2021/02/12

茨城女子大生殺害事件の謎!その27 (35歳共犯男性一審公判)

殺人と強姦致死の罪に問われたフィリピン国籍で主犯格だった受刑者の男R(39)の共犯として、同罪などで起訴された同国籍で住所不定、無職、元少年(35)の裁判員裁判

***初公判(1月18日)***
初公判が18日、水戸地裁で開かれた。

1)罪状認否で元少年は「間違いありません」と起訴内容を認めた。

2)冒頭陳述で検察側は、元少年が受刑者の男と、もう1人の共犯とみられる男(36)=国際手配中=の3人で酒を飲んでいる際、女性を襲うことを提案したと説明。「自らの性的欲求を満たし、被害者の首を絞めるという死因に直結する行為も担った」とした上で、口封じのために殺害を決めたとし、「被害者の尊厳を踏みにじり、命を奪った犯行態様は非常に悪質」と指摘したとのこと。

3)弁護側は「元少年が殺害に積極的でなく、共犯者に凶器を渡され、促されたことが殺害の決め手だった」と主張。犯行に携わったとされる3人のうち元少年は最も若く、従属的な立場にあったとした上で「罪を償うためにフィリピンから入国し、出頭するなど反省している」と情状酌量を求めたとのこと。

別の報道では
弁護側は、殺害を決めたのは仲間だと主張し、「元少年は事件当時、来日から間もなく、(共謀したとされる3人の中で)最年少の従属的立場だった」と述べたとのこと。

4)証人尋問には、受刑者の男が出廷。事件前に元少年が2~3回にわたり「日本人女性を味見したい」と話していたと証言した。事件当日も「女でも探そうか」と女性への暴行を提案したと述べたとのこと。

別の報道では
R受刑者が証人として出廷し、「3人に上下関係はなく、兄弟のような関係」と証言した。事件の経緯について「3人で酒を飲んでいた際に、被告が『女性を探そう』と言い出した。誰かをレイプしようということだと思った」と説明したとのこと。

5)公判は28日に結審し、2月3日に判決が言い渡される予定。

6)元少年は事件後、フィリピンに帰国。茨城県警が国際手配していたところ、出頭する意思を示し、19年1月に再入国したところで逮捕した。

***第二回公判(1月19日)***
情報がありません。

***第三回公判(1月20日)***
被告人質問
1)元少年は弁護側から動機について問われ、通訳を通して「来日して日本人女性を見ていいなと思っていた。味見したいと思っていた」と説明。被害者と遺族に対しては「やってしまったことについて謝りたい。本当に後悔している」と話し、事件後に罪悪感や不安を消すために麻薬を使っていたと述べたとのこと。
元少年は「罪悪感があり、逮捕される覚悟で来日した」と述べたとのこと。

***第四回公判(1月21日)***
被告人質問
1)女子学生を乱暴後、共犯とされる主犯格で同国籍のR受刑者の男(39)=無期懲役判決確定=が「今から女を殺します」と発言したことをきっかけに、元少年が女子学生の首を絞めたとのこと。

元少年は、女子学生を刺した凶器のドライバーについて「川に捨てた」と供述。検察側は刺し傷が心臓に届くものもあったと指摘し、元少年は刺した回数を問われると「5回以上」と振り返ったとのこと。

事件を起こしたことへの思いを検察側に問われた元少年は「何も(ない)」と述べたとのこと。

検察側は、元少年が事件後、フィリピンに逃亡する前に心情を記したメモを母親宅に残し、「首謀者は共犯の2人だ」という内容だったと明らかにしたとのこと。

***論告求刑公判(1月28日)***
1)論告で検察側は、「被害者の遺体の状況から強固な殺意に基づいた残虐な犯行で、まさに鬼畜の所業と言っても過言ではない」などと指摘。また、弁護側が「男は殺害に反対していた」などと主張していることについては、「結局は自己保身のために納得して殺害を行っている」と述べ、無期懲役を求刑したとのこと。


2)弁護側は最終弁論で被告の立場は従属的とし、19年に自ら日本に戻り、罪を償う道を選んだことも真摯な反省の表れだと主張した。

別の報道では
弁護側は最終弁論で被告の立場は従属的で「殺害に必ずしも積極的ではなかった」と指摘した。

3)判決は2月3日。

***判決公判(2月3日)***
1)裁判長は無期懲役(求刑無期懲役)の判決を言い渡したとのこと。

2)裁判長は「悪質で身勝手な犯行であり、逮捕される覚悟で来日したことを踏まえても、無期懲役刑が相当」と述べたとのこと。
別の報道では
元少年が逮捕を覚悟で来日したことについては「わいせつ目的の殺人という事案の量刑傾向に照らし、無期懲役刑が相当」と酌量しなかったとのこと。


判決理由で裁判長は、元少年が共犯者2人に性的暴行を持ち掛け、自らも行為に及んだとして、「従属的な立場ではなかった」と判断した。

殺害についても「口封じのために殺害を事前に決めていた。殺意は強固だった」としたとのこと。

3)弁護側は、殺害を決めたのは仲間で、元少年は従属的立場だったと主張したが、判決は、元少年が首を絞めるなどの殺害行為を自ら実行していたと認定し、「(被告は)公判でも共犯者との間に上下関係はなかったと述べていた」として退けたとのこと。

別の報道では
裁判長は「最終的に元少年は殺害に賛成し、被害者の首を絞め、ドライバーで胸を複数回突き刺すという殺害に重要な行為を自ら行った」として、弁護側主張を退けた。

4)判決によると、元少年は主犯格で受刑者の男R(39)=無期懲役判決確定=ら同国籍の2人と共謀し、04年1月31日午前0時半ごろから同6時半ごろまでの間、阿見町付近の路上で、女子学生を車内に引き入れて乱暴して首を絞め、美浦村の清明川付近で、首を刃物で複数回切り、胸をドライバーで複数回突き刺すなどして殺害したとのこと。

