2017/02/20

世田谷一家殺害事件再考その167(風呂窓は閉じていた?外国人窃盗犯説)

時間が無いので手短に書きます。分かりにくかったら、ごめんなさい。

NHKが犯行の流れを最初に流してから、風呂窓侵入説がほぼ、定説となっているわけですが、風呂窓侵入を考えた場合、単純に風呂の窓が開いていたのをぽっぽ公園から見て、それに気付いた犯人が侵入したんだろうね・・・と考えていました。

しかし、良く考えてみると、それは無いんじゃない?と思うわけです。
その1番の根拠は、みきおさんが外出着だった事。

これは、みきおさんが、入浴前だった事を意味しているのではないか?と思うわけです。
そこで、もし、みきおさんが入浴前の状態だったと仮定するなら、もし、風呂窓が開いていれば、外気温と同じ5度程度に浴室を冷やしている事になります。
これから、全裸となり入浴するみきおさんが、それを望むだろうか?

と考えると、風呂窓が開いている事は無いでしょ?と思うわけです。
もし、換気の為だとするなら、前回の写真の2の方を見ると、浴室窓の上にダクトが見えます。
位置的に浴室の換気扇用ダクトだと思います。換気するなら、換気扇を使っているのでは?
換気扇なら、浴室の空気を外に排気するから、必然的に家の中の空気が浴室に入る事になり、浴室の温度は下がらない。

とここまでが前置きですね。
風呂窓が閉まっていたとしても、施錠されていないのであれば、犯人が侵入する事ができます。
問題はこの施錠の有無を犯人はどうやって知ったのか?です。

ここで場合分けしましょう。
1)犯人は風呂窓が施錠されていない事を事前に知っていた場合。(つまり確認の必要が無い場合)
 1-1)犯人が宮澤家に宿泊したりして、入浴し、その時に風呂窓が施錠されてない事、普段から施錠しない事をしっていた場合。
 1-2)昼間に偶然、風呂窓が開いているのを見た。しかし、それだけでは、その後、閉められた窓の施錠の有無は確信できないでしょう?
 1-3)犯人が事前に宮澤家に入り、風呂窓を犯人が開けている場合。しかし、それは、事件直前でないと、家族が入浴した時に施錠してしまうかもしれません。不確定要素が多いですよね。

2)犯人は風呂窓が施錠されている事を事前に知らなかった場合。(当日、侵入直前に気付いた場合)
 2-1)外から風呂窓の施錠状態を目視で確認した場合。
これは難しいと思います。窓は曇りガラスですが、昼間なら施錠状態を外部から目視できるようです。
問題は侵入時刻が夜だろうと言う事ですね。ぽっぽ公園の街灯は1カ所しかないと思います。あと近くの街灯は、ぽっぽ公園のトイレの外側照明、飛び出しマンの飛び出した公園側小道の出口にある電柱の街灯。
 つまり、かなり暗かったのではないか?と言うのが私の想像です。
このあたりは、ご近所の方、できたら夜の明るさで目視で確認できるのか?を一度、確認していただきたいと思います。
(現在、ネットが張ってあるので、ネットが外れてからになると思います)

 しかし、解決方法が無い事もない、犯人がライトを持参して窓の施錠状態を確認する方法もあります。
だけど、犯人の遺留品にライトは有りませんでした。

2-2)目視で確認できない場合。
 つまり、実際に手で開くかどうかを確認した場合になります。
そんな事あるの?と思われるでしょうが・・・無施錠の風呂やトイレの窓、2階の窓から侵入するのは、窃盗犯のポピュラーな手口なんですよね。

窃盗犯を大きく分けると3種類あります。
A)家人が留守の時に侵入する「空き巣」
B)家人が就寝中に侵入する「忍び込み」
C)家人が在宅中に侵入する「居空き」

この事件の場合、家人が在宅中なので、「空き巣」ではありませんね。
そして、就寝中でも無いので、「忍び込み」でもない。
可能性としては「居空き」の可能性が残ります。

「居空き」は家人が在宅中に侵入するので、気付かれる可能性が高いです。この為、そのまま、強盗になる可能性が高いわけで、犯人が凶器の包丁を持参した事を説明できます。

しかし、「居空き」が成立するには条件がありそうですね。
ぽっぽ公園から見ると、入江家と宮澤家は1軒の家のように見えます。
犯人が侵入時(23時頃)の状況としては、入江家は2階で母親がテレビを見る、3階で息子が就寝。1階で旦那さんが居眠り?、入江さんは0時過ぎに就寝なのでリビングに居たと思われます。
つまり、1階、2階は明かりが有った状態だと思います。

問題は宮澤家で、2階子供部屋で礼君が就寝、3階ロフトで泰子さんとにいなちゃんが就寝、問題はみきおさんがどこに居たのか?
ここで、2階リビングに居たとすると、2階の風呂窓から侵入した場合、2階リビングに居るみきおさんに発見される可能性が高いですね。

階段のカニ歩きの足跡や、遺体が1階で発見されている事、22時頃のPC操作などを考えると、みきおさんは1階に居たと考えるわけです。

そうすると、宮澤家は1階にみきおさん、が起きていて明かりがあったが、それ以外の部屋は消灯もしくは、暗い明かりだったのではないか?と思う訳です。
これで、犯人は家人が就寝中か、起きている人物は1階に居ると思い、2階の風呂窓から「居空き」目的で侵入する事が可能になります。

窃盗犯の割合では、居空き(5%)、忍び込み(27%)、空き巣(68%)です。(2016年警視庁犯罪統計を参考にしました)

しかし・・・・圧倒的に「居空き」の件数が少ないんですよね。
そりゃあ、家人が在宅の家に侵入して、物色して逃亡するわけですから、度胸とテクニックが必要でしょう。
その意味では、「居空き」犯と言うのは、初心者じゃ無理なんじゃない?というのが素朴な疑問ですね。
もし、犯人が「居空き」目的の窃盗犯だとすると、それなりの場数を踏んでいるはずで、他の窃盗事件の現場から指紋やDNAが出ないとおかしいと思うわけです。
あるいは、犯罪歴があって、指紋が一致するなどと言う事があってよさそうなんですよね・・・

