2020/10/13

世田谷一家殺害事件再考その200(住所)

 これまで私は、凶悪事件を考える上で、現場の住所情報と言うのは重要視してきませんでした。
住所が直接、事件の動機になる事はまずないからなんです。
事件報道も、詳細な住所を報道する事はありませんし。
 
この事件でも、詳細な住所情報は報道されていません。
ただ、この事件は例外的に現場住所の詳細が一部に公開さいれています。
 
今回の記事は私がこの住所情報を追っていく経緯を記録したものと考えてください。
 
1)住所情報
まーいつものように、この事件の資料や情報を眺めていて、みきおさんがドメイン取得した情報が目に留まりました。
この情報自体は既に既出の物ですから目新しい物ではありません。
ただ、一応、裏を取っておこうと思ったのが発端ですね。
 
みきおさんが取得したドメイン情報は
「mikio.com」この結果、ネット上からドメイン情報を問い合わせれば、誰でも登録情報を知る事ができるわけです。
この情報で公開されている住所が
 
3-23-26
Kamisoshigaya
Setagaya-ku@` Tokyo 157-0065
JP
 
つまり「世田谷区上祖師谷3―23-26」が現場の住所と言う事になる。
 
2)クロスチェック
でこの情報をクロスチェックする為に検索してみるわけです。
基本的に報道情報には詳細に住所が出ないと言う原則のもとにヒットしませんでした。
(wikiだけが誤った住所でヒットしましたが、現在は表示されていないようですね)
 
で、ネットでのクロスチェックを断念して地図情報から逆引きする事でクロスチェックします。
 
ゼンリンのナビソフトを使うと上祖師谷3丁目には現在3つの住所が登録されている。
これをGoogleMAPで位置を確認すると確かに3つの場所が確認できる。
ただし、3-23-17はGoogleの航空写真でみる限り、建物は無い更地になっているようです。
建物が確認できるのは、3-23-26(現場)と3-23-33(民家)ですね。
 
Photo_20201013113503 Photo_20201013113601 Photo_20201013113603 Photo_20201013113502 Photo_20201013113602
3丁目23番地の登録情報 3丁目の範囲 3-23-17 3-23-26(現場) 3-23-33(民家)
3)疑問
ここで新たな疑問が出るわけです。
一つ足りない?・・・つまり燐家の入江さん宅の住所が無いんです。
宮澤家と入江家(泰子さんの母宅)は隣接しているが別の家と言う認識なので、もう一つ入江家の住所が足りないのではないか?と言う疑問です。
 
4)仮説
この疑問を解決する方法としては、今まで2軒の別々の家と言う認識でしたが、少なくとも土地については1件なのではないか?と考えると説明できますね。
 
これの根拠と言うか補足情報を探します。
この件については唯一の情報が週刊誌情報ですが有ります。
 
この土地の購入情報としてこの情報があります。
1990年 自宅購入(宮澤さん夫婦が泰子さんの母親や姉夫婦と共同で約一億五千万で購入した中古住宅。)
 
つまり、共同購入なので共同所有となり、土地は分割(文筆)されていない状態で、その上に2軒の建物をたてのではないか?と言う仮説を導入します。
 
実際には公図をみれば土地の情報が一発で確認できるのですが、このコロナ禍の中、世田谷まで公図を確認しに行きたくないと言う事情で今回は仮説のまま話しを進めます。
 
あとは例え、同じ土地の上でも建物を区分する住居番号が付くと思うので、住居表示が2軒で全く同じになるとは思えないです。
 
5)懸念
さて、入江家と宮澤家の住所が同じだとして、では何が懸念されるのか?
 
それは「人違い殺人」です。
例えば、この事件が「依頼殺人」だとして、依頼内容が「上祖師谷3-23-26の家から「ブツ」を回収してくれ、家族は殺害してもかまわない」と言う内容だとしたら?
 
犯人は住所を頼りに現場を事前に確認するでしょう?
その時、公園内の通りから奥に入って確認するはず。
その時、手前にある宮澤家の表札(住所表記)を見て「ここだ」と判断しても不自然じゃないですよね。
 
犯人が「住所は一つ」と言う先入観を持っていれば、更に奥の入江家の表札(住所表記)を確認しないまま、宮澤家だけを確認して「ここだ」と判断してもおかしくないわけです。
 
そう、この住所が燐家と同じと言う事で「人違い殺人」を肯定する材料が一つ増えます。
 
5)結論は変わらない
「人違い殺人」の肯定材料が一つ増えるのですが・・・同時に否定する材料も一つ増えます。
 
これが、依頼殺人にしろ単独犯にしろ、人違い殺人だったとしたら、実行犯は殺人で死刑、依頼した人物も殺人教唆で死刑でしょう。
 
何が言いたいかと言うと、死刑を覚悟して行った犯行が目的を達成できずに終わって、それで済むのか?と言う事ですね。
 
既に、4人を殺害している段階で死刑当確です。ならば、人違いと判明した段階で、本命を襲って目的を達成するはずじゃないの?と言う事ですね。
 
その意味で、事件後に入江家に強盗が侵入したと言う話は聞いた事がありません。なのでこれが否定する材料の一つですね。
 
更にもう一つは、高齢の泰子さんの母を狙ったとは思えないわけで、残るは多分クリスマス休暇を日本で過ごす為に来日していた入江さん一家を狙った事件と考えるわけですが・・・
 
ここでも疑問なのが、いわば日本に帰省しに来る入江さん一家が、重要な物をわざわざ日本に持ち込むのか?と言う疑問です。当時学生だった長男と、多分主婦だった入江さん本人が狙われる可能性は無いとして、入江さんの旦那様が狙われた場合。
本拠地である英国がクリスマス休暇なので、英国や欧州、北米も同様にクリスマス休暇で仕事にはならないはずですよね。
 
なので普通に考えれば、襲われるような重要な物を持ち込むとは思えないです。
 
と長々と書いてきたわけですが、結局のところ、「人違い殺人」の可能性は低いのではないか?と言うところに行きつきますね。

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2020/06/20

世田谷一家殺害事件再考その199(地蔵の出所についての妄想)

今回は地蔵の出所に関する妄想を考えてみます。
最初に見てもらいたいのは、警視庁の配布している地蔵のPDFです。
この中に地蔵の写真があるのですが、注目したいのは、地蔵を側面から撮影した2枚の写真です。
この写真を見る限り、この地蔵は明らかに前方に傾斜しているのが分かります。

LR  
今回はこの傾斜の意味を考えるわけです。
1)この前方傾斜は意図したものなのか?
意図した物で無いのであれば、やはり不良品と考えて良いと思います。
地蔵なんて日産、100体とか大量生産されるような物では無いと思うので、当然、仕上がりについては生産者が念入りに確認していると思うわけです。その点では墓石や仏像に準じるぐらいの意識でやられていると思うんですよね。

