2018/10/01

世田谷一家殺害事件再考その178 (ヒップバッグの中身)

さて、今回は容疑者のヒップバッグの中身について考えてみたい。
ヒップバッグから見つかった物は・・・モナザイトや、金属粒子、ガラスビーズ、赤い3種類の蛍光染料、最近では犯人の毛髪が2本と言うところですね。

で、普通に考えて、これらは、ヒップバッグの中に収納されていた物では無いですよね?つまり、意図して収納されていた物では無いと言う事です。

なので、単純に考えれば、ヒップバッグの「中身は空」の状態では無かったのか?と考えるわけです。

そう考えた時、私はこの事件の最大の謎「大量の遺留品」の答えの一つを見つけたような気がしました。

順番に行きましょう。なぜヒップバッグの中身が空だと、遺留品の謎が解けるのか?

ヒップバッグの中身が空と言う事は、犯人が中に入っていた物を全部出して、それから持ち出したと言う事だと思うわけです。
犯人は事件に備えて、空のヒップバッグを用意しなければならなかった。

しかし、実際に犯行時には空では無かっただろうと思います。今のところ、ヒップバッグに入る可能性があるのが、「凶器の包丁」と「黒いハンカチ」になりますね。
(手袋なども入っていた可能性がありますが・・・)

つまり、犯人は凶器の包丁を運ぶ為に空のヒップバッグを用意したのだろうと推測します。

で、ここで問題なのですが、凶器の包丁は折れて現場に放置されていました。
同じく、ヒップバッグも現場に放置されていたわけです。

これは、包丁を現場に放棄した事で、それを運搬するヒップバッグも役目を終えて、現場に放棄したのではないか?と考えたわけです。

つまり、犯人は最初から役目を終えた物を現場に放棄するつもりだったのではないか?と言う事です。

この点については、否定的な見方もあります。
「そんな証拠になるような物を犯人があえて残すはずが無い」と言うのがその理由です。

しかし、この犯人は、指紋や血液、DNAも残していて、証拠に対して無頓着な様子なんですよね。そんな犯人なら証拠になりそうな物でも現場に残していても不思議では無いのではないか?と言うのが、今回の遺留品放棄説のポイントです。

こう考えた場合、大量の遺留品が残された理由をこれまで、
翌日逃亡説では、親族の訪問で慌てて逃亡した為と考えていましたが、未明逃亡説では明確な理由が説明できませんでした。

この未明逃亡説について、大量の遺留品を残す理由が説明できるわけですね。
もちろん、翌日逃亡説でも同じ理由で説明できます。

しかし、まだ、包丁、ヒップバッグだけしか説明できていません。
続けましょう。
他に「黒いハンカチ2枚」これは、返り血で汚れ、穴もあいているので、放棄したと考えて違和感は無いですね。

次にマフラー・・・これは、サイズが短く、古くなっている為、捨てても惜しく無い物を選んだとしても違和感は無いと思います。

そして、帽子と手袋ですね。ここあたりから微妙になってきます。
少なくとも、帽子や手袋が防寒の為に用意した物ならば、その役目は終わっていないわけです。帰り道で使う事ができるのに、放棄する理由がありません・・・
(それはマフラーも一緒ですね)

そこで、見方を変えます。そもそも防寒の為に用意された物で無いとしたら?
つまり、犯行が終わったら役目を終える物で、侵入時に必要だった物?と考えると、「変装」では無いか?と思うわけです。
(捜査攪乱の為の偽装と言うのも可能性としては有るんですが・・・)

帽子(1900円)や手袋(1980円)、マフラー(100均ショップで販売の可能性とあるので数百円かな?)、ヒップバッグ(2900円)。

微妙な金額ではあるんですが・・・新品でこの犯行の為に購入した物では無いものなので、中古品を変装の為に用意して、現場に放棄しても惜しく無い物と考えられなくは無いかもしれません。

しかし、最後のエアテックが(3900円から5900円)他と比べると少し金額が高いですね。しかも、新しいんですよね。エアテックは・・・
エアテックの発売が平成12年11月から同年12月31日までなので、長くても2ヶ月程度しか使っていない事になります。
(事件発生は平成12年12月30日の深夜です)

ラグラン(1480円から1900円)も比較的新しいんですよね。
発売時期は平成12年8月から同年12月です。
でも返り血で汚れた為に仕方なく放棄したと考えれば不自然では無いでしょうね。

なので、変装用に用意して最初から現場に遺棄するつもりだったと言うには、エアテックはちょっと不自然な気がします。

エアテックは実は「みきおさんの物」と逃げたいところではあるんですが・・・
他には盗品や取得物(拾った物)と言う可能性もあるのかな?