こんなところですね。
罪状が殺人と強姦致死で、罪状に「強」の字が一つありますね。
死亡が一人ですが、「強」の字がついて、無期懲役よりの判決が出るのは予想されましたが、逮捕覚悟で来日した事については、酌量しませんでした。
犯行内容を見ると、暴行、殺人それぞれに主要な役割を果たしていて、主犯Rと同じ無期懲役が妥当かと思います。

逮捕覚悟で来日した事を酌量しなかった理由は
「わいせつ目的の殺人という事案の量刑傾向に照らし、無期懲役刑が相当と言う判断です。
ここは意見が分かれるところかもしれません。
もう一人の共犯者がまだ国外にいるので、そちらの出頭を促す為に、酌量すると言うのも有りかな?とも思うのですが・・・
酌量したとしても、せいぜい、有期刑の上限で懲役30年となると、あまり出頭を促す効果はないかもしれませんね。

それなら、酌量しないと言うのが正解なのかな。

主犯のRは控訴して結果、控訴棄却でした。
こちらは、控訴するかどうかわかりませんが、逮捕されれば、懲役数十年と言うのは覚悟していたわけなので、控訴しないかもしれませんね。

国際手配されているもう1人をどうやって逮捕するのか?
そちらの方が問題かもしれませんね。

亡くなった女子大生のご冥福をお祈りします。

| | コメント (0)

2019/01/25

茨城女子大生殺害事件の謎!その26 (33歳共犯男性逮捕)

1)1月24日、当時少年(18)で、フィリピンに逃亡していた33歳のフィリピン人の男が入国した、警察は殺人と強姦致死容疑で逮捕した。

2)県警捜査1課によると、元少年は07年にフィリピンへ帰国し逃亡生活を送っていた。昨年、県警が国内外の関係者に働きかけ、出頭するよう促すと、元少年側から出頭の意思があると伝えてきたとのこと。

男が出頭の意向を示しているとの情報を得た県警が、23日に捜査員を現地へ派遣。男は24日、マニラの空港で、親族らに付き添われて出国手続きに向かったとのこと。

別の報道では親族らに説得されて出頭する意思を示したとのこと。

3)県警は認否を明らかにしていないが、事件への関与は認めているとのこと。

4)共犯とされるもう1人の元少年(34)=当時19歳=はフィリピンに帰国しており、国際手配されているが逮捕の見通しは立っていないとのこと。

5)男は逮捕前、マスコミのインタビューで犯行時の役割について証言していた。
「自転車に通せんぼうしたんだ。仲間(当時19歳の男)と2人で。自分が彼女の口を押さえて、それから仲間がおなかをパンチして女性が倒れたんだ」(逮捕された男)

さらに、犯行に使った凶器について
「R被告が、カッターで首を切ったんだ。カッターはR被告の家の裏庭に埋めた」(逮捕された男)

こんなところですね。
こんな日が実際に来るとは思いませんでした。
事件に関わった3人の内、フィリピンに逃亡していた2人の内の1人が、自ら出頭してくるとは・・・

家族の説得があったようですが、立派なご家族だと思います。

先に逮捕され、一審、二審と無期懲役判決が出ているR被告(36)とは主張が異なるようなので、慎重に捜査して欲しいですね。
この当時18歳の男の判決によっては、もう1人の男も出頭しようと言う事になるかもしれませんね。

続報を待ちましょう。

| | コメント (2)

2018/08/09

茨城女子大生殺害事件の謎!その25 (一審判決、無期懲役)

長文注意です。
***第1回公判 7月17日***

罪状認否でR被告(36)は「間違いありません」と起訴内容を認めた。弁護側は首を切り付けた回数など起訴内容の一部について争う姿勢を示したとのこと。

1)冒頭陳述で検察側は、R被告と同国籍で同僚だった男2人=殺人容疑などで国際手配中=がR被告の自宅で酒を飲んだ後、土浦市内のコンビニ店駐車場に止めた車内で、通行人の女性を暴行して殺害しようと決意したとのこと。

自転車に乗っていた被害者の進路を車でふさぎ、無理やり車内に連れ込んで暴行したと犯行の経緯を明らかにしたとのこと。
「被害者の手から被告とほぼ一致するDNA型が検出された」と指摘したとのこと。

さらに3人は女子学生の首を絞めた上、カッターナイフで首などを切って殺害したとし、「性的尊厳を踏みにじり、命を奪った悪質極まりない犯行」と指摘したとのこと。

検察側はR被告らが2007年3月、共犯の男の母親に事件を告白していたことも明らかにしたとのこと。

2)弁護側は「首を切り付けたのは一度だけで、共犯者の影響や若年であったことが犯行をエスカレートさせた」と起訴内容の一部について否認したとのこと。「遺族に対し深く反省しており、被害弁済の意思もある」と述べたとのこと。

R被告は被告人質問で「(共犯の1人が)女性を暴行することを提案した。仲間の誘いなので同意した」と語り、暴行について「飲酒していた影響で重い罪だと考えられなかった」と語ったとのこと。

3)弁護側は「被告には反省の意思がある」として、被害弁償金100万円を用意していることを明らかにしたとのこと。

4)事件当時、R被告は土浦市内に住み、美浦村内の電器部品加工会社に勤務していた。女子学生と面識はなかったとのこと。

***第2回公判 7月18日***

被告人質問が行われ、R被告が凶器のカッターナイフを共犯の男に自ら手渡すなど、犯行の主導的役割を果たしていたことが明らかになったとのこと。

検察側から「捜査段階で供述したことについて『覚えていない』ということが多いのではないか」と指摘を受けるほど、R被告は事件の詳細について不明瞭な回答に終始したとのこと。