2)意図した前方傾斜だとしたらその意味は?
ここで、仏像の傾斜についての論文がありました。
「仏像、迎え角」のキーワードで検索してもらうとヒットすると思います。
要約すると、仏像は参拝や拝礼する人間との位置関係を想定して、参拝者、拝礼者と視線が合うように設置位置が調整されていると言う物ですね。
それが、仏像の傾斜になる。

つまり、この地蔵の傾斜がもし、参拝や礼拝者との位置関係を想定して意図して作られた傾斜(迎え角)であるなら、その制作目的に関係していると思うわけです。

3)世田谷一家事件の現場(犠牲者)を見守る為に設置する為に制作されたのか?
これを考えるには、現場と設置された遊歩道との位置関係を考える必要がある。
ここで利用するのが国土地理院が試験公開している標高がわかるweb地図です。
https://www.gsi.go.jp/johofukyu/hyoko_system.html
このページの下の方に実際のweb地図のURLがあるので、そちらをクリックすると利用できます。
地蔵の正確な設置位置が不明ですが、とりあえず、正対する対岸と仮定して計測すると、対岸の遊歩道の標高は38.92mで、現場の標高は40.57mであり、その結果、地蔵の遊歩道より現場の方が1.65m高い事になる。

_2

(川底の部分の標高が高くなっているのが少し気になりますけど・・・)
地蔵の全体の高さ59cmを差し引いても、現場の方が地蔵の目線よりも1m以上高い事になり、設置された地蔵は、現場を見ていない事になる。

この為、私はこの地蔵は現場を見守る為に対岸に設置する事を想定して制作された物では無いと考えています。

4)一般販売向けに制作されたのか?
ここでも、前方傾斜が問題になります。そもそも、高さが59cmしかないので、参拝(拝礼)する人間がしゃがんで拝んだとしても、参拝(拝礼)する人よりも顔が低い位置にくる為、地蔵が視線を下に向ける意味がありません。
設置位置が特定できない一般販売向けであるなら、地蔵自体が水平、垂直に設置され、視線は水平近くを見る作るにするのではないか?と思うのですが、このあたりは、販売店さんや石材店さんのご意見を伺いたいですね。

5)視線を考えた制作目的
視線が下を向いているので、参拝者(拝礼者)が見上げる形で参拝(拝礼)する事を想定していると思います。
だとすると、参拝者(拝礼者)の拝む状態によって二つの状態が考えられます。

しゃがんだ状態:日本人の場合、座高は身長の53から55%になります。身長170cmなら、座高は90から94cm、しゃがんだ時の足の分を20cmとして、人間の目の高さは110cmぐらいだろうか、それよりも地蔵の目は上の位置に設定されているわけだから、50cm以上の台の上にこの地蔵は設置される想定だったのではないか?と考えます。

立った状態:男女差もあるけど、高い方に合わせるとして、やはり170cmぐらいを平均身長だとすれば、110cm以上の高さの台の上に設置される想定だったでのはないか?

と考えた場合、この地蔵は道端に直接設置するような目的で制作されていないのではないか?と妄想します。

6)台座の六の文字を考えた場合
これが六地蔵の番号を表すのであれば、六体セットの六地蔵として制作されている可能性があります。

このあたりから妄想を膨らませるわけですが・・・・
この地蔵はもともと、お寺や墓地などの一角に設置する為に制作された六地蔵の中の1体ではないか?
それが設置前に注文がキャンセルされた為に、1体ずつ、一般へのバラ売りされるような状態になり、この地蔵を現場に設置した人が偶然に入手したと言うあたりでしょうか?

もし、そうなら、制作時に注文を受けている特注品であるわけだから、注文書が販売店や石材点に残っている可能性がありますね。
ただ、実際には発注元には納品されていないと思われるので、この地蔵を現場に設置した人には直接つながらないかもしれません。
ただ、どこが出所なのか?と言う手がかりにはなるかもしれませんね。
さすがに、六地蔵を新規に作成するようなケースは日本全国でも、年に数件あるかないか?だと思うんですよね。

他には、お寺や墓地に六地蔵として設置後に盗まれたと言う事だと、普通に被害届が出ていると思います。
これは、納品前に石材店の倉庫から盗まれた場合も同じですね。

ちょっと補足
礼拝、参拝、拝礼は使い分けがあるようなのですが、ちょっと、違いが分からないので、参拝、拝礼を併記しました。

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2020/03/03

世田谷一家殺害事件再考その198(盗聴器)

コメントで話題にあがりましたので、今回、盗聴器について考えてみます。
ただし、この事件において、盗聴器があったと言う報道はありません。
 
まずは
§1.盗聴(器)の目的は何か?
盗聴器と言うと秘密を全て聞き出せるような、そんなイメージがあるかもしれませんが、考えてみれば、盗聴と言うのはそれほど、効率的な情報収集方法では無い事が分かります。
 
まず、音声情報である事で、盗聴する側は、盗聴した音声を全て聞いて情報を抽出する必要があります。
現在なら、AIによる音声認識による書き起こしが可能ですが、当時はそこまでの技術は無いですよね。
98年発売の一太郎9が音声入力に対応していましたが、それほど話題にはなってなかったんじゃないかな?
 
なので、盗聴が有効な情報としては、頻繁に会話に出る情報(仲間内の噂話とか)、特定の時間に会話に出る情報(主婦の浮気の電話とか)こんなところだと思います。
他にはラブホテルに盗聴器が仕掛けられているなんてのも、ありがちな話のようです。
 
いつ出てくるか分からない情報を延々と聞き続けると言うのは、警察など経済性を考えなくて済む場合か、逆に経済的な報酬が保証されているような探偵業、または、経済性度外視のストーカーなどかな?と思います。
 
多少の効率化を狙うなら、録音しておいて、1.3倍速などで再生する事で、若干の効率化が狙える可能性はありますね。
他に会議用のテレコなどなら、音声がある時だけ録音、無音の時は録音停止なんて機能もあったと思います。
ただし、この場合、盗聴電波の届く範囲に電源が用意できると言う条件が必要です。
長時間となると、家か車と言う事になるかかもしれませんね。
 
事件当時の宮澤家の状況としては、すでに立ち退きの交渉は終わっていて、移転先を見つけている状態です。
なので、この時点では会話の中に立ち退き料の金額などは出てこないタイミングだと思います。
 
ただ、事件のずっと以前から盗聴していたと言うのであれば、可能性はあるかもしれません。
しかし、立退料が目的なら、宮澤家だけが対象ではないはずなんですよね。この地域に住んでいる人間で、立ち退きを考えている家は全て対象になりますよね。
 