だけど・・・エアテックだけは、本当に忘れていっったと言う可能性はあるのかもしれませんね。(ただ、その割にはエアテックのポケットに入っていた物が三浦半島の砂、小鳥の糞、枯れ葉の破片と言うのが、ちょっと生活感がありませんね。冬場だしポケットティッシュぐらいあっても不思議では無いと思うのですが・・・)

次回までに、新しい情報がなければ、次回はこの続きを考えます。

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2018/08/22

世田谷一家殺害事件再考その177 (警視庁PDF第4版)

一応警視庁の公開しているPDFについては、都度確認しているつもりでしたが、年末情報が無くなった為か、最近チェックしていませんでした。
前回確認したのが2016年4月でしたが、その時が第2版でした。
(第3版を見逃した・・・)

一応、今回も第2版からの変更点についてメモしておきます。
微妙に文字サイズの変更やレイアウトの数ドットのズレなどは、省略します。

変更点
1)1ページ目の左側にある地図の矢印部分が大きく強調されている。

2)1ページ目最下段右側のQRコードの記載が綺麗に見やすくなっています。

3)1ページ目最下段にメールアドレスの記載を追加

4)2ページ目のラグランの写真が別の物に差し替わっている。
第2版では襟にタグが残っているのに、第4版ではタグがなく、全体的に綺麗な物になっている。

5)3ページ目上段のラグランの写真が2ページ目の物と同じものに差し替わっている。

6)3ページ目最下段左側の
「●17歳等少年の凶悪な犯罪が続発(愛知・佐賀・岡山・大阪)」
の記載が「●17歳等少年の凶悪な犯罪」となっていて、単純な編集ミスと思われます。次版で修正をお願いします。

7)4ページ目の中段から下段にかけて左側の矢印部分が大きく強調されている。

こんなところですね。
全体に見やすくなるように細かな部分も修正されています。
担当者様にはお疲れでした。

ところで、今回の第4版で気になるのが、ラグランシャツの写真の差し替えです。
普通に考えると差し替える意味が無い部分です。
このラグランの写真は第1版から使われていた物で、慌てて差し替える理由がわかりません。

ただ、よく見ると、二つのラグランは襟の部分のほつれが一致しているようなので、同じラグランなのかもしれません。
4版のラグランは綺麗に洗濯してアイロンでも掛けて写真を取り直したのかもしれませんね。襟のタグは白い布地に隠れてしまったのか?あるいは、邪魔だから取ったのかもしれません。そして、写真の解像度を下げているようですね。

なぜ、そんな事をしたのだろう?
ラグランについては今年1月にASKAの事件簿で取り上げていて、まさにその記事でこのPDFの写真を使っているのですが、別に写真が悪いと言ったつもりは無いのですが・・・映ってはいけない物が映っていた?

と考えると、今回の差し替えで消えた物は襟のタグですね。
もしかすると、犯人の遺留品のラグランには襟のタグが無いのかもしれませんね。

このあたりの情報も、次回で報道して欲しいですね。

続報を待ちましょう。

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世田谷一家殺害事件再考その176 (犯人の毛髪)

警視庁は8月3日、現場に残されていたヒップバッグの中から、犯人の髪の毛が見つかっていたと発表した。ホームページで詳細を公開し、情報提供を呼びかけているとのこと。

1)捜査1課によると、見つかった髪の毛は2本。
それぞれ長さ約2・5センチと約1・5ミリで黒色と黒褐色。

2)長い方の髪の毛を調べたところ、現場に残されていた犯人の血痕のDNA型と一致した。

3)2本とも両端が切断されており、短い方はバリカンのようなものが使用されたとみられるという。髪形は特定できなかった。

こんなところですね。
まーこれまでに、犯人の性別、体型、血液型や指紋の特徴、DNAなどの存在などの情報が出ているので、毛髪があったと言うのも、それほど不思議では無いですね。

気になるのは捜査本部がこの情報を今回出してきた理由ですね。
ここ2年ほど、長年続いた年末情報の公開を止めて、単発だけど小出しに短いスパンで情報を出すように方針を転換したようですね。

5月に出た情報が、ウエストバッグの長さから体型についての情報と、ヒップバッグの蛍光染料がマーカーの物だった可能性とヒップバッグの中の砂から野外活動をしていた可能性。そして、マフラーが130センチで使い古された物だったと言う事です。

今回の毛髪についても、ヒップバッグの中の染料や、微細な粒子まで調べていたわけですから、今回、新たに発見したような情報では無いなずです。

おそらく、事件直後の鑑識活動で既に把握していた情報でしょう。
それを今、発表した事の意味ですよね?

5月の情報と併せて考えると、捜査本部はどうも、より具体的に犯人像をイメージさせようとしている印象です。

事件から時間が経過して、情報が集まらないと言う事でしたが・・・
その対策として、より具体的なイメージで情報を集めようとしているのか?

それとも、捜査本部は犯人につながる情報を何か掴んだのか?
5月に続いて、8月に3ヶ月の間隔で情報を出しているのは、これまでの年末情報方式から考えると、考えられない短期間です。捜査に新たな動きがあるのか?と疑いたくなりますね。

ここ1、2年、立て続けに未解決事件が解決されている流れを考えると、この世田谷事件もいよいよ、大詰めなのか?と期待したいですね。

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2018/05/22

世田谷一家殺害事件再考その175 (警視庁犯人像発表)