一方で争点となっている刃物で傷つけた回数などについては、争う姿勢を崩さなかったとのこと。

1)検察側の質問で、女性を暴行しようと計画し発見するまでの時間について「1時間から1時間半くらい」と証言。
「被害者を確実に殺すために、車内にあったカッターナイフを(共犯の男に)渡した」と述べたとのこと。
殺害理由について問われると、「警察や両親に(暴行したことを)話さないようにするため」と口封じ目的だったとのこと。

被害者を拉致した状況については、自転車に後方からワゴン車で近づき、自転車の右側から進路をふさいだとし、「1人が被害者の体を引っ張り、もう1人が車外から体を押して、車内に連れ込んだ」と述べた。さらに「(職場の近くの)川に被害者を捨てようと提案した」と語ったとのこと。

2)R被告は初公判で共犯者の影響などが犯行をエスカレートさせたと主張したが、なぜ共犯者との関係を絶たなかったと問われると、「分からない」と答えたとのこと。
事件の詳細についての質問に「覚えていない」「分からない」と繰り返し、裁判長から「当時のことをよく思い出して答えてください」と注意される場面もあったとのこと。

3)弁護側の質問に「首を切り付けたのは1度だけ。胸は刺していない」と話し、起訴内容の一部について否認したとのこと。
犯行後は、被告の自宅に戻って再び飲酒したといい、「(共犯の2人に)誰にも話さないようにしようと話した」とのこと。

R被告は2007年にフィリピンに帰国し、再び日本に入国。弁護人に逮捕されるとは考えなかったかと問われると、「(逮捕は)覚悟していた。子どもが生まれてから犯行を後悔するようになった」と話したとのこと。

弁護側から反省の念について問われると、「後悔している。被害者や遺族に申し訳ない」と述べたとのこと。「自分に子供ができて被害者や遺族の苦しみが分かるようになったか」という問いに対しては、弱々しくうなずきながら「はい」と答えたとのこと。

***論告求刑公判 7月19日***

検察側は「強固な殺意に基づく残忍な犯行だ」「犯行態様は卑劣極まりない」として無期懲役を求刑、結審した。

1)論告で検察側は、偶然見つけた女性を乱暴し、口封じで殺害した行為について「通り魔的犯行で被害者に落ち度が一切ない」と指摘したとのこと。

検察側は論告で、殺害は暴行が発覚しないためだったとして「強固な殺意に基づく容赦のない執拗(しつよう)で残虐な犯行」と指摘した。
「被害者の遺体を川に捨てることを提案したり、共犯の男にカッターナイフを渡すなど主体的に動いた」とし、「力の劣る女性に対し、男3人で襲うという犯行態様は卑劣極まりない」と強調したとのこと。

「動機に酌量の余地はなく、有期刑が相当とはいえない」と糾弾したとのこと。

2)弁護側は「被告は(事件後に)娘が生まれてから罪に向き合い反省している」などと訴えたとのこと。

弁護側は弁論で犯行当時は若年であり、共犯2人の影響があったとして、「人格の未熟性から生じた。事件を後悔し、深く反省している」と情状酌量を求め、有期懲役刑が相当と主張。起訴内容の一部について「首を切り付けたのは1回で、胸は刺していない」と訴えたとのこと。

3)R被告は最終意見陳述で、「遺族に謝罪したい気持ちでいっぱい。重大な罪をやってしまい後悔している」と涙声で話したとのこと。

「(被害者の)両親に申し訳なく謝罪の気持ちでいっぱい。更生するチャンスを与えてほしい」と述べたとのこと。

4)検察側の求刑に先立って遺族の意見陳述が行われ、女子学生の父親が検察官を通じて「幼いころから明るく優しい子だった。話したくても、あの頃には戻れない。悲しくむなしく、残念」と語ったとのこと。

***判決公判 7月25日***

裁判長は「被害者の人格を踏みにじる卑劣な犯行」として、求刑通り無期懲役の判決を言い渡したとのこと。

1)判決理由で裁判長は、「被害者の屈辱や恐怖、苦しみは筆舌に尽くしがたい」と指摘。また被告が共犯2人と口封じのため殺害を事前に話し合っていたと指摘したとのこと。
首を絞めた上、息を吹き返さないよう被告が刃物を渡し、3人で首を複数回切ったとして、「執拗、残虐な犯行で殺意の強固さも明らか」と述べたとのこと。

裁判長は、R被告が仲間2人に刃物を渡して首を切るよう告げ、自らも首を1回切りつけており、「殺害行為にも主体的に関与している」と指摘したとのこと。

共犯者の影響や若年であったことが犯行をエスカレートさせたとする弁護側の主張については、「いずれも量刑上重視できない」と退けたとのこと。

弁護側の「若さや飲酒、共犯者が犯行に影響した」とする主張を退け、「罪を認めて反省の言葉を述べていること、被害弁償金を用意していることなどを踏まえても有期刑を選択する事情はない」と断じたとのこと。

2)判決によると、R被告は同国籍の男2人=国際手配中=と共謀し、2004年1月31日午前0時ごろから午前6時半ごろまでの間、阿見町付近の路上で、通行中の被害者の腕をつかんで車に連れ込み、乱暴して首を圧迫し、美浦村舟子の清明川付近で首を刃物で複数回切り、胸部を複数回突き刺し殺害したとのこと。

3)県警は昨年9月、遺体から検出されたDNA型などを基にR被告を逮捕。被告の同僚だった当時未成年のフィリピン人の男2人を共犯として国際手配しているが、事件後に帰国しており立件の見通しは立っていないとのこと。

こんなところですね。
死亡は1人ですが、殺人と強姦致死で罪状に「強」の字が付いてますから、無期懲役には十分な罪状だと思います。
物的証拠としてもDNAが出てますし、自白証言も出てますから、犯人性に疑いは無いでしょうね。

