2018/03/15

世田谷一家殺害事件再考その174 (ラグランと気温)

コメントもいただきましたが、ラグランと魚トレーナーのつながりで気になっていたのが、気温です。
ラグランの販売地域と気温の関係はどうなのか?

と言うのも、犯人の想定される服装の中で手袋と帽子がちょっと疑問なんです。
もっとも、私はファッションに疎いので、ファッションに詳しい人からみたら、「そんな事は無い」と言う事かもしれないのですが・・・

私の印象なのですが、若い男性だとあまり、手袋や帽子は使わないのではないか?と言う事なんです。
帽子はヘアースタイルへの影響が大きいし、手袋は邪魔では?
逆にこれらのアイテムを使うのは、かなりの寒がりなのでは?と言うのが根拠ですね。
なので、犯人の出身地とか、直前まで長く住んでいた場所の気温は東京よりも高いのでは?という事を疑ってみたわけです。

とりあえず、調べるだけ調べておきます。
ラグランの販売地は警視庁のビラ改訂2版から以下の通り、これに2000年12月の平均気温を加える。
北海道 5枚 札幌(-2.5度)
岩手県 2枚 盛岡(-0.1度)
宮城県 4枚 仙台(3.6度)
栃木県 2枚 宇都宮(4.6度)
茨城県 1枚 水戸(5.2度)
千葉県 4枚 千葉(8.1度)
埼玉県 7枚 さいたま(5.9度)
東京都 10枚 府中(6.9度)東京(8.8度)
神奈川県 3枚 横浜(8.5度)
山梨県 10枚 甲府(5.5度)
静岡県 53枚 静岡(9.0度)
長野県 23枚 長野(2.5度)
兵庫県 2枚 神戸(8.8度)
大阪府 2枚 大阪(8.8度)

ここから府中より平均気温の低い場所を除くと6カ所ですね。
千葉県 4枚 千葉(8.1度)
東京都 10枚 府中(6.9度)東京(8.8度)
神奈川県 3枚 横浜(8.5度)
静岡県 53枚 静岡(9.0度)
兵庫県 2枚 神戸(8.8度)
大阪府 2枚 大阪(8.8度)

東京(気象庁の測定点の東京、場所としては千代田区?)より平均気温の低い場所を除くと2カ所です。
東京都 10枚 府中(6.9度)東京(8.8度)
静岡県 53枚 静岡(9.0度)

とは言え、静岡でも0.2度しか差が無いので、ちょっと見込み違いだったかもしれませんね。

念の為、東京都内の販売地と平均気温は
葛飾区 データ無し
杉並区 データ無し
多摩市 データ無し
八王子子 5.7度

逆にデータのある場所としては
東京 8.8度
練馬 7.1度
府中 6.9度
八王子子 5.7度
青梅 5.2度
小河内 3.9度

同じ東京でも、こんなに違うんですね。
と言う事は、同じ事が他県でもあるわけで、今回は県庁所在地のデータで比較してみましたが、それだけでは、傾向がつかめる程度と言う事かな。

ちなみに、手の怪我の情報がある栃木県日光は-1.2度なので、北海道や東北と同じぐらいの気温ですね。
それからソウルの気温は0.9度ですね。

そうか・・・犯人の出身地が暖かかったから、犯行時に防寒を完璧にしていたと言う事もあるが・・・
逆に、寒い場所から移動して犯行を行ったと考えても、この防寒が完璧だと言う事は説明できますね。

しかし・・・遠方から遠征しての犯行だとすると、新たな疑問も出てきそうですね。
そのあたりは、また別の機会に考えましょう。

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2018/02/14

世田谷一家殺害事件再考その173 (魚トレーナー)

前回のラグランの件から考えているのですが、まだ考えがまとまりません。
なので、まとまらないまま、いつもの妄想チックにあれこれ書いてみます。

まず、犯人の服装です。簡単に書くと
上半身はラグランシャツ、上着にエアテック、首にマフラー、頭に帽子、両手に手袋。
下半身は不明。しかし、靴はスラセンジャー(テニスシューズ)

で、この服装での生活を考えるのですが・・・この服装で、お店に入ったり、知人宅に入ったりしたら、その結果どうなるだろう?
普通に考えれば、上着と帽子、マフラー、手袋を脱ぎますね。
それはどう言う事かと言うと、犯人は屋内なら上半身はラグランシャツだけで生活できる人と言う事じゃないですか?

で、そう考えた場合、犯人の行動に矛盾する点があります。
犯人が奪ったとされる上半身の服の「魚トレーナー」です。

犯人がラグランを脱いだ後、魚トレーナーに着替えるわけですが・・・このタイミングとしては、普通に考えると、殺害行為が終わった後ですね。
で更に考えると、犯人がラグランを脱ぐ理由は、返り血が肌について気持ち悪かったからじゃないか?と考えるわけです。
前回の写真で返り血が少ないですよね。あの写真がただの映像サンプルで、犯人の残したラグランで無い可能性もあります。
けど、逆に返り血を受けていないのなら、ラグランを脱ぐ必要は無いだろうと推測するわけです。

私の推測としては、前回の写真は犯人の遺留品で、胴体部分の返り血は少ないものの、袖の部分には大量の返り血で濡れているような状態だっただろうと推測しています。

もし、そうなら、ラグランを脱ぐタイミングは早い時期になると思うわけです。
殺害直後に手を治療する前。あるいは、手の治療をした後、このあたりかな?とも思うのですが・・・実は、そこにも矛盾する点があって、犯人はその後、アイスクリームを食べている、しかも3つも。

この理由が問題ですね。
もし、暑くてアイスを食べたのなら、暖かそうな魚トレーナーを着る理由がありません。
が、その逆もあって、魚トレーナーを着たから、暑くてアイスを食べたと言う説明は有りだと思います。

ただ、普段、屋内でラグランシャツ一枚で生活できる犯人が、暑くてアイスを食べるたくなるような魚トレーナーを選択するとは思えないんですよね。

もちろん、ここで、「それしか無かった」と言う可能性はあります。
しかし、事件当時、みきおさんは44歳なんですよね。写真を見る限り太っている印象はありませんが・・・年齢的には中年太りがはじまってもおかしくない年齢だと思います。