捜査本部が警視庁の世田谷事件のHPに犯人像を公表しました。
内容を要約すると

1)ウエストバッグのベルト長83センチで、ウエスト70から75センチの人と推定される。犯人の身長が170センチであれば、犯人は痩せ型の可能性が高い。

2)ヒップバッグには蛍光剤が付着し、それは文房具にも使われている。
この為、犯人はヒップバッグに蛍光ペンを入れていた可能性がある。

3)ヒップバッグ内には砂が検出されており、屋外活動で使用した可能性がある。

4)マフラーが130センチで使い古されていた。
犯人は、マフラーを少年期から青年期を通じて使用していたとも考えられ、首が細く痩せ型の者である可能性がある。

とこの4点ですね。
年齢については特に記載されていないが、2)の内容から学生である可能性があると言う事ですね。
そこから推定して15歳から20歳代と言う事になるわけですね。

http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/smph/jiken_jiko/ichiran/ichiran_11-20/seijo.html

他にも、ヒップバッグやマフラーの特徴などの情報もでていますので、是非みていただきたいですね。

さて、こんなところですが、一つずつかんがえてみましょう。
とりあえず、データとしては2000年当時の15歳から25歳までの体格データを見ます。
15歳 168.6cm 60.1kg BMI 21.14 普通体重
16歳 170.1cm 61.7kg    21.32 普通体重
17歳 170.8cm 62.8kg    21.53 普通体重
20歳 170.4cm 65.1kg    22.42 普通体重

男性の腹囲70-75cmの分布を見ると、(測定年代不明)
15-19歳で27.8%
20-29歳で21.9%

2009年のデータで男性の平均腹囲と平均体重、平均身長のデータがありました。(経産省)
       体重    頸囲  腹囲   身長    足長(靴のサイズ)
20-24歳 61.6 35.8 72.9 170.4 25.4
25-29歳 65.9 36.7 77.9 171.0 25.3

身長、腹囲、体重の関連を見ると傾向は20歳以下も同じだろうと考えると
当時の平均的な身長、体重なら、腹囲もそう珍しい数字ではなさそうですね。

しかし、一つ、気になったのが足のサイズ・・・20代の平均サイズからすると、現場のスラセンジャーの足跡(27.5cm)は相当大きいです。

・・・スラセンジャーのサイズは捜査本部も知っていた(同じHPに公表している)のに、なぜ、今回の犯人像に入れていないのだろうか?

むしろ、この年齢層で足のサイズが27.5cm前後と言う条件の方が対象は少ないと思うけどね。

他に気になるのは「痩せ型」と言うのがどの程度なのか?が分かりません。
頸回りのデータが35.8cmなので、130cmのマフラーを二つ折りにすると65cm、その差が約29cmだから、両端15cmしか余裕が無いから縛るのは厳しいね。
このあたりから、首が細いと言うのは言えるかもしれないけど・・・その意味では、年齢は10代の可能性の方が高いのだろうか?

文房具の蛍光ペンを使っていたからと言って、それが学生に直結するか?は微妙ですね。
とは言え、普段使いの鞄に蛍光ペンを無造作にいれて持ち歩くのは学生なのかな?
社会人なら職場のデスクに置いておくだろうけど・・・プライベートで勉強する為に持ち歩くは、有りだと思います。

ヒップバッグ内から砂が検出されたと言うのも微妙ですね。
例えば、海に遊びに行って、浜辺にバッグを置いて、遊んでいたら、風で砂がバッグに掛かるなんて事は普通にありそうですよね。手に砂が付いた状態で、バッグの中のハンカチを取ろうとして、バッグ内に砂が入るなんてのもありそうだし。

こんな感じですね。
発表された内容は特に目新しい物では無いと思います。
2005年11月発表の犯人像は「当時一人暮らしで、金に困っていた18歳から35歳の男」
年齢については、少し下方修正して15歳から20代としたと言うあたりかな。
ただし、年齢については明言してないところもちょっと、微妙な感じですけどね。

そして、この時期にどうして、新たな動きがあったのか?と言うのも気になります。
2005年からの約10年間、事件発生時期に節目報道として、まとめて事件情報を出すのが恒例となっていました。
ここ2年ほど、年末情報が出ていないので???と思っていたのですが・・・

未解決事件の場合、時間の経過に伴って、捜査本部に提供される市民から情報が少なくなっていくのは、予想できますね。
それを防ぐ為に、世間の注目を集めて、情報を提供を促そうと言うのが、年末情報の目的だったと思います。

それが無くなったのは、もしかすると、捜査本部は何か?情報をつかんだのだろうか?と考えていたのですが・・・
どうでしょうね・・・

他に、思い当たる点としては、ASKAの事件簿の2月14日・・・その173で犯人の体型を日本人の標準体型ではないか?
と記載してまして・・・もしかして、捜査本部が「痩せ型」と訂正する為だったのか?などと深読みしていたりします。

今年の年末情報に期待・・・
と言うか、最近、未解決事件が解決されるケースも出てますから、犯人逮捕に期待したいですね。

補足
記載した統計データはあちこちから探した物なので、多少の誤差があるかもしれません。
統計によって、微妙に数字がずれている物がありました。
BMIについては、ASKAによる計算値です。

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2018/03/15

世田谷一家殺害事件再考その174 (ラグランと気温)

コメントもいただきましたが、ラグランと魚トレーナーのつながりで気になっていたのが、気温です。
ラグランの販売地域と気温の関係はどうなのか?