この疑問を解決する方法としては、外国人のプロの窃盗犯(あるいは窃盗集団)が来日して犯行を行ったのであれば、指紋やDNAが既知の物でない事は説明できますが・・・それでも、問題が残ります。
犯人の衣服が外国人っぽく無い事。
外国人らしいと思われる点としては
あ)スラセンジャーのスニーカー
い)ドラッカーノワールの香水
う)ヒップバッグを洗った水が硬水
え)モナザイト

逆に外国人らしくない点としては
イ)ラグランシャツ
ロ)エアテック
ハ)関の孫六

しかし、包丁については、来日する時に持ち込むより、日本で購入した方が楽だろうね。いろいろと。
問題はラグランが何度も洗濯した形跡があると言う事でいくと、日本に来てから入手と言うのはちょっと違和感がありますね。
窃盗しに日本に来ている犯罪者がエアテックとか買うかな?と言うのも疑問です。

まー、さらに強引にこれを説明しようとすると、この窃盗犯は定期的に日本に来て、窃盗を行い、その時、日本の土産として、日本の衣類などを購入して持ち帰り、母国で使っていた。そのまま、日本に来日する時に持ち込んでいるとするなら、まー、説明できなくもないね。

外国人なので、事件直後に出国してしまえば、遺留品や指紋、DNAに無頓着だと言うのも説明できますね。

2000年の年末年始に手に怪我をした外国人が出国したか?なんて分からないですよね・・・正月休みを海外で過ごす出国ラッシュですもんね。

これも可能性の一つと言うところですね。
外国人犯行説の場合、多数の遺留品が残っている事が説明できるんですよね。
しかし、それでも、結局、翌日逃亡説でないと、あえて遺留品を残す理由は、やはり無いんだよね。

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2015/12/28

顔見知り借金無心説

今回はノンオイル油さんの説を紹介します。
借金の無心からトラブルとなったと言う説で、お金の貸し借りで、借りた後では無く、借りる前にトラブルになっていると言う事ですね。

***ここから***
これは僕の素人の推測ですが事件は意外にも単純な理由で起きた物だと考えると良いと思いました。

去年日本でプロファイリングしたサファリック氏のように余計な説はあえて省いてもっとシンプルに構成してみようと思います。

まず第一にこれは顔見知りの前提で考えてみます。そして一家全員を皆殺しにするほどの殺意というのは限られてます。
妬み恨み、金銭、男女関係、この3つしかないと思います。宮沢夫婦の印象から男女関係はまず無いと見ていいでしょう。となると残りは妬みか金銭、しかし妬みだけで一家全員を殺すというのは微妙に引っかかります。妬みだとしたら妬んでる相手はあえて殺さず妬んでる相手の家族の誰かを殺して苦しめると思うんです。
となると残るはやはり金銭トラブル。

宮沢さん夫婦は顔見知りの誰かにお金の無心をされてたんじゃないでしょうか? 犯人は当時お金に困ってて精神が不安定の男だったのだと思います。

これは去年サファリック氏が「精神に問題を抱えてる男」とプロファイルしてたのと一致します。人は精神が安定してないと些細なことでも強烈に逆恨みしやすくなるものです。

みきおさんは実はお金にあまり関心の無い性格であったらしく、その性格を熟知している犯人はまずみきおさんにお金を無心します。
犯人はみきおさん一家が公園拡張で土地を立ち退きするのも知っていて、東京都から多額の立退料を貰っているのも知っていたと思います。ですので頼めばある程度は貸してくれると踏んでいたはずです。

しかし、いくらお金に関心のないみきおさんでも、多額のお金を貸すとなると奥さんに言わないわけにはいきません。 みきおさんはお金の無心をされている事を泰子さんに話し、泰子さんに大反対されたのだと思います。そしてみきおさんはその事を犯人に伝えました。

犯人にしてみれば今度は説得する相手が泰子さんに変わってしまったので泰子さんにお金の無心を試みます。それと同時にみきおさんが黙ってお金を貸してくれれば済んだ話を奥さんに言ってしまったがためにこじれてしまい、犯人はまずみきおさんに恨みを抱きます。

しかしお金を貸すことに頑なに反対する泰子さんにも余計に苛立ちを募らせ、しつこいお金の無心に激怒した泰子さんに終いには電話口で怒鳴られてしまいます。それが事件数ヶ月前にあった、泰子さんが電話口で怒鳴ってた内容「そんな話は夜8時以降にして!」だったのだと思われます。

なぜ「夜の8時以降にして」と言ったのかはわかりませんが、まともな親ならお金を貸すか否かで揉めてる所を子供に見せようとは思わないはずです。

そして犯人は精神が安定してない状態で物事が上手く進まず、さらに泰子さんに怒鳴られたことで強烈な逆恨みの感情を抱いたんだと思われます。

ですので泰子さんだけ執拗に刺されていたのもうなずけます。にいなちゃんも執拗に攻撃されたのは娘を必死に守ろうとする泰子さんを見てその場限りの憎悪の対象がにいなちゃんにまで飛び火しただけのことだと思われます。

となると事件当日に泰子さんが3階ロフトでにいなちゃんを寝かしつけていたのは、にいなちゃんが風邪を引いていたのもありますが、実際は訪問してきた犯人の男と顔を合わせたくなかったからだったのではと思います。

そして犯人が子供二人を手にかけたのは、子供も犯人と顔見知りだったからに他ならないんじゃないかと。

ここでレイ君のみ殺害方法が違うことであれこれ考えてしまいがちですが、殺害方法が違うことにさほど意味は無かったんじゃないかと思うのです。犯人は殺す前と後でも興奮状態だったのは容易に想像できます。興奮状態では正常な思考などできるはずもなく、その場の思いつきが多くなると思うのです。