犯人のウエストはヒップバッグから70から75センチと推定されています。そして身長が170センチと推定されていますね。
犯人が日本人とは限りませんが、日本人の平均ウエストは70から90センチです。
そこから考えると、犯人は平均的なウエストの範囲に入っていますね。

平成26年度の学校保健統計調査によると、日本人の平均身長は171センチ、平均体重は64.3キロです。

そう、犯人の体型はズバリこの標準体型あたりだと推定します。
つまり、中年太りが始まったみきおさんの方が犯人よりも体は太かったのではないか?と考えています。

と言う事は、みきおさんでも、長袖Tシャツの1枚ぐらいは持っていたはずだと思うわけで、それなら、犯人は魚トレーナーを選択する理由は無いのではないか?と言う事ですね。

で、疑問としては
1)犯人は本当に魚トレーナーを持ち去っているのか?
2)犯人が持ち去っているのならば、その理由は何か?

1)について、犯人が魚トレーナーを持ち去ったと判断できる理由は、遺族の証言以外には無いと思うんですよね。
つまり、「以前に見た事がある魚トレーナーが現場から無くなっている」これが判断の根拠だと思います。
あるいは、写真好きのみきおさんのアルバムに魚トレーナーを着たみきおさんが写っていたと言う可能性もありますね。

しかし、問題はその時期が何時なのか?です。衣類は使っているうちに傷みますから、古くなれば捨てられる可能性があります。
現場に魚トレーナーが無い理由が、単純に捨てられたと言う可能性があるわけですね。

しかし、逆に犯人が魚トレーナーを奪わなかったとしたら、犯人はどんな服装で逃走したのか?と言う疑問が新たに出てきます。

例えば、上半身裸とか、ランニングシャツや半袖Tシャツ(ラグランシャツの下に下着として着ていた)と言うのは、最初の服装、ラグラン、上着にエアテック、首にマフラー、頭に帽子、手に手袋と言う重装備を考えると、ちょっと考えられません。

なので、可能性としては
A)魚トレーナー以外の服を奪い、それを着て逃走している。
可能性は否定できないと思いますが・・・逆にそれを確認する方法が無いでしょうね。
親族とは言え、別の家の中にどんな服があるか?なんて全て把握する事はできないでしょう?

B)魚トレーナーを選んだ事には理由がある。
つまり、最初から魚トレーナーを逃走時の服装として選択していた場合ですね。

だけど、これを考えるには、この事件の最大の謎の一つ、大量の遺留品の理由を考えないといけないんですよね。

つまり、単純に考えて、宮澤さん宅を訪問(侵入)した時の服装が犯人にとって防寒上必要な服装だったとするならば、逃亡時にも同じ服装か同等の服装が必要になるはずです。

だから、本来、エアテック、マフラー、帽子、手袋は逃亡時に必要な服装になると思います。
それを放棄しているのは、放棄して逃亡しなければならないほど、犯人は慌てていたと言うのがとりあえず、最有力な説ですよね。

だとすると、犯人の逃亡は意図した物では無いと言う事になり、最初から逃亡用に魚トレーナーを選択したと言う事に矛盾しているように思えます。

とまー、堂々巡りになってしまうのですが・・・
ここはシンプルに考えて、殺害後、しばらくの間、犯人は暑くて、上半裸か半袖Tシャツのような状態で過ごしていた。
そして、アイスを食べたが、3つも食べて、寒くなってしまい、暖かい魚トレーナーを選択したと言う説明も有りかな?とも思います。

だけど、それなら、自分のエアテックもあったはずですよね?エアテックでは暑すぎる?

他に視点を変えて、未明逃亡説を採用すると・・・
犯人は慌てて逃亡する理由が無い、つまり時間的余裕があったので、遺留品はあえて現場に放棄した事になりますね。
つまり、訪問時の服装とは別の服装で逃亡したいと言う理由ですね。
目撃情報や防犯カメラの映像を警戒した犯人の作戦と言うなら、それも有りかと思います。

もともと、室内でラグランシャツ1枚で過ごせるような犯人なら、魚トレーナーだけでも、十分屋外に出られると言う説明に説得力があるかな?

でも、もしそうなら、ここの発想は犯罪者としては逆ですよね。
犯行を行って顔を隠す為に変装するのが、多くの犯罪者ですよね。
これはその逆で、犯行を行う前に変装して、犯行後に素で逃亡する。
でも、その場合は計画的犯行と言う事になりますね。それに相当な自信家でないと、心理的に難しい気がします。
もっとも、メガネやマスクぐらいは用意していたかもしれませんね。

とは言え、目撃情報を嫌うような犯人が、重要な証拠となるような大量の遺留品を現場に残すのか?と言うのも、そもそも疑問ですけどね。

と、いろいろな要素が複雑に絡みあって、考えると頭が痛くなるのが、この事件の特徴ですね。

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2018/01/19

世田谷一家殺害事件再考その172(悩みのラグラン)

最近、この事件で私を悩ませているのが、話題のラグランシャツです。
何がそんなに悩ましいのか?と言うと・・・

   

Raglan_org_mk

襟のタグ、襟もとのほつれから、中古品と判断しています。
しかし、汚れは見えません。

2017_mk

映像サイズが大きいので注意してください。
汚れが潰れてしまうので、あえて大きなままにしています。
PCの場合は右クリックで別のタブで開くで全体が表示されると思います。
ダウンロードだと縮小されてしまうようです。(IEで確認しました)
PCのIEで左クリックで別窓を開くと、画像全体は表示されないようです。
クロームの場合は左クリックで別窓に全体が表示されるようです。
クロームでもダウンロードだと縮小されます。
上部の白帯はASKAによる編集です。

報道(公開)されているラグランシャツの写真が2種類あると言う事なんですよね。
1枚目が警視庁のPDFやHPで公開されている「正面側の写真」写真を見ると分かりますが、一見して汚れがありません。
ただ、襟のタグが片方取れ掛かっているように斜めになっている事や、襟元に糸がほつれているように見える点などから見て、別の購入者から使用中の物を譲り受けて、あるいは借りて、映像サンプルとして写真撮影したのかな?と考えていました。