一つ気になったのは、第1回公判で再入国に対して、逮捕されるとは思わなかったのか?と弁護人に質問されて、逮捕は覚悟していたと答えています。

逮捕されるかもしれないけど、それでも、日本に来て働かなくてはならない事情があったんでしょうね。
まーそのおかげで逮捕できたと言う事なんですが・・・

検察側が論告で、「強固な殺意に基づく残忍な犯行だ」「犯行態様は卑劣極まりない」としていますが、まったくその通りだと思います。

拉致ってレイプする事を決めた段階で顔も隠さず犯行をすれば、口封じをしなければならない事は予測できたわけで、それを3人が暗黙の了解のもと、犯行に及んだわけですよね。

まーこの事件は外国人による犯行ですが、日本人の犯行だったとしても、おかしくない事件です。

成人男性に3人がかりで襲われてはスポーツで鍛えているとは言え、女性一人では太刀打ちできなかったでしょうね。

この事件を防ぐにはと考えると、いろいろとありますが・・・日本は安全な国ではありません。
平成27年度の犯罪白書で平成26年度の強姦事件の認知件数は1250件あります。
強制猥褻事件については認知件数7186件です。これは警察に被害が訴えられた件数ですから、実際にはもっと多いはずです。

そのあたりをふまえて、自らを守る意識は持っていただいた方が良いと思いますね。

ちなみに、男性に対する強制猥褻事件も214件発生してますから、男性は絶対大丈夫と言う保証は無いようです。

とりあえずコメントされる場合はこちらを一読願います。
レイプ事件を考える時の注意点

残る2名の容疑者の裁かれる日を待ちましょう。

参考リンク
茨城女子大生殺害事件の謎!その24 (起訴)

| | コメント (5)

2017/09/26

茨城女子大生殺害事件の謎!その24 (起訴)

続報です。

1)国際手配した容疑者について、国際手配の決め手は、遺体に残ったDNAと、日本にいる男の親族のDNAとの照合を行った結果だった。
別の報道では
共謀したとされる男2人もDNA型が酷似していることが判明したとの事。

2)水戸地検は9月22日、岐阜県瑞穂市祖父江の工員、男性容疑者(36)=フィリピン国籍=を殺人と強姦致死罪で起訴したとの事。

起訴状によると、被告は2004年1月31日午前0時~6時半ごろ、茨城県阿見町の路上で、知人の男2人=同=と共謀し、通りかかった女子学生の腕をつかんで車に連れ込み、車内で性的暴行をした上で首を絞めたり刃物で首や胸を刺したりしたとの事。
たまたま通りかかった女子学生を狙った通り魔的な犯行でしたが、車に連れ込む前に殺害を計画していたとの事。水戸地検は、被告の認否を明らかにしていない。

3)起訴状などによると、平成16年1月31日午前0時から同6時半ごろまでの間、同国籍の男2人と共謀し、阿見町の路上で、被害者を車に連れ込み、美浦村舟子の清明川に向かう車内で暴行を加え、手などで首を絞めた。さらに、同川の河口付近で首を刃物で複数回切り、胸部を先の尖ったもので複数回突き刺し、殺害したとしているとの事。

4)被告は「仲間と遊んでいる時に女子学生を見つけて犯行に及んだ」という趣旨の話をしている。また、当時、18歳だった共犯とみられる男は「被告が被害者を見つけ、連れ込んだ」と話しているとの事。

5)被告は事件後にいったん日本を出国したが、日本に戻って同社へ再就職。その後、同社は倒産し、被告は茨城を離れたとの事。

6)捜査関係者などによると、被告は2000年2月に入国した後、母親と共に美浦村内の電子部品加工工場にパート従業員として勤務。共謀したとされる男2人も工場の元同僚で、遊び仲間だったとの事。

7)国際手配されている元少年(当時18歳)と名乗る男:
Q:逮捕された容疑者が女性をつかんだのか?
「(大きくうなずく)」
Q:どうして女性は死んだのか?
「引き裂いたのです」
この男は知人に犯行を打ち明けていた。
男の知人:「こうやってコイントスをする。表が出たので(彼らは)日本人女性を殺した」

こんなところなんですが・・・
どうも話が矛盾するというか、ツジツマが合わないと思うのですが・・・

事件は偶然起きた。
車に連れ込んでいるので、犯人達は車に乗ってドライブしていた。
そこで、被害者を目撃して、話しかける。
夜に一人で自転車に乗っている若い女性が、簡単に対応するとは思えない・・・
顔見知りで無いなら、なおさら、スピードを出して逃げたいところですよね。

これまでの報道で自転車で会話している時に自転車から引きづり下ろしたとあるから、他の2名の誰かが、顔見知りだった可能性はありますね。

で、問題はここからなんだけど・・・

車に連れ込む前に殺害を計画していたと言うのが疑問ですね。
どの段階で殺害を決めたのか?
そして、それはコイントスで決めたと言うけど・・・

立ち話をしている時に横でコイントスして決めたって事?

それとも、被害者を発見する前の段階で誰でも良いから女性を襲って、殺す事をコイントスで決めたと言う事?

あるいは、被害者を発見した段階で決めたのかな?

それから、これまでの報道で
「家に連れて行って、レイプして殺した」とあって、今回の報道と齟齬が大きいですよね。

今回は車の中でとなっている。
この「家に連れて行って、レイプして殺した」と証言したのは容疑者Bの知人ですよね?

もしかして、この知人が今回の報道の「コイントスして決めた」と証言した人と同一人物ですか?

この人の証言の信憑性はどうなんだろう?
記者さんのインタビューに答えた形だけど・・・謝礼とか渡しているのかな?
謝礼欲しさに、ショッキングな内容を話しているだけなんて事はないでしょうか?

