔵は日本独自の文化と言う事になりそすです。

なので、逆に六地蔵だとすれば、宝性地蔵(破栃地蔵)が6番目に来る地域、宗派があれば、生産地を特定する手がかりになりますね。

が、その一方で六地蔵では無い可能性もあります。
つまり、宝性地蔵(破栃地蔵)を単体で作成販売している可能性は否定できません。
しかも、地蔵信仰は日本だけではなく、アジアに広がっているので、生産地が日本に限らないんですよね・・・・

しかし、ちょっと待てよ、ここでも「六」が手がかりになるかもしれません。
「六」が漢数字の六なら、生産地は漢字を使用している地域に限定できますね。
漢字を使用している国は中国と日本、韓国しかない。しかも、韓国は漢字を1970年に廃止しているので、2000年頃でも、漢字は中国人と日本人しか使わないのではないかな?

中国の漢数字(日本も昔はそうだったようですが)の表現は小写と大写とあって小写表記は「六」を使ってます。
なので、この地蔵の生産地は中国か日本と考えて良いのではないだろうか?

そもそも、地蔵はインド仏教が発祥だが、インドでは信仰の対象ではなく、中国の唐代に信仰対象になり日本に伝わっているようです。
調べると、中国の地蔵信仰は日本の地蔵信仰とは異なり、日本の地蔵信仰よりも上位の存在として信仰されているような印象です。
なので、中国向けに作成された地蔵が日本に輸入されたと言うのはなさそうな気がしますね。

とりあえず、まとめると、
問題の地蔵の生産地は日本である可能性が高そうですね。
六地蔵の宝性地蔵(破栃地蔵)の可能性があるが、一般的にこれらの地蔵は6番目には並ばない。
もし、六地蔵なら、6番目に並ぶ地域や宗派から生産地を特定できる可能性がある。
しかし、六地蔵でなく宝性地蔵(破栃地蔵)を単体で生産販売している可能性もある。
その場合、生産地を特定するのは難しいかもしれない。

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2022/01/03

世田谷一家殺害事件再考その210(2021年年末情報)

久しぶりに年末情報を書きます。
ここ数年は年末に合わせた情報リークが無かったのですが、2021年はそれらしい情報が出ています。
他に気になる情報もあるので、メモしておきます。
とりあえず、今回の記事の情報を列挙しておくと、この二つかな。
1)事件前日に包丁を購入した人物の特定
2)12/30 毎日新聞「侵入経路は玄関か浴室か 世田谷一家殺害事件、解決へのカギ」

年末情報として目新しい物はこれですね。
12月17日に報道された、「包丁の購入者の特定」です。

事件前日の2000年12月29日昼、現場から北に約5キロ離れたJR吉祥寺駅(武蔵野市)北口近くのスーパーでは、この時間帯に凶器と同じ柳刃包丁「関孫六 銀寿」が販売されており、防犯カメラに映った男が購入したとみられている。

で、この防カメの映像をデジタル技術で鮮明化することに成功したんですね。

そして、結果として、人物を特定したが、現場に残された犯人のDNA型とは一致しなかったと言う事では犯人では無い事がわかったと言う事になります。

結果としては、1499/1500のハズレを引いただけと言う事でしょうね。

ちなみに、この情報は2004年にイラストを作り情報提供を求めていました。

警視庁のPDFによると
商品名「関孫六 銀寿」
柳刃包丁 (刃体21cm、柄部分を含めた全長34cm)
福井県内の業者が、平成12年6月に1,500本製造したもの
で、関東地区46店舗では、1丁3,500円前後で販売された。

このあたりを考えると、凶器の包丁は比較的新しい物だったんでしょうね。
それで、事件前日に販売されたこのスーパーの包丁に注目したと言うとことでしょうか?
一方で「ラグラン」とは違い、販売店には執着していないようですね。
「ラグラン」は販売店が全て判明して、どの店舗で何枚販売されたかまでデータが出ています。
包丁は販売店が特定できず、数量も多いので、販売時期が近い物を捜査対象にしていると言うあたりでしょうか。