問題は2枚目の一部報道で報道された「背中側写真」なんですよね。
これは、昨年の年末12月28日に某TV局が報道した物です。
(この写真自体は2009年のラグラン販売元の判明報道の時にも報道されたようですね)
で、赤丸でマーキングした部分に汚れが見えるんですよ。

確かに、使用中の物を借りて写真撮影したなら、汚れが写る事はあると思います。
しかし、普通に考えたら「クリーニングしてから返却します」ぐらいの事は言うと思うんですよね。
それなら、クリーニングした物を写真撮影するなり、映像サンプルなので映像を修正しても良いと思うんですよね。

で、何を悩んでいるか?なんですが・・・この写真のラグランは「犯人が着ていた物なのか?」と言う点です。

1枚目の「正面側写真」はあまりにも綺麗なので、これを犯人が犯行時に着ていた物だとは思えないです。
返り血を1滴も浴びずに犯行が行えるとは思えないですよね。
それにwikiの記載「返り血が大量に付着」とも矛盾しています。

では、2枚目の「背中側写真」はどうなのか?
上でも書いたように、「使用中の物を借りたので汚れが残っていた」とも考えられますが、実はラグランシャツを人に着せた映像もあるんですよ。
そちらにはこの汚れが無いように見えます。
もっとも、解像度が低いので汚れが潰れて見えないだけなのかもしれませんが・・・
とは言え、犯人の遺留品なら、人が着て映像サンプルを撮影する事は無いでしょうね。

と考えると、ラグランは映像サンプル用の物と犯人の遺留品の2つがあると言う事になりますね。

では、返り血を浴びた犯人の着衣の映像が報道される事があるのか?
と考えると、それがあるんですよね。
あの、有名な冤罪事件の袴田事件で返り血の着いた衣類の写真が報道されています。

なので、この「背中側のラグラン」の写真が返り血の着いた、犯人の遺留品だったとしても、不思議では無いと言う事になります。

仮にそう仮定したとしても、それでも疑問が残るのが、「返り血が少なすぎる」と言う事です。wikiの記載では「返り血が大量に付着した」と記載されてます。

礼君以外の3人は失血死の上、かなり酷い傷を負っていたと言う事なので、この程度の返り血で済むのだろうか?と言うのが疑問ですね。

もし、この背中向け写真のラグランが犯人の遺留品だとするなら、犯人はあまり振りかぶらずに被害者を襲っていると言う事になりますよね。
天井の低いロフトでは振りかぶる事はできないと思います。
2階に墜落した泰子さんとにいなちゃんは、多分、床に倒れている状態なので、もし、馬乗りになって刺したら振りかぶる可能性がありますね。
しかし、膝をついてとか、しゃがんだ状態で刺すなら、ストレートパンチの要領で振りかぶらずに刺したかもしれません。

問題はみきおさんです。
みきおさんは頭部や顔にも傷を負っている。立った状態で頭部を刺すには、上から振りかぶって刺さないと無理なんじゃないのかな?

だとすれば、振りかぶって刺したのがみきおさん1人かもしれないので、背中の返り血が少ない事は説明できるかもしれませんね。

しかし、この「背中側写真」が遺留品の写真だとする根拠は無いんですよ。

と言うわけで、もしこの背中側写真が遺留品の写真ならば、次回、この写真を報道する時には「遺留品の写真」と一言添えて報道していただけると、私の悩みが一つ解決されますのでよろしくお願いいたします。

wikiの記載で「返り血が大量に付着」とありますが、これが、正面側の話ならば、背中側に血痕が少ない事に矛盾はしないと思います。あと紺色の袖部分とかね。

その一方で、ラグランの発見時の状態によって、微妙になる部分もあります。
発見時、裏返しにして放置されていたと言う情報です。
もしそうだと、腹側と背中側が接触する可能性があるので、背中側にも腹側の血痕が移っている可能性があります。
しかし、畳んで置かれていたとの報道もあるので、もし、背中向け写真が遺留品だとすると、畳まれていたのかもしれませんね。

他には、正面側写真でタグが曲がっていたり、糸がほつれていたりしていても、そのまま撮影しているので、単純に「気にしなかった」と言う可能性はあります。

つまり、背中側写真もラグランが多少汚れていても「気にしなかった」と言う単純な結論かもしれません。

たしか、入江さんの本にも、事件直後に捜査員に被害者の服装の話を聞かれた時に、違和感があったと言う話がありますね。捜査本部は男性ばかりで、そういった服の事には無頓着と言うか、あまり関心がなかった可能性もあるかもしれませんね。

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2018/01/04

世田谷一家殺害事件再考その171(2017年年末情報は無し?)

今年もよろしくお願いいたします。
(ASKAの事件簿の性格上、「おめでとう」はふさわしくないと言う事で、「おめでとう」と言う言葉は自粛しております。みなさんもご配慮ねがいます)

さて、毎年、年末になりますと、この事件の発生日に合わせていろいろと情報が発信されるのが、この10年の恒例となっていました。

で、年末の情報を注意してみていたのですが、今年は年末情報らしい情報はありませんでした。もし、これがありますと言うのがあれば、情報提供をお願いいたします。

まー昨年の2016年の年末情報も、「おや?」と思うほど少なかったので、もしかすると、捜査本部の方針に変更があったのかもしれませんね。
捜査本部が方針を変更した理由を推測してみるのですが・・・

1)例の蛍光染料の情報が突然、消えてしまった事が何か影響しているのか?
 蛍光染料の情報は2008年ぐらいに出て、消えたのが2015年の年末ぐらいですね。
警視庁の最初のビラ(2009年)に登場して、第2版(2015年)のビラで消えています。
これが逮捕の決め手になるか?と騒がれた情報でしたが、最後は蛍光ペンか?と言う事で消えた事で、情報発信に慎重になっているのか?と言う印象もありますね。

2)特定の人物を犯人とするネット上の書き込みを鎮静化する為?
 目立つ凶悪事件や未解決事件で、特定の人物を犯人として書き込む事例があるのは、いつもの事なのですが、この事件では、年末情報に合わせてネット上で盛り上がる傾向があるので、捜査本部がそれを鎮静化する為?と言う気もします。

3)ネタ切れ?
 2015年の年末に特番などが集中して、かなり盛り上がったのですが、それ以後、情報が先細りです。単純に発信する情報がネタ切れになったのか?と言う気もしますね。
捜査本部は新しいビラ(帽子とラグランのビラ)も作っているので、情報発信しようと言う意図は衰えていない気はしますが・・・・

理由は分かりませんが、情報発信はしてほしいですね。

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2017/10/04

世田谷一家殺害事件再考その170(飛び出しマンはどこへ?)