起訴状の内容は起訴された、容疑者の供述を元にしているのだろうから、かなり信憑性は高いと思うのですが・・・それとかなり矛盾する証言をしているこの「知人」の証言は、裏付けをとらないといけないような気がしますね。

少なくとも、フィリピンにいる容疑者が二人いるのだから、それぞれからの証言をつきあわせて欲しいところです。

まー、それも、日本に身柄を引き渡されれば、できるんでしょうけど・・・
どうなるのかな?

| | コメント (7)

2017/09/11

茨城女子大生殺害事件の謎!その23 (続報)

1)警察は、すでに逮捕されている容疑者(35)の遊び仲間だった事件当時19歳だった容疑者A(33)と18歳だった容疑者B(31)による3人の犯行と断定。AとBを国際手配しているとの事。

2)容疑者Aはこの被害者の自宅近くに住んでいたとの事。

3)Aの親族もAの居場所は知らないと話した、Aと逮捕された容疑者(35)の間には事件の数年後にあたる時期に何らかのトラブルがあって容疑者(35)と疎遠になったと話したとの事。

4)容疑者Aは妻子をもっているとの事。

5)容疑者(35)が事件後、遺棄現場近くの会社を辞めて出国した後、再入国して同じ会社に就職していたとの事。
元同社役員によると、容疑者(35)は当時、土浦市の自宅から美浦村の電機部品加工会社に通勤していたが、事件後に退職した。その後、同社に勤めていた母親の紹介で再び就職することになったとの事。捜査関係者によると、容疑者(35)は退社後に出国した後、出入国を複数回繰り返していたとの事。

6)容疑者(35)が勤めていた会社は、遺体が見つかった同村舟子の清明川河口付近と約1キロの距離に位置している。県警は、土地勘のある場所に遺体を遺棄した疑いがあるとみて調べているとの事。

7)地元住民によりますと、容疑者Aは容疑者(35)の逮捕後、地元で姿を見せなくなったとの事。

8)容疑者Bの知人男性はBから「日本で人殺しをしたからフィリピンに帰ってきた」と告白されたと話したとの事。

9)容疑者AとBの出入国の記録によるとAとBは事件から3年後の2007年に日本からフィリピンに入国し、それ以降は出国していないとの事。

10)数年前(事件から約10年後)、「不審な外国人がいる」「事件について、話している人物がいる」との情報提供で容疑者(35)が浮上したとの事。

11)関係者によると、容疑者(35)は事件後、出入国を繰り返し、7年ほど前に家族で岐阜県瑞穂市に移り住んできたの事。

12)国際手配された容疑者AとBの男2人(当時18歳と19歳)は、母親が日本に住んでいるが、事件から3年後の2007年の3月と5月に相次いで帰国し、それ以降、一度も日本に戻っていないとの事。

13)容疑者Bの知人によると容疑者Bは薬物中毒で日本からフィリピンに帰国した疑いがあるとの事。
 「(母親がフィリピンに)帰らせた」
 「フィリピンにいるときは(彼の状態は)そんなにひどくなかった。お酒を飲んでいるだけで、麻薬に関してはひどくなかった」
 「日本で、日本人とフィリピン人の仲間と麻薬やってた」(容疑者Bの知人談)

14)容疑者Bの知人は容疑者Bから聞いた話として次のように話した。
 「当時みんなで飲んでいた。歩いていた日本人の女の子をみんなで引っ張った。それで家に連れて行って、レイプして殺した」
 
こんなところですね。
今回の報道で気になったのが、最後の14)です。
「歩いていた日本人の女の子をみんなで引っ張った。それで家に連れて行って、レイプして殺した」

「歩いていた」・・・この部分が気になりますね。
では自転車はどうなるのか?

可能性は二つだと思う・・・
A)自転車を押してあるいていた被害者を襲った。
B)徒歩で歩いている被害者を襲った。

A)の場合
コメントで視力が0.1ぐらいだと、夜、自転車に乗るのは辛いと言う体験談がありました。だから、「自転車を押して歩いていた」という説明は有りなんだけど・・・

でも、そんな事、目が悪いのは今日に始まった事じゃないわけで、本人はずっと以前から自覚していたはずですよね?
なら、最初から自転車に乗って夜の散歩へ出ないのでは?と言う素朴な疑問がでます。

あるいは、最初は大丈夫と思って乗り出したが、結局、自転車に乗るのが怖くなって押していたという場合も考えられますね。

B)の場合
これは、意表を突いた物なのですが・・・確かに、目が悪くて夜、自転車に乗るのができない被害者が、自転車に乗って夜の散歩に出る事の方がおかしいわけです。

しかし・・・では、発見された自転車は誰かが移動した?と言う事になりますよね。
そうすると、犯人グループの誰かが、被害者の自宅と自転車を知っていて、偽装の為に自転車を盗み出して、別の場所に遺棄したと言う事が考えられますが・・・

何の偽装?
自転車を移動して何の偽装になるの?・・・例えば、拉致ポイントの偽装かな?
今回の報道情報の中で2)の「容疑者Aは被害者の自宅近くに住んでいた」と言う情報があるので、遠方で事件に遭遇したとする事で、捜査をかく乱する事を狙ったとも考えられますね。

他には・・・「家に連れて行って、レイプして殺した」この部分で、「家」とは誰の家だろう?

容疑者(35)は隣町なんですよね。Bの家はわからない。
ただ、遺棄場所が容疑者(35)の勤務先から1kmの場所なんですよね。

問題の「家」はAかBの家か?とも思うのですが・・・「AもBも母親が日本にいる」と言う事から、当時10代だったAとBはそれぞれ、母親や家族と同居していた可能性がありますよね。

そこでの犯行は難しいような気がします。容疑者(35)、事件当時22歳の当時の生活状況がわかりませんね。
もし、一人暮らしなら、容疑者(35)の家が犯行現場だったのかもしれませんね。

このあたりは、いずれ自供すれば情報が出てくるでしょうね。

A)の場合もB)の場合も、大きく矛盾する事は無いですね。
ただ、B)の場合は容疑者がAが被害者を知っていた、あるいは一方的に知っていた可能性はあるのかもしれませんね。
被害者の家を知らないのであれば、自転車を偽装する理由が無いでしょうね。

その場合はA)で、自転車と遺体を別々の場所に遺棄したと言う事かもしれません。
ただ、別々の場所に遺棄する理由が無いですね。

単純に遠方で事件が起きたように偽装したいと言う事なのかな?