それで、私が気になっているのは、犯人では無かった事ではなく、この男性が2004年から情報を公開されて、警察が人物を特定するまで、名乗り出なかった事です。(念の為に書いておきますが、だから怪しいと言っているわけではありません。)

A)警察が探している事を本人が知らなかった場合
普通にPR不足だったと言う事ですね。確かに2004年には報道されたと思いますが、その後に注目される事はほとんど無かったのではないかと思います。
現行の警視庁のPDFにも、イラストはもちろん、購入者を探しているとの記載は無いですね。

B)警察が探している事を本人が知っていた場合
普通に関わりたくないと言う事なんでしょうね。日本の場合が特別なのかわかりませんが、「刑事さんと話しをした」と言う事だけで、周囲から「事件と関係があるのでは?」と言う雰囲気になってしまうと言うのがあるように思います。
なので、「警察官や刑事さんと話をするのは、普通の事なんですよ」と言う雰囲気作りをしていただくと良いかと思いますが・・・
具体的にどうすれば良いのか?と言うと、ちょっと困る部分ではありますね。
とりあえず、小中学校の交通指導などで気さくに声を掛けてもらうと言うあたりなんでしょうか。

いずれにせよ、情報提供の呼びかけは、別の方法を考えても良いのかな?と言う気がしますね。
懸賞金がかかっている世田谷事件でもこの状況だから、懸賞金がかかってない事件では、もっと厳しい状況と思います。
とは言え、駅前でのビラ配りに、TV、新聞、雑誌での報道、警視庁のHPと、出来る事は全てやっていると思います。
残るは「ネットの力を借りる」と言うあたりなのですが、これが、諸刃の剣としか思えないのがね・・・・

「世田谷一家」で検索すれば、この事件簿はもちろん、沢山のサイトがヒットするわけですが、玉石混交なんですよね。

PDFを作って情報を公開している点は他の事件よりも、ネットを活用していると思います。
これ以上にネットを活用する方法は慎重な検討が必要だと思いますね。

一つだけお願いがあります。警視庁のこの事件のHPに表示されている、今回配布のビラを見れるようにして欲しいです。
小さい映像は表示されていますが、クリックすると懸賞金のページに飛ばされるので、ビラ自体の詳細が見れません。
https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/jiken_jiko/ichiran/ichiran_11-20/seijo.html

2)12/30 毎日新聞「侵入経路は玄関か浴室か 世田谷一家殺害事件、解決へのカギ」
こちらの記事は、なかなか興味深い情報がでていましたのでメモしておきます。
一部を抜粋引用します。

***ここから***
この親族は事件から数日後、捜査員にこんな説明をした。「30日午後10時ごろ、隣の家(宮沢さん宅)のチャイムが鳴った。誰が来たのかは見えなかったが、こんな時間に何だろうと思った」

だが、事件から数カ月後、この親族は捜査員から改めて30日夜のことを尋ねられると「勘違いだった」と答えたという。
***ここまで***

この情報は、以前から報道されている、チャイムの件についての説明ですが、2013年の報道では「被害者宅のインターフォンが鳴る音を隣家の女性が聞く(ただし不明確)」となっていて、その理由がこれだったと言うわけですね。

再度、一部抜粋引用します。
***ここから***
事件発生直後に捜査を指揮した元幹部は残念そうに打ち明ける。「ある捜査員が浴室の窓を通れるか確かめた。しかし、鑑識が窓の微物を採取する前だったため、(犯人の衣服が当たることによる)擦り痕や繊維痕があるかを確認できなかった」
***ここまで***

以前から風呂窓の窓枠から繊維痕がみつからなかったと言う報道がありましたが、この説明になります。
ただ、驚きなのはその内容です。この文章を解釈すると、「鑑識が繊維痕を採取する前に侵入実験を行った為に繊維痕を採取できなかった」と読み取れるわけです。

つまり、「繊維痕が無かった」のではなく「残された繊維痕が犯人の物か判断できない状態になった」と言う事で、「繊維痕が無かった」は正しくないと言う事ですね。
だから、「繊維痕が無い」は風呂窓侵入説を否定する情報にはならないと言う事ですね。