前回の「裏の小道」については、更にもう一つ重要な目撃情報の通称「飛び出しマン」に関係している。

「飛び出しマン」とは、2012年の年末情報でクローズアップされた情報です。
(警視庁が2004年に情報とイラストを公開してますね。)

2012年当時のASKAの事件簿のメモだと以下の通り。
午後11時30分過ぎの飛び出し男は被害者宅裏と公園の間の細い路地(?)から飛び出してきた。(事件発生直後に正常学園駅に向かう中央通りを黒っぽいジャンパー、ズボンの男性が向かいの公園を横切ったとの同一人物)
世田谷一家殺害事件再考その111(2012年年末情報)

他には、
2015年の報道特番「報道スクープSP」で
事件当日の夜、バイト帰りの女子大生が公園にたむろする若者の姿を目撃
時刻は23時20分

飛び出しマンの情報としては、
昨年末に地元関係者の団体でつくる「世田谷事件の解決を願う有志の会」が情報提供を呼び掛けるはがきを作り、現場から半径約一キロ、計二万一千世帯に全戸配布していました。

その中で
現場路地から飛び出してきた男性について
犯行時間帯の、30日午後11時35分から同40分頃
男性は
「25歳位から35歳位、身長175から180cm位」

「この男性について、お心当たりの方はいませんか?」

とお願いされていますね。

と言うあたりを踏まえて、現場の航空写真を元に飛び出しマンの移動経路を考えます。

2

飛び出しマンが裏の小道から飛び出して、車に轢かれそうなったとしたら、場所はこの矢印のあたりでしょうね。

3

問題はその後なんですが、もし道を渡って公園広場に入るとしたら、付近には3つの入り口があります。近い順に1番、2番、3番と言う感じですね。

4

で、時刻が23時30分だと、当然、夜なので街路灯が点灯していたはずです。そこで、写真を暗くして街路灯のイメージを重ねます。
すると、こんな感じになります。
つまり、どういう事かというと、犯人が公園広場に入るには街路灯の下を通ったはずです。さらに、もし、交通事故を起こしそうな状況で、「キーッ」とかブレーキ音がすれば、近くの人は「事故か?」と注意を向けるでしょう?当時、公園には若者がたむろしていたとの情報もあります。
なので、この公園にたむろしていた若者たちが飛び出しマンを目撃している可能性が高いと考えています。

しかし、今のところ、それらしい情報が無いようです。
NHKの未解決事件追跡プロジェクトが情報を持っている印象はありますが・・・
もし、飛び出しマンが公園広場に入っていないなら、成城公園前駅に向かった可能性がありますね。

逆に中央通りを北へ向かうと、公園入り口の開口部から後ろ姿を目撃される可能性がありますね。

Photo_3

飛び出しマンが飛び出した、中央通りを南へ進むと成城学園前駅に着きます。
距離にして約2キロ。徒歩だと急げば15分から20分ぐらいかな?

年末で忘年会シーズンでもありますから、23時30分から0時ぐらいの間でも、通りを歩く人はいたのではないか?と思います。

事件当日に
「黒っぽいジャンパー、ズボンの男性」
「25歳位から35歳位、身長175から180cm位」の不審な男性を見かけた方がおりましたら、捜査本部にご連絡願います。
警察が嫌な方はNHKの未解決事件追跡プロジェクトでも良いと思います。
連絡先(情報受付部署)
上祖師谷三丁目一家4人強盗殺人事件特別捜査本部
★直通電話 03(3482)3829
★成城警察署 03(3482)0110 内線 6508・6514
★警視庁ホームページ
http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/

NHK事件情報募集
https://www.nhk.or.jp/mikaiketsu/form/list01_form.html

実際のところ、周辺の住民の方への聞き込みは捜査本部ががんばって行っているはずですね。ただ、その網から漏れる場合もあるかもしれません。

1)怖くて、本当の事が言えなかった場合。
 事件からもう17年も経過していますので、安心してとは言えないけど、大丈夫なのではないかな?と思います。
 是非、勇気を出して、当時見た事を話してください。

2)実は東京から離れた場所に住んでいて、当日、偶然、現場近くにいた場合。
 レアなケースですが、偶然、当日、出張で周辺にいたなんて事もあるかもしれません。
あるいは、普段は行かない友達のところに遊びにいった時、偶然、現場近くにいた場合とかですね。

警察も遠方までは聞き込みしてませんから、もし、心当たりがありましたら、勇気を出して連絡して欲しいですね。

今年もあと2ヶ月・・・年末情報の季節に近づいていますね。

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2017/09/27

世田谷一家殺害事件再考その169(白昼の死角)

今回は第一発見者の祖母の視点での死角について考えてみます。
これは、翌朝10時頃に「裏の小道」を犯人が逃亡に使ったと仮定した場合の話になります。
犯人にとっては賭けではあるけど、一番リスクが小さな逃亡経路なのかもしれません。
フェンスを乗り越えてぽっぽ公園側に逃亡するのは、あからさまな不審者となりますし。
仙川方向には、入り江さん宅の裏を通る事になり、人の気配のする方向に進むのは犯人としても気が進まないのではないか?と思いますね。

当時、この仙川方向の出口が封鎖されていたか?については分かりません。

Photo

玄関正面の写真です。この角度だと分かりにくいですが、家の右側にコンクリートブロックの壁があります。

そして、写真の丸3の部分は高い段差があります。なので、訪問者は玄関ドア右側の段差(階段)を使って出入りしてた物と推測します。

Photo_2

玄関を上から見た部分です。赤線は第一発見者の祖母の推定される移動経路。意外に玄関は奥まっていて、画面手前のコンクリートブロックが道の境界まで張り出しています。

ここで言いたいのは、裏の小道(下の写真)を犯人が逃亡したとしても、第一発見者の祖母には、家とコンクリートブロックの死角となり、犯人を目撃する事ができないと言う事です。