またスケーター犯人説ですが、これも犯人の偽装工作の一部だったのではと思ってます。宮沢さん夫婦と数年来の知り合いであれば近所のスケーターたちとトラブルになったことは聞いてるはずです。これに目をつけた犯人はスケーターが好むような香水などを調べてハンカチに染み込ませ、現場に置いていったのではと。

そして事件当日、夜11時半に目撃された男は実は犯人とは全く関係のない男で、その男は年末年始に出かける家を狙った単なる空き巣だったのではと思ってます。

夜の11時半に宮沢さん宅付近を物色していた空き巣の男は宮沢さん宅から異様な叫び声を聞きます。空き巣の男は一発で中の状況が分かりました。「同業者が家の人に見つかって家の人を殺してる」のだと。

そして家から出てきた人物と鉢合わせなんかしたら自分も殺されると思いとっさに逃げて道路に飛び出します。
そしてこの男が警察に通報しなかったのは自分が空き巣だったからに他ならないのではないのかと。

また警察は宮沢さん宅に向かって置かれた地蔵の件も捜査してるみたいですが、地蔵から指紋が出ていない以上はまず考えなくていいと思います。

素人の推理ですがご参考までに

***ここまで***
なかなか良くまとまっていると思います。
ただ、顔見知り説共通の問題の「どうして捜査線上に浮かばないのか?」の部分が説明してもらうともっと良かったと思います。

このあたりを説明するなら、実は借金の無心ではなく、出資の要請や誘いだったとしたら、このあたりを説明できるかもしれませんね。

出資の誘いの場合、必ずしも、顔見知りでは無いかもしれません。
みきおさんにお金があって、演劇やアニメなどに興味があると聞けば、劇団やアニメスタジオの創設に出資しませんか?と言う話をしたい人は結構いたかもしれませんね。
ただ、普通に考えればビジネスの話なので、感情的にはなりにくいと思いますが・・・

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2015/01/08

内燃機関エンジニア説

今回は、あるリクエストがあって、この「内燃機関エンジニア説」を考えてみる事にしました。

「内燃機関の製造・テストにヒップバック内のガラスビーズ、チタン酸バリウム、ローダミンB、シリコンが使用されます。このことから犯人は車のエンジニアの可能性があります。」
と言うのが発想の原点のようです。

私がググッた結果ですが

遺留品のガラスビーズは直径50マイクロメートル 5,6粒
金属の表面研磨材として、球形のガラスが使われる事がある、粒子径は10から250マイクロメートル
ピストンなどの表面処理(ウェットブラスト)として使われる事がある。

チタン酸バリウム
急速燃焼を得るための内燃機関の点火技術に関する特許内に記述が見られる。
「CO2吸収セラミックとして、チタン酸二バリウムを挙げることができる。このチタン酸二バリウムは、550℃から750℃の温度域ではCO2を吸収し、800℃以上では吸収したCO2を放出する性質を持つため、比較的燃焼室の温度環境に適合する。」

ローダミンB
燃料気化時の雰囲気気体の速度分布を測定するのにローダミンBが使われるとの文献あり
黒色表面に黒色塗装をした場合の塗装の確認方法としての文献あり

シリコン
ピストンの表面の強度向上方法としてシリコンのショットピーニング処理に使うとする文献あり

確かに、それぞれ、エンジン(内燃機関)でググルとヒットはしますね。

だから、犯人像としての「内燃機関のエンジニア説」と言うのは有りかと思います。

ちょっとだけ違和感があるとすれば
ガラスビーズとシリコンは表面処理に使われる(サンドブラストとかウェットブラストとかショットピーニング等)のでカテゴリが同じだと思うのですが、チタン酸バリウムは表面処理には関係なさそう、しかし、もともとこのチタン酸バリウムと言う報道自体が誤報の可能性もある。
ローダミンも表面処理の確認方法として使われたとすれば、表面処理のカテゴリに入る

私としては、この説に説得力を持たせるとしたら次の2点の説明が欲しいですね。
1)宮澤さんのガレージのローダミンはどう説明するのか?
 単純に友人、知人と言うレベルではローダミン等の染料がガレージから出る事が無いのでは?
 ここを説明するなら、犯人と宮澤さんがローダミンを使って何かをしようとしたと言う事になると思いますが、それが何だったのか?ですね。

2)犯人が「内燃機関のエンジニア」や「表面処理の技術者や作業者」として作業用のヒップバッグや作業用のラグランシャツを仕事場以外に持ち出す事があるのか?

私の感覚だと、作業服など現場で汚れるような物は洗濯の時でも無いかぎり、職場の外には持ち出さないと思うんですよね。
汚れが酷い職場だと、社内にお風呂とかシャワーとかあって、仕事が終わったらシャワー浴びて着替えて帰るなんて事もあると思います。

どうも、この事件の犯人はラグランシャツやヒップバックを日常的に使っているように思います。
ラグランはインナーとして日常的に使っていたと考えれば違和感は無いですね。

問題はヒップバッグです。
アルバイトやアマチュアの趣味なら、有りだと思うけど・・・プロだと、そんな使い方するかな?
職場から仕事着のまま、現場に来たとしたら、上下作業着でその上に上着(エアテックジャンパー)を着てると思うんだけど。
それなら、残された、エアテックの内側にも同じような研磨剤が出そうなんだけどな・・・
あるとしたら、「自営業」なら自宅が職場と言う可能性ありますね。

とりあえず、このあたりは、コメントを待つことにしましょう。

ちなみに、まさかと思いますが、これは特定の人物を想定した説では無いですよね?

