2013/11/08

八王子スーパーナンペイ事件

1995年7月30日(日)午後9時15分から20分頃、八王子市大和田町のスーパー「ナンペイ大和田店」の2階事務所に拳銃強盗が押し入り、3人を殺害した事件です。
被害者は、パートの女性A(当時47歳)、アルバイトの女子高生B(当時17歳)と女子高生C(当時16歳)の3人で、犯行時間は数分間(約5分間)。

犯人は何も奪わずに逃走している。店内は荒らされていない。

女子高生2人は粘着テープで口を塞がれ、手を粘着テープで縛られ、至近距離から後頭部に1発ずつ発砲され、即死の状態だった。
パートの女性は、体は縛られておらず、金庫の前で遺体が発見された。頭部に2発の発砲。
使用された拳銃は、フィリピン製のスカイヤーズビンガム(リボルバー)。

時系列
17:00 男性従業員退社、以後、女性従業員のみとなる
19:59 非番のCがBに会うためにスーパーに向かい、店内でBの勤務終了を待っていた。
20:00 店内の従業員はA,B,Cの女性3名のみとなる。Aは1台のレジの売上金を持ち、2階へ移動
20:30 店内でうろつく、40-50代の男性が目撃されている(レジ周辺はB,Cのみ)
20:51 Cが牛乳や卵を購入
21:00 閉店時間、Bは売り上げ金を持ち、2階事務所へ移動、Aが金庫にしまい施錠
21:06 Aが店内の戸締り消灯を行う、スーパー脇の路地で男の目撃情報あり。
21:15 事務所からAが知人男性に迎えに来るよう電話
21:17 近くで5発の銃声をカップルが聞く。Aの電話から発砲音まで2分30秒
21:20 Aの知人男性がスーパーの駐車場に車で到着、Aを待つ
21:45 Aが出てこないので先に行ったと思い、小料理屋へ向かう。
    小料理屋にAが居ないので、不審に思い、小料理屋の女将とスーパー事務所へ
    最初に女将単独で事務所に入るが、異変に気づかず、次に二人で事務所に入り、遺体を発見する

現場状況
A)発見時、事務所の鍵は開いていた。

B)A,Bは制服から着替えて私服となっていた。

C)Aは縛られておらず、頭部に2発の弾丸、皮膚が焼けた痕跡があった。腹部にも刺し傷があった。

D)B,Cは頭部に1発ずつ弾丸、口に粘着テープ、背中合わせに片方ずつの腕をいっしょに粘着テープが巻かれていた。

E)粘着テープには犯人の指紋の一部と汗が付着していた。

F)犯人は遺体周辺の血だまりを踏まずに逃走した。

G)金庫にも1発のみ撃たれた形跡あり、店内はあらされていない。

H)金庫は鍵とダイヤルの2重ロックで鍵は金庫に挿してあった。

詳細な事件情報については、他の専門のページを参照ください。

推測される犯行の流れ
1)犯人が店内の下見をする
2)閉店時間に店外に出て路地でタイミングを待つ
3)店が消灯された事を確認し2階へ侵入
4)事務所に居た3名のうち、高校生2名をその場で拘束

この後が問題、5発の銃声の間隔が分からないけど、短時間の間に5発発射された事は間違いないだろう。
問題はその順番です。
a)Aの頭部に2発発砲
b)金庫に1発発砲
c)B、Cの頭部に一発ずつ発砲
縦列組み合わせで6通りとなる。

a-b-c
a-c-b
b-a-c
b-c-a
c-a-b
c-b-a

順番を考える上でのヒントは
あ)高校生2名はどうして、拘束されたのか?
い)Aはどうして拘束されていないのか?

これは犯人が被害者3名に対して期待している事が、高校生2名とAでは違うと言う事なんだと思います。
背中合わせに座って両手を拘束しているのは、動けなくする為、逃げ出せなくする為でしょう。
そして、口にテープを張ったのは、会話する必要が無いから、あるいは、悲鳴を上げさせない為でしょう。

こう考えると、犯人は高校生2名に対しては、事件を発覚させない事を期待しているのだと考えています。

拘束されていないAについてはどうか?
それは単純にAには手足を使って作業を行わせる事を期待しているのでしょうね。
口にテープが張ってあったとの情報は無いので、口が塞がれていないなら会話する事も期待していたのだと思います。

状況から考えれば、Aに対しては金庫を開けさせる事、そして中からお金を出させる事を期待していたのだと思います。

次に殺意はいつからあったのか?殺害する予定だったのか?と言う点です。
最初から全員殺害するつもりなら、高校生2名を手間を掛けて、拘束する必要は無いでしょう。
まず、高校生1名を殺害、残った2名を金庫を開けなければ殺すと言えば、まず抵抗できないでしょうね。
あるいは、高校生2名を殺害して開けろと脅すかもしれませんね

なので、私は犯人の当初の予定では被害者を殺害する予定では無かっただろうと考えています。
拘束に使われた粘着テープが犯人の持ち込んだ物ならなおの事、拘束、窃盗、逃亡と言うシナリオを想定していたのだと思います。

もし、粘着テープが現場の物だったとしても、犯人が現場に粘着テープがある事をあらかじめ知っていたと言う見方もできますね。

では、現実に短時間のうちに全員が殺害された事をどう考えるのか?
私は犯行の途中で、被害者を殺害しなければならない理由ができたからだと考えています。
そして、現場を荒らす時間も無いと言う事をどう考えるのか?