まー、このあたりは自供を待ちましょう。

| | コメント (15)

2017/09/04

茨城女子大生殺害事件の謎!その22 (容疑者逮捕)

容疑者が逮捕されました。
県警捜査1課などは9月2日、強姦致死と殺人の疑いで岐阜県瑞穂市祖父江、フィリピン国籍の男性工員M容疑者(35)を逮捕したとの事。

既に出国した同国籍の33歳と31歳の男2人についても共犯と断定し逮捕状を取り、近く国際手配するとの事。

容疑者と原田さんに面識があったかは「不明」としているとの事。

M容疑者は事件当時、阿見町に隣接する茨城県土浦市に住んでいたとの事。
捜査関係者によると、容疑を認めているとの事。
遺体の付着物から検出された複数人のDNA型が、M容疑者らの型と一致したとの事。

M容疑者の逮捕容疑は、04年1月31日午前0時~6時半ごろの間、男2人と共謀し、同県美浦村で被害者の首を圧迫して窒息死させるなどした疑い。

被害者の遺体は同日午前9時ごろ、1人暮らしの自宅アパートから約6キロ離れた美浦村の清明川で発見された。遺体発見現場から自宅を挟んで逆方向の土浦市の空き地では、被害者の自転車が見つかった。

遺体の解剖の結果、首を絞められ窒息死し、その後、刃物のような物で首や腕、胸から腹などを切られたことが判明。
死亡推定時刻は31日午前0~3時だった。自宅の検証では、室内に争ったような跡や血液反応はなく、県警は自宅以外の場所で殺害されたとみて捜査していたとの事。

県警によると、M容疑者は日本の永住権を持っているとの事。事件当時は22歳だった。
共謀したとみられる男2人は当時、それぞれ19歳と18歳の少年で、07年に出国したとの事。
捜査本部によると、M容疑者ら3人は知人同士で、事件当時、M容疑者は土浦市内に住んでいたとの事。

情報提供や関係者への聴取などから、当時茨城県土浦市に住んでいたM容疑者が浮上、共犯関係とみられる知人の男2人を特定したとの事。
3人と被害者の接点は現時点で不明だが、一方的に被害者を知っていた可能性があるとの事。

また県警は9月2日、不正に在留資格を取得したなどとして、県内に住むM容疑者の妹(34)ら男女3人を逮捕したとの事。

今年7月に改正刑法が施行され、強姦罪は「強制性交罪」に変わり、法定刑が引き上げられた。しかし今回の事件は16年に発生しており、改正前の刑法が適用されるとの事。

遺体は衣類を身に着けていない状態で見つかった。外出時に着用していたダウンジャケット、セーター、運動靴は今も見つかっていないとの事。

県警によるとこれまでに、容疑者逮捕に結び付いたものを含む360件の情報提供があったとの事。

容疑者と同じアパートの住民:「(M容疑者は)車が故障したら修理を手伝ったり結構、地域の手伝いもするし、学校行事もちゃんと参加している。子どもの世話をよくする良いお父さんだと思った」と話したとの事。
M容疑者の元同僚:「びっくりした。ご飯、食べられなかった。きのう聞いて(家が)近くだから怖くて。見た目はおとなしくて優しそうな人」と話したとの事。

M容疑者(35)は9月3日朝、身柄を水戸地検に送られたとの事。

事件後、M容疑者が周囲に対し、犯行をほのめかすような話をしていたという趣旨の情報が警察に寄せられていたとの事。
捜査関係者によると、同容疑者らは事件発生後、周囲に対し、「被害者の事件に関係している」という趣旨の話をしたとの事。

捜査関係者によると、県警は被害者の交友関係などを捜査したが、M容疑者らとの接点は浮かばなかったとの事。
被害者の携帯電話の履歴も調べたが、M容疑者らと連絡を取った形跡はなく、県警は面識がなかったとの見方を強めているとの事。

M容疑者が事件後に出入国を繰り返していたことも分かったとの事。

元同僚の女性によると、M容疑者は岐阜県瑞穂市の自宅アパート近くにある自動車部品メーカーの工場で勤務。部品洗浄などの仕事に従事していた。しかし工場では同僚と頻繁にトラブルを起こしていたとの事。女性は「短気ですぐ怒る。彼のせいで退職に追い込まれた人もいた」と話したとの事。

同居するフィリピン人の妻や3人の子供らとは仲が良く。妻は会員制交流サイト(SNS)上にM容疑者が子供を抱く写真などを頻繁にアップしていたとの事。

こんなところですね。
容疑者はDNAが決め手となり、逮捕はされたけど・・・事件の謎は未だ解けていませんね。

私はこの事件と、例の島根の女子大生殺害事件についての共通点に気付いて、軽い恐怖を感じています。
どちらも迷宮入りか?と思われた事件で、容疑者逮捕、あるいは犯人と断定されたわけなのですが・・・どちらの事件も、情報提供によって解決の糸口となっている点なんです。

それの何が怖い事なのか?と言うと、この茨城女子大生殺害事件の場合、DNAが残っていて、それが今回、逮捕の決め手にもなっているわけですが・・・
容疑者逮捕の糸口はDNAが一致した事ではなく、情報提供だったと言う事なんです。

つまり、DNAや指紋が残っていても、情報提供がなければ、犯人を逮捕できないのが現実なのか?と・・・

もし、情報提供がなければ、逮捕の決め手のDNAや指紋があっても、逮捕できないなら、世田谷一家殺害事件を解決する為には、やはり情報提供が必要なんでしょうね。

今回は周囲に容疑者達が、犯行に関係していたとほのめかす会話をしていた事が通報されたわけですが・・・
まー外国人のコミュニティーの中で警戒心が薄かったのかもしれません。
しかし、それを全ての未解決事件に期待してもよいのか?と言うと、そうでは無いですよね。