身長が分からないのですが、もし、コンクリートブロックよりも目線が高ければ、もしかすると、目撃する事ができたかもしれませんね。

Photo_6

これが裏の小道です。ここを逃亡する犯人の目にも、コンクリートブロックが死角となり、玄関前の人物を見ることができない、それは逆に、玄関にいる人物から犯人自身が見えないと言う事ですよね。

しかし、実は問題がある。宮澤さんの家の正面には当時、家が建っていてそこからなら、犯人を目撃する事が可能です。

それについては、犯人も気づいていたと思うんですよね。

Photo_5

しかし、正面の家の窓はこの方向には少なく、1階の窓は塀に遮られて死角となっていた可能性があります。

その為、2階の窓からの目撃が期待できるのですが・・・
目撃していれば、当然、有力な目撃情報となっているわけで、目撃者は居ないと言う事なんでしょうね。

それに、公園広場前の通りまでの距離も50メートルぐらいなので、数秒で走り抜けてしまえば、もう目撃されても、逃げ切れると言う自信があったのかもしれませんね。

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2017/03/01

世田谷一家殺害事件再考その168(外国人窃盗犯説についてあれこれ)

今回も時間が無いので手短にあれこれ書きます。
始めに書きますが、私は窃盗犯説しかないと断定しているわけではありません。可能性の一つと考えています。

では、事件の捜査を開始した当初、捜査本部は動機をどう考えていたのだろう?

そのヒントになるのが、入江さんの本にある、「正月明け4日が勝負だよ」との刑事の話。
休み明けに「金融機関が動けば、金の流れが分かる」と言う事なのだが・・・
これだと、ちょっと、窃盗犯説には矛盾するかもしれない。

これまでの報道だと(wiki)「キャッシュカード、通帳などは盗まれていない」となっている。
だとすると、宮澤家の口座から現金を引き出す方法が犯人には無いはず・・・
かろうじて可能性が残るのが、小切手や有価証券などになるけど・・・そんな物、簡単に現金化できないよね?

捜査本部は当初、「金銭トラブル」を疑っていたのかな?
でも、これって、結局は金融機関を通して、宮澤家との金銭のやりとりがあったと言う前提ですよね?
単純にみきおさん自身が大金を口座から引き出したとしても、それが、トラブルが理由だったと言う可能性もあるのか・・・

そう考えると、事件の前後で大金が動いていれば、それが金銭トラブルによるものと推定できるって事なのかな。

しかし、「目立ったトラブルは無い」がその後の結論ですよね?

次に報道されている情報の中で窃盗犯でないと、説明が難しい情報があります。
「引き出しが下から上に開けられていた」これは、窃盗犯特有の動作です。

で、窃盗犯の場合の問題としては、スリッパのDNAがあると思う。
犯人のDNAがスリッパに付着していたと言う事なんですよね。
流しの窃盗犯が偶然、窃盗に入ったと言うのは矛盾しますね。
この為、窃盗犯だとすると、何らかの方法で事前に宮澤家に入り、下見をしていた可能性があります。
なので、DNAが付着した時期がいつなのか?と言うのが非常に重要になってくるのですが、そのあたりの情報は出ていませんね。

で、窃盗犯だったと仮定しての話ですが・・・
1)宮澤家を選んだ理由は何なのか?
 私が考えるに、あの周囲から隔絶された公園敷地内に建っている数軒の民家の中で、宮澤家が一番大きく見えたのではないか?
と推測しています。もちろん、実際には隣家の入江家との二世帯住宅のような感じですが、密着してますから、事情を知らない人なら大きな1軒屋に見えたかもしれない・・・

けれど、ここにも、問題があるんですよね、スリッパのDNAから、犯人が下見したのであれば、実は、むしろ狭い家と言う事に気付いたはずなんですよね。
なので、やはり、「宮澤家に大金が有る」とか、「月末に月謝が集まる」とかの情報を犯人が持っていたと考えた方が無難かなと思います。

2)礼くんはなぜ、窒息死なのか?
居空きが目的ならば、当然、無人の部屋を最初に物色するでしょう。
風呂窓からの侵入なら、浴室を出て廊下を挟んだ正面が子供部屋だった。
明かりも消えて、無人と思い侵入したところ、運悪くそこには礼くんが寝ていた。そこで、礼くんに気付かれてしまった犯人が咄嗟に手で首を絞めて殺害した。
と考えた方がその後の行動を説明しやすいかもしれませんね。

これによって、犯人は意図せずに、殺人犯になってしまいました。もし、窃盗目的なら、ここで逃げても、殺人犯として追われる事になります。
もともと、家人に発見されれば持参した包丁を使って、強盗になる予定だったし、なにしろ、一人殺すも二人殺すも同じと犯人が考えれば、残った家族を皆殺しにしても、収穫が多い方が良いと考えた可能性は有ると思います。

3)浴槽の書類の意味は?
浴槽の書類は1階の納戸の引き出しだったみたいですね。(wiki)
これは、みきおさんの口座の残高の方が泰子さんの口座の残高よりかなり多かったので、みきおさんのキャッシュカードの暗証番号を調べようとしたのではないか?と推測しています。

それが、なぜ、1階の納戸なのか?と言う事なんですが、みきおさんの書斎が1階にあり、普段1階にいる時間が多いみきおさんは、納戸の引き出しを使っていたのではないか?と推測しています。

4)なぜ、キャッシュカードも通帳も持ち出さない?
窃盗犯だとここも、問題になりますね。
まー、足が着かないと言う意味で「現金のみ」を盗むと言うのは有りなんですが・・・
浴槽の書類が暗証番号を推測する為の物なら、とりあえず、持ち出しても良いはず・・・、それに、暗証番号が不要な印鑑と通帳ならなおのこと。

まー、ここは、この事件、最大の謎である、「多数の遺留品」と同じ理由で持ち出さなかったと考える事もできます。
多数の遺留品を残したまま、逃亡しなければならない、理由が犯人にはできてしまった場合ですね。

今のところ、これを説明できる方法は翌日逃亡説で、「慌てて逃げた」しか、思いつきません。

しかし、それほど、慌てていた犯人がほとんど目撃されていないと言うのはどういう事なのか?と言うのも疑問ではあります。

もし、外国人の犯行で、直後に出国する予定なら、金融機関が動き出す前に出国してしまう場合、通帳や印鑑は使えない事になりますね。
それに、通帳で窓口で引き出すにしても、日本人名義なのに、バリバリの外国人と言うのはかなり不審ではありますね。
ハーフなら許容範囲なのか?アジア系なら不自然では無いかも?しかし、日本語の会話や言葉が書けないとダメですね。
キャッシュカードも海外では使えるATM自体が無いと言う場合もあるか・・・しかし、それなら、最初から暗証番号を調べたりしないのでは?