それは、事件が発覚して犯人が逮捕される危険性が高まったと言う事だと思います。
憶測でしかありませんが、「Aが知人男性に迎えに来るように電話した」と言う事ではないか?と考えています。
あるいは、犯行そのものの、実行を妨げるような出来事、例えば、Aが金庫を開ける事を拒否した場合かな。

そこで、犯行を中断して逃亡を決断するが、逃亡に当たり、顔を見られた被害者を殺害する事を決断する。
そして、殺害後に何も盗らずに逃亡と言う事だとかなり説明できるのですが、問題はAの額の銃口で焼けた跡と金庫への発砲です。

銃口で焼けた額の跡は2箇所あるので、2発撃った後に行われたと考える事ができます。
これは、脅しの為に行っているので、片方ずつ、2回行った事になります。
しかし、実際の拳銃を突きつけられて、要求に屈しないと言う事があるのだろうか?と言うのが疑問ではあります。
だけど、そう考えないとここは説明できないですよね。

金庫への1発はどのタイミングなのか?
考えられるのは最初と最後のどちらかだと思います。本物の拳銃だと知らせる事と脅す事を兼ねて、最初に金庫を撃った場合。
それから、3人を殺害後にもしかすると、発砲で金庫が開くかも?と言う期待で1発発砲した場合かな。

とこんな事から、犯行の流れの続きです。
5)Aを脅して金庫を開けさせようとするが、Aがこれを拒否

6)本物の拳銃だと教える為に、金庫へ1発発砲。

7)それでも、Aは頑なに拒否

8)しびれを切らした犯人が女子高生の1名を射殺、直後に焼けた銃口をAの額に押し付け更に脅す。

9)それでも、Aは拒否

10)この為、残りの女子高生を射殺、直後に焼けた銃口を再度Aの額いに押し付け、更に腹を刺して脅す。

11)この時、Aがもうすぐ、「知人男性が来るから、逃げられない」と言った内容の発言をする。

12)これに慌てた犯人が、犯行を断念し、憂さ晴らしと口封じにAを射殺

13)そのまま、逃走する。

使われた拳銃はリボルバーで確認はできていないのですが、装弾数は6発だと思います。
残り1発あります。迎えに来る男性を射殺する事もできますが、そうすると、残弾がゼロとなってしまい、拳銃の利用価値がなくなります。既に5回発砲してます、銃声を聞いた周辺住民が通報する可能性がありますね。

逃亡の事を考えると1発ぐらい残しておきたいのが人情かもしれません。

あるいは、犯行前に1発試射していて、装弾数は5発だったとしたら、残弾がゼロなので、迎えに来た男性と格闘戦になった場合、負ける可能性も考えられますね。犯人は相手がどんな人間か知らないはずですからね。

この説の最大の疑問点は「Aが拳銃を突きつけられても金庫を開ける事を拒否する事ができるのだろうか?」と言う点ですね。普通なら無理だと思います。

なので、この点を補強しようとすると、「Aは金庫を開けたくても開けられなかった」と言う状況を考えると、犯人がそれを、金庫を開ける事を拒否していると誤解したと考えられます。

突然、犯行に巻き込まれたストレスで心因性の健忘となった場合かな。
鍵は金庫に挿してあったから、ダイヤル番号を思い出せなかったのではないかな?

最後にもう一つ、基本的な疑問ですが、どうして犯人は凶器に拳銃を選択したのか?
拳銃は強力な武器でまず、肉体でこれを防御する方法は無いでしょう。逃げるしかありません。
ただ戦う事を目的にするなら、最強の武器の一つだと思います。
・・・しかし、犯罪においては強力なだけでは選択できない面もありますよね。
最大の問題は銃声でしょう。ほとんど銃声など聞いた事が無い日本なら、銃声を聞いても銃声と判断できないかもしれませんが・・・

それに、拳銃は包丁などに比べても高価だと思います。
なので、拳銃はこの犯行の為に用意したのではなく、以前から所持していた物を犯行に使っただけなんじゃないかな?

しかし、それだけ強力な武器を持っていながらどうして、強盗先がスーパーなんだろう?
金庫には週末の売上金の526万円が入っていたとの事。
それだけあれば、銀行強盗とあまり変わらないかもしれませんね。

と言う事は犯人はなんらかの理由でこの日に金庫にそれだけの金額があると言う事を知っていたんでしょうね。

とは言え、全て私の妄想です。

犯人を知ると言われる人物の証言を待ちましょう。

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2012/11/18

2001年室蘭女子高生不明事件その3(裏側から見える物)

いつもの、「裏側から見える物」シリーズです。
普通は出てきた情報が全て「偽装」の場合を考えるのですが、この事件の場合、少女の足取りについてはほぼ、疑う余地がなさそうです。

なので、ちょっと別の視点で考えます。
つまり、情報は正しいが、それを逆に利用された可能性は無いのか?

この事件を調べた人は、およそ必ず、ある「疑惑」にたどり着くと思います。
私もその疑惑は有りだろうと思います。

しかし、ちょっとまてよ。と考えるのですが・・・
あまりに、疑惑が出来すぎていないだろうか?
つまり、監禁場所の近くまで呼び出しておいて、失踪事件が発生すると言う事ですよね。
(疑惑の詳細は書きませんので、興味のある方はご自分で調べてください)

それって必ず疑われますよね?
最後に会った人物の信憑性を疑うのは捜査の基本でしょう。まず、必ず疑われるはずです。それに、監禁場所が失踪した場所の周辺と言うのも、必ず捜査される範囲に入るわけですから、リスクが高いですよね。

もちろん、過去には江東区マンション女性神隠しバラバラ事件などの、女性を性奴隷にしようとして、マンションの同じ階の男性が女性を自分の部屋に拉致して殺害した事件もありましたので、そのまんま、偽装などしない事件も時々はありますけど・・・

普通は計画的犯行なら、自分が疑われないような知恵を絞った偽装があってもおかしくないだろうと思うのです。

もちろん、疑惑を否定するつもりは無いけれども、全員がその1点を見てしまうのも危険だろうと言う事で今回は別の方向を考えます。

コメントにも近い意見がありましたが、この状況を誰かが利用して少女を拉致した可能性は無いのか?と言う事です。
バスを使っていたとしたら、バス停でバスを降りて、目的のパン屋まで20m(160mの情報もあり)で、時間にしても4分と言う短時間に偶然に少女に接触して拉致事件が発生すると言うのもかなり、奇跡的な偶然だろうと思うのです。

つまり、犯人は少女がこの場所、この時間に訪れる事を知っている人間なら、短時間の犯行も可能ですよね?