「繊維痕が無い」と言う情報は2009年には報道されていました。この12年間の私の悩みの種の一つが解決しました。ありがとうございます。
ただ、一方で「ジャンパーに擦った痕が無い」と言う情報があるので、これは「風呂窓侵入説」を否定する材料であると思います。

何気なく報道された記事ですが、その中にも、貴重な情報が埋もれているので、注意が必要ですね。

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2021/11/18

世田谷一家殺害事件再考その209(焼肉店のアルバイト)

10月26日のFLASHさんの報道で、捜査本部がある人物を追っているとの報道がでています。
詳細は週刊FLASH 2021年11月9日・16日合併号を参照願います。

要約すると
1)現在40代とみられる男性を警察が捜している。

2)男性は事件当時世田谷区の焼き肉店でアルバイトをしていた。

3)焼き肉店の常連客から警察に情報提供があり、警察が事情を聞こうとしている。

4)情報提供の内容は「事件発覚翌日となる2001年の元日に、祖師ヶ谷大蔵の商店街で犬を散歩させていたら、男性が手に包帯を巻いて歩く姿を目撃した」とのこと。

5)当時の焼き肉店の店長によると男性は当時20代。身長は170cmで中肉中背。無精ひげを生やし、髪は五分刈りで短かった。BMXという競技用自転車に乗っており、いつも帽子をかぶっていた。

6)当時の焼き肉店の店長が世田谷事件の前後に窃盗被害にあっていた。被害額は数百万円。

ざっくりとこんなところですね。
正直なところ、今の段階では、そういう事実はあるのだろうけど、この男性が世田谷事件に関係しているのか?はわからないですね。
警察としては、年齢や背格好が犯人に似ていて、事件の翌日に手に怪我をしていたと言う目撃情報が出ているので、確認の為に探していると私は解釈しています。

ただし、それをやる価値は十分にあると思うんですよね。
この事件では、事件後の早い段階で「犯人が手に怪我をしている」と言う推定がされています。
まー現場から家族以外の血液が検出されれば、犯人の物と考えるでしょうから、鑑識作業が終わったところで、犯人が体のどこかに怪我をしているだろう、手に怪我をしているケースが多いと言う事から、犯人が手に怪我をしているのでは?と言う推定は容易にされると思うわけです。

その結果、周囲の病院に対して手に怪我をしている患者が受診しなかったか?と言う捜査を初期の段階でしているはずです。
そのあたりの情報が報道され始めるのが2001年12月あたりからですね。
時間の経過とともに、捜査範囲は拡大されて世田谷区の近隣の区についても捜査はされていると思います。

なので、この焼き肉点のバイトの男性は事件の翌日に手に怪我をしていたが、病院の受診はされていないのではないか?と考えるわけです。
もし、受診歴があれば、初期の段階でリストアップされているはずです。

可能性としては、このバイト男性は手に怪我をしていない場合も考えられます。手に包帯のような物を巻いていただけで、怪我をしているとは限らないかもしれませんね。
他には当然、怪我をしているが、病院を受診するほどの大きな怪我では無い場合も考えられる。
そして、当然、事件に関係の無い場合も考えられます。

このあたりとしては、事件前後の店長宅の窃盗事件について、関係者指紋はどうなのだろう?と思うわけです。
FLASHさんの記事だと、お店の関係者を招いてホームパーティをしていたようなので、当然、出入りした可能性のある人間の関係者指紋は採取していると思うのですが・・・
おそらく、確認が終わった段階で身元の判明した指紋データは廃棄されているとは思うのですが・・・世田ヶ谷事件の指紋は特徴的な指紋なので、当時鑑識作業をされた方の記憶に残ってないかな?
世田ヶ谷事件は当時衝撃的な事件で、警視庁内で指紋の情報が共有されていれば、気になる人がいても不思議では無い気もするのですが・・・
逆に捜査現場が少し混乱していた様子なども入り江さんの著書には書かれているので、警視庁内での情報共有はあまりされてなかったのかな?と言うのもありますね。

まーいずれにせよ、世田ヶ谷事件は指紋、DNAと、それ単独で人物を特定できる情報があるので、本人を探して確認さえできれば、白黒がつく話なんですよね。

続報を待ちましょう。

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2021/08/19

世田谷一家殺害事件再考その208(礼くんはなぜ最初に絞殺?)

