2008/02/02

仙台女性殺害事件その19

続報です。判決は懲役16年でした。

裁判長は「被害者の夫と復縁できないと思い、何の落ち度のない被害者に対し犯行に及んだことは極めて身勝手」として、被告に懲役16年(求刑・懲役20年)を言い渡した。

16年か、こんなところだろうね。

私はこの事件の始めから一つの疑問を持っていました。
残念ながら公判でもその疑問は解けなかったけど、いくつかの報道からヒントはえられたな。

私が持っていた疑問と言うのは「捜索願いをなぜ出さなかったのか?」と言う事でした。
時系列でみると
14日22時00分頃 女性が退社
14日22時30分頃 夫が女性の携帯に電話するが呼び出しはするが誰もでず。
15日00時00分頃 夫が女性の携帯に電話すると圏外か電源が切れた状態だった。
15日01時00分頃 遺体が発見された駐車場に女性の車は無かった。
15日04時00分頃 駐車場に止めてある女性の車を管理人が発見する。
15日20時00分頃 駐車場で夫が立会い、女性の車から遺体が発見された。

でも
犯行後、被告は行方不明の妻を心配していた男性に「考えすぎだよ。明日になれば帰ってくるよ」と、自身の関与を隠すようなメールを送っていた。

と言う事なので1日経ったら出そうとしてたのかもしれないね。
なにしろ退社から遺体発見まで24時間も経ってないからね。

とりあえず、この事件もこれで一区切りと言う所だね。

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2008/01/29

仙台女性殺害事件その18

続報です。初公判が1月28日初公判がありました。
初公判が28日、仙台地裁であった。被告人質問で被告は「憎んでいたのは(交際していた)男性で、被害者ではなかった」と述べた。

被告は、被疑者との交際を考えた男性から06年9月、別れ話を切り出され、「よりによって同じ会社の人で悔しかった」と供述した。
被告と男性の関係は07年6月上旬、男性が被害者との結婚や挙式予定を伝えるまで断続的に続いた。結婚の話を聞いた後は「どうして彼だけ幸せになるのか」と憎しみを募らせた。

検察側は冒頭陳述で、被告は被害者が被告の元交際相手男性と昨年5月に入籍したことを逆恨みしたと指摘。「男性だけを幸せにはしないと考え、何ら落ち度のない被害者の殺害を決意した。数時間待ち伏せするなど計画的で、強盗事件に見せるために衣服を脱がせて財布を持ち去った」とした。

弁護側は「別れた後も男性と肉体関係があり、愛情を捨てきれなかった。『被害者がいなくなればいいけど、殺すことはできない』と逡巡していた」などと計画性を否定し、情状酌量を求めた。

被告は被告人質問で「彼だけを幸せにするなんて許せなかった。
どうすれば彼を苦しめられるのか考えて、一番大事なものを奪ってしまえばいいと思った」と動機を述べ、「被害者に多少の嫉妬はあったが、憎しみを持ったことはない。犯行当日も彼女を見たくて駐車場に行っただけだが、待っているうちに彼に対する憎しみが増長してきた」と話した。

被告は28日午前の審理で、起訴事実を認めた。
30日に論告が行われ、31日に判決が言い渡される予定。

さて、こんな所ですが、男女間のトラブルと言うのはこんな事になってしまうのかな?
この事件の報道があまり無いのが気になっていましたが。
やはりこのあたりが原因かもしれないね。

しかし、あっという間に判決になるんだね。
もうすこし事実関係が知りたかったんだけどな・・・・

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2007/10/14

仙台女性殺害事件その17

前回は冤罪と言う角度からこの事件を考えたけど、今回は逮捕の容疑を軸に容疑者が犯行を行ったと仮定して、あれこれ考えてみよう。

時系列情報は以下の通り
6月
14日後に逮捕される同僚はこの日非番だった。
14日22時00分頃 女性が退社
14日22時30分頃 夫が女性の携帯に電話するが呼び出しはするが誰もでず。
15日00時00分頃 夫が女性の携帯に電話すると圏外か電源が切れた状態だった。
15日01時00分頃 遺体が発見された駐車場に女性の車は無かった。
15日04時00分頃 駐車場に止めてある女性の車を管理人が発見する。
15日後で逮捕される元同僚は昼過ぎから出勤していた。
15日20時00分頃 駐車場で夫が立会い、女性の車から遺体が発見された。
30日後に逮捕される元同僚女性が職場を退職する。