1)犯人は少女には14時の約束を連絡し、店長には13時の時間を連絡する。
もしくは、少女が13時の約束に遅れ14時に到着すると言う連絡を握り潰す。

2)犯人は店長の性格を知っており、少女へ遅れる事の確認の電話などせずに、怒って帰宅してしまう事を見越していた。

3)バス停で降りた直後に彼氏から13:42の電話「今ついた」と回答

4)予想通り、怒って店長が帰宅した後、バス停を降りた少女に声を掛けて、車に乗せる。
「店長が怒っているので追いかけて謝ろう」とか「今ならまだ追いつける」とか・・・
しかし、13:46の「今は話せないから後でね」が問題なんだよね。
電話に出る前に「彼氏と電話している時間は無いから後で掛けなおすと言って」と促すかな。

13:46の「今は話せないから後でね」を解決するのはこのぐらいかな。
後はそのまま拉致監禁すると言う流れですね。

いずれにせよ、顔見知りの犯行でないと難しいかな。

参考リンク
2001年室蘭女子高生不明事件その2(少女は何処へ?)

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2012/11/16

2001年室蘭女子高生不明事件その2(少女は何処へ?)

今回もこの事件について再度考えて見ます。
ただ、一度書いた記事が送信トラブルで全部消えてしまったショックで心が折れました。
なので、手短に書きます。

1)少女の最後の目撃情報は?
 とりあえず、ショッピングセンターの13:26の防犯カメラの映像と、13:30頃のショッピングセンター近くで同級生2人の目撃情報がある。
 つまり、この時間、この場所に居た事は間違いない。

2)少女はパン屋に向かったのか?
 これも、彼氏との電話の会話、店長の約束、PHSの電波の状況からパン屋近くに13:42分に居た事は間違いなさそう。

ここで、疑問点
・少女がバスの乗った目撃情報があるのか?今ある情報ではバスに乗ったと思われると言う推測情報でしかない。バスには24人も乗っていたのに。

そこで仮説を考える
仮説
A)少女はバスには乗っていない。ショッピングセンター近くで知人の車に乗り、目的地まで送ってもらう事になった。
目的地に到着した所で、彼氏からの電話に「今ついた」の回答
しかし、この直後に知人(運転手or同乗者)とトラブルになる。
4分後の13:46に彼氏の電話に「今は話せないから後でね」と回答

しかし、その後少女は車を降りる事ができず、そのまま連れ去られる。

この仮説だと、目撃情報が無い事、短時間に失踪する事が説明できます。

しかし、バスに乗った目撃情報があればこの仮説は崩れます。
その場合、バス停から20m(160m)のパン屋までの間で失踪したとする別の仮説を考える必要があります。

B)バス停からパン屋へ向かう間に知人の車に乗った。
 20mだったら直ぐですから、車に乗る理由はなさそうです。160mだったら乗るかも?
昼間だから無理やり乗せるってのはちょっと難しいと思います。
でも、可能性を考えるなら、この周辺で車を使った婦女暴行事件の発生状況などが知りたいですね。

C)バス停からパン屋へ向かう間に別の建物に連れ込まれた。
 しかし、昼間なので無理やりと言うのも難しいでしょう。可能性を考えるなら、この周辺での婦女暴行事件の発生状況が知りたいです。

D)パン屋の建物の中に入ってから失踪した。
 こちらも、誰にも見られずに中に入れるの?ってのが疑問な所ですね。
 建物の中の状況が分からないのでなんともいえない所です。

事件解決に期待しましょう。

参考リンク
2001年室蘭女子高生不明事件
2001年室蘭女子高生不明事件その3(裏側から見える物)

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2012/11/03

2001年室蘭女子高生不明事件

今回はリクエストがありましたので2001年3月6日、北海道室蘭市で16歳の女子高生が行方不明となった事件について考えてみます。

10年以上前の事件で情報が少ないですが、当時かなり騒がれたらしく当日の情報はかなり残っていました。

詳しくは、wikiのページを参照願います。

不明となった当日3月6日の時系列情報
正午過ぎ、「コーヒーの入れ方を習いに、アルバイト先のパン店(知利別町)に行く」と言い、自宅(白鳥台)を出る。

午後1時42分頃、PHSに連絡してきた友人に対して「今、下(『東通り』付近一帯の意味)に着いた」と会話。

午後1時46分頃、同じ友人が再度電話をかけた。「今は話せないから後でね」と答え、すぐ電話を切る。この交信はアルバイト先のパン店付近で行われていたことが判明している。

これ以後、女子高生の行方は現在も分かっていない。

そしてパン屋のオーナーは「約束した午後1時に店に現れず、午後1時30分まで待ったが、現れないので自宅に帰った」と証言した。

とこんな事件です。
本来ならば、本人の意思による失踪の可能性なども考えなければならないのですが、そこを考える材料がありません。
失踪前に預金を引き出しているとか、家出をするような情報は見つかりません。
警察も事件に巻き込まれたと言う事で捜査しているようですので、今回は事件、事故に巻き込まれたと言う想定で考えます。

まず、少女の目的地は?
本人がアルバイト先に行くと言い、更に最後の通話がアルバイト先の近くだった事、アルバイト先のオーナーが約束していたと証言などからアルバイト先のパン屋に向かっていた事は疑う必要は無いでしょう。

なので、失踪した場所は?
アルバイト先のパン屋の近くの知利別町と言う事になりますね。

正直情報が少ないのですが、今出ている情報に2点ほど疑問があります。
1)なぜ、ショッピングセンターに立ち寄ったのか?
情報では途中ショッピングセンターで13時2分と13時26分に防犯カメラに映っていたらしい。
2001年室蘭市女子高生不明事件の地図を見てもらうと位置関係が分かると思いますが自宅からショッピングセンターまでの距離は10km以上あります。

徒歩では2時間以上かかるので、正午に自宅を出たとしてもショッピングセンターに到着するのは14時を過ぎてしまうので、徒歩と言う可能性はなさそうです。

電車を使った場合の所要時間は34分なので電車の待ち時間などを考えれば、正午過ぎに自宅を出て、ショッピングセンターに13時に到着ならば矛盾は無いですね。

しかし、そのショッピングセンターに30分近く滞在している理由が分かりません。
荷物を持っていたと言う情報も無いのでバスの時間を待ち合わせだったのかな?