§2.推測される使い方
このあたりから、使い方を推測してみると、こんな感じかと思います。
1)帰宅(在宅)の確認(室内照明で確認できますね)

2)就寝の確認(無音だから就寝中と言うのは微妙ですね)

3)ストーカー(泰子さん、にいなちゃんにストーカー被害があったのか?は不明)

4)事前に必要な情報が会話に出るように誘導した場合の情報収集
これは、具体的に書くと支障がありそうなので、自粛します。
一番怪しいのは高額の立退料だけど、現金で立ち退き料を家に保管しているわけではないから、立退料がいくらだから、では強盗しようとはならないでしょうね。
もし、仮に立退料を狙ったのだとしたら、立退料が振り込まれた当日にでも実行しないと、あとは支払いでどんどん、減っていくので、時期としては、立退料目当てと言うには、少し遅いような気がします。
 
まとめると、仮に盗聴器があったとしても、事件に関係するような情報が入手できたかどうか?と言うのは、なんとも言えないですね。ただ、会話を誘導して情報を入手できるなら、顔見知りと言う事になるかな。
 
ストーカーや犯人が監視していたとしても、何の情報が切っ掛けで犯行に至ったのかもわかりませんね。
まー盗聴器は手段なので、それが動機に結び付くわけでは無いと言う事ですね。
肯定する材料も否定する材料も無いので、追加で情報が欲しいですが・・・
 
ちなみに、盗聴器は盗聴器を仕掛けた犯人だけが、それを聞く事ができるわけでは無くて、受信機を持っている人間なら、犯人以外でも聞く事ができます。
その手の電波を傍受する事を趣味とする方もいますので、現場周辺のアマチュア無線愛好家の方の中で、当時、宮澤さん宅と思われる盗聴電波を傍受された記憶のある方はぜひ、コメントくださいませ。

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2020/02/08

世田谷一家殺害事件再考その197(目撃情報?)

森さんからコメントいただいた掲示板の書き込みですが、私は今回初めて知りました。
この為、この書き込みについて今回考えてみます。
問題の書き込みはこちら
***ここから***
2010/10/25(月) 10:40:34 ID:4QHnSuar
 
ふとしたきっかけでこの事件のことを思い出した。
 
当時私は17才、仙川に住んでいて、上祖師公園には
ハリボテ作って、仲間とよくスケボーしてました。
 
事件当日の夕方、警察を名乗るスーツきた男が来て
騒音の通報できたとかで荷物とか調べられて解散させられた。
 
その夜遅く、うらの小さな公園のベンチで遅くまで携帯で彼女と話してた。
そうえいば、横の家が事件があった家だった。
その家の回りに何人か人が立っていたのを覚えてる。
しばらくしてから、その家の全部の電気がついて眩しかったがすぐ消えた。
 
関係ないけど、その家の屋根の上あたりで青いひとだまを見た、ドロンて。
覚えてるのこれぐらいだが、事件のこと知って危なかったと思う。
 
年が明けてしばらくたってから仲間が警察に呼び出されたが、
私は別の区に引っ越していたので呼ばれなかった。
 
よくある事件と思って気にしてなかったのですぐ忘れた。
聞かれれば何か思いだせることもあるかもしれないが、
なるべくかかわりたくないとも思っている。
***ここまで***
 
内容を要約すると
A)事件当日の夕方、上祖師公園でスケボーして遊んでいたら、警察に解散させられた。
B)その夜遅く(事件当日の夜)ポッポ公園のベンチにいた。
C)現場の家の周りに何人か人が立っていた。
D)全部の電気がついて眩しかったがすぐ消えた。
E)屋根の上のあたりで青いひとだまを見た。(ドロンと消えた)
F)年が明けて仲間が警察に呼び出された。
G)自分は別の区に引っ越していたので呼ばれなかった。
 
重要なのは「事件当日」の部分の解釈です。
これが、事件の発生日(襲撃された日)だとすると、犯人の目撃情報になるわけですが、事件の発覚日(通報日)だとすると、単純に捜査関係者の目撃情報になりますね。
 
どちか判断する材料は無いけど、もし、犯人の目撃情報ならもっと騒がれていると思うわけで、私としては、事件が発覚した当日夜の捜査の状況を目撃したのだと考えています。
 
もう一つの重要なポイントは仲間が警察の呼ばれたが、本人は警察に呼ばれなかったと言う点かな。
この仲間と言うのは当時公園でスケボーで遊んでいた仲間の事でしょう?
しかも呼び出されたと言うことなので、警察はある程度、仲間のリストアップができていたと言う事なんですが・・・
 
呼ばれなかったと言うことは、リストから漏れていたと言う事なんでしょうね。
他の区に引っ越していたから呼ばれなかったと言う事はないと思います。
この事件は警視庁の管轄ですよね。なので都内はすべて管轄です。
重要な情報がとれると思えば、警察は県外にでも聞きに行きますからね。
 
そのあたりを考えると、仲間の証言を聞くかぎり事件との関連は薄く、わざわざ聴く必要は無いと言う判断になったのかな?と思います。
 
この事件ではスケボー愛好家とのトラブルもあがっていましたが、愛好家グループが複数あるのかもしれませんね。
 
人魂については、私は見たことがないので何ともいえないのですが・・・
電気がすべてついて眩しかったと言うことなので、残像が残ったのかも?とも思いますが、何ともいえませんね。

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2020/02/02

世田谷一家殺害事件再考その196(手袋の矛盾)

この事件の事を興味を持って調べた人なら、警視庁のこの事件のページや配布されているPDF(チラシ)を見た人は多いと思います。
 
そこには、この事件で犯人が現場に残した大量の遺留品が掲載されています。
その遺留品の中に「手袋」があるんですよね。
 
室内照明の事を考えていて、この手袋に重大な矛盾がある事に気付きました。
 
犯人の遺留品として手袋があると言う事は、犯人は逃亡時、「素手」だったと言う事ですよね。
 
現在の逃亡口としては2つの説があります。
A)風呂窓説
B)玄関説
 
逃亡時、犯人が素手であるなら、逃亡口には犯人の指紋が残されているはずです。
 
そこで、犯人が残した指紋情報を考えます。
2015年のNHKの特番で報道された内容(詳細はその137(残された指紋))を参照)から現場に残された指紋は9か所
1)2階リビングのテーブルに2カ所
2)2階キッチンに1カ所
3)2階トイレの前の廊下に1カ所
4)1階納戸の棚の天面に1カ所
5)1階階段降りたところの床に1カ所
6)1階机のみきおさん用PCに2カ所
7)1階机の子供用PCに1カ所
 