8月25日元の職場の同僚の33歳女性が遺体遺棄容疑で逮捕される。
9月14日遺体遺棄容疑については処分保留で釈放、しかし殺人容疑で再逮捕
10月5日殺人・遺体遺棄容疑で起訴

容疑の内容は
「勤務先のスーパー従業員駐車場に止めた軽乗用車内で、被害者の首を絞めるなどして殺害した疑い」

さてと色々と疑問はあるんですよね。
1)「殺すつもりで待ち伏せした」と言う事で計画的な犯行なのか?と言う点です。
 否定する材料は、素手で殺害している点だろうな。計画的な物なら刃物や紐など用意するんじゃないの?と言うのが疑問です。

 肯定する材料ですが、これは私の妄想なのですが・・・
もしホントに素手ならば、殺害現場の車の中に容疑者の「指紋」が多数残っていたはずでしょ?
だとしたら、逮捕まで2ヶ月以上もかかるとは思えないでしょ?
この事件では多分、動機の面から容疑者は比較的早い時期に捜査線上に浮かんだはずです。
だとしたら、現場から指紋が出た所で逮捕となってもおかしくないでしょう。
逮捕されなかったのは、現場から容疑者を示す物証は何も出てこなかったからじゃないかな?
その意味では、素手と言うよりは「手袋」を使って犯行を実行したと警察は見ているのではないだろうか?

この「手袋」を使った点から警察は「計画的」な犯行と言う見方をしているのではないか?と言うのが私の妄想です。

2)共犯者は存在するのか?
 初めに書いてしまうと、共犯者の存在を疑わせる情報は基本的にありません。間接的に疑わせる材料としては
 ・警察が極端に情報を出さない事。
 (この点が一番疑わしい所だろうね)

 ・殺害から遺体遺棄までの時間が長い事。
 (最初から殺害するつもりなら、接触した直後に殺害していると考えるのが普通だよね。だとしたら殺害から最短で約3時間の時間は時間がかかりすぎじゃないの?と言うのが疑われる点です)

 ・供述情報が殆ど無い事。
 (例えば、共犯者が被害者の持ち物を処分し、容疑者がその詳細を知らないとすれば、この点も説明できる)

で否定する材料なのですが、もし、計画的な犯行なら共犯者も事件当初から事件に関わっていると考えて良いと思います。
その場合の疑問は、

 ・なぜ、遺体をもっと遠くに遺棄しなかったのか?
 (この事件で、街中の犯行現場近くに遺棄したのは、容疑者が自分の乗ってきた車がこの近くに止めてあった為だと私は推理しましたが、もし、共犯者が居るのであれば、共犯者の車で遺体を遺棄するなり、遺体を被害者の車で遠方に運んで、共犯者の車で帰ってくるなりできるはずでしょ?)

そこで、私の妄想なんですが、もし共犯者がいるとしたら、それは事件に直接関係を持たない、消極的な共犯者ではないだろうか?
消極的とは、例えば、電話によるアドバイスや指示程度しか事件に関わらない共犯者と言う意味です。
あるいは、容疑者から事件を知らされただけで、事件には全く関係していないかもしれません。
(公判で情報が出てきたら、後でこの点はもう少し書くかもしれません)

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2007/10/06

仙台女性殺害事件その16

続報です。仙台地検は10月5日、容疑者を殺人・死体遺棄罪で起訴するとの事。

容疑者は調べに対し「殺すつもりで待ち伏せした」と話している。
動機について「結婚を考えていた男性が被害者と結婚し、裏切られた。男性から被害者を奪い去ろうと思った」などと話しているという。

さて、目立った新情報は無いのだが、とりあえずここまで報道されている情報を整理してみましょう。
6月
14日後に逮捕される同僚はこの日非番だった。
14日22時00分頃 女性が退社