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2013/07/04

世田谷一家殺害事件再考その117(日記と作業委託説)

昨年末の新情報で新たに

みきおさんは亡くなる前日まで、日々の行動と出費を細かく日記に付けていた。それを見返してもトラブルは見当たらない。

と言う情報が出ています。
犯人の持ち物と現場から同じ染料が出ていること。犯人のDNAが現場のスリッパから出ている事を考えると、犯人は顔見知りだった可能性があり、日記にトラブルが無いと言うのは謎です。

そこで、この謎を解く為に考えたのが、実はトラブルは起きていたが、日記を書く前にみきおさんが殺害されてしまった為に書かれていないと言う事です。

日記は前日分までしか記載されていなかった、それは、みきおさんが当日の日記を一日の最後に記載する習慣だったからだと言う説明ができます。

つまり、トラブルは12月30日に起きていたと言う事になります。

そして、染料の事も絡めて考えた新たな仮説が「作業委託説」です。
まず、染料がどうして現場のガレージ一箇所からしか、その痕跡が出ないのか?と言う疑問を考えます。
つまり、染料のビンや染色された物がなぜ出ないのか?
宮沢さん一家の趣味や仕事なら、染料自体のビンや染色された物が出るはずでしょ?と言うわけです。

ここで私が考えた説明は「染料のビンも染色した物も誰かに渡した為、現場には残っていない」と言う説明です。
つまり、現場では一時的に染料を使ったが、使い終わった染料や染色された物は犯人に渡して、現場には残っていない。

でこんな事が起きるとしたらそれは何か?と考えて、出した結論は「作業委託」です。
犯人が宮沢さんに「染料で何かを染色する作業を委託した」。作業に必要な機材(染料等)は犯人が提供し、成果物として染色された物を納品し、作業の為に借り受けた機材(染料)を犯人に返却した。

こう考えると、染料自体、染色された物が現場に残っていない事が説明でます。

さらに、作業自体はガレージの中で短時間で行われた。犯人立会いで蛍光発光の確認をガレージで行ったとすれば、ガレージからだけ発見された理由が説明できます。

そして、この作業委託説が都合の良い点が色々あります。
A)納品時に納品書、請求書、領収書が発行され、その控えと原本を宮沢さんが保管しているはず。
 これは犯人の名前や社名、日付が記載されているはずで、犯人にとって非常に都合が悪い物になります。
 つまり、犯人が書類を浴槽にばら撒いたのはこの伝票を探す為だったと説明できるわけです。

B)作業委託時の作業指示がメールか電話で犯人から伝えられているはずです。
 この為、犯人はPCの中にこの指示書が残っていないか調べなければなりません。これがPC操作の理由になります。
 ただし、メールが削除されていたら流石に捜査本部は見逃さないと思います。
 なので、作業指示は電話で行い、PCには請求書や納品書のデータが残っている為、そのデータを削除したと考えています。

ただ、まったく別の可能性もあります。
犯人はなぜ、宮沢さんに作業を委託したのだろうか?と言うのも疑問です。
可能性は二つ考えていて。
B-1)12月30日と言う日付から、一般の業者はすでに年末年始休みに入っていて、作業依頼できなかった場合。年明けにどうしても間に合わせなければならなかったのかもしれません
そこで、個人的に知り合いだった宮沢さんに急遽依頼したと言う場合。

B-2)B-1)にも関係しますが、実はこの作業は宮沢さんしかできない作業だった場合です。
色の微妙な調合のレシピを宮沢さんしか知らないとか、蛍光染料の固定方法を宮沢さんしか知らないと言う場合ですね。
この場合に、宮沢さんのノウハウをPCの中から探そうとした場合も考えられると思います。

染料に関連してもう一つ考えなければならない事があります。
この作業委託説にはまったく逆のパターンが可能性として考えられます。
C-1)宮沢さんが作業を請け負う場合。
 これはここまで考えてきた場合です。
犯人のラグランシャツ、ヒップバッグから染料が発見されていて、犯人自身が染料を使う事が分かっていますから、そうなると、犯人が元受(1次請負)で宮沢さんはそこから作業を請け負う、2次請負、3次請負だった可能性もあります。

ただし、何度も染料を使う作業を宮沢さんが行っているのであれば、宮沢さん自身の身の回りにも染料が出てくるはずなんですよね。だから、この場合は、この染料を使う作業は「この時が始めてだった」しかも、作業自身はガレージの中で簡単に終わる物だったと考えないと矛盾がでそうですね。あるいは、いつもは犯人の職場で作業していたとかね。
初めてだったとすると、周囲の人間が宮沢さんがこの作業をしている事を知らないと言う事になり、事件後の手がかりが消えて、聞き込みしても情報が出てこないと言う事も説明できます。

C-2)宮沢さんが作業を発注する場合。
 こちらも、実は成り立ちます。宮沢さんが作業を発注して、犯人は納品物だけを持って訪問、ガレージで宮沢さん立会いで納品物のチェックを行った場合。そして、宮沢さんが納品を拒否した場合は染料、染色された物、どちらも現場に残されないと言う事になります。この場合は伝票が残されないですが、宮沢さんが発行した作業指示書がPCに残ります。さらに、何度か発注した相手なら、これまでの伝票類が残っているかもしれません。

しかし、この場合、最大の問題は日記になります。宮沢さんが発注側なら、事前に発注する事が分かっているので、前日の日記に明日、Aさんに発注するなんて記載があってもおかしくありません。

このあたりを踏まえて、作業委託説で事件の概要を考えて見ましょう。
1)12月30日、昼間、以前から何度か仕事をした事のある犯人から急な作業委託の注文が入った。

2)犯人から電話で作業内容が指示され作業可能と宮沢さんが返答、作業を受託する。

3)犯人は必要な機材を持って宮沢さん宅を昼間に訪問、短時間に作業を終了して納品書、請求書、領収書を発行。

4)ところが、夜になって事態は一変する。納品物に問題があり犯人が返金を宮沢さんに迫る為に訪問。
(トラブルの原因は分かりません。作業の指示ミス、作業ミスなど考えられますね。色違いだったとか)

5)ここで口論になるが、結局、作業の指示ミスだった為に宮沢さんから返金されず、追い返される。

6)お金に困窮していた犯人はどうしても、返金してもらう必要があり、強盗を決意、宮沢さん宅に侵入、事件を起こす。
(あるいは立場上の問題などもあるかもしれません、会社にそんな指示ミスで損害を報告できないとかね)