逃亡口とされる、風呂窓にも、玄関にも犯人の指紋は残されていません。
 
これが第一の矛盾と言うところでしょうか。
この結果、風呂窓説は否定されます。
理由は簡単、小さな風呂窓から逃亡するのに、その周辺に素手で指紋を残さずに逃亡する事はできないだろうと言う事です。
 
その一方で、玄関逃亡説は否定する事ができません。
なぜなら、犯人が残した指紋を別の人物が消した可能性があるからです。
その消した可能性のある人物とは、第一発見者とその親族の4名ですね。
隣家の親族4名は事件後に玄関から事件現場に入っています。その出入りの時に犯人の残した指紋を上書きしている可能性が否定できません。
 
で、この玄関逃亡説の場合、逃亡のタイミングとしては、未明と言う事になりますね。
なぜなら、翌日、親族がインターフォンを数回ならして、その後に玄関から入ってきています。この為、慌てた犯人が遺留品を残して、風呂窓から逃亡したと言うのが翌日風呂窓逃亡説です。
 
同じ理由で、親族が来るであろう玄関から翌日逃亡するのは無理ですよね。
(親族が来る前に玄関から逃亡する事は可能ですね)
なので、消去法として未明玄関逃亡説が有力になると言うことなんですが・・・
 
実は、ここで話が終わらないのが、この事件なんです。
 
以前から未明逃亡説を考える場合、最大の問題が解決できないのです。
その最大の問題とは、(未明逃亡だから)犯人に急ぐ理由が無いのに、大量の遺留品を残している事が説明できない事なんです。
 
そこで、前提を疑います。
犯人は本当に「素手」だったのか?
 
疑念1)犯人はもう一つの手袋を使っているのではないか?
つまり、逃亡時にも手袋をしているのではないか?
(付随して遺留品の手袋は本当に犯人の物なのか?と言うもありますね)
 
それを検討する材料の一つが先ほどの「残された指紋」です。
9カ所は明らかに少ないです。
 
ただし、これを否定する材料もあります。
ロフトの床に犯人の掌紋が残っていた事です。
 
ロフトに犯人が侵入するタイミングとしては2種類考えられます。
一つが泰子さん、にいなちゃん襲撃時。
二つ目が室内を物色した時です。

(現場公開のNHK報道ではロフトの梯子が壊れていて、上がる事ができなかったと言うのがあります。壊れた原因が泰子さんにいなちゃんの転落による衝撃だった場合、犯人はロフトを物色する為に襲撃後にロフトに上がる事が出来なかった事になり、ロフトの掌紋は襲撃時についた事になります。そうすると、素手で襲撃しているの?と言う別の疑問も出てきますね。このあたりは別の記事で考えたいと思います。)
 
もし、犯人が手袋をしていたなら、物色時にも掌紋は残らないはずなんですよね。
 
だけど、たぶん素手で触っているだろうと思われる部分にも指紋がありません。
(ソファに並べたカード、2階に運んだ引き出し等からも指紋は出ていない)
 
この事件では、犯人の大便が便器に残されていたと言われています。
つまり、トイレを使ったと言うことですよね。
入る時は手袋をしていたとしても、ジッパーを下ろす時や、トイレットペーパーを使う時に手袋をしていたとは思えないです。
 
なので、トイレの内部や特にドアノブや取っ手の部分には犯人の指紋が残っていると思うのですが、この部分からも指紋は出ていません。
 
なので私は犯人が使ったのは手袋ではなく、指の部分だけを覆う、事務用の指サックの可能性もあるかと思っています。
ただ、ロフトの掌紋に指紋があるなら、この説は否定されますね。
 
いずれにせよ、犯人が逃亡時にも手袋などで指紋を隠していたなら、翌日風呂窓逃亡説は否定されない事になります。風呂窓回りに掌紋も出ていないので、指サックと言うよりは、薄手のゴム手袋と言うあたりなのかな?
 
しかし、その一方で、残された9か所の指紋はどんな状態で付いたのか?と言うのも謎になりますね。
 
1)2)6)7)はPC周辺はカップアイスを握りつぶして食べた時が素手だったとすれば、説明できるし。
同じ理由でキッチン回りの指紋も説明できるかもしれません。
他には傷口を手当てした時なども素手だったでしょうね。
だけど、3)4)5)のあたりは物色中に残された指紋だと思うんですよね。
そこで手袋を外す理由が無いと思うんですよね。
 
そこで、最後に二つ目の疑念
疑念2)報道された9か所意外に指紋は残っていなかったのか?
指紋が9か所残っていたと言っても、他にも指紋が残っていた事は否定されないですからね。9か所「しか」残ってい無かったのか、残された指紋の中の9か所だったのか?
 
他には、犯人が二つ目の手袋を使ったとするなら、犯人が現場にあった、みきおさんの手袋を使った可能性は無いのか?
この場合、犯人が現場から持ち去った物の中にみきおさんの手袋が含まれると言う事になります。
 
まとめると
翌日風呂窓逃亡説を説明するには、指紋掌紋が周囲に残っていない事の説明が必要。

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2020/01/28

世田谷一家殺害事件再考その195(現場公開2)

残り二つの動画についてのメモです。
 
***TBS***
玄関入って左側の壁上部に突起(フックかな?)
3Dによる家の構造の説明
宮澤家は4層構造になっている。
1階は事務所
中二階は浴室や寝室(子供部屋)
2階には台所とリビング
リビングと廊下を挟んだ対面の部屋に洗濯機らしき物あり。
最上階がロフト
 
食卓の位置は今回公開された動画とは異なる配置になっている。
ただし、椅子が5脚あるのが?
そうか、子供用の椅子は後から購入していて、テーブル購入時に椅子も4脚セットで購入していると考えれば説明できますね。
つまり、あと1脚、どこかにしまわれていると言う事ですね。
(実際の使用位置を再現していると思われる、同様に冷蔵庫の位置も違う)
 
1階のパソコン1台は明らかにデスクトップタイプに見えるが本体が見えない。
 
モニターが液晶タイプのような描画だけど、これまでの報道だとブランウン管タイプだったはず。
 
インターフォンと解説している。
電話が別にあるのか?
 
リビング天井の長方形は蛍光灯ではなさそう。(何の為の物?)
 
階段下納戸の右側壁の下部にコンセントのようなパネルが見える。
 
梯子の1段目の右側に大きな血痕のシミ、その下の床には黒い点が幾つか見える。
 
***news23***
梯子の2段目にも血痕らしきシミ
洗濯機が部屋の奥(洗濯室?)に写る
蛇口のノブは二つ、温水と冷水で温度調節できるタイプ。
 
一槽式の全自動タイプか?
 