14日22時30分頃 夫が女性の携帯に電話するが呼び出しはするが誰もでず。
15日00時00分頃 夫が女性の携帯に電話すると圏外か電源が切れた状態だった。
15日01時00分頃 遺体が発見された駐車場に女性の車は無かった。
15日04時00分頃 駐車場に止めてある女性の車を管理人が発見する。
15日後で逮捕される元同僚は昼過ぎから出勤していた。
15日
20時00分頃 駐車場で夫が立会い、女性の車から遺体が発見された。
30日後に逮捕される元同僚女性が職場を退職する。

8月25日元の職場の同僚の33歳女性が遺体遺棄容疑で逮捕される。
9月14日遺体遺棄容疑については処分保留で釈放、しかし殺人容疑で再逮捕
10月5日殺人・遺体遺棄容疑で起訴

とこんな所だね。次に容疑者が疑われる証拠や情報を列挙すると
・状況証拠として
1)被害者の夫に恨みがある。
2)6月14日は非番で事件現場付近のコンビニの防犯カメラに容疑者が写っていた。

・物的証拠として
3)被害者の爪から採取された繊維が押収した容疑者の服の繊維と一致した。
4)容疑者の家から被害者の買い物のレシートが押収された。

・自白供述として
5)1人で殺害し、遺棄したとする供述。
6)男性の犯行に見せかける為に全裸にしたと供述。
7)押収された服には被害者の血液が付着した為、何度も洗濯したと供述。
8)持ち去られた携帯電話や財布、車の鍵は捨てたと供述した。
9)被害者が勤務先を出るのを待ち伏せし、車内で手で首を絞めて殺害した」と供述した。

と報道されている情報はこんな所だね。
冤罪と言う角度からこの事件を見た場合、容疑者が被害者を殺害したと断言できるような物的証拠がないよね。
3)の繊維が一致したとあるが、私が思うに容疑者が着ていた服はそれほど特殊な物ではないと思う。つまり仙台市内に住む多くの人間が同じ繊維の服を持っているのではないかな?
その意味では容疑者が事件に関わった証拠としては弱いと感じるんだよね。
同様にレシートもそうだ、被害者のレシートだったとしても、この事件では財布が持ち去られているので「犯人が捨てたレシート」を偶然拾ったなんて主張もできそうでしょ?

物的証拠としては、押収した服から被害者のDNAが検出されたなんて情報があれば、少なくとも容疑者が事件に関わったと思えてくるのだが・・・どうにも弱いよね。

以前に少し書いたけど私が検察側ならある情報により、その弱い証拠を補強しようと考えるのではないかな?

それは、自白供述の信憑性を裏付ける情報です。
つまり、被害者を殺害したとする容疑者の自白によって、有罪を主張しようとするわけなんですが・・・つまり、犯人しか知らない秘密の暴露です。

問題はここなんですよね。
この事件では分かり易い秘密の暴露に該当する情報があるんです。
それは現場から持ち去れている、携帯電話、財布、車の鍵の行方です。
8)で容疑者は捨てたと供述していますが、当然警察は捨てた場所も聞いているはずでしょ?
だから、容疑者の供述が正しいのであれば、捨てた場所から、携帯電話、財布、車の鍵が発見されるはずなんですよね。
これらが発見されたとする報道も無いんですよ。

さらに、それ以外の5)6)8)9)の供述は逮捕前に報道されている情報から推測できる内容です。

だから、もし公判で弁護側が供述は警察の作文や誘導による物で事実ではありません。なんて事を主張されたら、検察側は困るんじゃないかな?

このように考えると、冤罪の可能性も考える必要があるだろうね。
だけど、検察が起訴すると言うのだから、報道されていない証拠がある可能性が高いだろうな。
その証拠は何か?公判に注目しましょう。

ちと話は変わるのですが、これだけ情報を出さない事件も珍しいよね。
もしかすると、警察はある可能性を疑っているのか?と私も疑っています。
つまり、警察が情報を出さない理由って何だろうと言う事です。

可能性は低いのですが、警察は共犯者の存在を疑っているのでは?と私は考えています。
ただ、それなら、あんな人目につきやすい場所に遺棄しないだろうと思うわけで・・・
消極的な共犯者と言う所かな・・・これも根拠は無い妄想だけどね。
警察が情報を出さないのは裁判員制度を睨んだ物かもしれないし・・・