情報提供をもっと、効率よく行えるようにするにはどうしたらよいのか?
これが、世田谷一家殺害事件を含む、未解決事件を解決する為の鍵になるかもしれませんね。

続報を待ちましょう。

| | コメント (7)

2012/12/09

茨城女子大生殺害事件の謎!その21(報道番組の特集)

事件からまもなく9年ですがしばらく続報がありませんでした。
ところが、最近某TV局が特集番組を作るらしくこの事件の情報を予告編なのか本編なのか分かりませんが流しました。
今回はその報道内容の要点をまとめてみました。

1)死因は窒息死
2)腕に殴られた後、首などに刃物傷
3)衣服は身に着けていない

茨城県警捜査一課課長補佐の説明、
4)道路上に血痕はなかった。遺体のあった上部ののりめんに血痕があった。
車でどこからか運ばれた可能性が高い。

5)犯行時刻頃に付近で不審者な車の目撃情報あり、車の色や形は分からない
6)午前0時ごろ、ごろねしてた友人が女性が部屋を出る物音を聞く

7)散歩にいってくる と言うメモを翌朝発見

8)交際相手の男性の靴とダウンジャケットがなくなっていた(公開された青いジャケット)

9)自転車も駐輪場になかった
10)死亡時刻は午前0時から3時

11)自転車は電柱に立てかけられていたがライトをつける状態ではなかった

12)この場所で朝5時半くらいに白っぽいワンボックスが目撃されていた。
13)白いワンボックスから労働者がはくニッカボッカ風ズボンの二人の男が自転車を下ろして立てかけている所の目撃情報がある

こんな所です。
今回の報道で目新しい点としては
7)のメモの内容ですね。これまでの報道では「出かけてくる。遅くなる」だったのですが今回の報道では「散歩にいってくる」になっています。(文面は不明)

8)外出時の服装の上が水色のパーカーと以前報道されたけど、それは友人の物で一緒に友人の靴も無くなっている。(友人とは例のごろ寝君の事)
でも、靴はおかしいと思うけどな・・・だって女性と男性ではサイズが合わないと思うけど・・・
小柄な男性だったのか?大柄な女性だったのか?(これは報道された体格情報からは無いと思うけどな)

10)死亡推定時刻は午前0時から3時
以前の情報では食後4時間といわれていましたから、具体的な数字はいままで無かったと思います。

11)発見された自転車はライトが点灯する状態ではなかった。
12)13)白いワンボックスから自転車発見現場に自転車を下ろす二人の男の目撃情報がある。

今回の目玉はこの13)のニッカボッカ風のズボンを履いた2人の男って所だろうな。

やはり、自転車は偽装だったと言う事なんだよね。

これまでの報道で、遺体から2名分のDNAが検出されているし、コメントによる情報提供では警察は「ある職種の人達の行方を追っている」との情報もありました。

2名、ニッカボッカ風ズボン(これがある職種の人達を意味すると推測)と従来情報とも矛盾がありません。

この3年ほど目新しい情報も無かったので捜査本部も「やる気ないなー」と思ってましたが、3年ぶりの続報は「やる気」を感じさせてくれました。

ただ、できれば世田谷事件みたいに情報を整理して公開して欲しいと思います。

茨城県警のこの事件に関するホームページはこちらは
美浦村舟子地内における女性被害殺人・死体遺棄事件

蟹江の事件の例もあるのでDNAが残っていれば時間が経過しても犯人逮捕の可能性は高いですね。

犯人逮捕に期待しましょう。

| | コメント (38)

2009/07/14

茨城女子大生殺害事件の謎!その20

今回はご近所さんから情報提供がありましたので、それを紹介しようと思います。
「近くに住んでます」さん、情報提供ありがとうございます。

1)まず荒川沖駅へは車で10分~15分かかりひたちのうしくへは車で15分以上かかります。
ひたちのうしく駅は近辺に駐車場がいくつが点在していて長い時間停めていても安い。
しかし荒川沖駅周辺には気軽に停められる駐車場が近くにないです。(とにかくごちゃごちゃしていて)

ひたちのうしく駅に電車が到着し、駅を出て駐車場へ向かい車に乗って家路に着く・・・その頃は最短で行ける道路がまだ出来ていなかったので、30分位はかかりますね

2)あと第一発見者は発見場所の近所に住む方ですが朝、犬の散歩に出たら発見してしまったそうです。

3)そして自転車は某大型電化店の横のこじんまりした空き地にあったそうですが、全く関係のない人間が乗り捨てるというのもあると思います。
なぜならこの辺は自転車の盗難が非常に多く、ほんの少しの時間買い物している間に鍵をかけていても盗まれてしまう程なので。

4)あと一昨年(?)か去年の初め(?)職場にこの事件の事で刑事が来ました。
違う視点から探っているそうで、ある職種の人の行方を聞きに来たのです
そして体につけられた傷はある特殊(?)な物で傷つけられたようです
その凶器は言ってはいけないと思うので伏せておきます。(報道されていないと言っていたので。でも友人曰く某サイトでは書いてあったそうですが・・・)

とこんなところですね。
1)については被害者の足取りに関係します。被害者は当日、東京に出ていますが、帰路が渋谷駅-上野駅-土浦駅と報道されています。
で、どこから「ひたち野うしく駅」が出てくるかと言うと、東京に向かう経路が車で「ひたち野うしく駅」に向かいそこから電車で移動していると言う事です。

これのどこが疑問か?と言うと、距離的に被害者宅からの最寄り駅は荒川沖駅や土浦駅なんだけど、どうしてもっと遠方の「ひたち野うしく駅」が使われたのか?と言う事です。
その答えが「ひたち野うしく駅」の方が駐車しやすいのでは?と言う事ですね。

コメントで「ひたち野うしく駅」から車で30分ぐらい掛かると言う事なので、私が疑問に思っていた空白の1時間はこの移動時間なのかもしれないですね。
空白の1時間はこちらを参照願います。