と言うのも、犯人の想定される服装の中で手袋と帽子がちょっと疑問なんです。
もっとも、私はファッションに疎いので、ファッションに詳しい人からみたら、「そんな事は無い」と言う事かもしれないのですが・・・

私の印象なのですが、若い男性だとあまり、手袋や帽子は使わないのではないか?と言う事なんです。
帽子はヘアースタイルへの影響が大きいし、手袋は邪魔では?
逆にこれらのアイテムを使うのは、かなりの寒がりなのでは?と言うのが根拠ですね。
なので、犯人の出身地とか、直前まで長く住んでいた場所の気温は東京よりも高いのでは?という事を疑ってみたわけです。

とりあえず、調べるだけ調べておきます。
ラグランの販売地は警視庁のビラ改訂2版から以下の通り、これに2000年12月の平均気温を加える。
北海道 5枚 札幌(-2.5度)
岩手県 2枚 盛岡(-0.1度)
宮城県 4枚 仙台(3.6度)
栃木県 2枚 宇都宮(4.6度)
茨城県 1枚 水戸(5.2度)
千葉県 4枚 千葉(8.1度)
埼玉県 7枚 さいたま(5.9度)
東京都 10枚 府中(6.9度)東京(8.8度)
神奈川県 3枚 横浜(8.5度)
山梨県 10枚 甲府(5.5度)
静岡県 53枚 静岡(9.0度)
長野県 23枚 長野(2.5度)
兵庫県 2枚 神戸(8.8度)
大阪府 2枚 大阪(8.8度)

ここから府中より平均気温の低い場所を除くと6カ所ですね。
千葉県 4枚 千葉(8.1度)
東京都 10枚 府中(6.9度)東京(8.8度)
神奈川県 3枚 横浜(8.5度)
静岡県 53枚 静岡(9.0度)
兵庫県 2枚 神戸(8.8度)
大阪府 2枚 大阪(8.8度)

東京(気象庁の測定点の東京、場所としては千代田区?)より平均気温の低い場所を除くと2カ所です。
東京都 10枚 府中(6.9度)東京(8.8度)
静岡県 53枚 静岡(9.0度)

とは言え、静岡でも0.2度しか差が無いので、ちょっと見込み違いだったかもしれませんね。

念の為、東京都内の販売地と平均気温は
葛飾区 データ無し
杉並区 データ無し
多摩市 データ無し
八王子子 5.7度

逆にデータのある場所としては
東京 8.8度
練馬 7.1度
府中 6.9度
八王子子 5.7度
青梅 5.2度
小河内 3.9度

同じ東京でも、こんなに違うんですね。
と言う事は、同じ事が他県でもあるわけで、今回は県庁所在地のデータで比較してみましたが、それだけでは、傾向がつかめる程度と言う事かな。

ちなみに、手の怪我の情報がある栃木県日光は-1.2度なので、北海道や東北と同じぐらいの気温ですね。
それからソウルの気温は0.9度ですね。

そうか・・・犯人の出身地が暖かかったから、犯行時に防寒を完璧にしていたと言う事もあるが・・・
逆に、寒い場所から移動して犯行を行ったと考えても、この防寒が完璧だと言う事は説明できますね。

しかし・・・遠方から遠征しての犯行だとすると、新たな疑問も出てきそうですね。
そのあたりは、また別の機会に考えましょう。

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2018/02/14

世田谷一家殺害事件再考その173 (魚トレーナー)

前回のラグランの件から考えているのですが、まだ考えがまとまりません。
なので、まとまらないまま、いつもの妄想チックにあれこれ書いてみます。

まず、犯人の服装です。簡単に書くと
上半身はラグランシャツ、上着にエアテック、首にマフラー、頭に帽子、両手に手袋。
下半身は不明。しかし、靴はスラセンジャー(テニスシューズ)

で、この服装での生活を考えるのですが・・・この服装で、お店に入ったり、知人宅に入ったりしたら、その結果どうなるだろう?
普通に考えれば、上着と帽子、マフラー、手袋を脱ぎますね。
それはどう言う事かと言うと、犯人は屋内なら上半身はラグランシャツだけで生活できる人と言う事じゃないですか?

で、そう考えた場合、犯人の行動に矛盾する点があります。
犯人が奪ったとされる上半身の服の「魚トレーナー」です。

犯人がラグランを脱いだ後、魚トレーナーに着替えるわけですが・・・このタイミングとしては、普通に考えると、殺害行為が終わった後ですね。
で更に考えると、犯人がラグランを脱ぐ理由は、返り血が肌について気持ち悪かったからじゃないか?と考えるわけです。
前回の写真で返り血が少ないですよね。あの写真がただの映像サンプルで、犯人の残したラグランで無い可能性もあります。
けど、逆に返り血を受けていないのなら、ラグランを脱ぐ必要は無いだろうと推測するわけです。

私の推測としては、前回の写真は犯人の遺留品で、胴体部分の返り血は少ないものの、袖の部分には大量の返り血で濡れているような状態だっただろうと推測しています。

もし、そうなら、ラグランを脱ぐタイミングは早い時期になると思うわけです。
殺害直後に手を治療する前。あるいは、手の治療をした後、このあたりかな?とも思うのですが・・・実は、そこにも矛盾する点があって、犯人はその後、アイスクリームを食べている、しかも3つも。