7)トラブル元のみみきおさんを殺害、トラブル内容を知っているかもしれない泰子さんを殺害、泰子さんと一緒にいたにいなちゃんも同時に殺害する。最後の礼君は一人残されるのを不憫に思い殺害、この為、一人だけ殺害方法が違う。

8)殺害後に犯人自身の手がかりを消す為に、伝票類を物色、同時に返金してもらうべく、現金を物色する。
これによって、2階の浴槽に書類がばら撒かれる、そして、PCの中の情報も物色消去される。

9)この後が問題で朝まで現場に居たのか?それとも、深夜に逃亡しているのかは不明です。

さらに、トラブルがこの日1日で起こっているので、外部にこのトラブルが漏れる事がありませんし、日記にも記載されません。
だから、宮沢さん周辺に目だったトラブルが無いと言う点も説明できますね。

舞台や演劇だけでなく、例えば、アニメがらみでフィギュアの色付けなども考えられるかもしれません。

とは言え、裏づけが全く無い妄想なんですけどね。

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2010/07/10

ゴルファー説

ゴルファー説
この説は最初、ナガイさんが世田谷一家殺人事件再考その67でコメントいただき、その後名無しさんから顔見知り1階侵入説でコメントいただいた物です。

調べると符合するキーワードの多さに驚きます。

No 品名 内容
染料 ゴルフのスモークボール(発煙ボール)にはローダミンが使われる事がある。
http://www.j-tokkyo.com/2003/A63B/JP2003-062124.shtml
【0014】前記色剤としては、赤色煙の場合には、ピグメントレッド・1、ベージュバイオレット・10、パラレッド、オイルレッド、ローダミン等を挙げることができる。
ガラスビーズ グラスビーズと呼ばれているようです。
ゴルフヘッドを交換する場合にヘッドとシャフトを接着する接着剤にまぜて、ヘッドの抜けを防止する。
チタン酸バリウム ヘッドに貼り付けて打撃位置を確認する特許があるようです。
http://www.ne.jp/asahi/patent/toyama/golf/golf_14.htm
ゴルフボールの材料にも使われているようです。
http://www.patentjp.com/06/E/E100052/DA10003.html
ハンカチ 切れ込みの入ったハンカチですが、ゴルフの場合、グリップのすべり止めの方法もルールで規制されていて、ハンカチを巻く事は許されています。そんな理由からありえない使い方ではなさそうです。
スラセンジャー 犯人の履いていたスニーカーですが、スラセンジャーと言うメーカーです。
このメーカーはゴルフメーカーとして有名
この事件ではスケートボード愛好家説もありまして、そちらは被害者宅近くの公園に設置されたハーフパイプで練習するスケボーの音がトラブルの原因となったのではないか?さらに、スケボーの滑り止めにチタン酸バリウムが使われる事がある。といった所から出ている説です。

その意味では、このゴルファー説には動機の面が抜けています。
だけど、今の段階でキーワードを一番多く説明でてきるようにも見えます。

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2010/04/25

顔見知り1階進入説

今回は「神秘の格闘技バリツ」さんの説を紹介します。

犯人は旦那さんと顔見知りという前提で、1階から訪問。
玄関でジャンパーと手袋を脱ぐ。
(来客がこれらを脱がないのは不自然なため。むしろ、このために
本来は犯罪者が外すのは不自然な手袋まで取ってしまったと思います)

ヒップバッグから柳刃包丁を黒いハンカチに包んで取り出し
旦那さんを1階で殺害。この段階で柳刃包丁は破損。

ロフトにあがり、奥さんと長女を攻撃。
柳刃包丁が完全に壊れ、台所に洋包丁を取りに行き、
その後、2階でこの二人も殺害。洋包丁も壊れる。

犯人の目的は金目当てなので、被害社宅のカードの暗証番号を解こうとする。

警察や訪問客が来るとしたら1階の玄関からなので、
いつでも2階の浴室から逃亡できるよう、
玄関に置いておいたジャンパー・手袋等の荷物を2階のリビングまで移動させる。

止血作業をしていた最中かその後に、子供部屋にまだ長男が寝てるのを発見。
すでに2つの包丁はなくなっていたため、手袋をつけて絞殺で殺害。
そのため長男に血がつかなかった&一人だけ殺害方法が違う。
(これ、犯人が殺害前に外してた手袋に犯人の血が着いてたのが↓一応、自分なりの根拠だったりします)
http://g2.kodansha.co.jp/?p=2801&page=10
>廊下には犯人が脱ぎ捨てた黒い手袋があったが、中はA型の血痕がこびり付いていたという。

午前01時ごろ、カードの暗証番号が解けたかを、被害社宅のPCから
ちょうど被害者の「お気に入り」にあった劇団四季のサイトにつなぎ、
ネット予約をいれ確認しようとする。
(予約が成功なら番号が当たっていたと確認できます。
これなら顔がバレずに、番号を間違え続けて通報される事もありません。
また、間違え続け受け付け拒否されても劇団四季でなく
他の予約できるサイトにつなぎ直し、同様の手で何度でも試せます。
接続も被害者宅のPCからなのでアシが着きません)

しかし一度目の接続で、劇団四季の予約を失敗してたと言われてるので、
おそらく「受け付けは午前10時から」とでも出て、失敗。
しかし、方法としてこの手は最良と判断した犯人は危険を冒してでも
被害社宅に午前10時まで居座り、再度の予約手続きをする覚悟を決める。

その間、被害者と自分とのつながりがバレる危険のある染料を探そうとする。
しかし(染料を使った物はガレージにあるため)見つからない。
引き出しを浴室まで持ち込み、書類に塗られてないか浴槽の水につけてみる。
(盗まれてた年賀状も、犯人が以前に被害者へ出した物だったか、
あるいは染料が着いてたかしてたので持ち帰った?)

午前10時になり、再度の予約手続きを試そうとPC接続。
その時に、カードの暗証番号か、あるいは染料の使い道のヒントが無いか
被害者PCの「お気に入り」にあった会社や研究サイトを見て回る事を思いつく。
しかし肝心の予約手続きを入れる前に、隣家の住人が尋ねてきたので
あわてて逃亡。結局、再度、予約手続きを試す事は出来なかった。

↑こんな感じの流れで、大体のつじつまは合うんじゃないでしょうか?