結局、印鑑と通帳がありながら、暗証番号を推測したのは、印鑑と通帳は使えないと犯人自身が判断したんでしょうね。
外国人でもカードなら、不審に思われずに無人のATMで使う事ができますね。

それに、外国人なら貴金属も持ち出して、海外で現金化するなら、足は着かないのではないか?とも思いますね。

5)翌日逃亡の理由?
もし、外国人窃盗犯なら帰国前の最後の犯行だったのかもしれません。帰国までの時間をつぶした、ただの時間調整だった可能性とか、元々、交通手段が公共交通機関だったので、始発まで待ったと言う可能性はありますが・・・

それにしても、10時と言うのは、のんびりしすぎですよね。
まー蟹江の例があるので、翌朝まで居座ったと言うのは有りではあるんですが・・・しかし、蟹江の場合は行く当てが無かったんでしょうね。
その意味ではホームレス説も有りなんだけど、ホームレスにしては、衣類がきちんとしていて、香水まで使ってしまうのは不自然かな?

いろいろとあれこれ考えましたが・・・外国人窃盗犯なら、貴金属は持ち出しそうな気がしますね。
かと言って、日本人窃盗犯だと指紋、DNAの問題が残りますし・・・日本人なら最初から強盗目的の方がすっきりするか?・・・

「宮澤家に大金があるから強盗しよう」しかも、それが、最初で最後の犯行なら、説明はできるか・・・
でも、計画的な犯行ならもう少し、準備しそうな気がします。

と・・・考えて行くとと、この事件の出口の無い謎の渦に飲み込まれてしまうわけです。

とりあえず、みなさんのコメントへの回答とさせていただきますね。

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2017/02/20

世田谷一家殺害事件再考その167(風呂窓は閉じていた?外国人窃盗犯説)

時間が無いので手短に書きます。分かりにくかったら、ごめんなさい。

NHKが犯行の流れを最初に流してから、風呂窓侵入説がほぼ、定説となっているわけですが、風呂窓侵入を考えた場合、単純に風呂の窓が開いていたのをぽっぽ公園から見て、それに気付いた犯人が侵入したんだろうね・・・と考えていました。

しかし、良く考えてみると、それは無いんじゃない?と思うわけです。
その1番の根拠は、みきおさんが外出着だった事。

これは、みきおさんが、入浴前だった事を意味しているのではないか?と思うわけです。
そこで、もし、みきおさんが入浴前の状態だったと仮定するなら、もし、風呂窓が開いていれば、外気温と同じ5度程度に浴室を冷やしている事になります。
これから、全裸となり入浴するみきおさんが、それを望むだろうか?

と考えると、風呂窓が開いている事は無いでしょ?と思うわけです。
もし、換気の為だとするなら、前回の写真の2の方を見ると、浴室窓の上にダクトが見えます。
位置的に浴室の換気扇用ダクトだと思います。換気するなら、換気扇を使っているのでは?
換気扇なら、浴室の空気を外に排気するから、必然的に家の中の空気が浴室に入る事になり、浴室の温度は下がらない。

とここまでが前置きですね。
風呂窓が閉まっていたとしても、施錠されていないのであれば、犯人が侵入する事ができます。
問題はこの施錠の有無を犯人はどうやって知ったのか?です。

ここで場合分けしましょう。
1)犯人は風呂窓が施錠されていない事を事前に知っていた場合。(つまり確認の必要が無い場合)
 1-1)犯人が宮澤家に宿泊したりして、入浴し、その時に風呂窓が施錠されてない事、普段から施錠しない事をしっていた場合。
 1-2)昼間に偶然、風呂窓が開いているのを見た。しかし、それだけでは、その後、閉められた窓の施錠の有無は確信できないでしょう?
 1-3)犯人が事前に宮澤家に入り、風呂窓を犯人が開けている場合。しかし、それは、事件直前でないと、家族が入浴した時に施錠してしまうかもしれません。不確定要素が多いですよね。

2)犯人は風呂窓が施錠されている事を事前に知らなかった場合。(当日、侵入直前に気付いた場合)
 2-1)外から風呂窓の施錠状態を目視で確認した場合。
これは難しいと思います。窓は曇りガラスですが、昼間なら施錠状態を外部から目視できるようです。
問題は侵入時刻が夜だろうと言う事ですね。ぽっぽ公園の街灯は1カ所しかないと思います。あと近くの街灯は、ぽっぽ公園のトイレの外側照明、飛び出しマンの飛び出した公園側小道の出口にある電柱の街灯。
 つまり、かなり暗かったのではないか?と言うのが私の想像です。
このあたりは、ご近所の方、できたら夜の明るさで目視で確認できるのか?を一度、確認していただきたいと思います。
(現在、ネットが張ってあるので、ネットが外れてからになると思います)

 しかし、解決方法が無い事もない、犯人がライトを持参して窓の施錠状態を確認する方法もあります。
だけど、犯人の遺留品にライトは有りませんでした。

2-2)目視で確認できない場合。
 つまり、実際に手で開くかどうかを確認した場合になります。
そんな事あるの?と思われるでしょうが・・・無施錠の風呂やトイレの窓、2階の窓から侵入するのは、窃盗犯のポピュラーな手口なんですよね。

