前回は冤罪と言う角度からこの事件を考えたけど、今回は逮捕の容疑を軸に容疑者が犯行を行ったと仮定して、あれこれ考えてみよう。
時系列情報は以下の通り
6月
14日後に逮捕される同僚はこの日非番だった。
14日22時00分頃 女性が退社
14日22時30分頃 夫が女性の携帯に電話するが呼び出しはするが誰もでず。
15日00時00分頃 夫が女性の携帯に電話すると圏外か電源が切れた状態だった。
15日01時00分頃 遺体が発見された駐車場に女性の車は無かった。
15日04時00分頃 駐車場に止めてある女性の車を管理人が発見する。
15日後で逮捕される元同僚は昼過ぎから出勤していた。
15日20時00分頃 駐車場で夫が立会い、女性の車から遺体が発見された。
30日後に逮捕される元同僚女性が職場を退職する。
8月25日元の職場の同僚の33歳女性が遺体遺棄容疑で逮捕される。
9月14日遺体遺棄容疑については処分保留で釈放、しかし殺人容疑で再逮捕
10月5日殺人・遺体遺棄容疑で起訴
容疑の内容は
「勤務先のスーパー従業員駐車場に止めた軽乗用車内で、被害者の首を絞めるなどして殺害した疑い」
さてと色々と疑問はあるんですよね。
1)「殺すつもりで待ち伏せした」と言う事で計画的な犯行なのか?と言う点です。
否定する材料は、素手で殺害している点だろうな。計画的な物なら刃物や紐など用意するんじゃないの?と言うのが疑問です。
肯定する材料ですが、これは私の妄想なのですが・・・
もしホントに素手ならば、殺害現場の車の中に容疑者の「指紋」が多数残っていたはずでしょ?
だとしたら、逮捕まで2ヶ月以上もかかるとは思えないでしょ?
この事件では多分、動機の面から容疑者は比較的早い時期に捜査線上に浮かんだはずです。
だとしたら、現場から指紋が出た所で逮捕となってもおかしくないでしょう。
逮捕されなかったのは、現場から容疑者を示す物証は何も出てこなかったからじゃないかな?
その意味では、素手と言うよりは「手袋」を使って犯行を実行したと警察は見ているのではないだろうか?
この「手袋」を使った点から警察は「計画的」な犯行と言う見方をしているのではないか?と言うのが私の妄想です。
2)共犯者は存在するのか?
初めに書いてしまうと、共犯者の存在を疑わせる情報は基本的にありません。間接的に疑わせる材料としては
・警察が極端に情報を出さない事。
(この点が一番疑わしい所だろうね)
・殺害から遺体遺棄までの時間が長い事。
(最初から殺害するつもりなら、接触した直後に殺害していると考えるのが普通だよね。だとしたら殺害から最短で約3時間の時間は時間がかかりすぎじゃないの?と言うのが疑われる点です)
・供述情報が殆ど無い事。
(例えば、共犯者が被害者の持ち物を処分し、容疑者がその詳細を知らないとすれば、この点も説明できる)
で否定する材料なのですが、もし、計画的な犯行なら共犯者も事件当初から事件に関わっていると考えて良いと思います。
その場合の疑問は、
・なぜ、遺体をもっと遠くに遺棄しなかったのか?
(この事件で、街中の犯行現場近くに遺棄したのは、容疑者が自分の乗ってきた車がこの近くに止めてあった為だと私は推理しましたが、もし、共犯者が居るのであれば、共犯者の車で遺体を遺棄するなり、遺体を被害者の車で遠方に運んで、共犯者の車で帰ってくるなりできるはずでしょ?)
そこで、私の妄想なんですが、もし共犯者がいるとしたら、それは事件に直接関係を持たない、消極的な共犯者ではないだろうか?
消極的とは、例えば、電話によるアドバイスや指示程度しか事件に関わらない共犯者と言う意味です。
あるいは、容疑者から事件を知らされただけで、事件には全く関係していないかもしれません。
(公判で情報が出てきたら、後でこの点はもう少し書くかもしれません)
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