2)最大の疑問が時間の矛盾です。
アルバイト先のオーナーは「13時に約束した」と証言していますが、実際にアルバイト先付近に到着したのは13時42分です。そして、本人から「遅れる」と言う連絡も入っていないようです。

そもそも、ショッピングセンターに到着したのが13時頃と思われるので本来ならこれより、前のタイミングでアルバイト先に「遅れる」と連絡する必要があるはずです。

もともと、時間に大雑把な性格の可能性もあると思いますが、常識的に考えると、アルバイトを始めた時にアルバイト先から「仕事に遅れる時は必ず連絡する事」と言うのは厳しく指導されたと思うのです。どんな仕事をしていたのか分かりませんが、雇う側としてはシフトの調整や作業内容の調整などあるはずで、「いつでもいいから来て仕事して」と言う事は無いと思います。

当時の時刻表が入手できないので、ここもはっきりしませんが、ショッピングセンターまで34分、ショッピングセンターからアルバイト先までバスで10分なので、正午に出れば約束の13時に到着する事は可能だったと思います。(待ち時間が不明なのでなんとも言えない所ですが・・・)

しかし、実際には40分以上約束に遅れている。そして、遅れると連絡もしていない。
最初から時間を約束していたのなら、いつもアルバイトに行っていて交通経路も分かっているので大幅に遅刻する事は無いんじゃない?と思うのですが・・・

今ある少ない情報で「少女が誰かに拉致された」と仮定した場合、その犯人像を考える手がかりは一つだけしか有りません。
友人が電話した時の「今は話せないから後でね」の言葉だけです。

この点を考えると、以下の2点が犯人像を推理する手がかりになると思います。
A)犯人は少女に電話に出る事を許している。
B)少女はこの時、助けを求めなかった。

A)は更に場合分けされます。
A-1)この時、犯罪行為が行われる前だった。
 しかし、それなら「今は話せない」とはどう言う状況なのか?
 A-1-1)仕事や作業が忙しい時・・・仕事をしに行ったわけじゃないからね。けど、それに類する事はあるかもしれないね。相手がいる時なら「長電話」はできないだろうな。
 A-1-2)トイレ中・・・それなら、電話に出ないとか、出るなら会話を続けそうです。
 A-1-3)性行為中・・・その場合、相手が電話に出る事を許すかな?
 A-1-4)説教中やケンカ中、トラブル中・・・電話に出るけど、取り込み中なので「後で」は有りそう。

A-2)この時、既に犯罪行為が進行中か起きた後だった。
 この場合は犯人が電話に出ても良いが余計な事を言うなと脅されたとしたら「今は話せないから後で」は有りそうですね。

A-2-1)「事故」に巻き込まれた可能性
交通事故に遭遇して、犯人が口封じの為に被害者を拉致した場合かな?
そして、犯人に脅されて、助けを呼べなかった。
しかし、街中で起きたら、目撃者は出そうなんですが・・・

A-2-2)最初から拉致する事を目的にした場合。
しかし、昼間だからね・・・それに、被害者が小学生じゃなくて女子高生なので、凶器で脅したり、複数人で無理やり車で拉致などが考えられますが・・・身代金の要求は無し。
それに、この場合は電話に出る事は許さないと思うけどな・・・

B)の「助けを求めない」はA)を考慮すると
A-1-1)、A-1-4)、A-2)、A-2-1)の場合かと思います。

今ある情報で考えられるのはこのぐらいかな。
後は拉致されたと仮定してその後の状況を考える事はできるかもしれませんが、とにかく可能性の範囲が広すぎて難しいですね。

決定的な目撃情報や物的情報が出てくれば、解決に向けて動き出すかもしれません。

目撃情報や物的情報に期待したいですね。

参考リンク
2001年室蘭女子高生不明事件その2(少女は何処へ?)

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2011/04/29

北関東連続幼女誘拐殺人事件その3

情報も少ないのですが、遺棄場所と遺棄方法について考えて見ます。

No.1 79/8/3(金)
渡良瀬川の河川敷のリュックの中から遺体で発見、手足は縛られていた。
全裸でリュックサックに詰められ死んでいるのが発見された。

No.2 84/11/17(土)
畑の中から白骨遺体で発見される。骨と一緒に衣類も発見される。

No.3 87/9/15(火祝日)
利根川河川敷で白骨遺体で発見される。

No.4 90/5/12(土)
渡良瀬川の河川敷で遺体で発見、川の中から精液の付いた女児のシャツが発見される。渡良瀬川の中から、被害者の着衣が泥だらけの状態で見つけられる。

遺体の発見された4件の情報はこんなところです。
表にまとめるとこんな感じですね。

No 発見場所 状態 失踪場所
1 渡良瀬川河川敷 手足を縛られリュックサックに 家の隣の境内
2 畑に埋められていた 白骨遺体で衣類も一緒に発見 パチンコ店
3 利根川河川敷 白骨遺体 自宅近くの公園
4 渡良瀬川河川敷 川の中から着衣が泥だらけで発見 パチンコ店の駐車場

発見場所が4件中3件で河川敷です。2件目だけは畑に埋められていました。
遺体の状況としては1件目が他と異なっています。
手足を縛れていた点が他の3件と異なる点です。

動かない遺体の手足を縛る必要は無いでしょう。
なので生前に被害者は手足を縛られていた事になります。
手足を拘束された状態で殺害されたのだと考えています。

そう考えると「いたずら」目的で騒がれたり、処理に困って殺害と言うのとは違和感がありますね。
2件目の畑と言うのも殺害場所ではないと思うんですよね。
つまり、1件目と2件目は別の場所で殺害して遺体を遺棄したが、4件目は目撃情報から、殺害場所と遺棄場所は同一だと思います。
3件目はなんともいえませんね。

と考えると、1,2件目と3、4件目は手口がちょっと違うように思います。

参考リンク
北関東連続幼女誘拐殺人事件その2

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2011/04/25

北関東連続幼女誘拐殺人事件その2

今回はこの事件についてあれこれ、思いつくところを書いてみます。

1)同一犯で犯行間隔が開いている事の理由について
前回の記事では同一犯で犯行間隔が開いている事が気になると書きました。
実際にちょっと調べた限りでは、数年間隔で複数の事件を行った事件はありませんでした。
だけど、そういった事件が過去になくても、これが最初の事件である可能性もありますよね。
そこで、犯行間隔が開いている理由を考えてみました。