窃盗犯を大きく分けると3種類あります。
A)家人が留守の時に侵入する「空き巣」
B)家人が就寝中に侵入する「忍び込み」
C)家人が在宅中に侵入する「居空き」

この事件の場合、家人が在宅中なので、「空き巣」ではありませんね。
そして、就寝中でも無いので、「忍び込み」でもない。
可能性としては「居空き」の可能性が残ります。

「居空き」は家人が在宅中に侵入するので、気付かれる可能性が高いです。この為、そのまま、強盗になる可能性が高いわけで、犯人が凶器の包丁を持参した事を説明できます。

しかし、「居空き」が成立するには条件がありそうですね。
ぽっぽ公園から見ると、入江家と宮澤家は1軒の家のように見えます。
犯人が侵入時(23時頃)の状況としては、入江家は2階で母親がテレビを見る、3階で息子が就寝。1階で旦那さんが居眠り?、入江さんは0時過ぎに就寝なのでリビングに居たと思われます。
つまり、1階、2階は明かりが有った状態だと思います。

問題は宮澤家で、2階子供部屋で礼君が就寝、3階ロフトで泰子さんとにいなちゃんが就寝、問題はみきおさんがどこに居たのか?
ここで、2階リビングに居たとすると、2階の風呂窓から侵入した場合、2階リビングに居るみきおさんに発見される可能性が高いですね。

階段のカニ歩きの足跡や、遺体が1階で発見されている事、22時頃のPC操作などを考えると、みきおさんは1階に居たと考えるわけです。

そうすると、宮澤家は1階にみきおさん、が起きていて明かりがあったが、それ以外の部屋は消灯もしくは、暗い明かりだったのではないか?と思う訳です。
これで、犯人は家人が就寝中か、起きている人物は1階に居ると思い、2階の風呂窓から「居空き」目的で侵入する事が可能になります。

窃盗犯の割合では、居空き(5%)、忍び込み(27%)、空き巣(68%)です。(2016年警視庁犯罪統計を参考にしました)

しかし・・・・圧倒的に「居空き」の件数が少ないんですよね。
そりゃあ、家人が在宅の家に侵入して、物色して逃亡するわけですから、度胸とテクニックが必要でしょう。
その意味では、「居空き」犯と言うのは、初心者じゃ無理なんじゃない?というのが素朴な疑問ですね。
もし、犯人が「居空き」目的の窃盗犯だとすると、それなりの場数を踏んでいるはずで、他の窃盗事件の現場から指紋やDNAが出ないとおかしいと思うわけです。
あるいは、犯罪歴があって、指紋が一致するなどと言う事があってよさそうなんですよね・・・

この疑問を解決する方法としては、外国人のプロの窃盗犯(あるいは窃盗集団)が来日して犯行を行ったのであれば、指紋やDNAが既知の物でない事は説明できますが・・・それでも、問題が残ります。
犯人の衣服が外国人っぽく無い事。
外国人らしいと思われる点としては
あ)スラセンジャーのスニーカー
い)ドラッカーノワールの香水
う)ヒップバッグを洗った水が硬水
え)モナザイト

逆に外国人らしくない点としては
イ)ラグランシャツ
ロ)エアテック
ハ)関の孫六

しかし、包丁については、来日する時に持ち込むより、日本で購入した方が楽だろうね。いろいろと。
問題はラグランが何度も洗濯した形跡があると言う事でいくと、日本に来てから入手と言うのはちょっと違和感がありますね。
窃盗しに日本に来ている犯罪者がエアテックとか買うかな?と言うのも疑問です。

まー、さらに強引にこれを説明しようとすると、この窃盗犯は定期的に日本に来て、窃盗を行い、その時、日本の土産として、日本の衣類などを購入して持ち帰り、母国で使っていた。そのまま、日本に来日する時に持ち込んでいるとするなら、まー、説明できなくもないね。

外国人なので、事件直後に出国してしまえば、遺留品や指紋、DNAに無頓着だと言うのも説明できますね。

2000年の年末年始に手に怪我をした外国人が出国したか?なんて分からないですよね・・・正月休みを海外で過ごす出国ラッシュですもんね。

これも可能性の一つと言うところですね。
外国人犯行説の場合、多数の遺留品が残っている事が説明できるんですよね。
しかし、それでも、結局、翌日逃亡説でないと、あえて遺留品を残す理由は、やはり無いんだよね。

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2017/02/06

世田谷一家殺害事件再考その166(網戸の矛盾)

落下網戸写真11

落下網戸写真22

上の写真は落下した風呂窓の網戸の写真です。
左側写真1は正面から撮影した物、右側写真2は斜め上から撮影した物です。

これまで、落下した網戸についてはあまり考えてきませんでしたが、この写真を見て、ある矛盾に気づきました。
網戸は写真1だと前後関係が分かりませんが、写真2を見ると、公園のフェンスに立て掛けた状態になっている事が分かります。

これは物理法則に矛盾しています。
自由落下の法則に反してますよね?

えーと、水平に速度Vで打ち出された物体は速度Vで水平に移動しながら、重力加速度で落下すると言うやつですね。

位置情報はこちら
A)風呂場の窓は地上3mの場所にある。
B)風呂場の窓のサイズは高さ50cm、幅40cm
C)家の壁から90cmに公園の敷地との境界の高さ2mのフェンスがある。

以下、空気抵抗は無視します。
この情報から分かる通り、網戸は水平方向に90cm移動しています。
なので、水平方向に90cm移動するだけの水平方向の速度を持っていた事になります。
次に3mの風呂窓から2mのフェンスまでの1mを落下するまでの時間を計算します。
1m落下する時間 0.452[s]
同様に
3m落下する時間 0.782[s]

で3mの窓枠からフェンスの高さ2mまでの落差1mを落下するまでの時間が0.452[s]なので、速度は距離、割る時間は早さの公式から
網戸の水平速度は0.9m/0.452[s] = 1.99[m/s]となります。

で、3mの高さから地上に落下するまでの時間が0.782[s]なので、そのまま水平移動をすれば移動距離は速さ掛ける時間の公式から
1.99[m/s]・0.782[s]=2.54[m]となります。

つまり、網戸は公園側にフェンスを越えて更に内側、1.64[m]以上の場所に落下しているはずです。
(計算した速度1.99[m/s]はフェンスを越える最低の速度なので、速度はこれ以上速い可能性があります)