昨年末の特番の出来が良かったせいで、なんとなく一区切り感があったのですが、謎が深まった部分もあるので、妄想ちっくに書いてみます。

年末特番の3つの顔を持つ男はその3つともに、計画的な犯行が想定されているのですが・・・そう考えた時の一つの疑問。
礼君はなぜ最初に絞殺で殺害されたのか?

あ)礼くんを殺害する段階で、当然、犯人は凶器を持っている。それなのに、絞殺を選んだ理由は何か?
い)寝ている子供をあえて最初に殺害する理由は何なのか?

このあたり、簡単そうで、考えていくと奥が深いんですよね。

A)返り血を浴びない為?
礼君の絞殺の理由ですが・・・・単純に返り血を浴びたくないからと言うのは最初に出そうな話なのですが、そこは、ちょっと待てよ?と思っています。

まず、この事件の犯人の目的が家族全員の殺害にあるのだとすれば、最初に返り血を浴びようと、残る家族3人の殺害に影響は出ないでしょ?
実際に2番目に襲われたと思われる、みきおさんとは格闘になっている。もし、返り血が無い事を利用して、みきおさんの不意を突いた攻撃をしているなら、みきおさんは最初の一撃目で致命傷を負っているでしょう?

その点で言えば、みきおさんは不意打ちをされていないと私は考えています。

なので、犯人がみきおさんに対して不意打ちを考えていないのであれば、返り血を浴びた姿でみきおさんの前に出ても問題ないわけです。

その一方で、凶器に刃物を選択している時点で、殺害行為によって、大量の返り血を浴びる事も計画段階で想定されるわけだから、返り血を浴びたくなくて、絞殺を選ぶ必要も無いわけですね。

B)騒がれたくない為?
他には、「騒がれたくない」と言うのもあるけど・・・これも、そうなの?と思うわけです。
みきおさんに対して、不意打ちをしていないので、犯人と対峙したみきおさんが絶叫する場合や、泰子さんも、とどめを刺さずに、その場を離れていて、泰子さんが絶叫する事も考えられるわけで、犯人は「騒がれる事」に対して無頓着だと思うんですよね。

もちろん、最初の礼くんが「騒げば」それを聞きつけたみきおさんや泰子さんが駆けつけるわけで、それを嫌ったと言う可能性もあるけど、それなら、やはり、手に持った凶器で礼くんを殺害すれば、仮に騒ぎを聞きつけて駆けつけた、大人に対しても、迅速な対応が可能なわけで、絞殺する理由が無いと思うんですよね。

これらの疑問に対する一つの回答が、同じ特番中で出ています。
実行犯がサイコパスの場合に、礼君に比べて、泰子さんとにいなちゃんの殺害方法が残酷である点から、女性に対して恨みがあるのでは?と言う見解を述べていました。

ただ、この意見も、女性に対して恨みがあるだけで、礼君を絞殺する理由にはなってないですよね。

なので、合理的な理由と言うよりは、感情的な理由で礼君に「同情」したとか、「痛い思いをさせたくない」と言う感情によって、礼君は絞殺されたのではないか?とも思うのですが・・・

別の視点で考えてみます。
絞殺されたのは礼くんだけです。女性に恨みがあるとするなら、同じ男性のみきおさんに残虐な殺害をするのは説明できません。
そう、絞殺されたのは礼くんだけなんですよ。

つまり、他の3人と礼くんの違いを考えた場合に、「礼くんだけが、発達障害を持っている」という見方ができます。
礼くんが発達障害を持っていたから、礼くんは絞殺されたと見方もできるわけです。
この点については、以前の特番でFBIの捜査官がふれていますよね。
あの時はそうかな?とも思ってましたが、この見方をすると・・・

外見上では礼くんが発達障害だったことはわかりません。なので寝ている礼くんが発達障害だとは初見では判断できないでしょう?
逆に言えば、この場合は事件の前に礼くんが発達障害だった事を犯人が知っていたと考えるしか無いわけです。
その点をFBIの捜査官が指摘しようとしたのかもしれない。と今になって思うわけですね。