そこで、参考になったのが過去の事件で幼児が被害者ではないが快楽殺人といわれている
2006年の大阪姉妹殺害事件です。この事件では2000年に事件を起こし6年後の2006年に事件を起こしている。この6年のブランクはこの間、少年院にいた事が理由です。

つまり、犯行を行いたくても、行えない状況に犯人がいたと考えると説明できますね。
入院、服役、海外転勤などが考えられますね。一時退院や出所などで自由になる度に犯行を行っていた。
そして、犯行後に再度入院や服役を繰り返していると言う説です。これなら、同一犯で犯行間隔が開いている事が説明できますね。

2)犯人の目撃情報が徒歩や自転車であった事について。
この事件で犯人と被害者が一緒にいる所を目撃されています。
トレパン姿だったり、自転車を押していたりするのですが、どうして犯行に車を使わないのか?
実はそこにが大きな疑問です。

実際に宮崎事件でも車が使われていて犯行に重要な役割を果たしています。

時間が無いので裏付けが取れてませんが、足利市も一般の地方都市と同じように「車社会」だと考えています。
つまり、生活する為に車が必要な土地ではないのかな?
殆どの人が通勤に車を使っているのではないかと考えています。
犯人の年齢が成人以降であれば就業している可能性が高く、それならば通勤に車を使っている可能性も高いだろうと考えています。

犯行時にも車ならば、おそらく目撃されるリスクもより低かったと思います。
なにしろ、車の乗り降りの時に目撃されなければ、走行中に女児の姿を確認する事は難しいでしょう。

それなのに、どうして、犯人は車ではなく、徒歩や自転車なのか?

逆に言うと、自転車や徒歩だから犯行範囲が狭い20km以内となっているともいえるのですが・・・
しかし、微妙に20kmは遠いです。
自転車の移動速度が時速20kmだったとしても、1時間も掛かります。
不可能な距離ではないのですが・・・もともと、犯行の場所も分かりません。
今、入手できる位置情報は遺体の発見場所です。失踪したパチンコ店の場所が分かりません。

実際に一連の犯行を行うには範囲が狭すぎて、犯人には不利な状況ですよね?
もし、車を持っているのであれば、宮崎事件のように広範囲で犯行を行う事で捜査の目を撹乱する事もできたでしょう。

そう考えると、犯人が車を使わないのは使わないのではなく、「使えなかった」からではないだろうか?

それならば、1)の説明にも矛盾しないかな?と思うのですが・・・・

それ以外の疑問的としては
・殺害場所と遺棄場所は一致しているのか?
・犯人の手口が途中から変わっている?

こんなところかな、時間があれば考えてみたいと思います。

参考リンク
北関東連続幼女誘拐殺人事件
北関東連続幼女誘拐殺人事件その3

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2011/04/10

北関東連続幼女誘拐殺人事件

足利事件の冤罪の後の昨年暮れからこの連続事件の真犯人を突き止めたとする一部週刊誌での報道がありました。栃木小1殺害事件を追っている私も気になっていたのですが、昨年11月の報道と4月の別の週刊誌の報道を見て、ちょっと気になる事があったのでメモしておきます。

まず事件の概要としては、79年から96年にわたって起きた5件の女児誘拐殺人、失踪事件の事を「北関東連続幼女誘拐殺人事件」と呼ぶそうです。

各事件の概要は
No.1 79/8/3(金) 昼過ぎ 栃木県足利市 女児5歳
家の隣の境内から姿を消す。6日後、約3km離れた渡良瀬川の河川敷のリュックの中から遺体で発見、手足は縛られていた。
最後の目撃場所から2km下流の渡良瀬川河原で全裸でリュックサックに詰められ死んでいるのが発見された。このリュックサックは、市内の業者が50年~55年の間に登山用に作っており、特殊仕様で数10個しか売られていなかった。
行方不明になる直前にはトレパン姿の30歳ぐらいの男と話しているのを近所の主婦が目撃している。

No.2 84/11/17(土) 17時過ぎ 栃木県足利市 女児5歳
家族とパチンコ店へ出かけ1人で遊んでいるうちに失踪、1年4ヶ月後にパチンコ店から約2.4km離れた畑の中から白骨遺体で発見される。骨と一緒に衣類も発見される。
11月17日午後4時すぎ、女の子の通う幼稚園に、行方不明の女の子らしい声と40代ぐらいの男からの電話が入る。男が、女の子の自宅の電話番号を聞く。11月17日午後4時21分に、女の子の自宅に電話が入り、「たすけてちょうだい」との女の子の声と同時に、「佐野のこうせいびょういん」と所在を知らせる。足利署は、「佐野厚生病院」に捜査員を派遣するが、女の子の姿はなかった。

No.3 87/9/15(火祝日) 11時頃 群馬県太田市 女児8歳
自宅近くの公園へ遊びに行った後。自転車を押す男と一緒の所を目撃されるがその後に失踪
1年2ヶ月後に利根川河川敷で白骨遺体で発見される。

No.4 90/5/12(土) 18時過ぎ 栃木県足利市 女児4歳
両親とパチンコ店に行き、駐車場で野良猫と遊んでいる所を目撃、その後、渡良瀬川の土手、河川敷で男と一緒の所を目撃される。翌日渡良瀬川の河川敷で遺体で発見、川の中から精液の付いた女児のシャツが発見される。渡良瀬川の中から、被害者の着衣が泥だらけの状態で見つけられる。
その中の「半袖下着」に精液が付着していたとして、栃木県警察科学捜査研究所(科捜研)が血液型を分析し、B型と判明する。

No.5 96/7/7(日) 昼過ぎ 群馬県太田市 女児4歳
両親とパチンコ店に行き、店内で失踪、以後行方不明、店内の防犯カメラに男と話す女児の姿が映っていた。失踪直前に母親に「優しいおじちゃんがいる」と話した。
パチンコ店の防犯カメラの分析より、午後1時27分に来店し、女の子の近くに行き、午後1時42分頃でていた不審人物が浮かび上がる。

詳細は別のwebページを参照してください。

これらの事件は20kmの範囲内で起きている上に5件中3件はパチンコ店で女児が失踪している。さらに、被害者が全て4歳から8歳の女児である点など共通点も多い。

足利事件(No.4の事件)の冤罪を受けて警察側もこの5件が同一人物による連続事件との見方もしているみたいですが・・・私はこの点に疑問があります。
ホントに同一人物による事件なのか?