そこで、私はある可能性を疑っています。

「この網戸は通行人が落ちた網戸に気付いて、フェンスに立て掛けたのではないか?」

もしそうなら、網戸は犯人の侵入や逃亡に関係ない理由で落下している可能性があると言う事ですよね。

なので、ご近所の方や当時、ぽっぽ公園で遊んでいた子供達の中で網戸を拾って、フェンスに立て掛けた人はいないでしょうか?
もし、いましたら、是非コメントをいただきたいと思います。

しかし、実はフェンス際に落下する可能性は有ります。
写真を見てもらうと、フェンスより内側に植物(木)が植えてあります。
この木に衝突して垂直に落下したとすれば、このフェンスに立てかかった状態になる可能性はあると思います。

ただ、その場合でも、網戸は水平速度1.99[m/s]以上の速度で落下した事は間違いありません。

犯人が侵入時や逃亡時に網戸に触れて偶然落下した物であるなら、そんな水平速度で落下するだろうか?と言うのが疑問なところです。
可能性としては、
1)自然現象による影響の場合
2)犯人が網戸を投げた捨てた場合

1)の自然現象としては「風」の影響が考えられます。
例によって、気象データを気象庁のデータベースで確認すると、当日の府中市の風速情報で2[m/s]以上の風速があるのが
17時以降で23時に風速2[m/s]で翌日10時までは風速は1[m/s]以下です。
なので、自然現象の影響で網戸が飛ばされたとするなら、それは30日の23時以外に可能な時間が無いと言う事になり、犯人の侵入は23時頃ではないか?と推測するわけです。

2)犯人が網戸を投げ捨てた場合
これは以外に難しいと言うか、そもそも、網戸を外す事が出来るのか?投げる事が出来るのか?と言うのが疑問です。

・侵入時の場合
侵入時に網戸を外す事ができるのか?と言うのが疑問ですね。侵入時の体勢がかなり厳しい体勢となると思います。
公園フェンスと壁に足を掛けた不安定な状態で両手を使う事はできないと思うんですよね。
だとしたら、片手で網戸を外す事ができるのだろうか?と言うのが疑問のあるところです。

逃亡時の場合、窓の内側から網戸が外せるか?が疑問だし、外したとしても、投げるにはスローイングするだけの空間が無いでしょう?
その場合、手首だけでフリスビーを投げるように投げたのかな?

もし、事件とは無関係に風によって飛ばされたのだとしたら、事件前に吹いた強い風は30日の昼間に3[m/s]があります。
しかし、3[m/s]って普通に吹いている風だと思うんですよね。
なので、もっと強い風はと言うと、直近では12月25日の昼間に7[m/s]があります。

この時の風で飛ばされたのなら、30日までに通行人が拾って、フェンスに立て掛けていた可能性がありますよね?

(時間が無くて、説明が雑になってしまいました。ごめんなさい。)

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2017/01/24

世田谷一家殺害事件再考その165(情報提供のはがき)

実は昨年末ですが地元関係者の団体でつくる「世田谷事件の解決を願う有志の会」が情報提供を呼び掛けるはがきを作り、現場から半径約一キロ、計二万一千世帯に全戸配布していました。
事件解決を望む者さんから、情報提供がありましたので、そちらについてのレポートです。

はがきの表面(一部省略しています)
冒頭に「世田谷区にお住まいの皆さまへ」
被害者家族の写真(警視庁のビラと同じ構図だが、手の位置などが違うので、同じタイミングで撮影したもう1枚の写真ですね)

家族の氏名、年齢。
そして、2000年(平成12年)12月30日(土)午後11時頃から翌31日(日)未明に発生!

そして、犯人の特徴的指紋、血液型などにふれ情報提供を求めています。

「世田谷事件の解決を願う有志の会」の活動内容や説明も下の方に書かれています。

会の責任者は元成城警察署長さんですね。
地域代表が上祖師谷自治会長
協賛団体も8つ有りますね。

はがきの裏面(一部省略しています)
最上部に「祖師谷事件のポイント」
犯人のDNAについて(血液型はA型)
 父系がアジア系民族、母系に欧州系(地中海)民族が含まれる
犯人が
「アジア系含む日本国外の人」
「混血の日本人」
「犯人が純粋な日本人」
出典がウィキペディア

「上記DNA情報を参考に、不審人物を見かけた方はいませんか?」

現場路地から飛び出してきた男性について
犯行時間帯の、30日午後11時35分から同40分頃
男性は
「25歳位から35歳位、身長175から180cm位」

「この男性について、お心当たりの方はいませんか?」

現場近くに置かれたお地蔵様について
「このお地蔵様について、お心当たりの方はいませんか?」

と言う感じの内容です。
この解決を願う有志の会さんのはがきで挙げている3つのポイントが
1)DNA情報を参考にした不審人物
2)飛び出しマン
3)地蔵

1)のずばりの不審者情報と目撃情報の飛び出しマンは良いのですが、地蔵にも注目されてますね。

地蔵については、警視庁のビラにも詳細が記載されていますから、発表されていないが、事件に結びつくような情報が何かあるのかな?

飛び出しマンはその飛び出した時間が30日の午後11時35分から同40分頃とされています。

表面に記載されている犯行時刻が30日午後11時頃から翌日の未明なので、事件発生直後に現場方向から走ってきた人物と言う事になりますね。

しかし、犯行時は「その時間の範囲の中のどこか」なので、一度現場に入ろうとして逃げてきて、再度、侵入した場合なども間あえられますね。

しかし・・・もし、これが犯人で犯行前ならば、帽子にエアテックの上着、ヒップバック、足にスラセンジャーと言う格好になりますよね。

靴が白いスニーカーだったとか、黒の革靴だったとか目撃者は覚えていないかな?
でも、この目撃情報のスケッチには帽子らしき物は無いですね。

別人の共犯者と言う可能性もあるかな?

不審者については、混血なら顔立ちなどである程度判断できるかもしれないけど・・・純粋な日本人なんてのは、「ただの不審者」と言う事になるので、ここは、不審者の事なら、とにかく、捜査本部に情報提供するのが良いような気がしますね。

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