思うに、韓国製の靴がネックになって、警察内で「韓国系の流しの強盗」のイメージが着いてしまい。
それで玄関から入る犯人像より、浴室からの侵入説が強くなったんじゃないかと思います。
(流しの犯人が、人家の人間が1階にいる段階で玄関から入って来れるのはおかしいですから)

しかし住人が4人もいて、浴室すぐそばのトイレをいつ利用するかも
わからない状況で、犯人があえて浴室から侵入したかは正直、怪しいと思います。

2階の窓から侵入するのに、ヒップバッグを着けた上から
あんな厚手のジャンパーを着て、窓枠などに引っかかって落ちる危険もある帽子を被り、
住人に気づかれないような物音ひとつ立てずに入れるかも怪しい話です。

それに警察の想定する殺害順序の、
(狭い階段通路で)旦那さんが2階から降りてきた犯人と入れ替わり
あえて2階に逃げようとする状況も不自然すぎると思います。

犯人が2階から降りてきたのなら、まず1階の玄関から外に出て
人を呼んだほうが無難ですし、2階から入ってきた犯人も
まず1階にいる住人が玄関から人を呼ぶ危険を想定してないと変です。

これは、被害者と接点のない流しの犯人ではなく。
なんらか(おそらく染料関連)の顔見知りの犯人が、
玄関から訪問という形で入り、住人を外に逃げられないよう
徐々に上階に追いつめて進んで行った流れの方が、
犯人が犯行前の段階で考える発想としても自然だと思います。

------------ここまで------------
そして、この事件簿の常連のにゃんこさんの批評コメントもお借りします。
バリツさん今晩は

すばらしい推理ですね。
感服しました。

衣服が畳まれている件についても、ご主人か奥さんが、犯人が無造作にどこかに置いたエアテックを気を使ってたたんだ…と推測できます。

また、長男殺害の折にはすでにご主人の英文字入りトレーナーに着替えていた、と推測できます。(ラグランについた血は長男遺体、その周辺につかない)

PC使用の理由も無理がなく、合理的な説明ですし、(実際の予約の仕方がどうであったかは今となっては不明ですが)「十時まで待ったのは劇団のHPのため」という説明も興味深いですね。

------------ここまで------------
バリツさん、にゃんこさんありがとうございます。

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2010/01/27

顔見知り説と全偽装説

顔見知り説が何度か話題になっていますし、にゃんこさんのリクエストもあったので、仮説として顔見知り説と全偽装説を考えてみます。今回はいつもとは逆ですね、顔見知り説が成立する為の条件を考えると言った方が良いかもしれない。

顔見知り説を考える場合、最初に問題になるのが、指紋です。
この事件では、犯行現場に犯人の指紋が残されている。そして、警察は親族や知人、さらに周辺の住民の指紋を採取して照合している。

つまり、被害者の顔見知りの人間の指紋は既に警察が照合しているのに、どうして指紋が一致しないのか?
この矛盾を回避する方法は二つかな?

1)警察が照合した指紋の中に犯人はいなかった場合
2)警察が照合した指紋の中に犯人がいたが、指紋は一致しない場合

1)はつまり、未知、あるいは未捜査の「顔見知り」と言う場合だね。
しかし、9年間も捜査して未知の人間関係があるのか?と言う所が疑問な所です。
最近の事件捜査で交友関係の捜査が難しい部分としてはネットを通した交友関係があるかな。

2)の場合と言うのは指紋が「偽装」の場合と言う事になります。
現場に残された指紋が偽装なので、犯人の指紋と照合しても一致しないと言う事になる。

この場合はもう少し掘り下げていくんだけど・・・ここで気づいた方もいると思いますが、指紋の偽装はその場の思いつきではできないと言う事なんですよね。
この為、この場合は計画的な犯行と言う事になりますよね。

で現場に残された、決定的な証拠としてはDNAがあります。
もし、指紋が偽装であるならば、DNAも偽装しないと意味がないですよね?
DNA情報は血液、唾液、毛髪などが考えられます。
毛髪については報道されていないけど、これだけ長時間、現場に滞在したわけなので、毛髪の数本は採取されていると推測しています。

さて、DNAの偽装は指紋の偽装よりも難しいかもしれない。
血液、唾液、毛髪それぞれのDNAは一致しないと、複数犯と捜査本部は考えるかもしれない。
しかし、現場の状況が単独犯であるならば、その矛盾から偽装を疑われる可能性がありますよね。

つまり、DNAを偽装するなら、同一人物の血液、唾液、毛髪を準備しなければならないと言う事になります。
これは難しいと思います。
一家4人を殺害した強盗殺人事件です、逮捕されれば極刑が当確のこの事件では、簡単に協力してくれる人間がいるとも思えないですよね。

可能性があるとしたら、
A)これから実行する犯行の内容を知らせずに「買い取る」場合やもらい受ける場合かな。
 実験とか言ってね。
B)あるいは、犯行の目的を共有する人物からの提供かな。

ただし、どちらの場合にしても、血液の長期間の保存は無理でしょ?
医学的には可能でも、何か薬品を使ったのなら、血液からその薬品が検出されてしまうと思います。

その意味で、犯行の直前に準備したと考えるのが妥当な所かな。

それから、アリバイ説も考えましょう。
長時間滞在したと思われるが、実は大半の時間を現場の外で過ごしていた場合ですね。
私自身も杉並親子殺害事件で犯人が何度か現場に出入りしていると言う供述からこの可能性も考えなくはないのですが・・・・

この事件でアリバイを主張するとしたら、その時間はいつからいつまでなの?
ってのが問題です。
この事件では4人が殺害されていますが、殺害自体の時間は短時間だと思います。
根拠の無い推測ですが多分、10分程度じゃないかな?
家捜しの時間を入れても1時間あれば、この事件の犯行は可能だと私は考えています。