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2007/09/28

仙台女性殺害事件その15

今回も殺人容疑で逮捕後10日以上すぎたが何の報道もないな。
拘留延長をしたんだろうね。

この間、まったく情報が出てこない。とりあえず、あと10日足らずで送検か処分保留か分かるだろう。来週一杯待ちましょう。

さて、今回は以前仙台女性殺害事件その7で最後に書きましたが、実は私はこの事件である疑問を持っています。疑惑と言っても良いのですが・・・・

具体的な内容は今回控えようと思います。

で、その疑問を解消する為の情報をご存知の方がいたら教えてください。
被害女性は6月14日の退社後に殺害されていますが、翌日の6月15日は被害者は勤務の予定だったのでしょうか?
もし勤務予定だったのであれば、出社時間は何時頃だったのでしょうか?

来週末には動きがあるでしょうから、それからいろいろ書く事にしましょう。

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2007/09/13

仙台女性殺害事件その14

続報です。
1)捜査本部は9月14日に殺人容疑で再逮捕する方針との事。

2)容疑者には被害者が勤務先のスーパー従業員駐車場に止めた軽乗用車内で、被害者の首を絞めるなどして殺害した疑いが持たれている。
県警は容疑者が被害者を殺害した後、そのまま約200メートル離れた遺体発見現場の駐車場まで運び、遺棄したとみて裏付けを進めている。

3)これまでの調べに対し、容疑者は「殺害後に服を脱がせた」と供述し、男性の犯行に見せ掛けたことをほのめかしているらしい。

これだけか・・・弱いね。
20日間も取調べをして、情報がこれだけしか出てこないって、捜査上何か問題があるのかな?

何が疑問かと言うと、前回も書きましたが情報が少なすぎます。
容疑者が取り調べに素直に応じているのであれば、動機や殺害の方法、流れなどが出てきているはずなんですよね。

特にこの事件で殺人容疑で有罪にするには証拠が弱いと感じます。
今のところ容疑者が被害者を殺害したとする物的証拠がありません。

物的証拠を補うには「ある情報」が必要だと私は考えています。
その「ある情報」はこれまでの遺体遺棄容疑の捜査で出てきているはずなんですよね。
それを報道しない理由が見当たりません。

その理由を考えると
A)容疑者が否認に転じた。
B)容疑者の供述に曖昧な点がある。あるいは供述を拒んでいる。
C)捜査本部が何らかの理由で情報を公開しない方針とした。

B)とC)は微妙に関連しているんだけどね。

いつもの事ですが、ある程度情報が出てきた所で冤罪の可能性についても考えてみましょう。
これは事件を別の角度から見てより立体的に事件を考える為です。

07/09/14追記
容疑者は「殺すつもりで待ち伏せた。男の犯行に見せかけようと(殺害後に)服を脱がせた」と供述しているという。

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2007/09/07

仙台女性殺害事件その13

容疑者が逮捕されたのが8月24日(金)でもう10日は過ぎている。
拘留期限は10日、延長して20日かな?
(このあたりは自信がありません、ご存知の方教えてください)

逮捕された直後はそれなりに情報が出ていたが、その後は何も出ていない。
10日が過ぎた所で延長か殺人容疑で再逮捕かの報道があってもよさそうなんだけど、それすら無いよね?(私が見逃していたのかな?)

当初報道された通りに殺害まで供述しているのならば、当然報道されるはずの情報が報道されていないんだよね。
ちょっと、そのあたりに捜査に対して疑問があります。

それから、もう一つ、私はこの事件について報道規制か報道自粛の動きがあるのではないか?と感じていました。
この事件は当初から顔見知りの犯行である事が言われていたわけで、記者さん達が被害者周辺を取材すれば、かなり早い段階で容疑者の事は浮かんでいたはずなんだよね。
それを裏付けるようにこの事件でも、逮捕後に容疑者がスーパーで働いている様子のビデオがニューズ番組で流されている。

警察からリークされたか、記者さんの独自取材なのかは不明だけど、容疑者は6月30日に退社しているから、映像は事件が発覚した6月15日から6月30日までの間に撮影されているわけだ。
当然、逮捕前にね。