この理由が問題ですね。
もし、暑くてアイスを食べたのなら、暖かそうな魚トレーナーを着る理由がありません。
が、その逆もあって、魚トレーナーを着たから、暑くてアイスを食べたと言う説明は有りだと思います。

ただ、普段、屋内でラグランシャツ一枚で生活できる犯人が、暑くてアイスを食べるたくなるような魚トレーナーを選択するとは思えないんですよね。

もちろん、ここで、「それしか無かった」と言う可能性はあります。
しかし、事件当時、みきおさんは44歳なんですよね。写真を見る限り太っている印象はありませんが・・・年齢的には中年太りがはじまってもおかしくない年齢だと思います。

犯人のウエストはヒップバッグから70から75センチと推定されています。そして身長が170センチと推定されていますね。
犯人が日本人とは限りませんが、日本人の平均ウエストは70から90センチです。
そこから考えると、犯人は平均的なウエストの範囲に入っていますね。

平成26年度の学校保健統計調査によると、日本人の平均身長は171センチ、平均体重は64.3キロです。

そう、犯人の体型はズバリこの標準体型あたりだと推定します。
つまり、中年太りが始まったみきおさんの方が犯人よりも体は太かったのではないか?と考えています。

と言う事は、みきおさんでも、長袖Tシャツの1枚ぐらいは持っていたはずだと思うわけで、それなら、犯人は魚トレーナーを選択する理由は無いのではないか?と言う事ですね。

で、疑問としては
1)犯人は本当に魚トレーナーを持ち去っているのか?
2)犯人が持ち去っているのならば、その理由は何か?

1)について、犯人が魚トレーナーを持ち去ったと判断できる理由は、遺族の証言以外には無いと思うんですよね。
つまり、「以前に見た事がある魚トレーナーが現場から無くなっている」これが判断の根拠だと思います。
あるいは、写真好きのみきおさんのアルバムに魚トレーナーを着たみきおさんが写っていたと言う可能性もありますね。

しかし、問題はその時期が何時なのか?です。衣類は使っているうちに傷みますから、古くなれば捨てられる可能性があります。
現場に魚トレーナーが無い理由が、単純に捨てられたと言う可能性があるわけですね。

しかし、逆に犯人が魚トレーナーを奪わなかったとしたら、犯人はどんな服装で逃走したのか?と言う疑問が新たに出てきます。

例えば、上半身裸とか、ランニングシャツや半袖Tシャツ(ラグランシャツの下に下着として着ていた)と言うのは、最初の服装、ラグラン、上着にエアテック、首にマフラー、頭に帽子、手に手袋と言う重装備を考えると、ちょっと考えられません。

なので、可能性としては
A)魚トレーナー以外の服を奪い、それを着て逃走している。
可能性は否定できないと思いますが・・・逆にそれを確認する方法が無いでしょうね。
親族とは言え、別の家の中にどんな服があるか?なんて全て把握する事はできないでしょう?

B)魚トレーナーを選んだ事には理由がある。
つまり、最初から魚トレーナーを逃走時の服装として選択していた場合ですね。

だけど、これを考えるには、この事件の最大の謎の一つ、大量の遺留品の理由を考えないといけないんですよね。

つまり、単純に考えて、宮澤さん宅を訪問(侵入)した時の服装が犯人にとって防寒上必要な服装だったとするならば、逃亡時にも同じ服装か同等の服装が必要になるはずです。

だから、本来、エアテック、マフラー、帽子、手袋は逃亡時に必要な服装になると思います。
それを放棄しているのは、放棄して逃亡しなければならないほど、犯人は慌てていたと言うのがとりあえず、最有力な説ですよね。

だとすると、犯人の逃亡は意図した物では無いと言う事になり、最初から逃亡用に魚トレーナーを選択したと言う事に矛盾しているように思えます。

とまー、堂々巡りになってしまうのですが・・・
ここはシンプルに考えて、殺害後、しばらくの間、犯人は暑くて、上半裸か半袖Tシャツのような状態で過ごしていた。
そして、アイスを食べたが、3つも食べて、寒くなってしまい、暖かい魚トレーナーを選択したと言う説明も有りかな?とも思います。

だけど、それなら、自分のエアテックもあったはずですよね?エアテックでは暑すぎる?

他に視点を変えて、未明逃亡説を採用すると・・・
犯人は慌てて逃亡する理由が無い、つまり時間的余裕があったので、遺留品はあえて現場に放棄した事になりますね。
つまり、訪問時の服装とは別の服装で逃亡したいと言う理由ですね。
目撃情報や防犯カメラの映像を警戒した犯人の作戦と言うなら、それも有りかと思います。

もともと、室内でラグランシャツ1枚で過ごせるような犯人なら、魚トレーナーだけでも、十分屋外に出られると言う説明に説得力があるかな?