こちらは電話機と解説している。
 
こんなところですね。
事件発生が2000年12月30日
ADSLの都内サービス開始が2000年1月。
 
インターネットの書籍も執筆(共同執筆)しているみきおさんなら、当然、ネット回線は常時接続で、当時としてはISNDかADSLしかない。
 
一方で泰子さんは塾を経営していて、1階を塾として使用していたのであれば、FAXも使っていたはず。
 
YahooBBのサービス開始は2001年なので、間に合わない。
 
1990年に自宅購入と同時に自宅で塾を開いたとしたら、この当時だと1988年にNTTがINSネットサービスを開始しているので、やはり、こちらを入れているのかな?
 
だとすると、動画で何度も紹介されているインターフォンとは別に電話機があると考えた方がよさそうです。
 
通常だと壁コンセントからISDNルータを通して、FAXと電話、そしてパソコンにつながると思うのですが・・・
根拠は無いが日経の動画にある、1階納戸の物がFAXなら、ここに電話機の親機があって、コードレスで子機を運用していたと考えた方が電話機の使い方としては、説得力がありますよね。
 
それから、TBSの再現3Dの映像は微妙に疑問がありますね。
疑問1)冷蔵庫の位置が違う?
疑問2)パソコンのモニタが違う?
 
多分、冷蔵庫の位置は動画で公開されている位置は動かされていないと思います。
なので、冷蔵庫の位置は誤りかと思うんですよね。
 
パソコンのモニターについては、ちょっとわからないけど、従来の報道とは違う印象です。
 
血痕については、梯子のステップに血痕が残っていました。
床には血痕らしい物は見られませんでしたね。
床はワックスがかけられていて、その上に乗った血痕は清掃で落とす事ができたんでしょうね。梯子のステップは木目に浸み込んで落とす事が出来なかったと言うところでしょうか?
 
だとすると、同じ理由で壁紙に浸みた血痕は落ちないと思うのですが、壁には目立った血痕が無かったように見えますね。
 
NHKの動画を見直して気付きましたが
梯子を下すとリビング側から1階へ降りる階段を塞ぐ形になりますね。
 
多分、この梯子はロフト側から降ろす事はできないと思います。
できるけど、梯子の動きを制御できずに落下する形になるので、爆音がすると思うんですよね。
 
なので、ロフトに人がいる時は、この梯子は降ろした状態で使っていたと思います。
その場合、みきおさんが襲撃された場所がリビングだと、1階に逃げるのが難しくなりますね。
 
梯子でロフトに逃げて、下から攻撃されて、梯子から、階段に落下、そのまま1階まで転落したと言う可能性はありますが・・・
その場合、みきおさんの頭部の傷が説明できなくなる。
 
1階に転落後も、みきおさんは死亡していなかったので、階段でさらに格闘になった?と言うのもアリなんだけど・・・さすがにその場合は、音で泰子さんが気付きそうです。
 
みきおさんの血痕がどこにあったのか?がわかれば、最初の襲撃場所が分かるでしょう。
当然、警察はそのあたりの情報は持っているでしょうね。
 
最後にもう1つ気付いたのは、衣類乾燥機が無い事。
塾の経営をしながら、子育てしていて、外に干すのはかなり辛いと思います。
礼君に発達障害があるなら、さらに幼稚園(保育園)の送り迎えもありますし、にいなちゃんも習い事が多かったようだし。
バルコニーで干すのはアリだけど・・・天気に関係なく、子供の洗濯物は出るから、梅雨時などを考えると、やはり衣類乾燥機が欲しいと思うんですよね。
 
洗濯機のある部屋が洗濯室なら、ここに衣類乾燥機もあったのではないかな?
TBSの再現3Dにもそれらしき物はありませんでしたが・・・・

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2020/01/24

世田谷一家殺害事件再考その194(現場公開)

現場の家の中が遺族の意向により公開されました。
各報道が動画で報道しています。
みなさん、情報提供とコメントありがとうざいました。
YUさん紹介の動画を見て気付いた点をメモしておきます。
(TBSの動画は見れませんでした。)
 
***日経新聞***
玄関入った正面に靴箱
天井照明は蛍光灯カバー付きが奥と手前に2個
窓際天井に照明用レール
レール照明が奥と手前に2個(訂正3個)
照明は約45度下を向けて向かいの壁の書棚を照らしている?
階段踊り場にエアコン室内機
左側窓はブラインド
右側窓はカーテンではなさそう(訂正ブラインド)
奥側階段手前にテーブル?机?
1階階段踊り場の納戸にプリンタ?FAX?
階段上った踊場の左向側に壁コンセント?
子供部屋のピアノの前に背もたれ無しの四角の椅子と丸椅子
窓際にオイルヒーター
子供用の学習机が無い
2段ベッド前の引き出し上にある4つ足の物体は椅子?テーブル?
(色合い的にピアノ付属の椅子か?)
2段ベッドの上に上る梯子がない(訂正上の段に置かれている)
リビングの照明は間接照明と天井照明
窓際のソファーの置かれているスペースはかなり狭い、ソファーの前にだけカーペット?
食卓に椅子が4脚
 
浴室は窓際に浴槽、照明は一般的な防水タイプ
 
***朝日新聞***
玄関入った右側に照明SW(訂正SW3個)
玄関側の照明は暖色
奥側に段ボールに隠れて、長い机がある(訂正二つ並んでいる)
レール照明は玄関側に2か所、計3か所
階段照明は単独ではない?(2階側天井についている?)
2階踊場に天井に暖色の照明
トイレはウォシュレット?
水洗はレバータイプ、ウォシュレットは後付けかも?
トイレドアにタオル掛け
トイレの照明は白色
風呂入口右側側が洗面台
風呂入口右側に照明SW(洗面台?風呂?)
脱衣所入口左側に照明SW(訂正脱衣所)
 
子供部屋入口右側に照明SW3個(階段と廊下?)
子供部屋照明は暖色で吊り下げタイプ
の球形
子供部屋窓側にエアコン室内機、でもコンセントが無い?
 