なので、この事件でアリバイを主張するには、被害者家族の生存が確認されている夕方の買い物からの帰宅から翌朝の事件発覚の間の全ての時間でアリバイが主張できないと、アリバイにならないと私は考えています。

そしてこの事件の遺留品などが全て偽装だったとしたら?って場合についてですが・・・
その場合は「犯行の目的」が問題になりますよね。

私は犯人の行動の目的は2種類に分類できると考えています。
一つは「目的の達成」、つまり犯行の動機その物です。
二つ目は「逮捕されない事」

目的達成後はどうなってもかまわないと言う破滅的な犯行もあるけどね。

で、偽装自体は「逮捕されない事」を目的とした行動と見て良いのですが、では「犯行の目的」は何か?と言う事になります。
被害者一家を殺害する事が目的で、犯行を実行した場合、犯人がその状況から疑われるのを嫌って偽装と言うのが自然なわけですが、それなら、警察の捜査でトラブルが浮かんでくるはずですよね。
その為の偽装なわけですから。

なので、トラブルが無いのであれば偽装する意味が無くなります。
それをふまえて、偽装が伴う犯行の目的を考えてみるのですが・・・

あ)偽装行為自体が目的
 こう言う事件を起こして世間を騒がせる事が目的で被害者は誰でも良かった場合かな。
しかし、それでもちょっと中途半端に思えるんだよね。派手な犯行声明も出てないし、犯行予告もない。
(あの黒ムツ、J9の書き込みが犯行声明や犯行予告だとしても、地味すぎるでしょ?)

い)犯人が考える程、トラブルにはなっていない場合
 問題は自分がどう感じるかと言う主観の問題なんです。犯人自身はトラブルになっていて、事件を起こせば、自分が疑われると思っていても、他の人間からみれば些細な事だと言う場合ですね。
この場合については、実際にそんな事があるの?ってのが問題かな。

私はこの二つぐらいしか思い浮かびませんでした。

最後に、私の感想を書くと
ここまでで、「顔見知り説」と「全偽装説」はあまり結びつかないような気がします。
顔見知りだから偽装と言う単純な構図にはならないのではないか?と言う事です。
犯行の目的が何か?が問題ですね。

あとは完全犯罪を狙ったのであれば、やはり手間とリスクが大きすぎると思いますね。
完全犯罪って何?ってのも、人により考え方は違うでしょうから、何とも言えない所でもあるけれど・・・

2010/02/01訂正
正:一家を殺害した
誤:一家3人を殺害した
上記の誤記を訂正しました。ナガイさん、ご指摘ありがとうございます。

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2008/04/06

動物虐待復讐説

今回はnobuoさんの当時現場周辺で起きていた動物虐待事件と関連付けた説ですね。

1)動機
  可愛がっていた動物(野良猫)を殺されたと信じ込み、その復讐の為。

2)家族全員を殺害した理由
  経過的にそうなった。

3)書類を物色した理由
  被害者名義で劇団四季のチケットを購入するため

4)PCを操作した理由
  この犯行は単なる物盗ではなく、恨みをはらすためであることを示すため。CATSのチケットを購入したかった。化学系のサイト検索は、幼なじみの近況を知りたかったため。

5)長時間留まった理由
  近くに職場があり、職場から人がいなくなるのを待って、戻ろうと考えた。

6)年賀はがきを盗んだ理由
  前日にプリンタの故障ではがきを失ったため。

7)遺留品の衣服をたたんだ理由
  この犯行は、恨みを晴らす目的であることを示唆したかったため。

8)遺留品の手袋を脱ぎ捨てた理由
  大きい男であることをカムフラージュしたかったがぶかぶかで思わず脱ぎ捨ててしまった。マフラーが短かったのは、そこまで気が配れなかったためで、唯一の愛用品かも?

9)謎のお地蔵様
  職場が近く、毎日、気になってしょうがなく、殺した人の怨念を払拭したかったため。

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maipenraiさんが以前調べてくれた劇団四季の当時の興行内容ですが、
四季劇場 2000年12月24日~2001年1月21日まで 「オーバー・ザ・センチュリー」というソング&ダンス(創立50周年)をやっていた。

CATSのチケットと言うのはちと微妙だけど、劇団四季はCATSと言うイメージが広くあった事も確かなので、猫を連想させると言うのは有りだと思います。

6)の年賀状は一家が受け取った年賀状なので、使用済みだとすると、再利用は難しいような気がしますが・・・

都市部ではペットを飼うのも住宅環境から難しい事も多いでしょうね。
猫好きの人が公園の野良猫を可愛がっていると言うのも有りそうな話だと思います。
位置的に公園の中に家のあるような宮澤さん宅が虐待の犯人と疑う人が居ても不思議ではないかもしれないね。

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2007/09/02

みきおさんの臀部、足の傷

今回はAさんの「みきおさんの臀部、足の傷」についての仮説を掲載します。
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間取りを見て少し気になったのですが、犯人が2階浴室の窓から侵入したとすると、やはりまずは子供部屋に侵入、長男を絞殺するでしょう。
異変を感じた主人が子供部屋に近づいてきたら、凶器を使い殺害、1階に落とす。
ここで刃が欠けていたため、キッチンに行き文化包丁に持ち代える。
物音に気付いて親子で2階に下りてくる妻と長女を殺害。

これは現場から導かれる普通の殺害順序でしょう。

ここで、妻と長女の傷と、主人の傷の部位の違いに注目します。
妻と長女は上半身中心に刃物の傷がみられたそうで、これはその残忍さから有名です。これは犯人の推定身長から考えても矛盾しません。

しかし主人のみきおさんは、足や臀部にも傷があったそうです。
これは、身長の関係を考えると、おかしいと思われます。
足や臀部に傷がつくのがどのような時か考えると、階段や梯子により高さに差が生まれ、犯人がみきおさんより下段にいる時でしょう。このような状況はどうしたら生まれるのでしょうか。