確かに共通する事もあるんですが、一点だけ、犯行間隔が気になります。
前の事件との犯行間隔をみると
最初の事件から2番目の事件が5年後、その次が3年後、その次が3年後、最後が6年後です。

実は、この北関東連続幼女誘拐殺人事件と同時期に別の連続幼女殺人事件が起きています。
あの宮崎勤事件です。
No.1 88/8/22(月) 埼玉県入間市 女児4歳
歩道橋を歩いていた女児に声を掛けて車にのせ、八王子市内の山林で泣き出した女児を絞殺する。翌日ビデオカメラで遺体を撮影した。

No.2 88/10/3(月) 埼玉県飯能市 女児7歳
小学校の傍らで女児に道を教えて欲しいと声を掛けて車に乗せ八王子の山林で絞殺した。

No.3 88/12/9(金) 埼玉県川越市 女児4歳
自宅の団地の傍らで遊んでいた女児に声を掛けて車にのせ、入間郡名栗村の駐車場で絞殺した。

No.4 89/6/6(火) 東京都江東区 女児5歳
公園で遊んでいた女児に写真を撮ってあげると声を掛けて車に乗せ800m離れた場所の止めた車の中で絞殺した。

こちらの事件の発生間隔は2件目が2ヶ月後、3件目が2ヶ月後、4件目が7ヶ月後です。
ちなみに、酒鬼薔薇事件での3件の事件の発生間隔は2件目が1ヶ月後、3件目が2ヶ月後です。

そうなんですよね。
過去の事件で数年間隔で事件を続けて起こしている同様の事件が見あたらないんです。
(私が見つけられないだけで、あるかもしれません。調べてみようと思います。)

宮崎事件も酒鬼薔薇事件も快楽殺人と言われています。
殺人行為自体に興奮してしまうわけで、もう、依存症状態なんでしょう。発生間隔は数ヶ月です。
この北関東連続幼女誘拐殺人事件も被害者が女児で遺体も全裸だったりしているので同一人物だとしたら、性的暴行目的か快楽殺人目的だと思います。
だとしたら、数年間隔なんて事で我慢できるのだろうか?と言うのが疑問です。

確かに、この狭い範囲で女児を殺害する人間が複数人いると言うのも考えにくいかもしれないけど・・・
この北関東事件が同一人物による犯行なら、同じ時期に関東地方には二人のシリアルキラーが居た事になります。
宮崎勤とこの北関東事件の犯人です。

なので確率は低いかもしれないが、もう一人ぐらいこの北関東に居たとしても不思議ではないかもしれません。

この北関連続幼女誘拐殺人事件は古くて控訴時効を迎えた事件が大半です。
なので情報が少なくて事件の詳細が掴めない所も多いです。

とりあえず、引き続き考えていきたいと思います。

参考リンク
北関東連続幼女誘拐殺人事件その2

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2011/01/16

世田谷一家殺害事件再考その99(過去の一家殺傷事件)

世田谷事件の参考に過去の一家殺傷事件をピックアップしてみました。心中事件は除外しました。

こうやってみると動機は怨恨と金目当てになりますね。
特殊なケースで坂本弁護士一家殺害事件のような物もある。
怨恨の場合、殺害方法が凄惨になるようですね。
その意味で世田谷事件も怨恨と言う見方が出るのは自然に思えます。

ただ、撲殺の場合などに死ぬまで殴り続ける場合があり、同じ理由で刺し続けた場合も考えられる。
つまり、殺す為に殴るのであり死ぬまで殴り続けなければならない。同じ理由で死ぬまで(動かなくなるまで)刺し続ける場合も有ると思います。経験の浅い犯人でしょうね。

市川事件では金目当ての為、通帳の在処を聞き出してから殺害する場合がある一方で、杉並親子殺傷事件ではカードが現場に放置されていた。なので、金目当ての場合でもカード使用のリスクを考慮して現金のみを奪う場合もありうる。

リストアップした事件の中で蟹江の事件以外は顔見知りだった。ただし、市川一家殺傷事件は特殊な場合になると思う。このようなトラブルは被害にあった長女が家族に話しているか不明です。それに長女が犯人の事を知っていたかも不明です。私は知らなかったのではないかと思います。

なので顔見知りといっても、一方的に犯人側が知っていただけだの場合もありますね。 その意味では被害者側から人間関係を捜査しても犯人にたどり着かない場合はあると思います。

また、一家皆殺しを意識しているが犯行時に不在の人間について殺害できていない場合もある。逆に練馬の事件では家族全員が帰宅するまで現場に留まり、家族全員を殺害している場合もある。

リストには無いが香川3人殺害事件石巻3人殺傷女性連れ去り事件、リストの山形3人殺傷事件のように事件とは本来無関係だったが偶然、犯行時に現場に居た為に巻き添えになってしまう事もある。

犯行の中には共犯がいる場合もある。リストには載せていませんが石巻3人殺傷女性連れ去り事件では主犯に脅されるような形で共犯となった少年が居ました。

1946年、歌舞伎俳優一家殺害事件 東京都渋谷区
父65歳、母26歳、3男2歳、ばあや69歳、子守女性12歳
巻き割り用の斧で顔や頭をメッタ打ち、凶器の斧は現場にあった物
母26歳には喉に短刀での切り傷が2箇所あり止めを刺されたようだ。
犯人は同居の26歳男性、動機は怨恨
1951年、築地八宝亭一家惨殺事件 東京都中央区
48歳男性、妻45歳、長男11歳、長女10歳
全員巻き割りで頭を割られて絶命、4人に対して50回以上振り下ろしている。
現金と預金通帳が盗まれる
犯人は住み込みの男性従業員25歳。共犯女性25歳
共犯者は通帳から現金を引き出す事を頼まれただけと供述
しかし、主犯の男性は自殺の為、詳細は不明
1982年、藤沢母娘5人殺傷事件 神奈川県藤沢市
妻45歳、長女16歳、次女13歳、
長女は全身7カ所、次女は20カ所さされ、妻も隣家に助けを呼ぼうとして刃物で刺され絶命。
更に共犯の男性19歳も事件後に殺害、更に別件で金銭トラブルで仲間一人を殺害
犯人は21歳男性。動機は長女との交際トラブルによる怨恨
事件時不在の夫46歳は無事
1983年、練馬一家5人惨殺事件 東京都練馬区
夫45歳、妻41歳、1歳次男、6歳3女、9歳次女
妻と次男を金槌で撲殺、3女は金槌で殴った後、首を締めて殺害、次女は電気コードで絞殺、夫は殴った後にまさかりで殺害。殺害後に遺体をバラバラに解体している。
犯人は45歳男性、不動産取引で利益をあげる予定だったが被害者一家の立ち退きが遅れた為に事件を起こした。