でも、もしそうなら、ここの発想は犯罪者としては逆ですよね。
犯行を行って顔を隠す為に変装するのが、多くの犯罪者ですよね。
これはその逆で、犯行を行う前に変装して、犯行後に素で逃亡する。
でも、その場合は計画的犯行と言う事になりますね。それに相当な自信家でないと、心理的に難しい気がします。
もっとも、メガネやマスクぐらいは用意していたかもしれませんね。

とは言え、目撃情報を嫌うような犯人が、重要な証拠となるような大量の遺留品を現場に残すのか?と言うのも、そもそも疑問ですけどね。

と、いろいろな要素が複雑に絡みあって、考えると頭が痛くなるのが、この事件の特徴ですね。

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2018/01/19

世田谷一家殺害事件再考その172(悩みのラグラン)

最近、この事件で私を悩ませているのが、話題のラグランシャツです。
何がそんなに悩ましいのか?と言うと・・・

   

Raglan_org_mk

襟のタグ、襟もとのほつれから、中古品と判断しています。
しかし、汚れは見えません。

2017_mk

映像サイズが大きいので注意してください。
汚れが潰れてしまうので、あえて大きなままにしています。
PCの場合は右クリックで別のタブで開くで全体が表示されると思います。
ダウンロードだと縮小されてしまうようです。(IEで確認しました)
PCのIEで左クリックで別窓を開くと、画像全体は表示されないようです。
クロームの場合は左クリックで別窓に全体が表示されるようです。
クロームでもダウンロードだと縮小されます。
上部の白帯はASKAによる編集です。

報道(公開)されているラグランシャツの写真が2種類あると言う事なんですよね。
1枚目が警視庁のPDFやHPで公開されている「正面側の写真」写真を見ると分かりますが、一見して汚れがありません。
ただ、襟のタグが片方取れ掛かっているように斜めになっている事や、襟元に糸がほつれているように見える点などから見て、別の購入者から使用中の物を譲り受けて、あるいは借りて、映像サンプルとして写真撮影したのかな?と考えていました。

問題は2枚目の一部報道で報道された「背中側写真」なんですよね。
これは、昨年の年末12月28日に某TV局が報道した物です。
(この写真自体は2009年のラグラン販売元の判明報道の時にも報道されたようですね)
で、赤丸でマーキングした部分に汚れが見えるんですよ。

確かに、使用中の物を借りて写真撮影したなら、汚れが写る事はあると思います。
しかし、普通に考えたら「クリーニングしてから返却します」ぐらいの事は言うと思うんですよね。
それなら、クリーニングした物を写真撮影するなり、映像サンプルなので映像を修正しても良いと思うんですよね。

で、何を悩んでいるか?なんですが・・・この写真のラグランは「犯人が着ていた物なのか?」と言う点です。

1枚目の「正面側写真」はあまりにも綺麗なので、これを犯人が犯行時に着ていた物だとは思えないです。
返り血を1滴も浴びずに犯行が行えるとは思えないですよね。
それにwikiの記載「返り血が大量に付着」とも矛盾しています。

では、2枚目の「背中側写真」はどうなのか?
上でも書いたように、「使用中の物を借りたので汚れが残っていた」とも考えられますが、実はラグランシャツを人に着せた映像もあるんですよ。
そちらにはこの汚れが無いように見えます。
もっとも、解像度が低いので汚れが潰れて見えないだけなのかもしれませんが・・・
とは言え、犯人の遺留品なら、人が着て映像サンプルを撮影する事は無いでしょうね。

と考えると、ラグランは映像サンプル用の物と犯人の遺留品の2つがあると言う事になりますね。

では、返り血を浴びた犯人の着衣の映像が報道される事があるのか?
と考えると、それがあるんですよね。
あの、有名な冤罪事件の袴田事件で返り血の着いた衣類の写真が報道されています。

なので、この「背中側のラグラン」の写真が返り血の着いた、犯人の遺留品だったとしても、不思議では無いと言う事になります。

仮にそう仮定したとしても、それでも疑問が残るのが、「返り血が少なすぎる」と言う事です。wikiの記載では「返り血が大量に付着した」と記載されてます。

礼君以外の3人は失血死の上、かなり酷い傷を負っていたと言う事なので、この程度の返り血で済むのだろうか?と言うのが疑問ですね。

もし、この背中向け写真のラグランが犯人の遺留品だとするなら、犯人はあまり振りかぶらずに被害者を襲っていると言う事になりますよね。
天井の低いロフトでは振りかぶる事はできないと思います。
2階に墜落した泰子さんとにいなちゃんは、多分、床に倒れている状態なので、もし、馬乗りになって刺したら振りかぶる可能性がありますね。
しかし、膝をついてとか、しゃがんだ状態で刺すなら、ストレートパンチの要領で振りかぶらずに刺したかもしれません。

問題はみきおさんです。
みきおさんは頭部や顔にも傷を負っている。立った状態で頭部を刺すには、上から振りかぶって刺さないと無理なんじゃないのかな?