仮説ですが犯人は長男を静かに殺害した後、廊下に出て一度梯子を下ろし、長男の部屋に戻った。
梯子が下りたのに気づいた主人は起きていたのが1階でもリビングでも関係なく、中2階にきて梯子を登り始める。
長男の部屋のドアは閉まっており、特に気にしない。
主人が梯子を登り始めたのに気づいた犯人は長男の部屋から出て、梯子を上っていた主人を後ろから切りつけ、落して床にたたきつける。

1回目の「ドスン」。
ここで角度的に急で、主人の頭部を刺してしまい、刃が折れる。息絶えた主人を1階に落とし、2回目の「ドスン」。

1回目と2回目の間隔は短く、合わせると「ドスン、ドスン」になる。
その後残った2人を殺害。
梯子をあげるだけならおそらく音は1回ですむのではないでしょうか。
後で邪魔だから上げたのは理解できます。

この説の弱点は「ドスン、ドスン」が梯子をあげる音だというのは、警察の検証結果であること、梯子レベルの高さから床にたたきつけて「ドスン」という音がするのかということです。
しかし、主人の足や臀部の傷に関しては説明がつきます。

あと、年賀状のことですが、私は1999年中に知り合って2000年中に犯行を企てた人物か、宮澤家の知り合いの個人情報(次のターゲット?)を知りたい人物かのどちらかが犯人だと考えています。

おそらく前者でしょう。指紋を残していることから、連続した犯行はしないと考えられますし。
2000年正月分を全部持ち出したのは、暗くて差出人まで読めなかったからではないでしょうか。
もしカムフラージュだったら、もうこの情報から犯人への到達は不可能ですね。

思いつきな上に長文、失礼しました。
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さて、この説のポイントはみきおさんの臀部や足の傷をうまく説明できる点です。
いままでは、死後に遺体を損壊したと思ってました。
しかし、上下位置の差による傷、ハシゴを上る時や階段を上る時に犯人に下から刺されたと考えるとうまく説明できます。

階段の場合を考えると、みきおさんが1階から2階に階段を上って逃げようとした時に下から追ってきた犯人に刺されたと言う事になる。
そうすると、侵入経路や殺害順番が今までとかなり変わってくるだろうな。
その意味ではハシゴで刺されたと考えた方が全体の流れが自然だろうね。

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2007/02/03

複数犯人説

この事件を考える時、バラバラのパーツを繋ぐ事を考えると、犯人が二人あるいは複数いたと考えると都合の良い事が多いんだよね。
今回はMillenniaさんの説をベースに紹介してみます。

「スラセンジャーを履いた男=Aがみきおさん宅を訪れた。Aはみきおさんの知り合いで普通に玄関から上がり靴を脱ぐ。
そしてある探し物(書類?)を渡すようみきおさんに要求したがまったく応じる気配がない。そこで依頼した(?)共犯の男=Bを2階からこっそり侵入させた。
異変に気づきみきおさんが急いで階段を上がるがBによって殺害される。
Bが4人を殺害後、Aは探し物をするため2階に上ろうとするが、床が血だらけのため(靴下などに血が着くことを嫌い)階段の途中で自分の靴を履く。
午後11時半ごろ、2階に引き出しを運ぶためか邪魔なロフトへのハシゴを上げたとき『ドスンドスン』という大きな音が響き渡る。慌てふためいたAは、探し物などの後処理をBに任せ玄関から逃走する(Bが鍵を閉める)。
そこを11時35〜40分ごろ車で近くを通りがかった人に目撃されてしまった。」

この場合、長居やパソコンの操作についてはAがBに探し物が見つかるまであらゆる場所を探すように指示したため。もしくは暇潰し目的もあったのかも。
堂々と殺害現場でアイスを食べたりBは少し精神的に異常な部分も持ち合わせているのかもしれません。
空き巣のような手口や金を盗んだことについては過去に窃盗の経験があり、そもそもBは金に困っていてAの依頼を受けたとしたら…。

ただ警察の発表通り、足跡が一つしかなかったとしたらBは侵入後にどうしてたのか…
それが説明できません。

あとAがBに侵入の合図をした方法がわかりませんね。
時間が経ったら侵入するよう指示しといて最初から殺害はさせるつもりだったのかも…。
とりあえずBが実行するまでの間に場所を聞き出したかったが口を割らなかった。

もしくはAは探し物を見つけたとも考えられますがそれだとBが長居したことを説明できない。
この仮説の場合、やはりAは途中で逃走してあとはBに任せたと考えたほうがしっくりいきそう。
(みきおさん宅方面の路地から飛び出してきた男が11時35〜40分頃目撃されたのとも時間が合うし)

複数犯人説のポイントは犯行の目的が二つ以上あったと言う事ですね。
1)探し物を探し奪う事。
2)被害者を殺害する事。
3)金目の物を盗む事。

つまり主犯は探し物を探し奪う事が目的だったが、それを行うには被害者一家が邪魔だった。そこで、一家の殺害を共犯者(実行犯)に依頼する。

実行犯は金で殺害を依頼されそれを引き受けるが、元々金に困っていたので家の中を物色し金目の物もついでに奪いたいと考えている。
これは探し物が前提の話なのですが、それ以外の場合でも複数犯人説は都合が良いのが長時間滞在の謎やその他の奇妙な行動を説明しやすい事ですね。

長時間滞在の謎
・実行犯が主犯の指示や連絡を待っていた。
・実行犯が逃亡する為に、共犯者が迎えに来るとか着替えを持ってくるとかを待っていた。

浴室に散乱した書類
・共犯者が書類についた指紋を隠滅しようとした。

アイスクリーム
・共犯者が書類を物色している間、暇だった実行犯が暇つぶしにアイスクリームを食べ、PCを操作していたなど。

複数犯人説を連想させる情報も幾つかある。
事件が発生した頃に現場近くで走りさる人物が目撃されたとか、タクシーに3人が乗り、降りた後にシートに血がついていたとかね。
また、足跡の情報にタスランブーツが別にあったとか。
ただ、これらの情報の信憑性はちと疑問もあるが・・・

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