さらに他の見方もできます。
礼くんと他の3人の殺害方法を考えます。
礼くん以外の3人、みきおさん、泰子さん、にいなちゃんの3名は死亡している場所は違うけど、それぞれ包丁によるめった刺しで、ほぼ同一の殺害方法と考えて良いでしょう。
殺害方法は、礼くんの絞殺と、他3人の刺殺(惨殺)とに別れますよね。

単純にこの違いを一人の犯行として見るのではなく、別々に二人の犯行と見れば、それぞれ手口が極端に違うことが説明できますね。
実行犯は二人いて、一人が礼くんを絞殺、もう一人が凶器で他の3人を惨殺する。

この説だと、礼くんが最初に絞殺ではなく、二人の実行犯が同時に犯行を開始して、礼くんの殺害と、みきおさんの襲撃は同時に行われたと説明することもできます。
実行犯が二人なら、この方が合理的ですね。

ただし問題はあります。現場には複数の実行犯がいたとする痕跡が無いんですよね。
「下靴跡が2種類ある」とは報道されていません。DNAも血液も指紋も複数あったとは報道されていませんね。

ただ、下靴跡については、説明する方法があるかな。
年末特番で、怨恨説の犯人は顔見知りで靴を隠し持って2階に上がったと推理されてましたね。
この時、実行犯は二人(犯人Aと犯人B)で二人とも、靴を隠し持って2階に上った。
犯人Aは靴を履かずに、礼くんを絞殺して、事件後に玄関から逃亡、靴を履いたのは玄関だったとすれば、二人目の下靴跡がない事が説明できますね。

風呂窓逃亡は外に出てから靴を履くとは思えないのですが・・・強いて説明するなら、浴室で靴を履いて逃亡した犯人の足跡を残った犯人が洗い流したという説明ができますね。

しかし、単純に考えてしまうと玄関逃亡説では問題がありますね。
犯人A(犯人Bを残して逃亡する犯人)と犯人B(最後まで現場に残った犯人)、犯人Aが玄関から逃亡したとするなら、みきおさんの死後では、犯人Aの履いていた客用のスリッパに1階の階段下で死亡しているみきおさんの血痕が付着してしまうはずです。

現在までに、その報道は無いんですよね。

この点を説明しようとすると、犯人Aはみきおさんが死亡する前に玄関から逃亡している事になります。
この場合、犯人Aの行動は、客として侵入、みきおさんの目を盗んで礼くんを殺害、何事も無かったように、みきおさんの前を通って、1階玄関から逃亡と言う事になる。

浴室逃亡の場合は
客として侵入、みきおさんの目を盗んで礼くんを殺害、浴室で靴を履き、風呂窓から逃亡、浴室の足跡は残った犯人Bが洗い流す。と言うあたりかな。

しかし、これだと、寝ている礼くんだけを殺害して、逃亡している事になり、何を目的にしているの?って事になりますよね。
ちょっと考えにくいかなと思っています。
まー強いてあげれば、犯人Bによって殺害されれば、礼くんは凶器で殺害されてしまう。発達障害を持った礼くんをそんな目には遭わせたくない。
だから、あえて絞殺したと言う事ぐらいしか考えつきません。

まー下足を隠して持ち込んでおきながら、玄関で下足を履いて逃亡と言うのは不自然だから、風呂窓逃亡の方が説得力があるかもしれませんね。

礼くんを絞殺した理由が、「礼くんが刺殺されてはかわいそうだ」と言う物だったとした場合、最初に殺害した理由も同時に説明できますね。
礼くんを刺殺されない為には、犯人Bが行動を起こす前に、礼くんを殺害しなくてはならない。だから一番最初に殺害したと言う説明ですね。

とは言え・・・実行犯Bを用意しているのに、犯人Aは自らの手を汚すのだろうか?と言うのが疑問ですね。
それほどまでに、礼くんの絞殺にこだわる理由は何なのだろう?
「かわいそうだから」で説明できるだろうか?・・・

今回はここまでにしておきましょう。

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