リビングの廊下を挟んだ対面に納戸?(納戸?洗濯室?)
リビング入口側角(向かって左側)に照明SWと別の何かがある?
エアコンのリモコンか?
納戸の奥側にもう一つ部屋がある(訂正、大きな姿見(鏡)に写った対面の映像)
更にその奥に1段下がったスペースがある?(訂正子供部屋側が鏡に映っている)
 
リビング入口側の窓はサンシェード?
キッチンにドアや引き戸はなし
キッチン入口の廊下側天井に照明
 
キッチンの照明は白色
流しは一つで蛇口は温水と冷水を混合するタイプ?(ノブが2つある)
リビングに続く廊下は狭い
リビングソファーの上の天井に黒い箱(スピーカー?)
その前の白い長方形の枠は蛍光灯の枠?(蛍光灯らしい物は見えない)
照明は暖色で、食卓上部に吊り下げタイプ、食卓上部の壁に間接照明、ソファーの対面角に間接照明、出窓の上にも間接照明?
リビングの食卓側角にも間接照明
 
1階階段下踊場にインターフォン
その横にコンセント、インターフォンの下に照明SW4個?
1階書棚の対面の窓はブラインド
 
ロフトの梯子は一般的なタイプ、上から引き上げるには梯子が折れないので無理かな。
幅はほぼ廊下と同じ幅
 
***産経新聞***
2段ベッドの上の段に梯子が置かれている、取り外し可能なタイプか?
脱衣所入口の照明SWは1個
 
***NHK***
玄関は2重鍵
一回の机は2つ並んでいる
食卓の上に子供の教材
玄関入口右側の照明SWは3個
浴室のドアは内開き
リビングのソファーに犯人の脱ぎ捨てた帽子があったとのこと
ロフトの梯子は壊れていて、上がれなくなっていた。
 
こんなところですね。
一階は塾の為のスペースとして設計されたのかもしれません。
窓側にテーブルが2個並んでいるのですが、この位置だと、蛍光灯の照明だとテーブルの上に自分の影ができて見難くなります。そこで、テーブルの直上にレール付の照明を用意したのだろうと思います。
そう考えると、反対側の壁の巨大な書棚は教材を置くためのスペースなのかな?と思えますね。
逆に言うと、建てた当時、1階はみきおさんの書斎ではなかったと言う事になりますけどね。
 
リビングの食卓には椅子が4つ、来客はほとんどなかったのかもしれませんね。
(来客の時には食卓を移動して椅子を二つ置けば、二人ぐらいは受け入れ可能かな?)
子供部屋にも学習机が無いのは、子供たちは普段から食卓で勉強していたと言う事かもしれません。
食卓に子供の教材が置かれていたのはその名残かもしれませんね。
 
そして、子供部屋のピアノの前に椅子が二つ。
にいなちゃんはピアノの個人レッスンでも受けていたのか?泰子さんが教えていたのかな?
 
電話(インターフォン)が1階階段下に一つしかない?
塾を1階で開いていたなら、ここにあった方が便利だけど・・・個人用には別に携帯を持っていたと言う事かな?
 
今回の映像の中に洗濯機が写っていない。今回公開されていない、ガレージとリビングの対面にある納戸(洗濯室?)にあるのか?
子供が二人いるので、洗濯物は大量にでるはずだから、家に洗濯機が無いとは思えない。
 
来客がほぼ無い状態なのだろうと思うけど、リビングの照明はかなり凝っている方かな?
普通に生活するだけなら間接照明とかいらないと思うけど、雰囲気を出したい時もあったのかな。
 
さらに、ソファーの上の天井付近の黒い箱はスピーカーなのか?
でも、リアスピーカーなら5.1chのサラウンドなどを楽しんでいたのかな?とも思うけど・・・
一方でテレビの位置が部屋の角にあると、位置が悪いと思う。
映画を見ると時だけ、テレビとフロントスピーカーを移動したのか?
しかし、それでも、リアスピーカーが高すぎるので、やはりスピーカーとは違う物なのか?
雨漏り用の受けなのかもしれない。
 
昨年は目立った年末情報が出せなかったせいか、NHKが奮発して二つの新情報を流してる。
1)内容から事件当時、ロフトの梯子が壊れて登れない状態になっていた。
これは、犯人が壊したと言う事ななのかな?
泰子さんとにいなちゃんがロフトから転落したのは、これが原因かもしれませんね。
 
だとしたら、犯人はロフトで泰子さんとにいなちゃんを襲撃した時、二人にまだ息がある事を知っていたけど、トドメを刺さずに、ロフトに放置して死亡するのを待つ予定だったのかもしれませんね。
その為に、梯子を壊して、降りられないようにしたのだけど・・・二人が無理に降りようとして転落したと言う事かもしれませんね。
 
ただ、梯子を壊して登れなくしたなら、犯人もロフトに登れないはず・・・ロフトは物色しなかったのかな?
物色後に壊したのだとしたら、意味が無いですよね?ただの八つ当たりかな?
家中物色したのに、目的の物が見つからなかった事の八つ当たりと言うこと?
 
2)ソファーの上に犯人の帽子が脱ぎ捨てられていた。
帽子がどこに置かれていたのか?はこれまで、報道されていないと思います。
 
もし犯人が来客で夕食を一緒にしたのなら、椅子がもう1つ、合計5脚あったはずなんですよね。
夕食後なら、家族の食事が終わっているから、お茶か軽いアルコールを食卓で飲むと言うのはアリかもしれませんね。ただ、帽子だけがソファーに置かれていると言うのは、ちょっとどうか?あと思います。
もし、客人が部屋に通されたのなら、上着と帽子、手袋、マフラーは一緒に置くでしょ?
 
それから、現場の解体の話は数年前から出ていたようです。
2015年の12月に現場に行った時には家の周囲にネットが張られて、解体の噂が流れていました。
警察としては、永久に保存しておくことができない事はわかっているから、取り壊す為の準備として、3D模型や3D映像で現場を電子データとして保存したんでしょうね。
 
この家がこの事件のシンボルになっているのは確かだと思います。
ニューズやその他の多くの書籍も表紙はこの家の写真だったりしますからね。
 
おそらく、役人はこのまま放置するのは危険だと考えているんでしょうね。
もし、地震などで倒壊し、それに誰かが巻き込まれて、人的被害がでたら、管理責任が問われますからね。
 
内部映像でも、雨漏りもひどいようですし、取り壊すなら今なのかもしれません。
もし、保存するなら、修繕してと言うことになるでしょうが・・・その場合は誰がその費用を負担するのか?
と言う話になりますよね。
 
遺族が自費で修繕すると言うのであれば、問題は無いかもしれないけど、税金を使うとなると、反対する声も出るかもしれませんね。
 
あの家が存在する事に何か意味があるか?と言うと、一つだけ、あの家がこの事件のシンボルであると言うことですね。
 
時が過ぎて、犯人が事件を悔やみ被害者に手を合わせようとするなら、犯人は宮澤さんのお墓などわからないでしょうから、あの家に行くだろうと思います。
その為だけに、保存しておくかと言うあたりかと思います。
 
家が無くなってしまって、ただの平地や公園の一部にでもなってしまっても、行く人は行くと思いますけどね。
このあたりは、犯人次第と言うところでしょうか。
 
まー保存するにしろ、解体するにしろ、遺族の方が納得するまで考えて決めてもらえば良いと思いますね。

2020/01/24追記
抜けてました。今回の内部公開の報道についてのコメントはこちらを参照願います。
私のメモよりもこちらのコメントの方が参考になると思います。
世田谷一家殺害事件再考その193(2019年年末情報)