3)の自転車の件については、それほど自転車盗難の多い土地となると、犯人が自転車を移動した場合の他に更に別人による二重盗難や、アパートからの盗難などもあるかもしれませんね。

4)今回の情報提供で目新しい点がここです。
違う視点から探っているそうで、ある職種の人の行方を聞きに来たのです
そして体につけられた傷はある特殊(?)な物で傷つけられたようです
現在、警察の公式発表ではなさそうですが、遺留品から2人分の男のDNAが発見されているとの報道があります。
そして、被害者の交友関係に一致する人物は居なかったと言う事です。

そのあたりを考えると、警察は捜査範囲の枠を広げて捜査をしていると言う事だと思いますが・・・
気になるのは「特殊な物」「ある職種」ですね。
傷から形状が特殊だとするなら、相当変わった刃物と言う事になるのだが・・・
金属片が出て材質や形状から判断と言うのも有りですが・・・
それが「職種」に関係すると言うあたりですね。

職種と言うのが微妙で、道具を持ち歩く職種はかなり限られてきますよね。
失踪時刻は夜遅いので、お店に立ち寄って事件に巻き込まれた、そしてお店にあった道具を使ったとなると、これも限られる。

拉致後、自宅や職場で殺害してそこから道具を持ち出したと言う可能性が確率としては比較的高いかもしれないね。

この事件については時間が経過している事もあり報道が殆どありません。
もしかすると、この情報も来年の1月31日の発生日付近には警察の公式発表があるかもしれませんね。

捜査の進展に期待しましょう。

| | コメント (5)

2009/02/06

茨城女子大生殺害事件の謎!その19

2月1日ですが、NHK水戸放送局でこの事件についての新情報の報道がありました。
(ぷりさん、情報提供ありがとうございます)

この情報について書こうと思ってました。1週間待ったのは他のメディアからの追いかけ報道があるのか?と思って待っていましたが、今週発売の週刊誌にも関連情報はありませんでした。
なので、ちょっと信憑性には疑問がありますが、捜査員が地元NHKの記者にうっかり漏らしたのではないか?と思っています。

では、その報道はこちらです。
美浦村で当時21歳の女子大生が殺害されているのが見つかった事件から31日で5年が経ちます。

警察のその後の調べで被害者の遺体が見つかった現場に残された遺留品からDNAが検出され、詳しく鑑定した結果、ふたり分の男のDNAの型が検出されていたことが警察への取材であらたにわかりました。

警察は関係者など複数の男性からDNAのサンプルの提供を受けましたが、これまでのところすべて一致しなかったということです。警察は検出されたDNAが犯人につながる有力な手がかりなるとみていて事件に複数の男が関与した疑いが強いとみて調べを進めています。

とこんな報道なのですが・・・私の記憶ではDNAについて明言している報道はなかったと思います。
以前あったのは「遺体から体液を採取しDNA鑑定を進めている」と言う程度だったかな。

今回は「遺留品から」と言う事なんですが・・・この事件で遺留品ってたしか、ジャージの下しかなかったと思うんだけど・・・?
このあたりは、警察や報道の「配慮」があったのかもしれないので、あまり深く考えない方が良いかもしれませんね。

ポイントは
1)DNAが検出されていた事
2)2名分の男性のDNAが検出された事。
3)複数の男性関係者からDNAサンプルの提供を受けたが一致しなかった事。

この3点ぐらいかな。
1)と2)は今の段階でDNAの人物が犯人とは断定できないが、少なくとも、被害者と事件の前後に会っていると考えて良いだろうね。少なくとも遺体周辺に自分のDNAが残っていた事について何か知っていると思うね。

で3)なんだけど当然、DNAが手物にある警察としては、そりゃ関係者と照合したくなるだろう。
問題はその結果、一致しなかったと言う事なんだよね。
・・・ここが悩ましい所なんだけど、DNA自体が犯人の物とは限らないので結果一致しなかったらといっても、犯人ではないと言う証明にはならないし、逆に犯人との証明にもならない。

なので、この点については、警察の照合したDNAの中にDNAの人物は居なかったと言う見方の方が良いだろうね。

ただ、このDNA情報をいつ警察は入手していたのか?と考えると、技術の進歩で最近になって検出できるようになったと言う事なのかな?

もし、以前から入手していたのなら、これまでの報道で関係者がDNAを提出しているといった報道がありそうでしょ?

そうなると、これから更に広い範囲でDNAの照合が行われると言う事だよね。
続報に期待しましょう。
できれば何処からDNAが検出されたのかも知りたいね。

| | コメント (1)

2008/02/10

茨城女子大生殺害事件の謎!その18

続報です。この事件に懸賞金が掛けられました。
事件の情報を求めるビラがつくられ配られています。このビラから新しい情報をピックアップしてみましょう。

Photo 被害者の外出時の服装は「黒のダウンジャケット」ではなく、写真の水色のパーカーだった。夜でも目立つ色なので、事件当日に目撃した方は是非警察に連絡してください。
Photo_2 発見された自転車?以前このブログで話題になった自転車とタイプは同じで色違いと思われます。

さて、外出時の服装だけど、上着が水色のパーカーと言うのが、やっとここまで来て明かされたね。

ここまで警察が発表しなかったのは、知っていて発表しなかったのか?それとも、警察も知らなかったのか?と言うあたりが気になるね。

さらに、写真をみると、下半身が写っていない。
この点も不思議なんだよね。
つまり、警察は今になっても、被害者の外出時の服装を特定できていないと言う事なんだよね。
現場に残っていた黒のジャージが被害者の物かどうかもわかっていないと言う事だし、水色のパーカーの下が裸と言う事はありえないから、パーカーの下もわからないと言う事だね。

確かに一人暮らしなので、どんな服が無くなっているかわからないと言う事もあるだろうが4年経ってますからね・・・・

とにかく捜査の進展に期待しましょう。

| | コメント (9)