この事件では動機が動機なので、容疑者の事を報道すると被害者の夫の事を報道する事になり、何らかのルールに抵触する可能性があり、報道を自粛していたのかもしれないけどね。
もっとも証拠も無いので、報道するのも難しいのかもしれないけどさ。

この事件は予想外の方向に動いているのかもしれないね。

続報に注目です。

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2007/08/27

仙台女性殺害事件その12

続報です。
1)容疑者は、被害者夫婦と同じスーパーに4、5年前からパート従業員として勤め、レジや品出しを担当していた。事件後も変わった様子を見せずに働いていたという。

被害者とは昨年1月から今年2月まで同じ店で働いていたが、同僚は「口論するなどトラブルがあるようには見えなかった」と話す。犯行があったとされる6月14―15日は、14日が非番で、15日は昼すぎから出勤していた。

2)捜査本部が逮捕前に容疑者の自宅から、殺害時に着ていたとみられる上着を押収していたが微量の血痕が付着しており、被害者の手のつめの間にもこの上着とみられる繊維片があったという。
被害者のつめから検出された繊維片が、犯行時に容疑者が着ていた衣服のものと一致していたことも分かった。

容疑者はこの服を殺害時に着ていたことを認め、「何度も洗った」と供述しているという。繊維片は近江さんと、もみあった際に付着したとみられる。

3)容疑者(33)が仙台南署捜査本部の調べに対し、「被害者が勤務先を出るのを待ち伏せし、車内で殺害した」と供述しているようだ。

容疑者は、被害者夫婦が今年5月に結婚する前、被害者の夫(31)と交際しており、結婚した被害者への嫉妬(しっと)をほのめかしているという。捜査本部では結婚を知った容疑者が逆恨みから殺害した可能性があるとみて追及している。

4)容疑者は「被害者の携帯電話と財布と車の鍵を車から持ち出した」と供述していることが26日、分かった。

容疑者の自宅からは、被害者のものとみられる買い物のレシートも複数枚押収されており、捜査本部は、容疑者が証拠隠滅を図ろうとしたとみているようだ。

5)被害者が勤務先のスーパーを退社して行方不明になった6月14日夜、近くのコンビニの防犯カメラにレジで買い物をする容疑者の姿が映っていたことも分かった。

6)容疑者は「(被害者の)車の中で殺した」と供述している。

さて、殺害の状況が分かってきたけど、まだまだ分からない事が多いね。
特に逮捕までの流れがよく分からない。
2)の内容からすると、逮捕前に家宅捜索されていたようだが、それには令状が必要なので、それなりに証拠があったはずだと思うんだよね。

その点が報道されていない・・・・

続報を待ちましょう。

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2007/08/25

仙台女性殺害事件その11

続報です。容疑者が逮捕されました。

1)逮捕されたのは元同僚の宮城県大郷町不来内、無職33歳女性容疑者を死体遺棄の疑いで逮捕した。

容疑者は「一人で殺して遺体を放置した」と供述している。
容疑者は昨年春ごろ、被害者、被害者の夫(31)とスーパーの同じ店で勤務し、被害者の夫と、昨年秋まで交際していた。被害者と夫は今年5月に婚姻届を出し、7月に結婚式を挙げる予定だった。容疑者は被害者の夫につきまとうなどしていたといい、捜査本部は、3人の関係が事件の動機につながったとみて詳しく調べるようだ。

2)容疑者と被害者は、今年に入り別々の勤務地になったが、容疑者は事件後の6月30日に会社を辞めていた。被害者と夫の交友関係を調べる中で、容疑者が浮上した。

3)事件当時、被害者と容疑者の勤務先店舗は別で、調べに対し「店から出てくるのを待っていた」と退社時に待ち伏せたことを認めているという。

さて、やっと逮捕されたね。
多分、事件後2週間ぐらいで容疑者の存在は浮かんでいたと思うのだが・・・・
逮捕が遅れたのは裏付け捜査に時間がかかったと言う事かな?
でも、突発的な犯行で殺害するつもりがなければ、指紋だって多数残していただろうし、長時間車内にいたのだから、毛髪なども残していただろう。
それなら、逮捕までに時間は必要ないと思うんだよね。
もしかして、殺害から遺棄まで時間があるのは証拠を隠滅していたのかな?