参考リンク
世田谷一家殺害事件再考その195(現場公開2)

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2020/01/13

世田谷一家殺害事件再考その193(2019年年末情報)

えーと期待した年末情報ですが、出たのは一つだけですね。
 
ハンカチで包丁を包んで犯行に使用したとされる点について、フィリピン北部でも同じ包み方をして刃物を使う慣習があるとのこと。
 
このようなハンカチの使用方法について、フィリピン・ルソン島のイロコス地方やイサベラ州で、民衆が儀式や動物の殺害などで刃物を用いたり、軍人が刃物を使ったりする際の方法に似ているとの情報が捜査本部に複数寄せられた。確度は不明だが、捜査本部はさらなる情報提供を呼び掛けている。
 
別の報道では
この包み方は軍人が使用したり、現地の儀式にも使われていたりするとされ、捜査本部は国際刑事警察機構(ICPO)を通じて情報収集するなど確認を進めているとのこと。
 
この包み方は刃物を使う際に血が付かないようにするなどの目的で軍人やギャングが用いるほか、現地の儀式にも使われているとみられる。
 
これはフィリピンの北部で儀式に使われるほか、軍人などが返り血を浴びないようにする手法だということです。
 
使用方法をまとめると
場所がフィリピンの北部で
1)儀式で動物を殺害する場合の使用方法
2)軍人が返り血を浴びないように刃物を使う時の使用方法
3)ギャングが返り血を浴びないように刃物を使う時の使用方法
 
こんな感じですね。
私の印象ですが・・・
1)の場合、動物の返り血を防ぐ為ならば、可能性はありそうな気がします。この場合、儀式なのですが、専用のナイフを使わずに、柄の無い、包丁などを使用する事も考えられますからね。
 
ただ、この儀式で殺害する動物の大きさはどの程度なのか?と言うのは気になる部分です。
豚や牛など、ある程度大型の動物なのか?それとも、鳥などの小型の動物なのか?
鳥を刺す方法で人を刺すのか?と言うあたりが疑問な部分です。
 
2)はかなり疑問
理由としては
A)軍人と言うのがどのレベルの軍人なのか不明で、国軍などの正規軍ならそんな使い方はしないと思う。
まー戦場での白兵戦で返り血を気にするような戦闘は無いと思うんですよね。
 
それに、教科書に載るような公式な物なら、自衛隊や米軍も知っているはずで、そちらからの情報がとっくに入っているはずだと思います。
 
ただし、これが、市街地で一般人に紛れてのゲリラ戦だと、返り血を浴びてしまうと、民衆にまぎれる事ができなくなるので、返り血を所持していても不自然ではないハンカチで簡易的に防ぐと言うのであれば、説得力があると思う。
 
潜入作戦での暗殺なんてあたりもアリなのかな。
でも、それなら血を流さない、目立たない方法を選択するでしょうね。
 
同じ理由で3)のギャングが返り血を浴びないようにするのに使うと言うのはアリかな。
 
それから、世田谷事件の犯行内容から考えると、やはり軍人は無いのではないか?と思うんですよね。
つまり、軍人なら「メッタ刺し」なんて事はしないし、刃がかけてしまうような固い頭部を狙うと言うのも不自然に思えます。まー練度が低いと言う見方もできますけどね。
 
そこを考えると、(経験の浅い)ギャングと言う方がまだ、この練度の低さを説明できるような気がしますね。
 
単純に「滑り止め」なら、「中国の水産加工場で、包丁で魚をさばく際の滑り止めのため、似たような方法で包丁にハンカチを巻いていた」と言う情報も説得力はあるんですよね。
 
そもそも、「返り血を防ぐ」と言うのは、刃物を抜く時のしぶきを防ぐと言う発想だと思うんです。
なので一撃で大出血するような、致命傷を与えるような攻撃に対しての備えですよね。
 
この事件のように、何度も刺していると、その振りかぶりによる、飛沫血痕の方が防げないじゃないかな?
 
そう考えると、返り血を防ぐ事が目的ではないような気がします。
でも、犯人の思考レベルによっては、そうでもないかもしれない。
 
つまり、知識として知っていて試したけど、一撃で即死させるような計画とは裏腹に、実際にやってみると、全然うまくいかなかったと言うのも、ありそうな気がしますね。
 
犯行後の意味不明な行動も素人だからと考えれば、アリなのかなと思います。
プロだとしたら、色々な意味で手際が悪すぎると思いますね。

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2019/11/09

世田谷一家殺害事件再考その192(逃亡時刻の糸口)

あれこれ考えてみると、思わぬところで糸口を見つける事があります。
前回の写真を見ていて、犯人の逃亡時刻を推定する糸口かな?と思われる事に気付きました。
結論から言うと、「糸口」と言うより、「糸くず」でしたが・・・

本題に入る前に、皆さんの家の照明スイッチの事を思い出してください。
部屋の照明スイッチは何か所にありますか?
基本的に照明のスイッチは部屋に入る入口の近くに1か所あると思います。

これは、暗い部屋に入るのに照明を点灯する必要があるから、入口に無いと困ると言う事なので、玄関、浴室、台所もほぼ同じですね。

ただし、例外があるのが、階段や廊下です。
階段が分かりやすいけど、1階から2階に上がる時、1階で階段の照明を点灯して2階に上がります。だけど、2階に上がったら、階段照明が不要になるから消灯したいけど、1階に降りてスイッチを切るのでは意味が無いから、2階でも階段照明を消す事ができるように、別のスイッチがありますね。

つまり、1階、2階それぞれに別にスイッチがあってそれで、階段照明を点灯、消灯する事ができるようになっています。

それでは本題です。
この事件で犯人が逃亡したタイミングはおよそ2通りが考えられています。
翌日逃亡説と未明逃亡説です。

この二つの説を軽く説明すると、翌日逃亡説は翌日の朝10時頃にパソコンの通信記録があり、家族全員が死亡している中で、この通信は犯人が行った物だろうと言う事から、翌日逃亡説が当初有力な説でした。

それに対して、一部のネット(主にASKAの事件簿)でそれは現場に入った、隣家の家族による物ではないか?との指摘がでて、そのせいで検証したかは不明ですが、捜査本部が検証した結果、衝撃によるマウス落下によって通信する可能性があるとの見解が報道されました。(10時の通信は、自動巡回ソフトによる物との意見も当初からありました)

つまり、犯人は翌日10時まで現場にいたとは限らないと言う事になり、未明逃亡説が浮上してきたわけです。

それでは、逃亡時刻のヒントになりそうな糸口とはなんだろう?と言うと・・・
室内照明の点灯状態です。

侵入時は夜だから、室内照明は宮澤家の人達によって点灯していたと思います。(子供部屋とロフトは既に寝ていたと思われるので、消灯していたか、点灯していても暗い照明だったと思います)