1989年、坂本弁護士一家殺害事件 神奈川県横浜市
弁護士男性33歳、妻29歳、長男1歳
男性と妻は絞殺、長男は口をふさいで殺害(窒息死?)
犯人は当時のオウム真理教の幹部6人。
動機は坂本弁護士がオウム真理教の反社会性を批判、追求し教団代表がそれを教団発展の障害になると考え、信徒に殺害を命じたとされている。

当初の計画では通勤途中の弁護士を車に拉致して毒殺、遺体を隠す予定だったが、決行日が祝日だった為に弁護士が現れずに失敗、翌日未明に弁護士の自宅に侵入し一家3人を殺害し遺体を隠した。
遺体が無い為、当初は失踪事件として捜査されたが1995年に実行犯の一人が自首した事により解決に至る。

1992年、市川一家4人殺害事件 千葉県市川市
祖母83歳、母36歳、夫42歳、次女?歳、長女15歳は生き残った。
祖母は現金を奪った後に絞殺、母と父、次女を刺殺、
犯人は19歳男性。ヤクザに200万の慰謝料を要求され金ほしさに一家を襲った。被害者長女は数日前に犯人にレイプされその時に住所を知られていた。
2000年、大分一家6人殺傷事件 大分県大野郡
妻66歳、娘の長男13歳、娘41歳がメッタ刺しでほぼ即死、夫65歳、娘の次男11歳は重体、娘の長女16歳は下半身麻痺、
犯人は15歳の男子高校生、一家とは知り合いで犯行後に現場に油をまいて放火までした。
動機は風呂場ののぞきを家族に知らされ父親に叱られた為の逆恨み。
2002年、徳之島兄一家殺傷事件 鹿児島県徳之島
次男13歳(重傷)、妻40歳、長女17歳を刺殺。
犯人は夫(42歳)の弟32歳、同居していた時に兄と口論となり逆恨みから殺意を持つ。更に犯行当日に知人と喧嘩となった時に仲裁に入った兄が一方的に知人をかばったと激怒し一家皆殺しを決意。事件後に自首している。
2006年、岩手母娘殺害事件 岩手県洋野町
被害者宅に侵入し母親52歳と娘25歳を相次いで殺害現金2万2000円とゲーム機などを奪い、遺体を山林に遺棄した。
犯人は29歳男性、妻子有り、逮捕当時の供述では下着を盗むつもりで侵入したとはなしていたが、その後、生活費に困っていたとの供述もある。さらにその後は二人を乱暴しようとしたとの供述もある。
一審の起訴状では強盗と乱暴が目的とされた。
鈍器で殴打され首を絞められた事による窒息死
一審の起訴状によると、殺害の理由は被害者が抵抗した為に顔を見られた為。
2006年、山形一家3人殺傷事件 山形県飯豊町
父親60歳、長男27歳が死亡、母親54歳は脳挫傷の重傷。
犯人は遠縁の親戚の男性27歳。凶器はブラック忍者ソードと呼ばれる刃渡り45cmの大型の両刃の刃物。
動機は小学4年の時に長男から性的暴行を受けた事による恨みとの事。
元々ターゲットは長男だったが、夫婦の寝室と知らずに侵入した為、その場に居た夫婦も襲ったらしい。
長男の顔だけに執拗に殴った大きな傷があった。
2007年、杉並親子殺害事件 東京都杉並区
母親85歳、長男61歳。母親は寝ている所を布団上からナイフで胸を刺された。長男は防御創があり犯人と争ったようだ。
犯人は近所に住む男子大学生21歳
動機はとりあえず遊ぶ金がほしかった。しかし、カード類は現場に放置されていた。
2009年、愛知県蟹江町3人殺傷事件 愛知県蟹江町
母親57歳(スパナで撲殺)、次男26歳(刺殺)の二人は死亡、3男25歳は犯人と格闘中に寝てしまった為に奇跡的に手足を拘束され助かった。3男も首を刺されて怪我をしている。
犯人は逮捕されておらず、若い男と思われる。
動機は不明だが、生き残った3男の証言から窃盗目的だったようだ。ここからは私の推測ですが、盗みに入った所で母親と鉢合わせした為、母親を殺害、その遺体を隠している時に次男が帰宅した為、次男を殺害、もう誰も帰ってこないと思っていたところ、3男が帰宅した為、3男を襲うが、格闘途中で3男が寝込んでしまった為に3男は殺害されずに手足を拘束されるだけで済んだ。

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2009/11/15

奇妙なバラバラ事件

島根大女子大生殺害バラバラ事件の報道で
「大腿骨については血液や肉片は全く付着していなかったことが分かった。
野生動物が物色したというよりも、人為的にそぎ落とされた可能性が高いという。」

と言うのがありました。この報道を見て思い出した奇妙なバラバラ事件の概要を紹介します。(殺人全書から一部引用)
詳細は殺人全書を参照願います。
紹介する事件は過去のバラバラ事件のNo6の事件「人違いバラバラ事件」と言われているようです。

事件発覚は昭和29年9月5日
場所は当時の埼玉県入間郡高階村
被害者は19歳女性
犯人は29歳男性

遺体の状態(調書より)
鼠頚部から両肢を切断、両手を後ろに回されて細紐(シュミーズに紐)で男結びにしている。しかも、左乳房を直径15センチくらい、右乳房を直径10センチくらいに円くえぐり取り、陰毛部は一辺の長さ10センチ程度の三角形に切り取っている。
被害者のブラウスを持って顎の下で男結びにし、両上膊部および両臀部には、長さ1センチないし2センチ、深さ2センチから3センチに及ぶ刺し傷が数多くあり、両肘や右の額には大きい擦過傷があった。なお、膣内および肛門にはシュミーズの切れ端が押し込んであった。