全裸にしたのも、動機を隠す為、あるいは犯行を男性に見せかける為だったと言う所かな。

とりあえず、容疑者が逮捕され、殺害も認めているようなので、今まで書けなかった事もこれから書いていきましょう。

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2007/08/20

仙台女性殺害事件その10

今回は被害者の死亡時刻について考えてみたい。
この事件は被害者の死亡時刻についての見方によって3種類ぐらいの見方に分かれる。

まず、事件の時間的な流れを確認する。
14日22時00分頃 女性が退社
14日22時30分頃 夫が女性の携帯に電話するが呼び出しはするが誰もでず。
15日00時00分頃 夫が女性の携帯に電話すると圏外か電源が切れた状態だった。
15日01時00分頃 遺体が発見された駐車場に女性の車は無かった。
15日04時00分頃 駐車場に止めてある女性の車を管理人が発見する。
15日20時00分頃 駐車場で夫が立会い、女性の車から遺体が発見された。
(07/08/22 15日08時を15日20時に訂正)

ポイントは3点だ退社直後には携帯電話で連絡が取れない状態だった。
そして、1時には被害者の軽自動車は遺棄現場には無かった。
最後に被害者の軽自動車が発見されたのが4時だった。

ちなみに、被害者の死亡推定時刻は14日夜から15日の朝とあまり絞り込めていないようだ。

この事から考えると、退社直後に既に事件に巻き込まれていた可能性が高いでしょうね。
そして、少なくても1時にはまだ、遺棄されていなかった。

で、例によって場合分けします。
被害者の死亡時刻を以下として、遺体遺棄時刻を4時前と仮定します。
1)早い時間(例えば23時頃)
2)遅い時間(例えば3時頃)
3)その中間(例えば1時頃)

1)早い時間(例えば23時頃)
つまり、被害者に接触した直後に殺害している場合だ。
この場合問題になるのが、殺害から遺棄までの時間が長い事だ。
殺害から5時間近く犯人は遺体と一緒にいる事になる。
犯人が突発的な犯行で意図せず殺害してしまい、事後の処理に迷っていた可能性はある。
この場合、もし被害者の車で遺棄場所を探してうろうろしていたのなら、仙台市内のNシステムに引っ掛かる可能性があるね。

2)遅い場合(例えば3時頃)
この場合は逆に、殺害までの時間犯人は何をしていたのか?と言うのが疑問だ。
色々な可能性は考えられるが、なんともいえないな。

3)中間の場合(例えば1時頃)
被害者との接触から3時間、遺棄まで約3時間なんだけど・・・・
何らかの口論などなら殺害まで3時間が経ってしまったのなら、それなりに可能性はあるかもしれない。
遺棄までに事後処理にあれこれ迷って3時間が過ぎてしまったと言うのも有るかもしれないね。

最後に遺棄場所と遺棄時間について考えたいのだが・・・・
遺棄場所は交通量の多い通りに面しており、更に飲食店、3階建ての集合住宅に面している。その意味で遺棄場所としては向いていない。
もっと人気の無い場所を選ぶ方が自然な気がする。
犯人としてはこの場所か、この周辺に遺棄しなければならない理由があったと思います。

そして、遺棄時間だけど、この時間は終バスの時間も過ぎているだろうし、タクシーも拾い難いだろう。
とは言え、早朝の時間で人気は少なくなっていたとも思えるけどね。

しかし、逆に考えてみてどうか?
遺体は車外からは見えないのだから、もっと早い時間に遺棄しても問題無いのではないだろうか?
有料駐車場とは言え管理人が24時間常駐しているわけでもないだろう、翌朝4時に起きている点を見ると、夜は早い時間に就寝している可能性があるよね。
だから、0時頃に遺棄したとしても誰も不審に思わないのではないだろうか?

こう考えると、遺棄時間が遅かったのはそれまで被害者が生存していたからではないのか?とも思えるね。
つまり2)の場合だな。

とは言え、裏付ける情報は何も無いんだけどね。
防犯カメラやNシステムに被害者の車は写ってなかったのかな?

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