それで、逃亡口と思われるのは2か所
風呂窓と玄関です。

未明逃亡の場合は周囲がまだ暗いので、どちらの逃亡口を使うにも、消灯する意味は無いでしょう?特に風呂窓は、公開された立体模型をみると、窓の下に浴槽があります。
水の張られた浴槽(いろいろと投げ込まれている)を超えて風呂窓から出ないといけないので、浴室照明を消して逃亡するのは無理だと思います。
(ただ、犯人がペンライトなどを持っていたとしたら、消灯しているかもしれないですね)

そして、玄関の外灯は写真の通り、点灯したままでした。

つまり、未明逃亡の場合、室内照明は消さないだろう?と推測しているわけです。

次に翌日逃亡の場合はどうか?
翌日逃亡の状況は、翌日10時頃に犯人がのんびり?ネットをしようとしていたら、急に隣の家からのインターフォンが断続的に数回なります。
慌てた犯人が大量の遺留品を残して、風呂窓から逃亡したと考えられています。

なので、慌てた犯人が室内照明を消灯している余裕は無いと私は考えています。

え?それって、未明逃亡も翌日逃亡も室内照明は消していないって事じゃない?
それ意味なくない?と思われるかもしれません。

そうなんです、室内照明が点灯していた場合、どちらか判断する事はできないと思います。そう、室内照明が消灯されていた場合にだけ、逃亡のタイミングが考えられる条件があると言う事ですね。

それは何か?
未明逃亡も翌日逃亡も室内照明を消す理由が無いです。
ただし、室内照明を消すタイミングが無いわけじゃないんですよね。

つまり、翌日逃亡の場合、時刻は10時で既に日が高く、曇り気味ですが、室内照明は不要になっています。

犯人が習慣として室内照明を消灯している場合は考えられると思います。
だとすれば、明るくなってから逃亡したと考えられるので、翌日逃亡説を肯定する材料になりえるのでは?と考えているわけですね。

他に消灯する理由としては、不自然さの解消でしょうか?
宮澤家が普段、昼間に室内照明を使わないのであれば、昼間に室内照明を点灯しているのが不自然と犯人が考えれば、朝、明るくなった時点で消灯しているかもしれません。

問題はこれを裏付ける情報があるのか?なんですよね。
とりあえず、情報は二つ見つけました。
1)玄関外灯が点灯している写真
2)「真犯人に告ぐ」の中に1行、「1階の照明は警察到着時には点灯していた」とあります。(玄関の外灯の事じゃないと思うのですが・・・)

念のために、入江杏さんの「この悲しみ意味を知る事ができるなら・・・」の方も確認したのですが、隣家の現場に入った時の描写に室内照明の状態は書かれていませんでした。

つまり、今のところ私が確認できる情報では、「室内照明は点灯していた」となり、結局、未明逃亡なのか?翌日逃亡なのか?判断できないと言う事でした。
これが、「糸口」じゃなく「糸くず」だった理由です。

ただし、現場検証している捜査本部は全ての部屋の室内照明の情報を持っているはずです。特に1階の書斎とならんで、犯人が長時間滞在したと考えられる、2階のリビングの照明の状態がどうだったのか?

もし、消灯されていたのであれば、翌日逃亡の可能性が高まるのかもしれませんね。
当日の現場写真では、2階のリビングの室内照明が点灯していたのか?は判断できませんね。

風呂窓の写真を見ると、浴室照明は消灯しているようにも見えるのですが、もともと浴室の照明は暖色系で少し暗い照明を使う場合が多いので、この写真では判断できないですね。

いずれにせよ、リビングの照明と浴室の照明の点灯状態が知りたいですね。

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2019/11/04

世田谷一家殺害事件再考その191(写真に写るもの)

例の網戸の写真もそうですが、見慣れた写真の中にも意外な物が写っている事があります。そこで、古い資料の中の写真を見て気付いた事、思い出した事を書いておきます。
 
まずは警視庁作成のPDFの第1版に使われている3枚の写真
次に第2版以降で使われている2枚の写真を見てほしい。
(写真をクリックすると別タブで大きく表示されます、すいません、右クリックで別タブで開くが確実かもしれません。)
 
この二つの写真(第1版と第2班の写真)の違いが分かるかな?
Photo_20191104202002 Photo_20191104202101
第1版1枚目 第1版2枚目 第1版3枚目
Photo_20191104202104 
第2版1枚目 第2版2枚目 現場検証中の写真
答えは、ちょっと難しいかもしれないが、「天気」です。
第2版の航空写真は日が差しているので、天気は晴れでしょう?
一方の第1版の写真は「曇り」です。空も青くないし、影も鮮明じゃない。
 
私は第2版の航空写真を何度も見直しているせいか、事件当日は「晴れ」なんだと勝手に考えていました。
 
で、この写真の疑問から、事件当日(2000年12月30日)のお天気を調べてみると、
府中は9時、10時、12時に日照時間は0.2h
練馬は11時に0.1h
東京は10時、11時、12時にそれぞれ0.3、0.4、0.1h
 
第1版の写真が通報直後の写真であるとする根拠は
*例の網戸が写っている事。
*玄関の外灯が点灯している事
(一家全員が死亡して、事件後は誰も住んでいないのだから、外灯を点灯する人間は居ないでしょ?)
 
だから何って事ですが、第2版の写真は事件当日の物では無い可能性があると言う事、逆に事件当日だとすると、多分、1日の日照時間が36分程度しか無いところで、偶然に日の差した瞬間を撮影した奇跡の1枚と言う事なんですね。
 
で、この第1版の写真を見ていて思い出したのが、この玄関の外灯の件、事件簿の初期の頃に外灯が点灯していたのか?と言う話題が一時盛り上がり、警視庁のHPの写真から点灯しているとの結論になりましたが、実は、PDFの写真にもそれが写っていたんですね。
 
そして、この第1版の2番目の写真が分かりやすいのですが、玄関前に自転車が写っています。この自転車についても、以前にコメントをいただいていました。
当時は駆け付けた交番の警官の自転車かな?と思っていたのですが・・・
 
現場の証拠写真として撮影された写真だとしたら、事件に関係の無い自転車は写さないと思うんですよね。自転車が写らないように移動してから撮影すると思います。
 
現場検証中にも移動はされていないようです。

ただ、自転車の話題はこれ以外には出てないんですよね。
なので、警察のうっかりミスと言う可能性もあるかもしれません。
 
警視庁のこの事件のページは昨年12月16日で更新が止まっています。
昨年は年内に何度か新しい情報が出ていましたが、今年はこれまでまったくゼロです。
年末情報に期待したいですね。

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