遺体は別々の場所から発見された。歩きながらあちこちに肉片をばら撒いたようです。
発見された両足は、右足は又の付け根から膝下まで肉が削ぎ落とされていた。
左足は膝下から肉が削ぎ落とされていた。

陰部は村の鎮守の社の床下から発見。乳房は社の中で細切れで発見。

殺害の動機は怨恨
交際相手に交際を断られて恨んでいた。現場付近で偶然この断られた元交際相手を発見し殺害した。(実際はまったくの別人)

首をしめて殺害し、遺体をバラバラにして遺棄した。

解体した理由
女性としての価値をなくす為に女性の象徴を切り取った。
足を切断した理由は「被害者が歩けないようにする為」
切り取った陰部に布を詰め込んだ理由
「男と関係できないようにする為」

とこんな事件なんですが・・・
この情報だけみると、快楽殺人のように見えてしまうのですが、実際には性的衝動はなかったようです。犯人は子供の時に脳炎を患ったのが原因か、性的欲求が極めて少ないタイプだったようですね。

現代ならストーカーと言われるでしょうね、元交際相手を恨んで、見つけ出し殺そうと旅に出て、まったく別人を殺害してしまった。

この事件は特殊なケースと考えて良いでしょうね。ただし、怨恨を晴らす方法にはいろいろな場合があると言う事ですね。

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2009/02/08

過去の怨恨事件のメモ

中央大学の教授の刺殺事件を考える上で気になる事があったので、最近の事件を少しピックアップしてみました。

2008年6月 東京東久留米ラーメン店主殺害事件その3 
被害者の状態
 店主の遺体の傷は三十数カ所あり、そのうち、胸の3カ所と下腹部の1カ所の傷はいずれも臓器まで達し致命傷となっていた。深さが約17センチに達する傷もあった。
三十数カ所の傷は刃物によるものとみられ、顔や胸、腕などに集中。刃物を防いだ際の傷があったほか、床に割れたビール瓶が落ちていたことなどから、店主は激しく抵抗したとみられる。

犯行までの経緯
 犯人が被害者の店に出向き、口論になりカッとなって殺害

2008年11月 愛知一宮市社長殺害事件その5
被害者の状態
 男性の首にはワイヤが2重に巻かれ、天井に設置されたクレーンからつるされた状態で、1日午後9時ごろ発見された。足が地面からわずかに浮き、作業服姿。近くの病院に搬送されたが、死亡が確認された。死因は窒息死だった。

男性の遺体は前頭部や顔に数カ所激しく殴られた跡があり、頭がい骨の一部が骨折していた。
男性の傷は前頭部や顔面に集中し、防御した際に腕などにできる傷もなかったことから、男性はいきなり正面から殴られた可能性が高いという。

犯行までの経緯
 容疑者(32)が、「祖父の遺産相続でもめ、母親が殴られるなど、積年の恨みがあった。最初から殺すつもりだった。5、6回殴った後、まだ息があったのでクレーンにつるした」と供述していることが4日、わかった。
「工場に明かりがついていたから被害者がいると思った。最初から殺すつもりだった」

2007年11月 香川3人殺害事件の謎
被害者の状態
 県警が遺体を司法解剖した結果、姉妹の死因は左胸の致命傷による失血死とみられる。祖母については上半身を中心に複数の傷があり、死因を調べている。
司法解剖の結果、3人の死因はいずれも失血死だったことが29日分かった。

犯行の経緯
 義姉の為に多額の借金を背負ってしまった事で被害者を恨み、犯行を計画し犯行前日に遺体を埋める穴も掘っている。当日、被害者宅に忍び込み殺害し一緒にいた孫二人も一緒に殺害した。

ただし、これはここまでの報道された内容です。公判での被告側の主張は含まれていません。

2008年11月 元厚生次官連続殺傷事件
被害者の状態
 同日午後6時半ごろ、72歳妻が家のドアを開けたところ、宅配便を装った男に突然、胸部や腹部など数カ所を刃物で刺された。
さいたま市の山口さんの事件で、調べでは、凶器は片刃の刃物で刃渡りは推定20センチ前後。妻(61)は胸の中心をかなりの力で突き刺され、後頭部も切りつけられていた。

犯行の経緯
 子供の頃にペットの犬を保健所に処分された事を逆恨みし、計画的に犯行を実行したと報道されている。
被害者の住所を調べて、宅配便を装い訪問、ナイフで刺している。

2006年5月 山形民家襲撃事件
被害者の状態
 60歳男性と27歳長男が死亡、54歳女性も頭や腰を殴られて重症との事。

犯行の経緯
 論告などによると、被告はご被害者の長男(当時27歳)に小学生のころに性的暴行を受けた恨みから、長男殺害を決意。昨年5月7日未明、模造刀(刃渡り約43センチ)を持って被害者方に侵入し、被害者と長男の腹などを刺して殺害。被害者の妻55歳にも重傷を負わせた。

さて、こんな所かな。これだけで怨恨事件を全て代表できるとは言えないので、とりあえず参考と言う所ですね。

私は中央大学の教授の刺殺事件で「怨恨」と言う動機について少し違和感があります、それは二つの事からです。
1)被害者の傷の状態
2)犯行場所がトイレ

1)は怨恨の場合、顔面や頭部に傷があるんじゃないの?と言う私の偏見と言うか先入観によるものです。
教授の事件でも報道されていないだけで、顔面にも傷があるのかもしれないですけどね。

2)の犯行場所は、怨恨の場合もっと積極的に犯人は行動するのではないか?と言うこれも私の偏見です。
教授の殺害事件では教授室ではなく、トイレなんですよね。待ち伏せと言うのはどうも消極的な行動に感じるわけです。
力の弱い人間なら毒殺と言うのもあるでしょうが、今回は派手に刺してますからね。

もっとも、犯人の性格による所もあるでしょうから、妄想ですけどね。

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