だとすれば、振りかぶって刺したのがみきおさん1人かもしれないので、背中の返り血が少ない事は説明できるかもしれませんね。

しかし、この「背中側写真」が遺留品の写真だとする根拠は無いんですよ。

と言うわけで、もしこの背中側写真が遺留品の写真ならば、次回、この写真を報道する時には「遺留品の写真」と一言添えて報道していただけると、私の悩みが一つ解決されますのでよろしくお願いいたします。

wikiの記載で「返り血が大量に付着」とありますが、これが、正面側の話ならば、背中側に血痕が少ない事に矛盾はしないと思います。あと紺色の袖部分とかね。

その一方で、ラグランの発見時の状態によって、微妙になる部分もあります。
発見時、裏返しにして放置されていたと言う情報です。
もしそうだと、腹側と背中側が接触する可能性があるので、背中側にも腹側の血痕が移っている可能性があります。
しかし、畳んで置かれていたとの報道もあるので、もし、背中向け写真が遺留品だとすると、畳まれていたのかもしれませんね。

他には、正面側写真でタグが曲がっていたり、糸がほつれていたりしていても、そのまま撮影しているので、単純に「気にしなかった」と言う可能性はあります。

つまり、背中側写真もラグランが多少汚れていても「気にしなかった」と言う単純な結論かもしれません。

たしか、入江さんの本にも、事件直後に捜査員に被害者の服装の話を聞かれた時に、違和感があったと言う話がありますね。捜査本部は男性ばかりで、そういった服の事には無頓着と言うか、あまり関心がなかった可能性もあるかもしれませんね。

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2018/01/04

世田谷一家殺害事件再考その171(2017年年末情報は無し?)

今年もよろしくお願いいたします。
(ASKAの事件簿の性格上、「おめでとう」はふさわしくないと言う事で、「おめでとう」と言う言葉は自粛しております。みなさんもご配慮ねがいます)

さて、毎年、年末になりますと、この事件の発生日に合わせていろいろと情報が発信されるのが、この10年の恒例となっていました。

で、年末の情報を注意してみていたのですが、今年は年末情報らしい情報はありませんでした。もし、これがありますと言うのがあれば、情報提供をお願いいたします。

まー昨年の2016年の年末情報も、「おや?」と思うほど少なかったので、もしかすると、捜査本部の方針に変更があったのかもしれませんね。
捜査本部が方針を変更した理由を推測してみるのですが・・・

1)例の蛍光染料の情報が突然、消えてしまった事が何か影響しているのか?
 蛍光染料の情報は2008年ぐらいに出て、消えたのが2015年の年末ぐらいですね。
警視庁の最初のビラ(2009年)に登場して、第2版(2015年)のビラで消えています。
これが逮捕の決め手になるか?と騒がれた情報でしたが、最後は蛍光ペンか?と言う事で消えた事で、情報発信に慎重になっているのか?と言う印象もありますね。

2)特定の人物を犯人とするネット上の書き込みを鎮静化する為?
 目立つ凶悪事件や未解決事件で、特定の人物を犯人として書き込む事例があるのは、いつもの事なのですが、この事件では、年末情報に合わせてネット上で盛り上がる傾向があるので、捜査本部がそれを鎮静化する為?と言う気もします。

3)ネタ切れ?
 2015年の年末に特番などが集中して、かなり盛り上がったのですが、それ以後、情報が先細りです。単純に発信する情報がネタ切れになったのか?と言う気もしますね。
捜査本部は新しいビラ(帽子とラグランのビラ)も作っているので、情報発信しようと言う意図は衰えていない気はしますが・・・・

理由は分かりませんが、情報発信はしてほしいですね。

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2017/10/04

世田谷一家殺害事件再考その170(飛び出しマンはどこへ?)

前回の「裏の小道」については、更にもう一つ重要な目撃情報の通称「飛び出しマン」に関係している。

「飛び出しマン」とは、2012年の年末情報でクローズアップされた情報です。
(警視庁が2004年に情報とイラストを公開してますね。)

2012年当時のASKAの事件簿のメモだと以下の通り。
午後11時30分過ぎの飛び出し男は被害者宅裏と公園の間の細い路地(?)から飛び出してきた。(事件発生直後に正常学園駅に向かう中央通りを黒っぽいジャンパー、ズボンの男性が向かいの公園を横切ったとの同一人物)
世田谷一家殺害事件再考その111(2012年年末情報)

他には、
2015年の報道特番「報道スクープSP」で
事件当日の夜、バイト帰りの女子大生が公園にたむろする若者の姿を目撃
時刻は23時20分

飛び出しマンの情報としては、
昨年末に地元関係者の団体でつくる「世田谷事件の解決を願う有志の会」が情報提供を呼び掛けるはがきを作り、現場から半径約一キロ、計二万一千世帯に全戸配布していました。

その中で
現場路地から飛び出してきた男性について
犯行時間帯の、30日午後11時35分から同40分頃
男性は
「25歳位から35歳位、身長175から180cm位」

「この男性について、お心当たりの方はいませんか?」

とお願いされていますね。

と言うあたりを踏まえて、現場の航空写真を元に飛び出しマンの移動経路を考えます。

2

飛び出しマンが裏の小道から飛び出して、車に轢かれそうなったとしたら、場所はこの矢印のあたりでしょうね。

3

問題はその後なんですが、もし道を渡って公園広場に入るとしたら、付近には3つの入り口があります。近い順に1番、2番、3番と言う感じですね。

4

で、時刻が23時30分だと、当然、夜なので街路灯が点灯していたはずです。そこで、写真を暗くして街路灯のイメージを重ねます。
すると、こんな感じになります。
つまり、どういう事かというと、犯人が公園広場に入るには街路灯の下を通ったはずです。さらに、もし、交通事故を起こしそうな状況で、「キーッ」とかブレーキ音がすれば、近くの人は「事故か?」と注意を向けるでしょう?当時、公園には若者がたむろしていたとの情報もあります。
なので、この公園にたむろしていた若者たちが飛び出しマンを目撃している可能性が高いと考えています。

しかし、今のところ、それらしい情報が無いようです。
NHKの未解決事件追跡プロジェクトが情報を持っている印象はありますが・・・
もし、飛び出しマンが公園広場に入っていないなら、成城公園前駅に向かった可能性がありますね。

逆に中央通りを北へ向かうと、公園入り口の開口部から後ろ姿を目撃される可能性がありますね。

Photo_3

飛び出しマンが飛び出した、中央通りを南へ進むと成城学園前駅に着きます。
距離にして約2キロ。徒歩だと急げば15分から20分ぐらいかな?

年末で忘年会シーズンでもありますから、23時30分から0時ぐらいの間でも、通りを歩く人はいたのではないか?と思います。

事件当日に
「黒っぽいジャンパー、ズボンの男性」
「25歳位から35歳位、身長175から180cm位」の不審な男性を見かけた方がおりましたら、捜査本部にご連絡願います。
警察が嫌な方はNHKの未解決事件追跡プロジェクトでも良いと思います。
連絡先(情報受付部署)
上祖師谷三丁目一家4人強盗殺人事件特別捜査本部
★直通電話 03(3482)3829
★成城警察署 03(3482)0110 内線 6508・6514
★警視庁ホームページ
http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/

NHK事件情報募集
https://www.nhk.or.jp/mikaiketsu/form/list01_form.html

実際のところ、周辺の住民の方への聞き込みは捜査本部ががんばって行っているはずですね。ただ、その網から漏れる場合もあるかもしれません。

1)怖くて、本当の事が言えなかった場合。
 事件からもう17年も経過していますので、安心してとは言えないけど、大丈夫なのではないかな?と思います。
 是非、勇気を出して、当時見た事を話してください。

2)実は東京から離れた場所に住んでいて、当日、偶然、現場近くにいた場合。
 レアなケースですが、偶然、当日、出張で周辺にいたなんて事もあるかもしれません。
あるいは、普段は行かない友達のところに遊びにいった時、偶然、現場近くにいた場合とかですね。

警察も遠方までは聞き込みしてませんから、もし、心当たりがありましたら、勇気を出して連絡して欲しいですね。

今年もあと2ヶ月・・・年末情報の季節に近づいていますね。

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2017/09/27

世田谷一家殺害事件再考その169(白昼の死角)

今回は第一発見者の祖母の視点での死角について考えてみます。
これは、翌朝10時頃に「裏の小道」を犯人が逃亡に使ったと仮定した場合の話になります。
犯人にとっては賭けではあるけど、一番リスクが小さな逃亡経路なのかもしれません。
フェンスを乗り越えてぽっぽ公園側に逃亡するのは、あからさまな不審者となりますし。
仙川方向には、入り江さん宅の裏を通る事になり、人の気配のする方向に進むのは犯人としても気が進まないのではないか?と思いますね。

当時、この仙川方向の出口が封鎖されていたか?については分かりません。

Photo

玄関正面の写真です。この角度だと分かりにくいですが、家の右側にコンクリートブロックの壁があります。

そして、写真の丸3の部分は高い段差があります。なので、訪問者は玄関ドア右側の段差(階段)を使って出入りしてた物と推測します。

Photo_2

玄関を上から見た部分です。赤線は第一発見者の祖母の推定される移動経路。意外に玄関は奥まっていて、画面手前のコンクリートブロックが道の境界まで張り出しています。

ここで言いたいのは、裏の小道(下の写真)を犯人が逃亡したとしても、第一発見者の祖母には、家とコンクリートブロックの死角となり、犯人を目撃する事ができないと言う事です。

身長が分からないのですが、もし、コンクリートブロックよりも目線が高ければ、もしかすると、目撃する事ができたかもしれませんね。

Photo_6

これが裏の小道です。ここを逃亡する犯人の目にも、コンクリートブロックが死角となり、玄関前の人物を見ることができない、それは逆に、玄関にいる人物から犯人自身が見えないと言う事ですよね。

しかし、実は問題がある。宮澤さんの家の正面には当時、家が建っていてそこからなら、犯人を目撃する事が可能です。

それについては、犯人も気づいていたと思うんですよね。

Photo_5

しかし、正面の家の窓はこの方向には少なく、1階の窓は塀に遮られて死角となっていた可能性があります。

その為、2階の窓からの目撃が期待できるのですが・・・
目撃していれば、当然、有力な目撃情報となっているわけで、目撃者は居ないと言う事なんでしょうね。

それに、公園広場前の通りまでの距離も50メートルぐらいなので、数秒で走り抜けてしまえば、もう目撃されても、逃げ切れると言う自信があったのかもしれませんね。

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